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Yamareco

記録ID: 6225456
全員に公開
ハイキング
九州・沖縄

山頂が石灰岩台地だった古処山〜屏山

2023年11月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:00
距離
9.2km
登り
974m
下り
955m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:12
休憩
0:49
合計
5:01
7:52
49
スタート地点
8:41
8:42
29
9:11
9:12
45
9:57
10:11
57
11:08
11:39
16
11:55
11:55
21
12:16
12:18
35
12:53
ゴール地点
危険個所は無いが、石がゴロゴロ、急勾配。雨天時や降雪時などは危険だと感じた。道は明瞭。
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
甘木I.Cよりそのまま北進し、案内看板に従い秋月へ。秋月城下町を通り抜け野鳥川に架かる橋を右折(本覚寺傍)50m程で登山者用駐車場(2カ所)有り。
コース状況/
危険箇所等
危険個所無し、但し紅葉谷までは延々と石ころや石畳の不安定で滑りやすい急勾配が続く。奥の院岩場はスリップ注意(ちょっとした難所)
今日は紅葉祭りが開催されている秋月に来ました。
早朝なので人出は無かったのですが、帰りが恐怖です。
この橋を右折したら駐車場が有りました。
2023年11月26日 13:26撮影 by  DC-TX2, Panasonic
2
11/26 13:26
今日は紅葉祭りが開催されている秋月に来ました。
早朝なので人出は無かったのですが、帰りが恐怖です。
この橋を右折したら駐車場が有りました。
早朝(7:45)の駐車場風景(上段)
2023年11月26日 08:00撮影 by  DC-TX2, Panasonic
11/26 8:00
早朝(7:45)の駐車場風景(上段)
下段
2023年11月26日 08:01撮影 by  DC-TX2, Panasonic
11/26 8:01
下段
自宅から到着時のメーターです。
2023年11月26日 07:41撮影 by  SOG02, Sony
11/26 7:41
自宅から到着時のメーターです。
今日の山道は九州自然歩道になってるんですね。
では早速スタート。
2023年11月26日 07:59撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 7:59
今日の山道は九州自然歩道になってるんですね。
では早速スタート。
実は今回が初めての古処山です。
これまでなかなか機会が有りませんでした。
2023年11月26日 08:10撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 8:10
実は今回が初めての古処山です。
これまでなかなか機会が有りませんでした。
ツゲの原生林で有名な古処山ですが・・。
谷間の登山道にはシダが多い。
オオバノイノモトソウでしょうか、目立ちます。
2023年11月26日 08:13撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4
11/26 8:13
ツゲの原生林で有名な古処山ですが・・。
谷間の登山道にはシダが多い。
オオバノイノモトソウでしょうか、目立ちます。
これも背丈が高いリョウメンシダ。
2023年11月26日 08:15撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:15
これも背丈が高いリョウメンシダ。
渓流沿いを軽快に登っていくと、
2023年11月26日 08:26撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 8:26
渓流沿いを軽快に登っていくと、
案内板に石灰岩の文字が・・。
えっそうだったのかと考えが及ぶ。
それでツゲ。
2023年11月26日 08:31撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:31
案内板に石灰岩の文字が・・。
えっそうだったのかと考えが及ぶ。
それでツゲ。
今日は先に屏山(へいざん)、それから古処山へと予定。
2023年11月26日 08:42撮影 by  DC-TX2, Panasonic
11/26 8:42
今日は先に屏山(へいざん)、それから古処山へと予定。
最初から気になっていたのですが、河岸の石ころ。
変成岩ではありませんか。
2023年11月26日 08:47撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:47
最初から気になっていたのですが、河岸の石ころ。
変成岩ではありませんか。
層状の縞模様が目を引く。
帰宅後調べてみるとこの山は泥質片岩を主体とした三郡変成岩地帯でした。
2023年11月26日 08:48撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:48
層状の縞模様が目を引く。
帰宅後調べてみるとこの山は泥質片岩を主体とした三郡変成岩地帯でした。
変成岩がゴロゴロの渓谷沿いに続く石畳。
2023年11月26日 08:49撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:49
変成岩がゴロゴロの渓谷沿いに続く石畳。
中腹からやっと石灰岩出現です。
苔に覆われていますが、熱変性を受けた結晶質石灰岩のよう。
2023年11月26日 08:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
4
11/26 8:50
中腹からやっと石灰岩出現です。
苔に覆われていますが、熱変性を受けた結晶質石灰岩のよう。
5合目登山口到着、車で来れるんですね。
でも林道は閉鎖されているようでした。
2023年11月26日 08:51撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:51
5合目登山口到着、車で来れるんですね。
でも林道は閉鎖されているようでした。
見ても見ても目を引く変成岩多し。
2023年11月26日 08:55撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 8:55
見ても見ても目を引く変成岩多し。
でも次第に白っぽい石も増えてきました。
2023年11月26日 09:00撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:00
でも次第に白っぽい石も増えてきました。
川の中はゴロゴロでも、両側は穏やかに土壌に覆われた山体が目を引く。
2023年11月26日 09:00撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:00
川の中はゴロゴロでも、両側は穏やかに土壌に覆われた山体が目を引く。
やっと結晶らしきものが確認できる石灰岩に出会う。
2023年11月26日 09:04撮影 by  DC-TX2, Panasonic
7
11/26 9:04
やっと結晶らしきものが確認できる石灰岩に出会う。
水場はこの秋の渇水で湿り気無し。
(水舟)
2023年11月26日 09:20撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:20
水場はこの秋の渇水で湿り気無し。
(水舟)
屏山(へいざん)への分岐点、紅葉谷。
ここを右へ。
2023年11月26日 09:24撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:24
屏山(へいざん)への分岐点、紅葉谷。
ここを右へ。
ナルホド、ツゲは秋月藩が奨励したんですね。
有用材ですから。
2023年11月26日 09:26撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:26
ナルホド、ツゲは秋月藩が奨励したんですね。
有用材ですから。
本ツゲはとても葉が小さい。
2023年11月26日 09:29撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:29
本ツゲはとても葉が小さい。
これが天然のツゲ林?。
2023年11月26日 09:29撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:29
これが天然のツゲ林?。
ツゲ(本ツゲ)はイヌツゲと違い、
葉が対生です。
2023年11月26日 11:35撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 11:35
ツゲ(本ツゲ)はイヌツゲと違い、
葉が対生です。
ツゲ林の中を穏やかにトラバース。
2023年11月26日 09:32撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:32
ツゲ林の中を穏やかにトラバース。
アカガシやシロダモもぽつぽつ。
2023年11月26日 09:35撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:35
アカガシやシロダモもぽつぽつ。
この分岐から先の稜線歩きが最高でした。
2023年11月26日 09:41撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:41
この分岐から先の稜線歩きが最高でした。
足元のクッションの効いた快適な山道。
2023年11月26日 09:43撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:43
足元のクッションの効いた快適な山道。
トレランの方が多い理由判明。
2023年11月26日 09:58撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:58
トレランの方が多い理由判明。
屏山自然羅漢、確かに羅漢さんが並んでいるような景色です。
2023年11月26日 09:56撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:56
屏山自然羅漢、確かに羅漢さんが並んでいるような景色です。
今日もウラジロノキの落葉に出会う。
落葉が鮮やかに白い。
2023年11月26日 09:59撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 9:59
今日もウラジロノキの落葉に出会う。
落葉が鮮やかに白い。
わずかながらブナも分布。
2023年11月26日 10:04撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:04
わずかながらブナも分布。
屏山(へいざん)到着。
2023年11月26日 10:06撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:06
屏山(へいざん)到着。
見晴らし良好です。
2023年11月26日 10:07撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:07
見晴らし良好です。
遅ればせながらやって来ました。
2023年11月26日 10:19撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:19
遅ればせながらやって来ました。
筑豊方面
2023年11月26日 10:07撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:07
筑豊方面
人の手で山頂部分が削り取られた香春岳(かわらだけ)一ノ岳が見えました。
2023年11月26日 10:06撮影 by  NIKON Z 5, NIKON CORPORATION
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11/26 10:06
人の手で山頂部分が削り取られた香春岳(かわらだけ)一ノ岳が見えました。
山頂の植生は・・。
ウリハダカエデと
2023年11月26日 10:07撮影 by  NIKON Z 5, NIKON CORPORATION
11/26 10:07
山頂の植生は・・。
ウリハダカエデと
リョウブと
2023年11月26日 10:09撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:09
リョウブと
シキミと
2023年11月26日 10:06撮影 by  NIKON Z 5, NIKON CORPORATION
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11/26 10:06
シキミと
シロモジと
2023年11月26日 10:05撮影 by  NIKON Z 5, NIKON CORPORATION
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11/26 10:05
シロモジと
アカガシと
2023年11月26日 10:35撮影 by  DC-TX2, Panasonic
3
11/26 10:35
アカガシと
エゴノキなどでした。
2023年11月26日 10:35撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:35
エゴノキなどでした。
モミジが少し。
2023年11月26日 10:35撮影 by  DC-TX2, Panasonic
11/26 10:35
モミジが少し。
戻ってこれから岩場の難所、奥の院コースへ。
苔むした石灰岩がきれい。
2023年11月26日 10:48撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:48
戻ってこれから岩場の難所、奥の院コースへ。
苔むした石灰岩がきれい。
と思ったらなんと、40名近い野球少年のグループに遭遇。みんな岩場の難所に四苦八苦、進めませ〜ん。😞
2023年11月26日 10:50撮影 by  DC-TX2, Panasonic
5
11/26 10:50
と思ったらなんと、40名近い野球少年のグループに遭遇。みんな岩場の難所に四苦八苦、進めませ〜ん。😞
仕方なく樹木観察してると、
これは珍しいミツバウツギの実。
2023年11月26日 10:54撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 10:54
仕方なく樹木観察してると、
これは珍しいミツバウツギの実。
奥の院へは看板通り急勾配でした。
2023年11月26日 10:52撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 10:52
奥の院へは看板通り急勾配でした。
巨岩が作った狭い隙間が奥の院?。
2023年11月26日 11:00撮影 by  DC-TX2, Panasonic
11/26 11:00
巨岩が作った狭い隙間が奥の院?。
巨岩が作った少し広い隙間が大将隠し?。
山頂部が山城跡と聞き名付けに納得。
2023年11月26日 11:04撮影 by  DC-TX2, Panasonic
3
11/26 11:04
巨岩が作った少し広い隙間が大将隠し?。
山頂部が山城跡と聞き名付けに納得。
自然に浸食された石灰岩は表面が丸くなり苔を生じやすい。ただドリーネ(窪地)は見られなかった。
2023年11月26日 11:05撮影 by  DC-TX2, Panasonic
5
11/26 11:05
自然に浸食された石灰岩は表面が丸くなり苔を生じやすい。ただドリーネ(窪地)は見られなかった。
山頂部、僅かに残るコマユミ。
2023年11月26日 11:15撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 11:15
山頂部、僅かに残るコマユミ。
同上。
2023年11月26日 11:19撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 11:19
同上。
山頂で野球少年に写してもらいました。
(ありがとう)
2023年11月26日 11:28撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 11:28
山頂で野球少年に写してもらいました。
(ありがとう)
山頂部もツゲが一杯。
2023年11月26日 11:30撮影 by  DC-TX2, Panasonic
3
11/26 11:30
山頂部もツゲが一杯。
少年たちでごった返す狭い山頂。
2023年11月26日 11:31撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 11:31
少年たちでごった返す狭い山頂。
そんな訳でそそくさと下ります。
2023年11月26日 11:33撮影 by  DC-TX2, Panasonic
11/26 11:33
そんな訳でそそくさと下ります。
これは山頂部で見た黄葉の樹。
ウツギに見えるが、福岡県の希少生物記録では石灰岩地にヒメウツギが生育すると記されているので、この樹がそうではないかと推測します。
2023年11月26日 11:46撮影 by  DC-TX2, Panasonic
5
11/26 11:46
これは山頂部で見た黄葉の樹。
ウツギに見えるが、福岡県の希少生物記録では石灰岩地にヒメウツギが生育すると記されているので、この樹がそうではないかと推測します。
山頂直下のマユミ大木
2023年11月26日 11:49撮影 by  DC-TX2, Panasonic
2
11/26 11:49
山頂直下のマユミ大木
実が有りません、雄株かも。
2023年11月26日 11:49撮影 by  DC-TX2, Panasonic
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11/26 11:49
実が有りません、雄株かも。
紅葉谷も紅葉はおしまい。
2023年11月26日 12:01撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 12:01
紅葉谷も紅葉はおしまい。
大量に落葉が積み重なっていて、最盛期の美しさを想像させます。
2023年11月26日 12:02撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 12:02
大量に落葉が積み重なっていて、最盛期の美しさを想像させます。
登りに気づかなかった豪雨被害。
押し寄せた岩によく耐えたと思うこの橋。
2023年11月26日 12:40撮影 by  DC-TX2, Panasonic
3
11/26 12:40
登りに気づかなかった豪雨被害。
押し寄せた岩によく耐えたと思うこの橋。
駐車場まで今日も無事帰還。
小春日和に恵まれ快適でした。
今日も一日ありがとう。
2023年11月26日 13:02撮影 by  DC-TX2, Panasonic
1
11/26 13:02
駐車場まで今日も無事帰還。
小春日和に恵まれ快適でした。
今日も一日ありがとう。
麓の秋月城下町では紅葉祭りが開催されており、ご覧の通りの渋滞でした。
だけど帰り方向は楽でした。
2023年11月26日 13:25撮影 by  SOG02, Sony
3
11/26 13:25
麓の秋月城下町では紅葉祭りが開催されており、ご覧の通りの渋滞でした。
だけど帰り方向は楽でした。

感想

くじゅうや英彦山へは何度も足を延ばしていたが、いつも古処山は素通りしていた。という訳で今回初めての古処山登山となる。

ツゲの原生林が有るという情報はかなり前から入手していたので、樹木愛好家としては是非登りたい山ではあった。

山としての魅力はどうだろうかと考えていたが、歩きがいのある良い山だった。特に屏山までの縦走路が気持ち良かった。

古処山山頂部の石灰岩台地とツゲの天然林はやはり一見の価値が有るとてもめずらしいものだった。

山頂部が石灰岩に覆われた地質ということであれば、植生も変わって珍しいものが多いのではと感じた。来春以降の再訪が楽しみになった。

資料によると、三郡変成岩は日本の変成岩の中でも最も古い時代の変成岩であると記されている。おおよそ2〜1.5億年まえに古生代末期の堆積岩が中生代に入り、活発な造山活動による圧力で変成岩になったとある。山頂部の石灰岩はその変成作用から逃れたのであろうか?
山頂から見えた香春岳やそれにつづく平尾台。又脊振山系の井原山や今回の古処山など九州北部には石灰岩が露出する山域が多い。当然植物にとっては根を下ろしにくい地質だけど、それだけにうまく適応した珍しい植物が存在するのも面白い。

人の世界も似たように感じるのは歳のせいか・・・な。

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コメント

お早うございます。
天然のツゲがあるのですね。最近ケヤキの街路樹が弱り、伐採されるケアキが多数出ています。20年程するとかなり弱ってくるようですね。ぽつんと一軒家見たいな所に胴回り3m近くあるケアキは元気が良く、暖かい低地ではケアキが苦しんでいるようです。
今回の散策、山の日記帳ページに追加させて頂きます。
2023/11/28 8:13
yamaumihitoさんこんにちは。
古処山は山頂部が結晶質石灰岩(熱変性を受けた石灰岩)にレンズ状に覆われているようです。そのような地質の場所にホンツゲが分布するとの事。
かねてからホンツゲを見たいと思っていましたが、今回やっと念願が叶いました。
想像以上の原生林でした。ただ殖産奨励した秋月藩の影響も大きいのだと思います。

ケヤキの被害については認識していませんでした。何ででしょうね?
街路樹には主に枝が横に拡がらない品種が使われていますが(武蔵野と呼ぶ:このきなのき所長談)それも関係あるのかもしれませんね。
2023/11/28 10:20
いいねいいね
1
MISBさん、こんにちは〜 

古処山あたり、私は数十年前の学生時代に1,2回登りました。
そのころは地質にも植物にもほとんど興味がなかった初心者だったので、稜線に石灰岩(変成した石灰岩)やツゲがあったかも記憶にさだかではありません。

このレコを拝見して、改めて産総研「シームレス地質図」を確認して見ると、古処山系は、「周防帯」(※)に属する高圧型変成岩類でできており、山麓部は泥質片岩で、山稜部のみ、変成した石灰岩が分布しています。

最近、高齢の両親の世話のため、頻繫に九州に帰省していますので、そのうちまた古処山に行ってみようと思い立ちました。



※ (ご参考);「周防帯」とは、元々は「三郡帯」と呼ばれていた、九州北部から中国地方の高圧型変成帯のうち、年代測定によって、約2億年前に変成作用を受けた領域を、「周防帯」と区分したものです。九州北部のほか、山口県南部にも分布しており、命名者が山口大学の先生だからかはよくわかりませんが、山口県の地名から「周防帯」と名付けられています。

なお、(旧)「三郡帯」のうち、3〜4億年前の変成年代を持つ領域は、「三郡ー蓮華帯」などと呼ばれています。九州では福岡市近郊の篠栗町あたり(若杉山など)に、まとまって分布しています。

(長文で失礼しました)
2023/11/30 9:29
ベルクハイルさんこんにちは。
地質に関するいつも詳しいコメントありがとうございます。

三郡変成岩についての認識は古い資料のまま漠然と使っていましたが、現在は三郡変成帯とは呼ばれていなくて、もっと細かく分類がされているのですね。
古処山一帯は周防帯で、変成を受けた年代としては2億年前。そして3〜4億年前の変成帯は若杉山などの「三郡ー蓮華帯」ですね。解説ありがとうございました。
三郡ー蓮華帯であるとか、周防帯であるとか、単語としては頭に入っていましたが、なにせ素人学なのでなかなか呑み込めていませんでした。ベルクさんの説明ですっきりと理解できました。ありがとうございます。

古処山は植物や地質に関心が有るとなかなか面白い山だということを、今回初めて訪れて実感しました。季節を変えて度々行ってみたい山にチェックです。
2023/11/30 12:54
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