台高 木ノ実矢塚・薊岳 〜稜線の新緑は、まだ先でした〜
- GPS
- 08:01
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,294m
- 下り
- 1,263m
コースタイム
7:11 奥粉谷出合 尾根取付
8:55 木ノ実矢塚
9:38 薊岳
10:46 前山(昼食)11:25
11:40 明神岳
12:11 瀬戸越(小休止)12:25
14:09 林道最終地点・下山終了
14:48 駐車地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道に転がる大きな落石や崩れた土砂のため、普通乗用車だと赤倉谷出合までの進入が限界。 車高があり小さな軽四駆だったら、取り付きの奥粉谷出合まで進入駐車可。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥粉谷出合半佐衛門尾根取付きから、いきなり急登の連続。 高度1000m手前ルート上に現れる大きな岩壁は、右から巻けば問題なし。 瀬戸越からの下りは、岩壁の巻き下りと足場不安定なガレ場など、 急坂でのトラバースが連続して危険です。 何が起こるかわかりません。単独行動は、避けてください。 |
写真
感想
台高と言えば、高見山と大台ヶ原ぐらいしか知らない私が、いきなり台高マニアック路線のpopoi11さんからのお誘いで、超マイナールートへ行く羽目に(笑)
コースが決まってから必死で過去の記録を探しましたが、ヤマレコでは皆無。数少ない分必死に調べましたよ(といっても何年も前の記録しかありませんでしたが)
台高のイメージは地味で魅力に乏しいイメージしかありませんでしたが、なかなかどうして・・・。
木ノ実矢塚登頂途中から見える大普賢岳、木ノ実矢塚山頂付近と笹ヶ峰付近のブナ林、薊岳からの大展望、前山から見下ろす明神平と桧塚奥峰の眺望、明神岳から笹ヶ峰にかけての広大な稜線・・・などなどすっかり台高気に入りましたよ。
でも瀬戸越からの下りはお勧めできません。瀬戸越から尾根を西に進むと一転急斜面に。地形図の道のイメージで下って行きます。1250m付近から斜面を北側の尾根に向けてトラバースしていくところが核心部その一。滑りやすいザレ場のトラバースで
1250mより上部からトラバースを始めると危険です。
西へ延びる尾根の1060m付近から北やがて北西へ延びる尾根に移動します。
900m過ぎたあたりからGPSを頼りに林道終点を目指しましたが、ここからが核心部その二。滑り降りるような急斜面。植林の木につかまりながらなんとか下まで下るとドンピシャの林道終点。
ただし林道へ降りるところが岩場ですから、下りるところを選ぶ必要がありました。
林道を歩いてる途中腹に違和感があり、シャツをまくるとなんとマダニが。
きっと急斜面の下りでずり下りてる時に付着したんでしょう。
幸いに腹に食い込む前でした。
早く見つけてよかった。
もう台高は懲り懲り?
気が変わったらまた同行お願いします。(笑)
昨年からこの付近の尾根が気になり、登り始めてました。
今回ご同行頂いたmetsさんと私は、さきの大峰南奥駈道計画がことごとく延期中止となり、
一向に計画進まない因縁?の中です。(まぁほとんどが、自身の都合によるものですが・・・。汗”)
さすがに日帰り計画となれば、多少無理はあっても(metsさん前日の山行きに続く連チャン)、
なんとか計画実行は出来るものですね。←自身、勝手なこと言ってます。
車による林道の進入が、どこまで行けるか?でしたが、
早めの駐車を判断した後、私以上にmetsさんの事前調査が完璧で、
問題なく取り付きポイントに。
半佐衛門尾・・・いきなりハードな急登が続きます。
途中の岩の壁もmetsさんによる事前情報確認済で、右から巻いての通過。
尾根を外さず登り続けます。
木ノ実矢塚には、予定より早い時間で到着できましたが、
新緑はまだ先の様子で、少しがっかり・・・。
その分、枝の隙間から見える眺望は沢山楽しませて頂きました。
瀬戸越からの下りの手強さは、ある程度想像してましたが、
まぁ〜なんとハードな・・・。
急坂のふわふわ柔らかい地面とガレ場でのトラバース三昧。
切れ落ちた壁面の回避と何度もルートの確認作業。
お互い何度も落石起こして、注意喚起で叫ぶこと。
下山の到達場所は、見事!林道最終地点に。
metsさんの読図力には脱帽です。
前日の山で9時間行動したmetsさん。
お疲れにも関わらず、翌日のこの計画にお付き合いくださり、おおきにでした。
そして道中、言ってはりましたよね。『台高ファンになりました!』って。
ようこそ!、お待ちしておりました。
静かで地味な山域『台高』へ。
* 瀬戸越からの下りは、危険箇所多数です。
単独行動だけは、避けてください。
コメント
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お二人とも無事にご帰還されたみたいでまずは安心です。
こんなガレ場のトラバースのバリルートはお互いの歩行技術・判断力・調査力
それにお互いの信頼感があってこそ行けるもので素晴らしいです。
写真では歩いたルートの高度感が出ないのが残念ですね。
popoiさん
当日は車でのMさん宅への送迎もされたみたいで
Mさんは車中は連チャンの疲れでお休みされてましたか?
それともたくさん話をされていましたか?
ぼちぼちですが、高見山から大台までは一緒につなぎましょうね。
metsさん
前日はまさかのロングコース+宴会参加になってしまいましたが
お疲れは大丈夫でしたか?私?ぐったりでした・・・
それと、「ミート・ザ・摩耶山」の表紙は一番拍手の多かった
写真を表紙にされるのがポリシーらしいですが万一、餃子写真がそれになっても
その写真だけは記録の表紙にはご勘弁くださいね。やばそうですが・・・
お二人ともにバリルートはついては行けませんが
平和ルートの企画なら今後ともお誘いくださいね。
それと、チャンスがあれば4−5年以内の実現でいいから劔岳に行きましょう。
orisさん、こんちは〜
写真による急坂のイメージ伝えるのって、ホント難しいですね。
撮影技術ご存知の方からの、ご教示願いたいところです。
帰路は、夕方の渋滞とmets邸への立ち寄りに対して気遣いされ、
ご希望により電車にて帰られました。
metsさん、前日の長時間行動にも関わらず、
移動中の車内では眠らず頑張ってはりましたよ。
ただ米倉のコロッケと缶ビールの調達後、下市口駅にてお別れしたんで、
その後電車内での様子は、誰にもわかりませんが・・・
orisさん こんばんは
先日はありがとうございました。
不思議と前日の反省会で疲れは吹っ飛んだみたいですよ
後から思うと怖いところや核心部の写真を残しときたかったと思うんですが、ホントに怖いところは必至のパッチで歩いてたので、写真撮る余裕はありませんでしたよ
それに私の画像データ誤ってすべて消してしまったのでpopoiさんの物のみです
バリルートもといマイナールートは、コースが不明確な分、より読図、下調べなどが試される面白い山行形態だと思ってます。
orisさんも一歩踏み出してみません?
摩耶山は餃子の写真かと思いきや、乾杯になってしまいました
薊岳は私も気になっている場所でして、今季は行こうかなと思っています。
やはり台高の新緑もなかなか美しいようですね。
里山では緑が深くなってきましたが台高はまだ先のようですね。
冬行ったときは真っ白な雪景色に感動したのでまた別の季節でも
行ってみたいところです。
ikajyuさん、こんにちは。初めましてデス。
薊頂上からの眺望は、台高南方面の山々〜大峰〜金剛山、明神方面など沢山の景色が楽しめます。
お勧めです。是非、行って下さいね。
台高は人が少なく(特に若い年代の方)、地味なイメージが強い山域ですが、
新緑の色や秋の紅葉色は、他に負けないくらい華やかさと美しさを体感できるところだと思います。
四季折々、台高の大自然を楽しんでください。
ikajyuさん こんばんは
改めて先日はありがとうございました。
六甲は素晴らしい新緑でしたが、標高の高いところは5月に入ってからでしょうね。
しばらく各地で新緑が楽しめそうですね
Pさんのお勧めルートは 見た目では判らない強烈なものですよねー
私が同行してたら あと2時間は掛かったかも?
華は無いが 地味に危険な恐怖の連続とかですね・・・・
どー考えても 私向きではなさそうです。 きれいどころが欲しいぞーーー
次回は 花を追いかけ に ご一緒下さいね??
私事ですが 現在夫婦そろって 風邪で療養中 昨日から少し外出できるようになりました。
黒光りのゴールデンウィークのようです。
NANIWANさん ご無沙汰です。
Pさんルート 登りは楽勝でしたが、瀬戸越からの下りは地獄でしたよ。
ザレ場のトラバースは滑落の恐怖感でひやひやでした。
それよりも嫌だったのが900Mから、林道まで。
ほとんど杉の木につかまりながら下ってましたね。Pさんはガンガン下っていかはりましたけど 最後の林道への法面は崖ですから、ザイルが欲しいと思いましたけど、ほとんど猿みたいに枝から枝へ掴んで降りれました
次回はNさん企画で花と、きれいどころをテーマに行きたいです。
NANIWANさん、こんばんは〜
今回の核心部は、レコ通り瀬戸越からの下りでした。
登りだと果てしなく続く地獄の急登で、登り下りどちらを選択すれば良かったのか?・・・
どちらにせよ、想像を超える手強い尾根で同行のmetsさんには、申し訳ないことしました。
黒光りのG.Wが明けたら、華やかで花がたくさん咲く場所への計画、
お誘いお願いしますね〜
台高のバリエーション・ルートは、山域が大きいだけに、ほぼ無限にルートを引けますよね
新緑は楽しめなかったようですが、一歩遅れるとヤブ地獄に陥るおそれもあったので、気持ちいい気候で楽しめたということで、よろしいのではないでしょうか?
ほぼ同時期に、私が行った九州の由布岳は、麓で八重桜と新緑が楽しめるぐらいで、山頂近くはまだ芽吹いてなかったので、台高と同じくらいの気象条件なのかも知れませんね
そのときも、気持ちいい青空が広がってましたよ〜
dusterさん こんばんは
学生時代も台高は、全く縁のない山域でしたね
ひとえに、交通が不便で、ルートも大台ケ原に代表されるようなハイキングコースか、踏み跡不明瞭なマイナールートで中間が少ないからでしょうか
交通が不便となると、マイカーで入山口と、下山口を同じにしないといけない。そう考える台高でのトレッキング対象は限られてしまう。と、いうことでdusterさんご指摘の通りバリエーションとなるわけですね。
他の山域同様山並みを、山並みとみるか、一つ一つの山名が分かるかで愛着度は変わるのでしょうね
レコは下山翌日に書いたので、もう懲り懲りとなっていますが、今また台高の新たなルート開拓に思いこがれています。
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