鹿島槍ヶ岳 東尾根

2015年04月29日(水) 〜 2015年04月30日(木)

• GPS: 32:00
• 距離: 13.6km
• 登り: 1,858m
• 下り: 1,842m

コースタイム

◯4月29日（水）
5：50大谷原→10：30ニの沢の頭→14：20第一岩峰基部

◯4月30日（木）
5：10第一岩峰→7：20第ニ岩峰→9：30鹿島槍北峰→11:30冷池山荘12:00→14:30大谷原

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

雪少ない、藪多し
今年の状況だと、4月中旬までが適期の模様

写真

4/29 8:36

東尾根に乗りました

4/29 9:07

藪が出ています

4/29 9:11

こんな不安定な雪があったり

4/29 9:13

細い尾根を進みます

4/29 9:14

天気いいなあ

4/29 10:00

大分登りました

4/29 12:27

尾根から外れ、沢状を登ります

4/29 14:20

第一岩峰に着きました

4/30 4:52

かなりの雪を盛ってテンバを造成
4人テントは結構幅があるので大変でした

4/30 4:52

翌朝、朝日を浴びる第一岩峰

4/30 5:31

第一岩峰をアイゼンで登ります

4/30 6:38

第一岩峰の後はブッシュです

4/30 6:55

ブッシュが過ぎてまた尾根です

4/30 7:03

たまに岩稜になったり

4/30 7:09

第二岩峰に向けて下ります

4/30 7:10

第二岩峰への最後の下り

4/30 7:28

第二岩峰を登ります
立体的でチンネ左稜線のようだとか

4/30 7:51

第二岩峰のチムニー

4/30 7:51

第二岩峰への最後の下りを振り返って

4/30 8:00

第二岩峰チムニーから写真

4/30 8:44

第二岩峰を過ぎるとまた尾根歩きです

4/30 9:12

もう少しガンバ

4/30 9:25

山頂見えてきた

4/30 9:33

ついたー

4/30 9:53

天気いいですね

4/30 10:54

冷池山荘への稜線
雪庇が発達してます

4/30 11:16

こんな空洞があいている雪庇も

4/30 12:32

赤岩尾根を下ります

4/30 12:55

赤岩尾根から右の沢へ

4/30 14:30

スタート地点に戻りました
お山よ！ありがとう！

撮影機器：

FinePix XP70 富士フイルム

感想

sobacha

◯4月29日（水）
5：50大谷原→10：30ニの沢の頭→14：20第一岩峰基部

天気は申し分なし。駐車場から稜線がばっちり見える。
林道を15分程進み、右手藪斜面に赤テープが見えたら取付きだ。
雪のない急登を20分程登ると、尾根筋に乗る。
雪が出てくるが、とにかく暑い。
この気温では無雪期の格好くらいにしないと体力を消費するが、一転、冬山の様相となる事もありえるから、GWの雪山は面倒である。
淡々と尾根筋を進む。
一の沢の頭に近くなると小ピークが連続して細かいアップダウンになるが、その幾つかには雪がない。
本来は雪の上をスイスイと歩いていけるはずだが、仕方ない、尾根筋を進み藪を漕ぐ。尾根側面を進むには雪が不安定すぎる。
雪山テント泊の装備を背負って藪を漕ぐのは、結構しんどい。

藪こぎ、尾根上歩行、側面トラバースを交えて、ニの沢の頭に着くが、まだ早い時間なので、先に進む。
ニの沢の頭から一旦高度を下げた後で、正面の沢状地形を腐った雪に足元を取られながら登る。
沢状を登り切り、右の尾根に取り付いて、ナイフリッジが混ざる尾根を30分程進むと、第一岩峰の前に出た。

第一岩峰手前の尾根を盛り雪して、テントを張ることにする。
2名は第一岩峰にフィックスロープを張りに行き、残り2人でテン場の造成をする。
50mロープ2本を張り終わるころには、テン場の造成も出来上がり、テントの外で絶好のロケーションを眺めながらウィスキーをいただく。
これができるから、GWの晴れた雪山は最高だ。やめられない。


◯4月30日（木）
5：10第一岩峰→7：20第ニ岩峰→9：30鹿島槍北峰→11:30冷池山荘12:00→14:30大谷原

薄明るくなったら撤収。前日のフィックスを使って第一岩峰を登る。念のためアイゼン装着。
取付きから15mくらいが立っていて少し細かいが、その後はただのブッシュ帯だった。

第一岩峰後は、急斜面のブッシュ帯→雪斜面→細い雪稜→幾つかの岩稜と進み、第ニ岩峰基部に出た。雪は全くないのでアイゼンを外す。
チムニーはステミングで登って右の台状の上に乗った後は、薄く被っていて足が細く、テント装備とロープの入ったザックを背負ったままだと結構大変だった。

第ニ岩峰後は、また細い稜線。高度感はあるが、数日前と思われるトレースがあり、特に危険なところはない。
意外と遠いなあ、と思いつつ進むと、雪が融けて岩が露出した鹿島槍北峰山頂に辿り着いた。

天気が良いから眺めが良い。見える山は全体的に黒い。雪が少ないGWだ。

これから先は夏道が出ており、アイゼンを外して進む。
南峰山頂→冷池山荘と、暑さで体力を削がれながら進む。

赤岩尾根を下るが、途中、尾根右手にある冷沢に降り、シリセードで下る。
沢の中は大量のデブリが折り重なって薄気味悪いが、尾根沿いを進むよりずっと楽で、予定より1時間以上早く下山できた。

GW中なのでのんびり片付けた後、入浴。
某所で中華料理の宴会。
ビールを流し込み、ギョーザをぱくつきながら、話題は既に夏のクライミングで盛り上がる。
全く平和なGWだった。