鳳凰山(薬師岳〜観音岳)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,083m
- 下り
- 2,083m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:10
天候 | 初日:快晴 2日目:晴れのち雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
0400発~0600夜叉神登山口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日の降雪で、夜叉神辺りから雪有り 【ウェア】 上:アンダー、ベース、ウィンドストップジャケット、ハードシェル、ダウン(小屋) 下:裏起毛タイツ、ワークマンパンツ アクセ:耳当て付きキャップ、バフ、フリースグローブ(上り)、インナーグローブ&ゴム手重ね着(下山)、オーバーグローブ(未使用)、サングラス(未使用)、ソックス、登山靴 装備:ストック、アイゼン&ピッケル(未使用) |
その他周辺情報 | 芦安辺りの温泉は冬季休業なのか正月休みなのか… 南アルプス市営温泉樹園まで下りました |
写真
感想
初日はいいが、2日目が微妙な天気予報のため、毎度のことながらぐずぐず悩んで行ってきました。今回は南回りのルートで移動しましたが、静岡SAは中の施設も夜中使えるし、仮眠場所にグッドでした。多分掛川も。
夜叉神の登山口では、冬季登山届提出が条例で義務になったと、山梨県警が登山指導をされていました。
雪は少ないものの、移動日である31日は冬型で荒れ模様の天気だったため、ほどなく期待通りの新雪が現れ、夜叉神峠ではお約束の南アがどどーん!ワクワクしつつ歩を進めます…が、荷物が重いせい(と思いたい)で、全然足が上がらない。てか、遠い!前回の自分の記録で、高低差におげっとは思っていたのですが、それだけでなく、とにかく遠い!杖立峠まで、苺平までの地味なアップダウンが辛かった。
そうこうしつつもノロノロ南御室に到着。休憩しようと留まると、やはり寒い。ここは、窪んでて風は感じないのにいつも寒い気がする…上着を着込んでパンを頬張った後、さらに上がります。ぐっと登るのでしんどかったけど、ようやく稜線に辿り着くと、快晴の青空に南アやら富士山がどどーん。来た甲斐あったと自分を納得させながらとりあえず薬師岳小屋に向かいました。
体はヘロヘロで、翌日地蔵岳まで行くつもりだったので薬師岳登頂のみにしようかと思いましたが、その薬師岳まで行ってみると、観音岳の両端に北アが見えたので、翌日北アまで見える保証ない!と疲れた体に鞭打って、小屋に荷物を置いてこれまたノロノロ観音岳まで進みました。
最後の登りで死にそうになりつつ登り切ると、そこには絶景が待っていました…誰もいないので好き放題絶景を堪能したり、電波の通じるチャンスと登頂連絡したりしてのんびりしていましたが、寒いので小屋まで引き返しました。
観音岳に向かう間に何人かすれ違ったので、薬師岳小屋泊まりの方かと思っていましたが、あまりにゆっくり戻ってきたため先程送り出してくれた小屋主さんに「お待たせしました」と告げると、「今日はお一人なので大丈夫ですよ」
聞き間違いかと思ってえ?と言うと、本当に宿泊者は私一人でした…前日の年越しも4名だった(天気は吹雪とのこと)そうで、やはり素泊まりのみは厳しいのか、私にとってはありがたい環境で、寂しいけどのんびりさせていただきました。ホットレモンで一息ついて受付を見回すと、お湯がないときがあると注意してありますが、お湯付きカップうどん\800とあったので、夕食それでも良かったなーと思いました。
小屋主さんのケータイに、緊急地震速報が鳴った直後、小屋でも「揺れてますね」と話していたところ、結構大きな地震で、明日小屋閉めないといけないかも…と話されていました。
翌朝、夜空チェックするとまだ天気も良さそうだったので、頑張って地蔵岳まで行く気で小屋を出て薬師岳山頂に登ると、そこにはご来光待ちの先人2名。一人は前日も会った日の入り写真待ちのテン泊青年で、この時まで私は薬師岳小屋周辺にテン場があるのだと思っていました…晴れてはいるけど周りの山々はガスで隠れていて、日が昇る直前に鳳凰もガスってきて、3人であーとかわーとか言いながら何とか見て、とりあえず観音岳まで進む途中で一瞬ブロッケンも見えました。
観音岳頂上で、午後天気が崩れるため帰ると言うもう一1人の男性と別れ、稜線にいる間はもつだろうと判断した私は自分を鼓舞して地蔵岳へ歩を進め…たのですが、鞍部の手前まで降りたところ、空でごーごー音がし始め、それでも進むと強風で体が煽られる。踏ん張りの効かない疲れた体には体力的にきついと感じ、そこで引き返しました。
観音岳頂上まで戻ると、写真家青年と出会い、天候が崩れそうなので地蔵岳まで行くか迷っているとのこと。話しているうちに鳳凰上部にも暗い雲がかかってきたため、2人で戻りました。
薬師岳小屋に着く頃には雪も舞い始め、その後稜線を歩いた方の話では、吹雪いて何も見えなかったとのことでした。
薬師岳小屋でゆっくりおしゃべりしつつ休憩した後下山開始。新雪で溶けておらず、踏みしめられてもいない南御室への下山路は楽しく歩けました…が、そこからが苦行!とぼとぼ歩き続け、雪もなくなった夜叉神峠手前の下りで枯葉に滑り、踏ん張り効かず前に倒れて頭を石にぶつけ、初使用のパンツが破れてしまいました。ワークマンの\2,500パンツですが、ボーパンはくほどじゃない雪山用に気に入っていたのでショック😣体力不足を痛感しました。しかしながら夜叉神峠では晴れ上がった青空にお約束の山並みで、下るのが惜しいので最後の休憩。南御室手前ですれ違った軽装で日帰り鳳凰の達人が下山して来られたので写真を撮っていただいたりのんびり堪能して、最後のひと歩き。
登山口手前で、薬師の小屋主さんと(多分)南御室の小屋主さんが下って来られ、無事に降りてますねーとお声がけいただいたところで下山完了しました。
予報通りの天気、2日山行のうち1日しか晴れ晴れじゃないのは私の1人遠征決行条件ではないのですが、新雪も楽しめて遠くアルプスの遠望もいいという好条件。結果、行って良かった!頭は今も痛いです💦
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