ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6425674
全員に公開
ハイキング
丹沢

前道志・矢平山/嵯峨沢右岸尾根を上り左岸尾根を下って周回

2024年02月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
5.0km
登り
607m
下り
618m

コースタイム

出発8:05−右岸尾根取付き8:05−545m圏コブ8:35−610m圏コブ9:00−616mコブ9:05〜9:40−林道の法面上9:45−林道に降立つ9:55−再び右岸尾根に乗る10:05−610m圏コブ10:10−仕事道横断10:25−675m圏コブ10:40−古い鹿ネット10:50−支尾根に合流10:55−丸ツヅク山頂上11:05〜11:45−矢平山頂上12:25−大地トンネル・林道下降点12:45−甚之函山分岐12:45−旧大地峠12:50〜12:55−甚之函山頂上13:05〜13:45−765m圏コブ14:00−三本杉山頂上14:20〜15:10−670m圏コブ15:20−590m圏分岐15:40−553.2m三角点15:45−520m圏分岐16:10−嵯峨沢に降立つ16:25−林道に出る16:30−ゴール16:35
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山梨県最東部の上野原市街地から県道35号線を南下し、旧秋山村に入る。秋山川沿いに西へ進み、大地集落で「さがざわキャンプ場」の案内板に従って右折する。集落の中の狭い曲折した車道を進むと、自然に大地林道となる。800mほど直進すると嵯峨沢橋を渡るが、その手前右側に、数台停められる空き地がある。なお、橋を渡った先にキャンプ場がある。
コース状況/
危険箇所等
矢平山から南側に嵯峨沢が流れている。この右岸の枝尾根(嵯峨沢右岸尾根と仮称)を上って、丸ツヅク山で主稜線に出る。この右岸尾根にはほとんど踏跡は無い。テープは皆無。さらに590m圏で幅広い林道富士東部(北)線がこの尾根を寸断しているので、ここの通過が難題である。
丸ツヅク山から矢平山を経て、旧大地峠まで主稜線を進んでから、嵯峨沢の左岸を形成する枝尾根(嵯峨沢左岸尾根と仮称)を下り、三本杉山を経て大地林道に降りる。三本杉山までは明瞭な踏跡が続き、テープをよく見かけるが、その先は断続的に微かな踏跡がある程度。
嵯峨沢橋の袂が嵯峨沢右岸尾根の取付き。微かに踏跡がある。写真の車道左側の空地に車を停めた
2024年02月18日 08:08撮影
2/18 8:08
嵯峨沢橋の袂が嵯峨沢右岸尾根の取付き。微かに踏跡がある。写真の車道左側の空地に車を停めた
踏跡は直ぐに消え、落ち葉に覆われた急斜面をひたすら突き上げる
2024年02月18日 08:13撮影
1
2/18 8:13
踏跡は直ぐに消え、落ち葉に覆われた急斜面をひたすら突き上げる
545m圏コブまで登ると一息つける。しばらく平坦な尾根が続く
2024年02月18日 08:40撮影
1
2/18 8:40
545m圏コブまで登ると一息つける。しばらく平坦な尾根が続く
610m圏コブに向かって再び急登。折れた木々が歩くのに邪魔だ
2024年02月18日 08:51撮影
2/18 8:51
610m圏コブに向かって再び急登。折れた木々が歩くのに邪魔だ
610m圏コブ、続いて直ぐ北隣の616mコブを越えるとなだらかな下り。行く手の木の隙間に林道が見えてきた
2024年02月18日 09:41撮影
2/18 9:41
610m圏コブ、続いて直ぐ北隣の616mコブを越えるとなだらかな下り。行く手の木の隙間に林道が見えてきた
林道の真上に出た。林道は高さ15m程の法面の下。切通しの向こう側も法面。さあ、ここをどうやって通過するか
2024年02月18日 09:44撮影
2/18 9:44
林道の真上に出た。林道は高さ15m程の法面の下。切通しの向こう側も法面。さあ、ここをどうやって通過するか
まずは林道に降り立つために、西側の急斜面を灌木に掴まりながら下る。写真の右上に林道の路面が遥か下に見える
2024年02月18日 09:49撮影
2/18 9:49
まずは林道に降り立つために、西側の急斜面を灌木に掴まりながら下る。写真の右上に林道の路面が遥か下に見える
急に踏跡が現れた。これで何とか林道に出られそうだ
2024年02月18日 09:52撮影
2/18 9:52
急に踏跡が現れた。これで何とか林道に出られそうだ
林道に降り立った。登って来た尾根はスッパリ切り落とされてほぼ垂直の法面。写真左端は上部尾根側の法面で下部側より高い
2024年02月18日 09:54撮影
2/18 9:54
林道に降り立った。登って来た尾根はスッパリ切り落とされてほぼ垂直の法面。写真左端は上部尾根側の法面で下部側より高い
林道を西側に20mほど進むと、上部法面が途切れた先に、急角度で斜上する踏跡があった。ここに取付く
2024年02月18日 09:55撮影
2/18 9:55
林道を西側に20mほど進むと、上部法面が途切れた先に、急角度で斜上する踏跡があった。ここに取付く
この踏跡のお陰で、再び右岸尾根に乗ることができ、610m圏コブを通過する
2024年02月18日 10:10撮影
2/18 10:10
この踏跡のお陰で、再び右岸尾根に乗ることができ、610m圏コブを通過する
630m圏で明瞭な山道がこの尾根を横切っていた。地形図の破線の道だ。これを辿れば楽そうで、これを使うか一瞬迷う
2024年02月18日 10:25撮影
1
2/18 10:25
630m圏で明瞭な山道がこの尾根を横切っていた。地形図の破線の道だ。これを辿れば楽そうで、これを使うか一瞬迷う
やはり右岸尾根を突き上げることにする。でも、急斜面に倒木がゴロゴロ。通過に手間取る
2024年02月18日 10:47撮影
2/18 10:47
やはり右岸尾根を突き上げることにする。でも、急斜面に倒木がゴロゴロ。通過に手間取る
右手に古い鹿ネットが現れると、この壊れたネットと倒木が絡まって、ますます梃子摺る
2024年02月18日 10:51撮影
2/18 10:51
右手に古い鹿ネットが現れると、この壊れたネットと倒木が絡まって、ますます梃子摺る
丸ツヅク山から南西に伸びる支尾根と合流し、右折する。傾斜は緩まり、鹿ネットも進路を妨げないので楽になった
2024年02月18日 10:59撮影
2/18 10:59
丸ツヅク山から南西に伸びる支尾根と合流し、右折する。傾斜は緩まり、鹿ネットも進路を妨げないので楽になった
平坦な丸ツヅク山の頂上に着いた。標高763mも書かれている山名板が木に括り付けられていた
2024年02月18日 11:45撮影
1
2/18 11:45
平坦な丸ツヅク山の頂上に着いた。標高763mも書かれている山名板が木に括り付けられていた
ここは主稜線の一画。良く踏まれた一般登山道が通じている。矢平山に向かって北東に進む
2024年02月18日 11:47撮影
2/18 11:47
ここは主稜線の一画。良く踏まれた一般登山道が通じている。矢平山に向かって北東に進む
本峰の上りになると露岩が5, 6ヶ所現れる。階段状の足場は分かりやすいし、頼りないけどロープまで張ってある
2024年02月18日 12:07撮影
2/18 12:07
本峰の上りになると露岩が5, 6ヶ所現れる。階段状の足場は分かりやすいし、頼りないけどロープまで張ってある
矢平山の頂上に着いた。簡単な山名板が木に縛り付けてあるだけ。他には何もない
2024年02月18日 12:25撮影
1
2/18 12:25
矢平山の頂上に着いた。簡単な山名板が木に縛り付けてあるだけ。他には何もない
860.2m の三等三角点
2024年02月18日 12:25撮影
2/18 12:25
860.2m の三等三角点
南方向、道志山塊の中腹にリニア実験線が見える
2024年02月18日 12:29撮影
2/18 12:29
南方向、道志山塊の中腹にリニア実験線が見える
気持ち良い尾根道をルンルン気分で歩む
2024年02月18日 12:41撮影
2/18 12:41
気持ち良い尾根道をルンルン気分で歩む
大地トンネル・林道へ下る分岐点を過ぎて直ぐに甚之函山への分岐。ここで右折して主稜線から離れる
2024年02月18日 12:47撮影
2/18 12:47
大地トンネル・林道へ下る分岐点を過ぎて直ぐに甚之函山への分岐。ここで右折して主稜線から離れる
旧大地峠の先で、甚之函(じんのはこ)山が望まれた。なかなかの存在感だ
2024年02月18日 12:59撮影
2/18 12:59
旧大地峠の先で、甚之函(じんのはこ)山が望まれた。なかなかの存在感だ
その頂上に着いた。標高810mを併記した山名票が木に張り付けてあるのみ
2024年02月18日 13:08撮影
1
2/18 13:08
その頂上に着いた。標高810mを併記した山名票が木に張り付けてあるのみ
登山地図には主稜線からここまで赤線が引かれて一般登山道として表示されている。甚之函山を過ぎて南下すると道は部分的に荒れて来る
2024年02月18日 13:55撮影
2/18 13:55
登山地図には主稜線からここまで赤線が引かれて一般登山道として表示されている。甚之函山を過ぎて南下すると道は部分的に荒れて来る
この先はバリエーションルートになるが、明瞭な踏跡が続いているし、頻繁にテープが付いているので安心
2024年02月18日 14:03撮影
2/18 14:03
この先はバリエーションルートになるが、明瞭な踏跡が続いているし、頻繁にテープが付いているので安心
標高725mの三本杉山に着いた
2024年02月18日 14:29撮影
1
2/18 14:29
標高725mの三本杉山に着いた
この頂上に、三本の木を束ねて三脚のように開いたモノが置いてあった。何だろう?山名の三本杉に関係したモニュメント?
2024年02月18日 15:11撮影
2
2/18 15:11
この頂上に、三本の木を束ねて三脚のように開いたモノが置いてあった。何だろう?山名の三本杉に関係したモニュメント?
ほとんどの人はここで左折して、東に伸びる尾根を下っているようだ。こちらには明瞭な踏跡が続いているし、テープも見かける
2024年02月18日 15:14撮影
2/18 15:14
ほとんどの人はここで左折して、東に伸びる尾根を下っているようだ。こちらには明瞭な踏跡が続いているし、テープも見かける
しかし今日は嵯峨沢左岸尾根を下る予定なので、プラスチック杭が打たれた710m圏のコブで右寄りに急降下し、南に降りる
2024年02月18日 15:14撮影
2/18 15:14
しかし今日は嵯峨沢左岸尾根を下る予定なので、プラスチック杭が打たれた710m圏のコブで右寄りに急降下し、南に降りる
さらに670m圏コブでほぼ直角に右折して西に下る
2024年02月18日 15:24撮影
2/18 15:24
さらに670m圏コブでほぼ直角に右折して西に下る
590m圏は要注意地点。ここで左折し、三角点を目指す
2024年02月18日 15:39撮影
2/18 15:39
590m圏は要注意地点。ここで左折し、三角点を目指す
553.2mの三角点に着いた。これで、現在地点が確認できて一安心。ここで右折
2024年02月18日 15:46撮影
2/18 15:46
553.2mの三角点に着いた。これで、現在地点が確認できて一安心。ここで右折
520m圏で左に折れ。植林帯の縁を降りる
2024年02月18日 16:09撮影
2/18 16:09
520m圏で左に折れ。植林帯の縁を降りる
500m圏を切ると傾斜がきつくなってきた
2024年02月18日 16:13撮影
2/18 16:13
500m圏を切ると傾斜がきつくなってきた
470m圏で左から山道が降りて来た。後はこれを辿って下れば良い
2024年02月18日 16:19撮影
2/18 16:19
470m圏で左から山道が降りて来た。後はこれを辿って下れば良い
嵯峨沢に降り立った。430m圏。対岸に建屋と林道脇の崖崩れ補修現場を確認
2024年02月18日 16:25撮影
2/18 16:25
嵯峨沢に降り立った。430m圏。対岸に建屋と林道脇の崖崩れ補修現場を確認
嵯峨沢を右岸に渡り、林道まで高度差10m程、笹混じりの藪を突き上げる
2024年02月18日 16:26撮影
2/18 16:26
嵯峨沢を右岸に渡り、林道まで高度差10m程、笹混じりの藪を突き上げる
大地林道に出た。後は200mほど車道を歩けばゴール
2024年02月18日 16:29撮影
1
2/18 16:29
大地林道に出た。後は200mほど車道を歩けばゴール

感想

秋山川流域の山々にはよく出かけ、矢平山にも何度か登っている。今回はコース状況に述べたルートで周回した。

上りに使った嵯峨沢右岸尾根は踏跡すら無いが、藪漕ぎをする程の藪も無く、露岩も全く無かったので順調に上れた。ただ一つの難問は、この尾根を分断している林道富士東部(北)線をどうやって越えるかである。
林道は切通しとなって、その側面はコンクリートで固められた法面。今まであちこちの山で、この法面の通過に梃子摺り、上部尾根側の法面を越えられずに退却したことがあった。でも今回は、下部尾根側、上部尾根側共に、法面を巻く踏跡が見つかり、案ずるより産むが易し、順調に林道を横断できた。

下りに使った左岸尾根は、途中まで明瞭な踏跡が続き、テープも豊富である。しかし、三本杉山で皆さんは東に伸びる尾根を降りる様で、南西に下る人は稀なようだ。それだけに、どんな伏兵が潜んでいるか不安はあったが、何事も無く、順調に降りられた。
なお、670m圏コブから2つの下降ルートが採れるので、どちらにするか迷った。南西に降りれば、ほぼ真っ直ぐに降りて簡単に大地集落に降りられそうだ。でも、尾根筋の構成が単純で面白くない。そこで、670m圏コブから西に回り込んで、右に左に何度か曲折しながら降りるルートを採った。結果として、ミスコースすることもなく、ルート探索を十分に堪能できた。

今回のルートは比較的短く高度差も少ないが、なかなか変化に富んでいたので、充実した楽しい山行でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:116人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら