松尾山・嵐山・烏ヶ岳・沓掛山 新年早々後半は鉄塔巡りで大苦戦

2024年01月06日(土) [日帰り]

• GPS: 06:52
• 距離: 15.5km
• 登り: 835m
• 下り: 764m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:25
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:53

9:11 嵐山駅 (阪急)
9:45 9:46 松尾山
10:21 10:23 嵐山
10:38 10:38 烏ヶ岳
12:01 12:26 沓掛山
16:04 16:04 JR馬堀駅
16:04 ゴール地点

天候

曇りときどき晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

阪急電車　嵐山線嵐山駅下車
JR西日本　山陰線馬堀駅乗車

コース状況／危険箇所等

●前半の松尾山・嵐山・烏ヶ岳までと、林道を経由して沓掛山までと、沓掛山から唐櫃越えのP412までは、特に問題ありません。案内表示も適宜ありますので、安心して歩くことができます。

●唐櫃越えのP412の手前からの下り
　P412の手前から分岐しています。若狭幹線里側190の鉄塔から東側の谷に下りていくルートは、巡視路として整備されていますので問題ありません。
　若狭幹線里側190の鉄塔の手前から、大黒部幹線678の鉄塔までは、巡視路ではないようです。分岐からしばらくは道らしきものがありますが、すぐになくなります。地形図で送電線が折れ曲がっているところに鉄塔があり、そこに向けて緩やかな尾根となっています。ところが、緩やかな尾根方向には、倒木や木々が生い茂っていて進むことができません。仕方がなく、南の方に迂回して、道なきところをGPSを頼りにトラバースすることになりました。
　大黒部幹線678の鉄塔から、北側の谷に下りていく道があるのではと考えていましたが、見当たりませんでした。代わりに、南側に向けて巡視路がありました。ところが、谷に向けて下りていくところが、谷側に傾いた幅の狭い道の上に落ち葉が積もり、滑落しそうになりました。足で落ち葉を払いながらなんとか下りていきましたが、危険です。最後の鉄塔からは、プラ階段もあり、安心して下りて行くことができました。

写真

1/6 9:16

(kumakumo)松尾山への登山口

1/6 9:39

(kumakumo)京都一周トレイル 西山32の四ツ辻

1/6 9:45

(kumakumo)松尾山山頂 　三等三角点「松尾」

1/6 9:47

(kumakumo)比叡山

1/6 9:52

(kumakumo)岩田山モンキーパークと渡月橋

1/6 9:52

(kumakumo)岩田山モンキーパークのおさるたちと人

1/6 9:52

(kumakumo)愛宕山と岩田山モンキーパーク

1/6 10:02

(kumakumo)展望所から愛宕山

1/6 10:04

(kumakumo)北山から比良山地まで

1/6 10:16

(kumakumo)比叡山

1/6 10:23

(kumakumo)嵐山山頂 382m

1/6 10:24

(kumakumo)山頂の様子

1/6 10:28

(kumakumo)気楽な山道

1/6 10:38

(kumakumo)烏ヶ岳 398m

1/6 10:40

(kumakumo)ここにもプレート

1/6 10:55

(kumakumo)ロジカル団子

1/6 10:55

(kumakumo)木琴みたいな竹床几

1/6 10:55

(kumakumo)西芳寺林道への下り道。十七号橋坂というらしい

1/6 10:59

(kumakumo)丸太に渡してある横木は踏むと滑る

1/6 11:04

(kumakumo)倒木道

1/6 11:06

(kumakumo)手すりのついた橋

1/6 11:07

(kumakumo)手と足で渡ろう

1/6 11:08

(kumakumo)いま渡った橋をふり返る

1/6 11:13

(kumakumo)井戸のシキビ谷

1/6 11:23

(kumakumo)冬の山道

1/6 11:31

(kumakumo)愛宕山遙拝所より

1/6 11:42

(kumakumo)久しぶりの焼倒木(勝手に命名)

1/6 11:43

(kumakumo)焼倒木をふり返る

1/6 11:43

(kumakumo)上っていけば……

1/6 11:45

(kumakumo)霞む市街地

1/6 11:54

(kumakumo)沓掛山山頂 414.7m

1/6 11:55

(kumakumo)三等三角点「下山田」

1/6 11:55

(kumakumo)霞む眺望

1/6 11:56

(kumakumo)亀岡市街地と京都縦貫道 老ノ坂近辺

1/6 12:10

(kumakumo)休憩〜

1/6 12:26

(kumakumo)唐櫃越えから馬堀方面へ向かうことに

1/6 13:01

(kumakumo)たちまち林道(向こうから下りてきた)

1/6 13:01

(kumakumo)本能寺までは遠いと思う

1/6 13:07

(kumakumo)道標の後ろ、棘樹モワモワ(勝手に命名：長葉紅葉苺のこと)だらけ

1/6 13:32

ここから少しだけショートカット

1/6 13:35

林道に一度合流

1/6 13:35

ここから巡視路経由で下山するつもりでしたが、途中で迷走することになりました

1/6 13:42

(kumakumo)紅白の鉄塔「若狭幹線里側一八八」

1/6 13:43

(kumakumo)中から見上げる「若狭幹線里側一八八」

1/6 13:49

(kumakumo)行く手に二つの鉄塔

1/6 13:51

(kumakumo)眺望

1/6 13:55

(kumakumo)二基の鉄塔。手前が「若狭幹線里側一八九」奥の紅白は「新綾部線一二三」

1/6 13:56

(kumakumo)「新綾部線一二三」はかなり大きい

1/6 13:57

(kumakumo)隣接している若狭幹線里側と新綾部線

1/6 14:00

(kumakumo)「新綾部線一二三」のいろいろな設備。続く鉄塔が向こうに見える

1/6 14:03

(kumakumo)二基の鉄塔と交錯する送電線

1/6 14:08

(kumakumo)鉄塔「若狭幹線里側一九○」

1/6 14:10

この先を下っていくのが巡視路で、問題なく林道に下りることができます

1/6 14:11

(kumakumo)中から見上げる「若狭幹線里側一九○」

1/6 14:12

分岐まで引き返して、こちらを進むことに。最初は問題なかったのですが、すぐに道がなくなります

1/6 14:39

(kumakumo)かろうじて踏み跡

1/6 14:39

(kumakumo)来た道。昔の道？

1/6 14:39

(kumakumo)送電線越しに亀岡市街地　その1

1/6 14:39

(kumakumo)送電線越しに亀岡市街地　その2

1/6 14:40

ここから出てきました

1/6 14:40

(kumakumo)地図上で送電線が折れ曲がっている箇所に鉄塔発見

1/6 14:42

(kumakumo)その鉄塔の名は「大黒部幹線六七八」

1/6 14:43

(kumakumo)鉄塔下にて

1/6 14:43

(kumakumo)鉄塔「大黒部幹線六七八」

1/6 14:44

(kumakumo)ナナカマド？

1/6 14:46

(kumakumo)向こうの山にも鉄塔がいっぱい

1/6 14:51

(kumakumo)街が近くなった

1/6 14:54

(kumakumo)剥がれやすい岩

1/6 14:55

(kumakumo)滑りやすい枯れ草道

1/6 15:12

ここで、下りてくる道がありましたが、どこから繋がっているかは不明です

1/6 15:16

(kumakumo)鉄塔「大黒部幹線六七九」

1/6 15:17

(kumakumo)鉄塔「西京都八木線一一」

1/6 15:21

(kumakumo)冬空に描く格子

1/6 15:22

(kumakumo)心のオアシス、プラ階段

1/6 15:24

(kumakumo)最後の一段は林道に

1/6 15:29

(kumakumo)見てきた鉄塔

1/6 15:36

(kumakumo)鵜の川に佇む白鷺

1/6 15:37

(kumakumo)あわてんぼうのたんぽぽ

1/6 16:01

午後4時。「Mt.メープル」「霧の食パン」を買った「Bakery Ordinary day」
※sayup18撮影

1/6 16:49

(kumakumo)丹波口、金沢カレーの「ゴーゴーカレー」にて。ロースカツカレー
※sayup18撮影

1/6 16:49

(kumakumo)エビフライカレー

撮影機器：

FinePix JX300 富士フイルム

IXY 200 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

　今年の山始めは、地元の京都西山を巡ってきました。

　とりあえず、松尾山・嵐山・烏ヶ岳を巡り、ここで最初の選択。このまま尾根を進み続けて、ロータリーまで行き、林道で戻ってくるか保津峡に下りていくかの選択もありましたが、林道の17号橋に下りて沓掛山を目指しました。

　沓掛山では、2つめの選択。唐櫃越えで桂に引き返すか、先に進むんで亀岡を目指すか。食事をゆっくりしても時間があったので、亀岡を目指すことにしました。

　林道を進み続けて、3つめの選択。唐櫃越えを進み続けるか、鉄塔巡りをするか。ここは当然のように鉄塔巡りをすることに。

　P412の手前から唐櫃越えを離れ、若狭幹線里側190の鉄塔までは順調で、ここから東側の谷に下りていけることは、以前に確認済みでした。これでは面白くないと思い、少し引き返して、大黒部幹線678の鉄塔を目指したのが大苦戦の始まりでした。地形図で送電線が折れ曲がっているところに鉄塔があるはずですし、そこまで緩やかな尾根が繋がっているので、たいしたことはないと思ったのが間違いでした。詳細はコース状況の欄に記載しておきますが、新年早々やらかしてしまった感がありました。

　おかげで、よく知った前半と、迷走しつつの探索の後半と、メリハリのある1日となりました。

kumakumo

雲間から射し込む陽光あたたかな沓掛山のお昼。龍の三笠は抹茶味。
本来なら一昨日ここに来ていた。その日は夜中から降っていた雨が
朝になっても上がりきらず、降ったりやんだり晴れても降ったりで、
待ちぼうけのまま昼を過ぎてしまい、本日がようやくの登り初めと
なった。

朝、松尾山からモンキーパークの職業お猿さんたちに表敬。時折展
望の開けた場所に出て、愛宕山、比叡山、京都の街などを眺めやる。
沓掛山に向かえばやがて、焼倒木の匂い。三叉に分かれた大きめの
枝様の木が、獣除けの鉄柵を倒して横たわっている。それを、初め
て目にしたときから勝手に「焼倒木」と呼んで名所認定しているだ
けだが。

さて、ちょっと長めの山頂休憩にキリをつけ、この後どうするか。
上桂へ向けて戻る？　それとも馬堀の方へ進んでいく？　どちらに
下るのも時間的に大差ないなら、踵を返す理由はない。　

こうして、馬堀へ下りた成り行きで鉄塔巡りになだれ込んだ。
地図を見ると、ある一系列の送電線のラインが、二本の直線によっ
て描かれている。つまりは折れ曲がっている。その特異点にはきっ
と鉄塔があるはずだ。道があるのかないのかわからないところを
30分ほどガサガサと進むうち、木々の向こうで物思いにふけるよう
な姿。鉄塔ではないか。その名も大黒部線。
計算によって軌道を割り出したという海王星の発見のごとき心地ぞ。
ここまで足を伸ばしてよかったと思う。

草木の棘、傾きを枯葉で隠した斜面など、一通りの洗礼を受けなが
ら明けた山行きの一年、甲辰。