記録ID: 629259
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アルパインクライミング
白馬・鹿島槍・五竜
白馬・杓子岳双子尾根【2日間快晴に恵まれ静かな白馬東面を満喫】
2015年05月01日(金) 〜
2015年05月02日(土)
peak315
その他1人
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,640m
- 下り
- 1,617m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 5:20
2日目
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 9:00
■息子と同年代のH氏と前夜白馬入りし、八方温泉前の駐車場で車中泊。
■1日 猿倉登山口の駐車場へ移動し、簡単な朝食を済ませ猿倉荘へ登山届を提出してから入山8時10分。
白馬尻への林道と別れ、傾斜の緩い樹林帯のトレースをH氏と会話を交えながらゆっくり登ると、視界が開け左に双子尾根、右に杓子尾根を従えた杓子岳の雄姿が紺碧の空を背景に現れた。
小日向のコルを経て、双子尾根に入ると快適な雪稜となるはずだったが、今春は雪解けが早かったのかブッシュが露出し、側面の雪割れ(シュルンド)もデリケートな状態となっていて、数か所で藪漕ぎや微妙なトラバースを強いられた。特に樺平手前2000m付近の雪壁は斜度もあり安全を期してロープを使用した。樺平を見下ろすピークに13時30分に到着。ピークをわずかに下った斜面に残っていた露営跡にテントを設営し、白馬東面や八方尾根を眺めながら日没まで贅沢な時間を過ごした。(この日、樺平には我々のテントのみであった)
■2日 風もなく穏やかな朝を迎える。幸い強い冷え込みもなく2人とも快適に眠る事が出来た。
5時30分テントを出発。樺平からの急登も朝の冷え込みでアイゼンも効いて快調そのもの。南に目を向けると昨日よりさらに青さを増した空の彼方に八ヶ岳、南アルプス、富士山も遠望出来た。ジャンクションピークを過ぎ岩屑の堆積した赤い岩峰を越えると、頂上までは這い松帯を含むナイフリッジの急登が続く。杓子岳山頂8時50分着。誰もいない山頂でH氏と固い握手。黒部の深い谷の向こうから剣岳と毛勝三山が迎えてくれた。下山を始めたところ後発の3人パーティーが到着、急遽山頂へ戻り記念撮影の交換をした。ジャンクションピークまではスリップが許されない気の抜けない下りが続くが、その後は柔らかくなった雪上を駆け下り、特に最後の樺平への大斜面は尻セードで一気に下り終えた。昼食後テントを撤収し、12時50分藪漕ぎや不安定な雪のトラバースが待ち受ける双子尾根下部を避け、朝の冷え込みで締っている長走沢を下山路として選択し下山を開始した。猿倉荘に14時20分無事下山。
■今回、尾根筋は少雪のため必ずしも快適な雪稜登攀とはならなかったが、2日間とも雲一つない快晴・無風に恵まれ、連休合間の静かな登山を満喫することが出来た。
■1日 猿倉登山口の駐車場へ移動し、簡単な朝食を済ませ猿倉荘へ登山届を提出してから入山8時10分。
白馬尻への林道と別れ、傾斜の緩い樹林帯のトレースをH氏と会話を交えながらゆっくり登ると、視界が開け左に双子尾根、右に杓子尾根を従えた杓子岳の雄姿が紺碧の空を背景に現れた。
小日向のコルを経て、双子尾根に入ると快適な雪稜となるはずだったが、今春は雪解けが早かったのかブッシュが露出し、側面の雪割れ(シュルンド)もデリケートな状態となっていて、数か所で藪漕ぎや微妙なトラバースを強いられた。特に樺平手前2000m付近の雪壁は斜度もあり安全を期してロープを使用した。樺平を見下ろすピークに13時30分に到着。ピークをわずかに下った斜面に残っていた露営跡にテントを設営し、白馬東面や八方尾根を眺めながら日没まで贅沢な時間を過ごした。(この日、樺平には我々のテントのみであった)
■2日 風もなく穏やかな朝を迎える。幸い強い冷え込みもなく2人とも快適に眠る事が出来た。
5時30分テントを出発。樺平からの急登も朝の冷え込みでアイゼンも効いて快調そのもの。南に目を向けると昨日よりさらに青さを増した空の彼方に八ヶ岳、南アルプス、富士山も遠望出来た。ジャンクションピークを過ぎ岩屑の堆積した赤い岩峰を越えると、頂上までは這い松帯を含むナイフリッジの急登が続く。杓子岳山頂8時50分着。誰もいない山頂でH氏と固い握手。黒部の深い谷の向こうから剣岳と毛勝三山が迎えてくれた。下山を始めたところ後発の3人パーティーが到着、急遽山頂へ戻り記念撮影の交換をした。ジャンクションピークまではスリップが許されない気の抜けない下りが続くが、その後は柔らかくなった雪上を駆け下り、特に最後の樺平への大斜面は尻セードで一気に下り終えた。昼食後テントを撤収し、12時50分藪漕ぎや不安定な雪のトラバースが待ち受ける双子尾根下部を避け、朝の冷え込みで締っている長走沢を下山路として選択し下山を開始した。猿倉荘に14時20分無事下山。
■今回、尾根筋は少雪のため必ずしも快適な雪稜登攀とはならなかったが、2日間とも雲一つない快晴・無風に恵まれ、連休合間の静かな登山を満喫することが出来た。
天候 | 1日(金)、2日(土)ともに快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■稜線は少雪のためブッシュ露出、雪割れ(シュルンド)多数 ■これ以上に雪割れ(シュルンド)が進むと小日向のコルから尾根通しに登る事が困難になると思われる。 |
その他周辺情報 | ■登山届提出先 猿倉荘 ■みみずくの湯 600円 tel 0261-72-6542 |
写真
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レス遅くなってスイマセン(*_*)
一緒に登れて、ほんっっとに楽しかったです!!また行きましょう!!
オッー・・・・登録したんだ!「拍手」一杯するので是非投稿してね!
何度も言うけど「本当に楽しく充実した2日間だったぁ」
春山の雪稜、快適ですネ。
masa-comさん、閲覧有難うございます。
約20年前のGWにも同ルートを登りましたが、その時は下から上まで雪が繋がっていて「快適」そのものでした。
今回は、3〜4月の高温・多雨によって尾根筋の雪解けが早まり、特に小日向のコルから樺平までの稜線は藪漕ぎと、不安定な雪面のトラバースが何カ所もあってとても「快適」とは言えませんでした。樺平から山頂までは写真のとおり雪稜漫歩を楽しみました。
Peak315様
こんにちわ
大変ご無沙汰しております。白馬に行かれたのですか〜。いいなー〜
私は昨年末から山行する時間がなくなりはや半年近くになります。山といえば家族サービスで2月に富士山麓のイエッテイに行っただけで山とは縁遠くなってしまいました。こんなわけでBC用の装備も揃えることもできずに、体力落ちまくりですわ もうそろそろ時間が取れる状況になるので一から体力をつけ直して来シーズンのBCデビューに備えます
それでは
横浜のT野
T野さん、ご無沙汰しています。
働き盛り、家族サービスの真っただ中・・・・私もそんな時期がありました。
T野さんには、これからたくさんの時間が残されていますので、焦らずバランスとって山を楽しみましょう。
私は3月に62歳となり体力・気力も微減傾向ですが、月2回ペースで登り・滑りを維持しながら楽しんでいます。
それでも今のレベルの体力・気力・技術を同じように維持出来る「残された時間」はそう長くはありません(悲)。
それでも決してネガティブになっているわけではなく、今なら、登れる山・滑れる山への夢を持ち続けています。
今年も何とか、ご一緒出来れば嬉しいです。
※GWの双子尾根では、鑓温泉を望む位置にテントを張って眺めていました。
鑓温泉の脇にもテント数張りが確認出来ました。
※BC用の装備ですが、板・シール・靴(26.5cm)は一組余分にあるので、
お試し山スキーの際にお貸し出来ますよ。
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