編笠山


- GPS
- 05:15
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 967m
- 下り
- 958m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
伊那の友人宅へ行く前に日帰りで登れる八ヶ岳の山ということで編笠山を選んだ。夏沢鉱泉から硫黄岳というのも考えたが、桜平までの林道に残雪がありノーマルタイヤの2駆車ではチェーンが必要かもしれないという情報があったため、チェーン装着が面倒なのでそちらはまたの機会に行くことにして編笠山に決定した。
残雪期とは言え積雪の八ヶ岳への単独行は初めてのこと。無雪期には何度か登っているし、天候も安定しているので不安は何もない。事前の情報で山頂部は凍っている箇所があるとのことだったので、ピッケル、アイゼンの冬装備を整えた。
登山口の観音平周辺には雪は全くなかったが、登るに従い少しずつ登山道には雪が見られるようになり、押手川の分岐からは完全な雪道となった。
そこまではダブルストックで快調に登って行ったのだが、そこから先編笠山までの直登は思った以上にきつかった。というのは、アイゼン無しで登ったからだ。南斜面なので雪は少ないのだが、凍った上に雪が乗っている状態。上りだからアイゼン無しで何とかなるだろうと登っていき、実際無くても登ることはできたのだが、アイゼンを着ければもっと楽に登れただろう。滑らないように力を入れるため必要以上に労力を費やし疲れてしまった。
それでも苦労して登った甲斐があり、山頂からの展望は最高だった!
北アまでは見えなかったが、八ヶ岳の峰々が眼前に広がり、南側には南アの大きな山塊が連なる展望は素晴らしいものだった。
下山は往路を戻る予定だったが、遠回りになっても凍った急坂を下るより楽だろうと、青年小屋経由の道に変更した。
山頂から青年小屋までは北東斜面になるため雪はたっぷりあり、そこをガンガン真っすぐに下ってゆくのはとても気持ちよかった。
小屋で休憩している時に権現岳から下って来た男性と出逢った。観音平から三ツ頭経由で権現岳に登って来たという。そして更に編笠山へ登って行った。
小屋から先の樹林帯にも雪はかなりあり、ここも歩き易い道だった。小屋から押手川の先までは誰にも会わず、雪の森を独り静かに楽しむことができた。ここだけでなく、コース全体としても登山者は少なかった。追い越したりすれ違ったり、全体でも20人ほどにしか会わなかったと思う。
押手川から20分ほど下った頃だろうか、後ろからかなりのスピードで鈴の音が迫って来た。振り向くと青年小屋で言葉を交わした男性だった。速い!もう編笠山から下って来たのかと驚いた。
言葉を交わしているうちに話が弾み、一緒に歩く私の歩行速度もかなり速くなった。と言っても彼の方が少しスピードを緩めてくれたのだが、お陰で予定より早く観音平へ下山することができた。
下山してからもずっとあれこれと話は続き、思わぬ楽しいひと時となった。一緒に写真を撮り、メアド交換をして別れた。
数年ぶりの雪山はきついところはあったものの天候に恵まれたこともあってとても気持ちよく、今年のこれからの山行に弾みがつくものだった。
<オマケ>
ジーンズで登っている者を数名見かけた。夏山ならまだしも残雪期の八ヶ岳でだ。写真を目的としたらしい単独行の若い女性はどう見ても街の服装。靴だけはトレッキングシューズのようなものを履いていたが…。やれやれ…。
やっぱり、miyuki_royさんの写真は綺麗ですね。
自然を愛する感じが出ているような気がします。
プロフィールも拝見しましたが、私も山と同じくらい海が好きで、夏は毎週南伊豆や西伊豆にシュノーケリングに行きます。
山登りしたり、海で夢中になってきれいな魚を追いかけたりしていると子供心を思い出しますよね。とても幸せな趣味だと感じています。
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