ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 63435
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鳳凰三山(薬師岳、観音岳)

2010年05月04日(火) 〜 2010年05月06日(木)
 - 拍手
akashi その他2人
GPS
56:00
距離
20.0km
登り
1,808m
下り
1,808m

コースタイム

夜叉神の森-夜叉神峠-杖立峠-苺平-南御室小屋(泊)-薬師岳-観音岳-薬師岳-南御室小屋(泊)-苺平-杖立峠-夜叉神峠-夜叉神の森
天候 晴れ(もや多し)
過去天気図(気象庁) 2010年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
夜叉神峠から杖立峠まではアイゼンなしで大丈夫と思います。
杖立峠から先は、朝早い時間帯は雪が凍っているので軽アイゼンの装着を
お勧めします。

芦安でいつも入る温泉(市営)が、今回は休館日だったので、帰りついでに石和温泉まで足を伸ばして「かんぽの宿」で入浴しました。(石和駅前の観光案内所で割引券がもらえます。\800→\500)
夜叉神の森から入山しました
2010年05月04日 08:23撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 8:23
夜叉神の森から入山しました
白峰三山
2010年05月04日 10:04撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 10:04
白峰三山
山火事跡の近くで鹿を見ました
2010年05月04日 12:57撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/4 12:57
山火事跡の近くで鹿を見ました
両親がお世話になった南御室小屋
2010年05月05日 07:16撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 7:16
両親がお世話になった南御室小屋
南御室小屋のテン場 オレンジ色のテントが私の寝床です
2010年05月05日 07:17撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 7:17
南御室小屋のテン場 オレンジ色のテントが私の寝床です
薬師岳への登りで北岳をパチリ
2010年05月05日 08:37撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 8:37
薬師岳への登りで北岳をパチリ
空が青いです
2010年05月05日 08:46撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 8:46
空が青いです
もうすぐ森林限界
2010年05月05日 09:03撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 9:03
もうすぐ森林限界
薬師岳小屋付近から見た白峰三山
2010年05月05日 09:14撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 9:14
薬師岳小屋付近から見た白峰三山
薬師岳小屋付近から見た観音岳
2010年05月05日 09:32撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 9:32
薬師岳小屋付近から見た観音岳
バットレス 最高です
2010年05月05日 10:06撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:06
バットレス 最高です
中央に甲斐駒 右に観音岳
2010年05月05日 10:06撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:06
中央に甲斐駒 右に観音岳
薬師岳小屋 まだ雪に埋もれています
2010年05月05日 10:25撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:25
薬師岳小屋 まだ雪に埋もれています
薬師岳山頂
2010年05月05日 10:40撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:40
薬師岳山頂
観音岳への縦走路
2010年05月05日 10:46撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 10:46
観音岳への縦走路
観音岳への縦走路
2010年05月06日 20:41撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 20:41
観音岳への縦走路
観音岳山頂
2010年05月05日 11:40撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 11:40
観音岳山頂
観音岳山頂からの北岳
2010年05月05日 11:50撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 11:50
観音岳山頂からの北岳
来た道を戻ります
2010年05月05日 13:08撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/5 13:08
来た道を戻ります
山火事跡からの北岳
2010年05月06日 08:37撮影 by  uT6000,ST6000 , OLYMPUS IMAGING CORP.
5/6 8:37
山火事跡からの北岳

感想

今回の山行は両親帯同であったので、超スローペースでまさに「物見遊山」となりった。
夜叉神峠入口を出発したのは8:20。夜叉神峠に着いたのは9:40。この時点ですでにコースタイムから20分遅れている。
と言いつつ小屋前の広場からは白峰三山が良く見えるのでさっそく休憩になる。コンビニおにぎりを食べ、水分補給。
ここから先は一旦ほんの少し下り、すぐ登りになる。樹林帯で眺望はない。単調な登りに飽き、かなり汗をかいたところで杖立峠の標識がある場所に着いた。時間は11:50。ここはまあまあのペースでクリア。
自分はテント装備のため荷が重く、顔中汗だらけで気持ちが悪いので残雪を手のひらで融かし顔を洗う。この顔洗いは疲労回復に絶大な効果があると自分では思っている。
標識から先を見ると残雪がアイスバーンになっているので6本爪アイゼンを装着。
緩やかに下ったところが本来の杖立峠である。特に何も無いのでスルー。
ここから先も単調な樹林帯の登りが続く。ところどころで短い休憩をしながら歩いていると、シカと遭遇。写真を撮ってみたが脚しか写っていなかった。残念。
山火事跡でちょっと眺めの休憩。気温が高いため雪が腐っており、けっこう足をとられる。
あまりにペースが遅いため、苺平に着いたとき時刻はすでに15:00となっていた。ここから南御室小屋までは約30分ほどの距離だが、雪面の踏み抜きが多発するのでかなり時間をロスし、小屋に着いたのは16:00になってしまった。
両親は宿泊の受付をし、自分はテントの申し込みをする。かなり疲れていたため先行者が使ったテントサイトに少し手を加えてテント設営。すぐさまビールで渇きを癒す。
ここは小屋のすぐ脇に水場があり、うまい水が豊富に出ている。たいへんありがたい。満腹したところでおやすみなさい。

明けて2日目、今日は観音岳まで往復するだけなのでとても気楽な行程だ。不要な装備はテントに残し、軽量スタイルで出発。
天気は快晴。少し霞がかかっているが、まず申し分ない空模様だ。朝の冷え込みがあったおかげで雪面は締まっており、アイゼンがよく効く。
ときおり樹間から見える北岳の眺めを楽しみながら、のんびりのんびり登ってゆく。薬師岳山頂には10:30到着。野呂川を挟んで北岳の眺めがすばらしい。
白砂の山頂をあとに、観音岳へと向かう。稜線の東側には小さな雪庇が残っているが、危険なものではない。
春の柔らかな陽射しと微風を受けながら小1時間ほど歩いて観音岳山頂に到着。ここは大きな岩が積み重なった山頂で、休憩場所には事欠かない。
西側の平らな岩に陣取り、昼食のラーメンを作る。正面には北岳のバットレスが雪を纏った姿を誇示しており、その勇壮・優美な姿を声もなく見つめる。
いつかあの岩壁を登れる日が来るのだろうか…
そして、そのバットレスから東に伸びる長大な池山吊尾根もいつか辿ってみたい。北岳のクラシックルートであり、ボーコン沢ノ頭から見るバットレスの姿は圧巻とのことだ。
今日は霞が多く、残念ながら富士山は見えない。鳳凰から見る富士はすばらしいと聞いていたのでちょっと残念だ。しかし快晴には違いないので贅沢は言えない。
眺望を十分楽しんだのち、往路を南御室小屋まで戻る。小屋にはずいぶん早い時間に着いたので、手持ちの食料をフルに使用して豪華?な夕食をじっくり作る。
今日もビールがうまい。連休も後半のため、小屋に泊っているのは両親二人だけとのこと。貸切とは羨ましい…。
夕方から少し雲が拡がったが、大きな崩れにはならず一安心。

最終日、今日も霞が多いが快晴である。雪の無いところもけっこうあるので、アイゼンが泥だらけになるが、外すタイミングがなかなかつかめず、結局杖立峠までは履きっぱなしだった。
標高が下がるに従い、気温が上がり暑さを感じる。尾根の西側を歩いているときは風があって涼しいのだが、東側に回ったとたんに真夏の暑さ。そんな中、大きな荷を担いだ歩荷さんが登ってきた。挨拶がてら話をすると、薬師岳小屋の従業員さんで、担いでいるのはすべて食料とのこと。ご苦労様です。
暑い熱いとボヤきながらもなんとか夜叉神峠入口に帰着。待望の風呂に入るべく、芦安の公共浴場に向かうが、なんと今日はお休み!
仕方が無いので帰りがてら石和温泉まで足を伸ばし、駅前の観光案内所で日帰り入浴ができる場所を聞くと、この時間なら「かんぽの宿石和」が良いとのことなので即座に向かう。お風呂はとても広く、最高の入浴が出来た。

両親は南御室小屋に2泊させてもらいましたが、2日目は他のお客さんがなく、とても静かに過ごせたそう。小屋の方もとても親切でした。
天候は晴れだったが、もやが多く富士山が見えなかったことが少し悔しいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1553人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲信越 [2日]
鳳凰三山 薬師岳・観音岳(夜叉神の森スタート)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら