屏風岩山
- GPS
- 06:53
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 919m
- 下り
- 935m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2023年12月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
冬山に向けて、登山の基礎をしっかりやろうということになり、
先輩が事前に用意してくれていた読図課題を用いて西丹沢で訓練を行った。
※今回の課題に使用した図書:1/25000の地図の読み方・実践上達講座(平塚 晶人著)
課題はざっと以下のように構成されている。
①大滝沢林道(スタート地点)から大滝峠上(稜線)までの沢沿いに登るパート
②大滝峠上から屏風岩山までの稜線歩きパート
③屏風岩山から大滝沢林道(ゴール地点)までの入り組んだ尾根をルーファイしつつ下山するパート
上記全体を通して1~44番のチェックポイントが設定されており、そのチェックポイントを記載されている地形から"先読み"・"照合"を繰り返し、ルートを辿るという内容。
(例:2番地点から、3番地点の先読み:"急な下り30m コル 登り40m" → 3番地点照合 "右支尾根 左本尾根" → 4番地点の先読み...といった感じ)
序盤は地図の読みかた、課題の進め方がイマイチわからず、地形を観察しつつ先輩についていく感じとなる。
しかし、"山"という地形の法則や、コンパスの合わせ方をレクチャーしてもらい、だんだんと課題の輪郭がわかってくる。
コレがとても面白い。"先読み"で思い描いた地形が、"照合"によって符合したときはパズルが解けたみたいな感覚になりとても楽しい。
しかしやはり読図は難しく、ワケのわからん尾根に迷い込んで登り返したり、沢筋に引き込まれそうになったりと四苦八苦。
(バリエーションルートということもあり、もちろん道標等はほばなし。現在地を特定するのもかなり難しい。)
なんとか林道まで出たときは大きな達成感があった。
<学び>
・地図の種類や、適切な地図のプリント方法
・基本的なコンパスの使いかた
・登り30m、急な下り40mといった地形に対する感覚を養うことの重要性
(一筋縄で体に覚えこませるのは難しそう。)
・山の地形の特徴
ピークからは80%以上の確率で、3方向に尾根が伸びている等、山岳地形に関する法則(自分は全然知らなかった。)
<まとめ>
当初、読図訓練と聞いたときは「え~読図っすか~」と思ったのが正直なところだったが、実際に訓練を実施してみると、とても有意義な時間を過ごすことができた。
地形を観察する正しい視点とコンパスの合わせ方を心得ていれば、冬山でホワイトアウトしたときでも正確な進行方向を得ることができる。これは自分のやりたい登山をするうえで、非常に有益な学びとなった
また、地図から地形を読み取ることで、山岳という地形の神秘を知ることができた。これは、登山技術云々をおいてもとても楽しい経験となった。
読図は登山をする上でも最低限必須の知識になると思うので、今後も定期的に実施するようにしたい。
また、普段の山行でもなんとなくルートを辿るのではなく、地形を意識して歩くように心がけたい。
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