大平山・晃石山（大平アルプス 3社3寺）を巡る

2023年12月08日(金) [日帰り]

• GPS: 03:50
• 距離: 8.9km
• 登り: 593m
• 下り: 575m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:45

10:25 六角堂
10:47 10:51 太平山神社
10:53 10:53 太平山神社駐車場
10:58 10:58 太平山神社奥宮
11:06 11:06 太平山
11:20 11:24 ぐみの木峠
12:02 12:02 晃石山
12:26 12:26 清水寺観音堂裏の展望台
12:31 12:38 清水寺観音堂
12:39 12:43 清水寺
13:24 13:24 大中寺駐車場
13:30 13:31 大中寺
13:53 13:53 謙信平展望台
14:07 14:07 六角堂
14:10 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

12/8 10:21

六角堂下の市営駐車場（無料）　平日だが結構車がある

12/8 10:22

大平山神社参道入り口わきに六角堂

12/8 10:25

太平山連祥院（六角堂）

12/8 14:08

太平山連祥院は明治維新の廃仏毀釈までは大平山神社の所にあった

12/8 10:25

あじさい坂、大平山神社まで約1000段程ある

12/8 10:28

少し登ると「銭洗弁財天」の看板が横道に誘う

12/8 10:29

洞窟を覗くと錦鯉が泳いでいた

12/8 10:30

上に貞治6年（1367年）建立の供養塔婆板碑（いたび）がある。板碑は鎌倉街道上道でも沢山見たが、鎌倉武士と関係が深いらしい

12/8 10:36

急階段は続くが、先方に赤い門が見えた

12/8 10:38

隋身門。大平さん神社の隋身門、これが以前は六角堂の山門だったそうだ

12/8 10:40

明治の廃仏毀釈で壊された仏像などあるそうだが、左右大臣と仁王像を裏表入れ替えて残すとは大らかな処置だったのだろうか？

12/8 10:41

表の左大臣

12/8 10:42

裏側の阿形

12/8 10:43

山門からもマダマダ階段

12/8 10:46

12/8 10:46

大平山神社
西暦827年、慈覚大師円仁により創建されたといわれている

12/8 10:49

神社の間が登山路

12/8 10:51

元治元年（1864）横浜港鎖港、攘夷を唱え筑波山に挙兵した天狗党は徳川家康を祀った日光東照宮を占拠して攘夷の軍事行動に踏みきる予定であったが、日光奉行の通報を受けた近隣各藩の兵が出動したため、日光から太平山へと移動し、この地に4月〜5月まで45日間滞在した

12/8 10:56

階段を登り山頂への登山路を少し外れると大平山神社奥宮
奥宮の後ろに回ると登山路に戻る

12/8 11:04

大平山山頂の富士浅間神社

12/8 11:05

12/8 11:12

大平山から晃石山方面への下りはかなり急こう配

12/8 11:16

急坂を下りきればなだらかな尾根歩きが待っている

12/8 11:23

ぐみの木峠　

12/8 11:30

南の市街地を望む

12/8 11:51

晃石山山頂　晃石神社奥宮
手前は一等三角点

12/8 12:00

北に男体山や日光白根が見える
日光白根は山頂だけが白く見えるが、男体山に雪は見えない

12/8 12:07

晃石神社

12/8 12:05

12/8 12:35

清水寺（せいすいじ）観音堂

12/8 12:31

天井画が美しい

12/8 12:32

本尊十一面観音像（県指定文化財）が拝める

12/8 12:29

12/8 12:37

紅葉する参道を下った所に清水寺本堂がある

12/8 12:42

清水寺本堂

12/8 12:40

12/8 12:46

清水寺から東へ車道を進むと昔の東山道が残っている

12/8 12:55

12/8 12:54

石碑は「猿田彦」と読めるが当時の物だろうか？

12/8 12:59

12/8 13:27

大平山大中寺

12/8 13:26

12/8 13:23

山門前には石塔石仏、大日如来は寛政7年（1795）と刻んである

12/8 13:23

12/8 13:32

「不用の雪隠」など大中寺の七不思議を見て六角堂下の市営駐車場へ戻った

感想

noyama141

　中山道を下諏訪あたりまで歩きましたが天狗党と高島・松本藩と戦った(1864年)慰霊碑浪人塚や官軍の先方隊として東進しニセ官軍の汚名を着せられ処刑された(1868年)慰霊碑魁塚、廃仏毀釈や神社合祀など明治維新前後を物語るものがいくつかありました。
　ここ大平山も維新後の廃仏毀釈や天狗党に関わる地でした。
　天狗党は水戸から越前（福井県）まで攘夷を訴え西進し、赤報隊は官軍の先遣隊として東進した。
　旧街道や神社仏閣を訪れると、天狗党・赤報隊・廃仏毀釈・神社合祀など幕末から明治の激動と大変革を感じることができます。僅か1860年代の数年間に日本の歴史は大転換し、活躍する若者が多数生まれたことに改めて驚かされます。
　馬齢を重ねるばかりの我が身を振り返る今日この頃でもあります