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Yamareco

記録ID: 64
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無雪期ピークハント/縦走
四国

伯耆大山・四国/剣山・石鎚山

1998年08月11日(火) 〜 1998年08月15日(土)
 - 拍手
kamog hasarie その他3人
GPS
--:--
距離
---km
登り
---m
下り
---m

コースタイム

8/11 東京7:07==11:04岡山11:18==13:18米子15:30==16:20大山寺‥‥16:35下山キャン
   プ場(テント泊)
8/12 下山5:27‥‥7:32大山8:02‥‥9:38下山‥‥大山寺11:00==皆生温泉==米子   
   14:03==岡山==18:33丸亀
8/13 丸亀5:30==8:30見ノ越‥‥10:15剣山‥‥見ノ越==16:30西条
8/14 西条7:00==7:50石鎚ロープウェイ‥‥11:45石鎚山‥‥京屋15:30==17:30松山港
8/15 松山==道後温泉9:40==善通寺==丸亀==岡山16:36==新横浜
アクセス
伯耆大山ピークはガスだった
2005年07月08日 17:57撮影 by  DVgate Still, SONY
7/8 17:57
伯耆大山ピークはガスだった
剣山ピークにて
2005年07月08日 18:29撮影 by  DVgate Still, SONY
7/8 18:29
剣山ピークにて
石鎚山ピーク
2005年07月08日 19:05撮影 by  DVgate Still, SONY
7/8 19:05
石鎚山ピーク

感想

予約も具体的な計画も何も決めずに旅に出る。たとえそれがお盆シーズンだって。本当
にそんな旅はおもしろい。今回も宿や電車など出たとこまかせの旅だった。
 8/11 東京駅を朝7時発の新幹線に乗り込む。お盆前半の混雑を懸念したが十分座席を
確保できた。メンバーは藤田・高田智・後藤。岡山に11時過ぎ着。広島から来た福山と
待ち合わせて、スーパー八雲で米子に乗り込む。この旅の一番目の目的、大山(ダイセ
ン)麓の下山キャンプ場へ16時半着。林間の広い爽やかなテン場だった。4人2張で2200
円。
 8/12 テン場を5時半発。大山寺の石段が伯耆大山への登山口。ブナ林から徐々に灌木
帯に植生が変わっていく。残念ながらガスと強風に阻まれて展望は得られない。7時半山
頂着。下界に比べると寒いぞー。長くはいられず非難小屋へ入る。下山後は大山蕎麦を
食べて、たまたま1台いたタクシーで海岸沿いの皆生(カイケ)温泉「オーシャン」に行
った。この温泉は沖合200mの海底から汲み上げているようで味はやや塩辛い。概して良
い温泉。
 休日の関係で福山は高速バスで広島帰還。入れ替わるように理江ちゃんが岡山に到
着。そのまま瀬戸内海を渡り、香川県丸亀へ。電話で予約しておいたレンタカーを借り
て、さあ今夜のお宿は...丸亀駅から少し歩いたビジネスホテル「さくま」(素泊ま
り4600円)。教えてもらった店で刺身などに舌鼓をうった。
 8/13 「さくま」を早朝5時半に発。レンタカーで徳島県に向け南下する。貞光町から
剣山登山口の身ノ越への道は谷沿いの細い道が数十km続く。身ノ越の駐車場に車を置
き、急勾配をシングルリフトで上がった。リフトの柱からは環境音楽みたいなものが流
れている。朝の爽やかな光に緑の山が浮かび上がる。大剣神社に参拝。「人生最高の縁
を結ぶ」という触れ込みに理江ちゃんは熱心に拝んでいたのであった。
 頂上はひろ〜い草原状の山。剣山の名前とはまったく似つかないファミリー向けのフ
ィールドで藤田が早速寝込んでいた。
 午後は次のターゲット「石鎚山」の麓、愛媛県西条市に移動せねばならない。「もと
来た道よりも国道を使って真西に行った方が短いよ」と地図を信頼して車を走らせる。
しかし、国道とは名ばかりで、対向車のすれ違いもままならないほどの、林道のような
細い道が延々と続く。これには参った。運転していてこれほど神経を使うのは初めてで
あった。
 西条市に入って大きな看板が目に止まる。「1泊2食3500 矢原荘」
即電話して決まり! 素泊まりは2400。簡易民宿といった感じだが、お風呂もあるし洗
濯機もある。泊まるには申し分ない。夜は宿から少し離れた「ごはん屋」というセルフ
型食堂でおなかいっぱい食べた。西条港から漁に出かける船の灯が静かに滑り出してい
く。
 8/14 さあ3番目の目的地、石鎚山へ。広い石鎚山温泉駐車場からロープウェーへ乗
る。心配していた天気も、登り始めれば見事に晴れ上がってきた。四国八十八箇所霊場
のひとつであるこの山は、いわゆるお遍路さんの行の場。すなわちルールがあって、登
り下りで行き交う人は「おのぼりさん!」「おくだりさん!」と挨拶しなければならな
い。言われれば返せるが、自分から「お下りさん!」なんてなかなか恥ずかしくて言え
やしない。
 行の山らしく、後半は「一の鎖」「二の鎖」など見たことがないくらい大きい鎖のか
かった岩場を登る。最近クライミングに目覚め出した智史さんは、何かと鎖を使わずに
登ろうとしているが、結構難しい箇所もあり後続が詰まることから、鎖の穴に足を入れ
てそそくさと登った。頂上稜線は刃渡りのように研ぎ澄まされていて足がすくみそう。
でも眺望は第一級! 個人的には四国一の山だと思う。
 さらに車を走らせ松山へ。智史さんがお盆のため実家の山口に帰省すべく、松山観光
港から広島港へ渡るためである。夕方の瀬戸内海に波しぶきをあげながら小さくなって
いくジェットフォイル。大林監督の尾道三部作が心の中でクロスオーバーしていた。
 8/15 松山駅前で見つけたビジネスホテル「モンブラン」から近くの有名な道後温泉
へ朝風呂目的で行く。が、早朝にも関わらず結構な混みよう。公衆温泉ではお茶菓子の
もてなしが付くとか付かないとかで値段が違う。僕は一番安いコースでお風呂だけ入
る。
 レンタカーを返しに丸亀に戻る。途中寄った善通寺の手打ち讃岐うどん「木村」は安
くてうまい!「醤油かけうどん」は、うどんたまと大根が半本、そしておろし金がドー
ンと出てきた。すなわち「おろしうどん」なのだが、その上にかける醤油(というか出
汁醤油)がおいしい。
 再び岡山へ戻り、始発の新幹線を待って、この旅を終了した。目的の駅に着いては情
報を得て宿を探す。既成のパックにはない充実したとても楽しい紀行であった。

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