中山道69次を歩く（塩尻宿から奈良井駅）

2024年01月11日(木) [日帰り]

• GPS: 09:06
• 距離: 27.1km
• 登り: 423m
• 下り: 209m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:29
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:59

7:36 塩尻駅
7:55 7:55 平出一里塚
8:52 8:55 邂逅の清水
9:01 9:01 洗馬宿
9:12 9:13 言成地蔵尊
10:11 10:11 本山宿
11:11 11:22 「これより南木曽路」碑
12:38 12:38 贄川駅
12:50 12:51 贄川宿
14:36 14:44 道の駅 木曽ならかわ
16:01 16:07 奈良井駅
16:19 16:19 奈良井宿
16:35 16:35 奈良井駅
16:35 ゴール地点

天候

曇り→晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

奈良井駅16：57発---17：20塩尻駅（420円）Suicaは使えない

写真

1/11 7:37

前回の続き、7:36塩尻駅を出立

1/11 7:55

7:55 駅から1.5km 平出の一里塚（日本橋から59里）
天気予報は晴れだったが山は雪模様の様

1/11 8:05

一里塚から間もなく中央本線を横断する。踏切の名前は「第1中仙道踏切」。中央本線のJR東海は塩尻から営業範囲なのでここが第一踏切なのだろう。

1/11 8:14

国道19号の信号は「中仙道一里塚」。踏切も国道も「山」ではなく「仙」の字を使用しているのには理由だあるのだろうか？

1/11 8:26

1/11 8:37

肘懸松。江戸2代将軍秀忠が上洛の際、肘をかけて休んだといわれている

1/11 8:40

安政四年（1857））建立の分去れ常夜燈。常夜燈に向かって右が江戸へ向かう中山道、左は善行寺へ向かう善行寺街道（北国街道）

1/11 8:53

「邂逅（あふた）の清水」
治承四年（1180）平氏追討の令旨が下ると木曽義仲は挙兵。小県の依田城を目指す途中、ここで家臣今井四郎兼平と出会った。これがあふた（会うた）の由来。

1/11 9:00

兼平が強行軍で疲弊した義仲の愛馬の足をこの清水で洗うと、馬はたちまち元気を取り戻した、これが洗馬（せば）の地名由来と言われている

1/11 8:58

洗馬の街並み

1/11 9:01

洗馬宿は度々大火に見舞われ、昭和七年（1932）の大火で宿並のほとんどは灰燼に帰した。本陣跡も表示板だけある。

1/11 9:03

荷物貫目改（かんめあらため）所跡
問屋場が扱う荷物の目方を検査する役所。中山道では板橋、追分とここの三宿に置かれた、規定の重量を越えた荷物に増賃金を徴収するなど、伝馬役の加重負担を防止しした

1/11 9:04

脇本陣跡　敷地内には明治天皇御駐輦之處碑がある

1/11 9:08

洗馬宿の京口で高札場跡、枡形跡

1/11 9:09

芭蕉句碑　「梅雨はれの わたくし雨や 雲ちぎれ」
「わたくし雨」は地域の一部に部分的に一時降る雨

1/11 9:15

9:15 5.9km 牧野の一里塚跡 日本橋より60里

1/11 9:53

秋葉神社と石造群

1/11 10:02

本山はそば切り発祥の地といわれている
それまでは蕎麦粉を団子状に丸めた「そばがき」で食べたが、これを薄く延ばし、細く切ったのが「そば切り」ありがたい発明

1/11 10:10

本山宿　旧旅籠川口屋、池田屋、若松屋　（重要文化財）
道の屈曲に合わせて、3軒が少しづつずらして建てられている

1/11 10:11

本陣跡

1/11 10:13

上問屋・脇本陣跡

1/11 10:16

口留番所跡
本山は松本藩領で、尾張藩領に接しているため番所が置かれた。本山宿の上木戸（京口）跡

1/11 10:16

1/11 10:18

高札場跡　常夜燈と秋葉大権現の石碑

1/11 10:20

国道19号との合流に本山宿の大看板

1/11 10:32

日出塩の青木　10:35 塩尻駅から10.1km
「洗馬の肱松日出塩の青木お江戸屏風の絵にござる」と詠われた
国道19号線からJR中央本線を横断する第2中仙道踏切は廃止され、青木大神碑と日出塩の青木標柱は今のところに移設されたようだ

1/11 10:37

日出塩の一里塚跡　江戸より61里

1/11 10:37

平成2年に建てられた標柱には新型コロナウイルス拡大防止・終息の願いが書かれている

1/11 10:41

曹洞宗秀永山長泉寺
一里塚近くにあり、山門の雪を被った六地蔵はさながら笠地蔵
笠をかぶせた人へ恩返しするのかもしれない

1/11 10:56

交通量の多い国道19号を歩く、歩道の無いところは不安だ

1/11 11:05

江戸初期の中仙道解説版
古仲山道は慶長六年（1601）大久保長安によって整備され、下諏訪から岡谷を経て三沢（小野）峠を越して小野へ出て、牛首峠を越してここに出。長安が没すると下諏訪から塩尻峠を越えて塩尻に出る道筋に変更された。
古中仙道の方が、西に贄川・東に下諏訪・北に塩尻を結ぶ三角形の底辺を歩き近そうだが、塩尻にこだわったのだろうか？

1/11 11:11

「是より南　木曽路」碑
東の桜沢から、西の十曲峠まで、贄川宿から馬込宿までの11宿約22里余り（約90km）あり、中山道のハイライト区間

1/11 11:09

道路標示の「これより南　木曽路」

1/11 11:22

国道を外れ桜沢から山道に

1/11 11:24

落石防止ネットの端を歩く崖の道岨道（そばみち）

1/11 11:28

旧道出口近くにある三面六臂馬頭観音像、道祖神、南無阿弥陀仏名号碑

1/11 11:30

中央線のトンネル跡か？

1/11 11:32

桜沢立場跡 11:35　塩尻駅から12.9km

1/11 11:36

奈良井川の片平ダム

1/11 11:41

旧道に架かる昭和10年建設のアーチが美しい「土木学会推奨土木遺産」旧片平橋

1/11 11:43

1/11 11:52

旧片平村

1/11 11:54

段上に民家の様な曹洞宗飛梅山鶯着寺（おうちゃくじ）、日出塩の長泉寺の末寺

1/11 11:55

諏訪地方では多かったが、木曽に入り本日始めて見る双体道祖神

1/11 11:55

摩耗が激しくよくわからない

1/11 12:01

擁壁上に若神子（わかみこ）の一里塚、江戸日本橋より数えて六十二里目。鉄道と国道に削られたが西塚の一部が残っている

1/11 12:03

若神子旧道入口

1/11 12:06

集落の水屋には津嶋牛頭天王が祀られている

1/11 12:07

1/11 12:18

回国六部塔・道祖神など

1/11 12:20

1/11 12:35

崖上の隘路を進むと前方にJR贄川駅

1/11 12:38

贄川駅

1/11 12:40

1/11 12:45

贄川関所

1/11 12:46

「 木曽路は尾張藩領で、贄川は松本藩との領界にあたるため、木曽路の北口に福島関所の副関所が置かれ、入り鉄砲に出女や木曽五木の搬出を厳しく取り締まり、尾張藩の北番所とも呼ばれた」

1/11 12:49

贄川宿は昭和五年（1930）の大火で宿並のほとんどは灰燼に帰した

1/11 12:50

水場

1/11 12:51

本陣跡

1/11 12:52

秋葉・津島神社

1/11 12:56

深澤家住宅、深澤家は江戸期贄川屈指の商人
主屋は嘉永七年（1854）築、北蔵は文政四年（1821）築、南蔵は文久二年（1862）築で国指定重要文化財

1/11 12:57

1/11 12:58

倉の鏝絵（こてえ）はウサギ

1/11 12:59

水屋と秋葉神社・津島神社

1/11 13:05

贄川のトチ
推定樹齢千年で、樹高33m、根元周囲17.6m（長野県天然記念物指定）

1/11 13:07

迫力ある力こぶの様な塊が圧倒する

1/11 13:50

昼食は食堂SS
街道沿いに食堂やコンビニなど少ないので昼食場所には苦慮する

1/11 13:25

五目中華　750円

1/11 13:52

食堂の並びの段上に地蔵尊、観音菩薩、馬頭観音等の石仏石塔群。奥に枝垂れ桜の古木

1/11 14:02

1/11 14:04

津島神社

1/11 14:04

1/11 14:07

押込一里塚　江戸日本橋より63里目
中学生が書いた解説版

1/11 14:35

道の駅　木曽ならかわ

1/11 14:57

芭蕉翁句碑「送られつ をくりつ果ては 木曽の秋」
宝暦十一年（1761）木曽代官山村甚兵衛良啓（たかひら）が建立したもの

1/11 15:01

諏訪神社　15:00　塩尻駅から 22.3km

1/11 15:03

大宝二年（703）の創建、天正十年（1582）鳥居峠の合戦で木曽義昌に敗れた武田勝頼は敗走の際、社殿に火を掛け全焼させた、朱塗りの本殿は享保十七年（1732）の再建

1/11 15:08

木曽平沢
漆器店が街道の両側に並ぶ平沢は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている

1/11 15:11

1/11 15:17

漆工房巣山は国登録有形文化財

1/11 15:19

津島神社
愛知県津島市にある津島神社（津島牛頭天王社）が本社か？、津島神社と秋葉神社が多

1/11 15:26

中央線の下を潜る

1/11 15:32

橋戸の一里塚 江戸日本橋より64里　15:30 塩尻駅より24.2km

1/11 16:01

奈良井駅　16時着　塩尻駅から26.2km

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

感想

noyama141

昨年までに退職後の目標としてきた、四国88か所・百観音・百名山を達成できました。
そして、鎌倉街道上道を歩いた後は5街道を歩くことでが次の目標で5街道の中で最も長い中山道から歩き始めました。
奈良井・妻籠・馬籠宿などの有名なところ以外にも歩くと周囲の神社仏閣・路傍の石碑・古樹巨木・古民家などなど見どころ満載
中山道の中間地点まで来ましたがこれからも楽しみです