雲取山〜体力作りに日帰り往復〜


- GPS
- --:--
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 1,381m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
良好(七ツ石の巻き道凍結注意) |
写真
感想
山歩きにこれ以上ない絶好な天気予報が出た。体力試しを兼ねて日帰りで雲取山へ。2日前に購入したチェーンスパイクも試してみたい。雲取山は22〜3年振りだ。朝3時に自宅出発。気温マイナス2℃。フロントガラスは霜で真っ白。霜取りスプレーで氷を溶かしてから出発。鴨沢からの林道は凍結のためか通行止め。鴨沢で車を止めて歩き出すかと思案していたところ、運良く小袖集落までの案内図を目にした。青梅街道を少し走った右側の小道を急登すると、難なく小袖乗越の駐車場に到着できた。6時40分。5〜6台の車がすでに駐車していた。平日なので少ない。外の気温はマイナス3℃で思ったほど寒くない。
日の出直後の7時に駐車場を出発。朝日に照らされた雑木林の中の巻き道を緩やかに登っていく。朝の清涼な空気の中で快調に歩を進める。1時間15分で堂所。かなり汗ばんできたので服を調節し、少しお茶を飲んだ。七ツ石の分岐では迷わず巻き道を進む。まもなく凍結した道となったので、真新しいチェーンスパイクを装着することとするが、50肩が痛いことで装着に難儀した。装着してしまうと、ザクザクと快適に凍結道を通過することができた。
しばらくして右から道が合流したので、ブナ坂と勘違いして小休止とする。おにぎりをほおばりミカンを食べた。西風が冷たく思わずブルッと来た。セーターを着込む。10分ほど休んで出発。10分強で本来のブナ坂。「ありゃ?」と思い20年以上前の記憶を辿った。「ああ〜」と記憶が繋がり納得する。石尾根の印象は、ほぼ昔に感じた通りであった。富士と大菩薩、南アルプス連山を常に左に捕らえ、まずは快適な尾根道。風もなく春を感じさせる日和であった。雪もほとんどなく、チェーンスパイクも窮屈になってくる。奥多摩小屋の温度計はプラスの2℃を差していた。奥多摩小屋からは雪道となり、チェーンスパイクのメリットが出てきた。
11時5分雲取山到着。駐車場から4時間ちょっと。休憩時間を含まないと3時間40分程度であった。避難小屋では先着の人が食事中のこともあり、外で景色を見ながら昼食にしようと思い、雪原の上で容器付きの鍋焼きうどんを作る。水平だと思ってコンロを仕掛けたが少し傾いていており、調理中アルミ製の容器から汁が吹きこぼれた。何とか出来上がったが、今度は容器を置く場所がなく、食べるのに難儀した。最初から避難小屋で食事を作れば良かったと後悔した。それでも春のような頂上で、霞がかった富士を見ながら食事をしたり、鷹ノ巣へ続く石尾根や奥多摩三山を眺めながら、学生時代の曽遊の地を懐かしがったりして、まったりと小一時間を過ごした。
12時ちょうどに雲取山を後にする。奥多摩小屋まで雪道でチェーンスパイクが良く利いて快適だ。小屋前の温度計はプラス4℃を指していた。小屋からブナ坂まで、昼の暖かさで泥んこ道となり、チェーンスパイクが窮屈で邪魔になってきた。右足のかかと部に靴擦れみたいな違和感があったので、ブナ坂での小休止の際、思い切って外すことにする。ブナ坂の巻き道では、凍結道の下り坂が長く感じ(登りの際はそんなに長く感じなかったが)、チェーンスパイクを早くに外したことに後悔した。七ツ石への分岐からはほとんど凍結箇所がなくなり、鼻歌交じりに快調に歩いて行った。1150メートル附近の水場では、午後の柔らかい日差しを浴びた山肌を眺めながら、残ったおにぎりを食べた。
小袖乗越の駐車場には15時10分に到着。車が入れ替わり、やはり5〜6台が駐車。全行程約20 km、標高差約1,300メートルの充実感のある山歩きであった。これまで体力に不安を感じていた自分だが、今回の山行で少し自信が回復した。帰りは奥多摩駅近くの「もえぎの湯」に立ち寄る予定であったが、せっかく山奥まで来たので、丹波山温泉の「めこい湯」まで足を伸ばした。大浴槽の他、ローマ風呂、露天風呂、サウナまであり、設備の整った素晴らしい「立ち寄り湯」であった。入浴料も600円とリーズナブル。夕飯も兼ねた「鹿丼」もうまかった。大満足で帰路に就き、渋滞に巻き込まれることなく、20時過ぎに自宅に帰宅。
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