記録ID: 6387312
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山滑走
朝日・出羽三山
村山葉山 幸生〜奥の院〜熊野川源頭
2024年01月20日(土) [日帰り]


体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 10:39
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 1,534m
- 下り
- 1,526m
コースタイム
天候 | 晴れ ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
除雪終点までの道路に雪は無いが、終点ゲートから先の道路は積雪あり。 現時点での路面積雪量は10cm程度。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●幸生除雪終点〜葉山市民荘 例年通り木戸口が除雪終点となっており、そこから先は車両進入不可。 国道458号〜林道〜市道を通り市民荘へ向かう。 除雪終点から先の道路(国道458号)は雪で埋まっており、最初からスキーで歩けた。 尚、このルートはスノーモービルのルートにもなっているようで、 国道、市道は特に問題ないが、林道は要注意。 幅員が狭く所々にブラインドコーナーがあるので、出合頭に衝突せぬよう。 エンジン音が近づいてきたら警戒を。 ●葉山市民荘〜小僧森(登行) 今季は小雪であるが、それなりに雪はついておりスキーで稜線まで上がれた。 下部の藪が少し煩いが、特に問題となるような箇所は無し。 ●小僧森〜葉山山頂〜奥の院(登行) 小僧森への登りは急斜面なので、板は外してツボ足で登行。 小僧森の先の下りは藪が多かったので、ここもツボ足で通過。 他はスキーで行けた。 稜線上は全面雪がついているが積雪量はまだ少なく、巨大雪比やクラック等の脅威は今のところ無い。 ●熊野川源頭左股(滑走) 奥の院から滑走開始。 南面のオープンバーンを経て、熊野川源頭の沢へと入る。 オープンバーンは充分雪がついており問題ないが、沢内の滑走は問題あり。 積雪が少ないためボトムが浅く、所々で穴が開いている。 小滝が埋まっていないため大きな段差も出来ており、ボトム通しの滑走は不可能。 穴や段差を回避するのに危険なトラバース、時には高度を上げて迂回、等を強いられるので現時点での沢滑走はお勧め出来ない。 今回はH1114mの出合まで滑走した後に脱渓。 脱渓後は少し登り返して大滑山へ続く尾根へと抜けた。 ●大滑山へ続く尾根〜林道(滑走&歩行) H1005mまで尾根上を滑走した後は南東方向に続くオープンバーン(伐採林?)へ進む。 オープンバーンと言っても、現状では藪や小沢が多く、滑走はあまり快適ではない。 オープンバーンを抜けた先で沢にぶつかり、この沢を渡渉して先へと進むが、 この渡渉が厄介。 雪が多ければスノーブリッジ出来ているので容易に渡れるが、現時点ではブリッジは出来ておらず、水が流れる沢を渡ることになる。 水深は30cm程度だが、そこそこ沢幅があるので渡渉点を吟味しないと靴が濡れる。 また、沢の両岸が立っているので、渡渉する前に雪を掘り下げる等、 ルート工作を行う必要がある。 色々とめんどくさいルート状況だが、沢を渡渉し、林道まで上がれば後は問題となるような箇所なし。 |
写真
撮影機器:
感想
今回の山行に関して、全体を通して言える事は「雪不足」
森林限界上のオープンバーンはそれなりに仕上がっているが、樹林帯は藪が多く、埋まりきっていない沢も多い。
藪や沢に阻まれ、下山の滑走では苦労させられる事となった。
東側の大鳥居からのルートであればまた状況は違うのだろうが、今回訪れた村山葉山南部エリアに関してはもう少し積雪が増えてから訪れた方が良いように思われる。
滑走に関しては微妙な所感となったが、登山としては良かった。
厳冬期の村山葉山は山頂に至るまで長大な距離を歩くことになる為、単独登頂はほぼ不可能と思っていたが今回は天候と雪に恵まれた。
最初から最後まで硬い雪だったのでラッセルになることは殆どなく、念願の厳冬期登頂を達成する事ができた。
近くに月山や朝日連峰があるせいか、村山葉山はあまり目立たず訪れる者も少ない。
今回山行中も誰とも会うことは無かったが、その眺望は素晴らしく、山麓の豊かなブナ樹林、そして馬蹄形の美しい稜線の眺めは目を見張るものがある。
その数々の眺望を澄んだ冬空の下で眺める事ができたのは、実に幸運な出来事だった。
リスク管理などについて学ぶところも多く、まだシーズン始まったばかりだが今シーズンの山行の中でも最も印象に残る山行となりそうだ。
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コメント
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大滑の隣はテングラですね
大滑経由でなく、市民荘から行くってのも
中々の葉山好きな感じで(笑)
天気良くて良かったですね
当初の予定では大滑山の尾根を滑走して国道に抜ける予定でしたが、この雪の少なさでは藪が多くて抜けられないかな、と思いまして今回のルートに変更しました。
大滑山の隣の山、以前から気になっておりましたが、テングラと呼ぶのですか。
あれだけ目立つ山なので、きっと名前があると思ってましたが、幾ら調べても見つかりませんでした。
教えて下さりありがとうございます。
テングがグラつくほどに急な山、とか、そんな謂れがありそうで面白い名前ですね(笑)
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