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Yamareco

記録ID: 6444210
全員に公開
雪山ハイキング
丹沢

関ふれ(4)仏果連山に突入★予期せぬ積雪の経ヶ岳に冷や冷や

2024年02月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:25
距離
16.3km
登り
1,055m
下り
1,007m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:01
休憩
1:24
合計
7:25
8:46
12
8:58
9:05
41
9:46
10:01
31
10:32
10:32
31
11:03
11:03
6
11:09
11:09
9
11:18
11:21
2
11:23
11:23
8
11:31
11:35
3
11:38
11:45
34
12:19
12:19
5
12:24
12:54
48
14:03
14:13
27
14:40
14:47
27
15:14
15:14
56
16:10
16:11
0
16:11
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
S 飯山観音前BS(本厚木駅から神奈川中央バス 宮ケ瀬行または上飯山行)
G 半僧坊BS(本厚木駅まで神奈川中央バス 半原発)
コース状況/
危険箇所等
〇経ヶ岳
 一般登山道(旧土山峠〜尾根)、関東ふれあいの道(尾根〜経ヶ岳〜半僧坊)は、同程度のごく一般的な登山道。
 若干の岩場や急傾斜はあるも危険個所はない。指導標完備でルート明確。
 かえって、半僧坊の麓近くの関東ふれあいの道がやや荒れていて倒木・落ち葉が多かった。あまり歩かれていない感じ。

 雪は、麓では全く残っていなかったが、旧土山峠で出現。あって10cm程度。全く融けている個所もあったが、尾根道には多く残っていた。南面と北面の積雪量の違いはあまりなく、雪の残り具合はばらばらで、その要因はわからなかった。ときに夏道がわからない程度には積もっていた。氷結はなし。土泥はあり。岩場の雪は完全に融けていた。
「関ふれ」4弾は、先週のゴール地点からスタート。前半は街歩き、後半はちょこっと登山で、いわば赤線つなぎの消化試合の気分だった。ところが、、、後半に、、、。
2024年02月10日 08:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:44
「関ふれ」4弾は、先週のゴール地点からスタート。前半は街歩き、後半はちょこっと登山で、いわば赤線つなぎの消化試合の気分だった。ところが、、、後半に、、、。
赤線つなぎといっても、「関東ふれあいの道」の赤線つなぎなので、飯山白山をもう1回登らなければならない。
2024年02月10日 08:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:46
赤線つなぎといっても、「関東ふれあいの道」の赤線つなぎなので、飯山白山をもう1回登らなければならない。
せっかくだから、先週と違うルートで。金剛寺大師堂。打ち捨てられた感じだ。
2024年02月10日 08:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:49
せっかくだから、先週と違うルートで。金剛寺大師堂。打ち捨てられた感じだ。
重要文化財を有する歴史のある寺のはずだが、廃寺のような様相。
2024年02月10日 08:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:51
重要文化財を有する歴史のある寺のはずだが、廃寺のような様相。
しかし、しっかり大師様が鎮座されていた。こういうのも、ぜひとも残してほしいなあ。
2024年02月10日 08:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:51
しかし、しっかり大師様が鎮座されていた。こういうのも、ぜひとも残してほしいなあ。
続いてロウバイの丘。先週は気付かなかったのだが、ヤマレコのコースタイム欄に「行った場所」とされていて、気になっていた。
2024年02月10日 08:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:58
続いてロウバイの丘。先週は気付かなかったのだが、ヤマレコのコースタイム欄に「行った場所」とされていて、気になっていた。
ロウバイは終りかけだったが、かなりの本数がある。
2024年02月10日 08:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:57
ロウバイは終りかけだったが、かなりの本数がある。
ロウバイとウメのコラボ。
2024年02月10日 08:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 8:59
ロウバイとウメのコラボ。
地元の方が頑張ってられるんだな。
2024年02月10日 09:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:00
地元の方が頑張ってられるんだな。
熊野宮。
2024年02月10日 09:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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熊野宮。
馬頭観音。
2024年02月10日 09:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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馬頭観音。
お堂の中には、、、
2024年02月10日 09:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:15
お堂の中には、、、
新しそうな木像だが、三面八臂のようで、馬頭観音でよくみられるものだ。
2024年02月10日 09:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:16
新しそうな木像だが、三面八臂のようで、馬頭観音でよくみられるものだ。
飯山観音。やっぱり参拝は、(先週のように裏から降りてくるより)正面から登っていく方がいいな。
2024年02月10日 09:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:21
飯山観音。やっぱり参拝は、(先週のように裏から降りてくるより)正面から登っていく方がいいな。
今日は、男坂から行きます。
2024年02月10日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:24
今日は、男坂から行きます。
先週下った女坂は変化もありそれなりに面白かったが、男坂はひたすら階段が続く。
2024年02月10日 09:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:35
先週下った女坂は変化もありそれなりに面白かったが、男坂はひたすら階段が続く。
尾根に出たところの立派な樹。これは素晴らしい樹。何の樹だろう。
2024年02月10日 09:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:42
尾根に出たところの立派な樹。これは素晴らしい樹。何の樹だろう。
私には、スダジイに見えるが、、、社叢林と言えば社叢林なので残されたのだろうか。
2024年02月10日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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私には、スダジイに見えるが、、、社叢林と言えば社叢林なので残されたのだろうか。
少し山頂と逆方向に尾根を進むと鳥居が見える。
2024年02月10日 09:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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少し山頂と逆方向に尾根を進むと鳥居が見える。
白山神社だ。
2024年02月10日 09:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:50
白山神社だ。
白山池といって、行基が、この霊水の湧き出る池を見つけ、ここを霊地と定め、白山神社ができたと伝えられるという。行基と言えば、日向薬師の縁起も行基だったっけ。鎌倉幕府の影響なんだろうか。
2024年02月10日 09:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:50
白山池といって、行基が、この霊水の湧き出る池を見つけ、ここを霊地と定め、白山神社ができたと伝えられるという。行基と言えば、日向薬師の縁起も行基だったっけ。鎌倉幕府の影響なんだろうか。
神變大菩薩とある。修験道の開祖「役小角」の諡号だ。
2024年02月10日 09:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:52
神變大菩薩とある。修験道の開祖「役小角」の諡号だ。
となると、これが役小角像だ。修験と言えば、この白山は近くの八菅山を拠点とした八菅修験の修業の場だったのかもしれない。
2024年02月10日 09:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:52
となると、これが役小角像だ。修験と言えば、この白山は近くの八菅山を拠点とした八菅修験の修業の場だったのかもしれない。
飯山白山山頂です。
2024年02月10日 09:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:55
飯山白山山頂です。
先週の方が、空気が澄んでいたような。
2024年02月10日 09:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 9:55
先週の方が、空気が澄んでいたような。
御門橋白山分岐までは先週と同じ道なのであっという間だった。ここから先が、関東ふれあいの道だ。
2024年02月10日 10:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2/10 10:09
御門橋白山分岐までは先週と同じ道なのであっという間だった。ここから先が、関東ふれあいの道だ。
人工林のやや急傾斜を降りると、、、
2024年02月10日 10:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:10
人工林のやや急傾斜を降りると、、、
「林くらべ」という地点がある。
2024年02月10日 10:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:17
「林くらべ」という地点がある。
「林くらべ」とは地点名ではなかったな。人工林と自然林の比較解説版。しかしこの解説は誤解を与えるかもしれない。あくまでこの森での話だ。
2024年02月10日 10:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:17
「林くらべ」とは地点名ではなかったな。人工林と自然林の比較解説版。しかしこの解説は誤解を与えるかもしれない。あくまでこの森での話だ。
たしかに左が落葉樹林帯で、右が人工林帯ではあるが。。。
2024年02月10日 10:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:19
たしかに左が落葉樹林帯で、右が人工林帯ではあるが。。。
麓まで降りてきた。うーん、ここまでの道はつまんなかった。
2024年02月10日 10:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:26
麓まで降りてきた。うーん、ここまでの道はつまんなかった。
道端には、庚申供養塔。
2024年02月10日 10:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:29
道端には、庚申供養塔。
御門橋バス停。コース番号11「順礼峠のみち」のゴールだ。ここからは、「連絡区間」で車道歩き。清川村の中心部を縦断することになる。目の前に迫っている山は、大山三峰かな。
2024年02月10日 10:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:33
御門橋バス停。コース番号11「順礼峠のみち」のゴールだ。ここからは、「連絡区間」で車道歩き。清川村の中心部を縦断することになる。目の前に迫っている山は、大山三峰かな。
大山三峰らしきこの眺めはなかなかのもの。
2024年02月10日 10:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:40
大山三峰らしきこの眺めはなかなかのもの。
右側のこちらは、仏果連山だが、標高が低すぎるのでその前衛かな。
2024年02月10日 10:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:35
右側のこちらは、仏果連山だが、標高が低すぎるのでその前衛かな。
この道は、ロードバイクが多かった。ヒルクライムになるのかな。
2024年02月10日 10:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:42
この道は、ロードバイクが多かった。ヒルクライムになるのかな。
八幡神社。
2024年02月10日 10:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:44
八幡神社。
ここの社叢林は狭いが、巨木が多かった。
2024年02月10日 10:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:44
ここの社叢林は狭いが、巨木が多かった。
タブノキのようだ。
2024年02月10日 10:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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タブノキのようだ。
ついでに紅白のウメ。
2024年02月10日 10:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:47
ついでに紅白のウメ。
県立煤ケ谷診療所。村唯一の内科・外科のようだ。
2024年02月10日 10:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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県立煤ケ谷診療所。村唯一の内科・外科のようだ。
川沿いの集落。この小鮎川は相模川に合流する。
2024年02月10日 10:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:51
川沿いの集落。この小鮎川は相模川に合流する。
小鮎川の支流にかかる駒が橋の石碑。だじゃれみたいだが、由緒があるんだろうか。
2024年02月10日 10:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 10:57
小鮎川の支流にかかる駒が橋の石碑。だじゃれみたいだが、由緒があるんだろうか。
消防も隣の厚木市が担っているんだな。
2024年02月10日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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消防も隣の厚木市が担っているんだな。
これが村役場。
2024年02月10日 11:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:03
これが村役場。
西山三山方面だが、まだ前衛の山かな。スギが紅葉しているみたいに見えるが、枯れているのか。
2024年02月10日 11:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:04
西山三山方面だが、まだ前衛の山かな。スギが紅葉しているみたいに見えるが、枯れているのか。
煤ケ谷バス停あたりで、少し寄り道。大山三峰や不動尻への登山道入り口だ。どちらも行ってみたいものだ。
2024年02月10日 11:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:09
煤ケ谷バス停あたりで、少し寄り道。大山三峰や不動尻への登山道入り口だ。どちらも行ってみたいものだ。
ここを何しに行くかというと、、、
2024年02月10日 11:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ここを何しに行くかというと、、、
正住寺だ。臨済宗建長寺派。ここも鎌倉幕府の影響か。村一番の古いお寺だという。
2024年02月10日 11:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:13
正住寺だ。臨済宗建長寺派。ここも鎌倉幕府の影響か。村一番の古いお寺だという。
山号は金剛山。
2024年02月10日 11:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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山号は金剛山。
ときに、法要が行われていたようで、厳粛な雰囲気だった。立派な寺だ。
2024年02月10日 11:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:17
ときに、法要が行われていたようで、厳粛な雰囲気だった。立派な寺だ。
仏果山の名の由来の仏果禅師が、この正住寺を開いたというので参拝に伺ったのだ。
2024年02月10日 11:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:17
仏果山の名の由来の仏果禅師が、この正住寺を開いたというので参拝に伺ったのだ。
戻ろう。ここで、何人かの登山者とすれ違った。大山三峰に行くには遅すぎるな。どこまで行くんだろう。(相手も同じようなことを思っていたかも)
2024年02月10日 11:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:20
戻ろう。ここで、何人かの登山者とすれ違った。大山三峰に行くには遅すぎるな。どこまで行くんだろう。(相手も同じようなことを思っていたかも)
県道に戻ると、「大乗妙典六十六部〇」と刻まれた塔があった。法華経を66部写経し、日本全国を巡って66の国々の寺社に納経する修行者が残すもだという。相模国は鶴岡八幡宮のようだ。これも鎌倉幕府の影響なのか。
2024年02月10日 11:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:23
県道に戻ると、「大乗妙典六十六部〇」と刻まれた塔があった。法華経を66部写経し、日本全国を巡って66の国々の寺社に納経する修行者が残すもだという。相模国は鶴岡八幡宮のようだ。これも鎌倉幕府の影響なのか。
坂尻バス停。ここが、「関ふれ」12と17コースの起点だ。
2024年02月10日 11:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:31
坂尻バス停。ここが、「関ふれ」12と17コースの起点だ。
今日は、下の赤線、17「北条武田合戦場のみち」の半分ほどを歩く予定。経ヶ岳登山である。
2024年02月10日 11:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:31
今日は、下の赤線、17「北条武田合戦場のみち」の半分ほどを歩く予定。経ヶ岳登山である。
しかし、林道はつまらないので、旧宮ケ瀬線を行く。
2024年02月10日 11:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
2/10 11:43
しかし、林道はつまらないので、旧宮ケ瀬線を行く。
「みやがせみち」ともいうようだ。ここを左に登る。
2024年02月10日 11:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:43
「みやがせみち」ともいうようだ。ここを左に登る。
坂尻公衆便所。ヤマレコでは「みやがせみちトイレ」と地名登録されているが、あくまで関東ふれあいの道のトイレだと思う。
2024年02月10日 11:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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坂尻公衆便所。ヤマレコでは「みやがせみちトイレ」と地名登録されているが、あくまで関東ふれあいの道のトイレだと思う。
「みやがせみち」はしばらく舗装道。
2024年02月10日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:46
「みやがせみち」はしばらく舗装道。
さっき紅葉のように見えたスギは花だったようだ。ゲゲゲ、スギ花粉。
2024年02月10日 11:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:48
さっき紅葉のように見えたスギは花だったようだ。ゲゲゲ、スギ花粉。
舗装道の終点のようだ。
2024年02月10日 11:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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舗装道の終点のようだ。
右には何があるのだろう。登ってみる。
2024年02月10日 11:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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右には何があるのだろう。登ってみる。
沢山の石像。
2024年02月10日 11:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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沢山の石像。
念仏供養塔とある。阿弥陀如来を拝む「四十八夜念仏」の行事の記念だという。いろんなのがあるんだな。
2024年02月10日 11:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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念仏供養塔とある。阿弥陀如来を拝む「四十八夜念仏」の行事の記念だという。いろんなのがあるんだな。
これも念仏供養塔。安永九子十二月と彫ってある。安永九年だとすると1780年。この年は庚子の年。庚が抜けているのか。古文書の解読の勉強しなきゃな。
2024年02月10日 11:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これも念仏供養塔。安永九子十二月と彫ってある。安永九年だとすると1780年。この年は庚子の年。庚が抜けているのか。古文書の解読の勉強しなきゃな。
これは、アレではないか。いわゆる陽石。だとすると道祖神。
2024年02月10日 11:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:54
これは、アレではないか。いわゆる陽石。だとすると道祖神。
舗装道の先も広い道だった。
2024年02月10日 11:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 11:55
舗装道の先も広い道だった。
元々舗装されていたのが、使われなくなって、落ち葉や土で埋もれてしまったようだ。それを復活させた。
2024年02月10日 12:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 12:01
元々舗装されていたのが、使われなくなって、落ち葉や土で埋もれてしまったようだ。それを復活させた。
倒木も多く、気になった樹を見てみた。またまたスダジイにみえる。これは若木だけど、人工林に生えるものなのか。まさかね。(ardisiaさんのご指摘で、タブノキに訂正。にしていも人工林にとは)
2024年02月10日 12:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 12:04
倒木も多く、気になった樹を見てみた。またまたスダジイにみえる。これは若木だけど、人工林に生えるものなのか。まさかね。(ardisiaさんのご指摘で、タブノキに訂正。にしていも人工林にとは)
この道、結構登っていて、だんだんと残雪が出てきた。
2024年02月10日 12:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 12:21
この道、結構登っていて、だんだんと残雪が出てきた。
旧土山峠で、土山峠から仏果山・経ヶ岳への登山道と合流する。しかしなんということ。積雪だ。
2024年02月10日 12:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 12:25
旧土山峠で、土山峠から仏果山・経ヶ岳への登山道と合流する。しかしなんということ。積雪だ。
一面雪で覆われている。もう午後なのだが、ここからのんびりムードから一転、今日の第二ステージが始まるのであった。
2024年02月10日 12:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 12:54
一面雪で覆われている。もう午後なのだが、ここからのんびりムードから一転、今日の第二ステージが始まるのであった。
チェーンスパイクすら持ってこなかったので、この先、もっと積もっていたらどうしようと不安だった。一瞬撤退も頭をよぎったが、まあいいやと先に進む。
2024年02月10日 13:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 13:01
チェーンスパイクすら持ってこなかったので、この先、もっと積もっていたらどうしようと不安だった。一瞬撤退も頭をよぎったが、まあいいやと先に進む。
落葉樹林帯に入ると雪は消えた。こちらは南面だからか。なかなか良い雰囲気。
2024年02月10日 13:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 13:09
落葉樹林帯に入ると雪は消えた。こちらは南面だからか。なかなか良い雰囲気。
枝越しに宮ケ瀬湖が見える。
2024年02月10日 13:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 13:11
枝越しに宮ケ瀬湖が見える。
尾根に出た。わぁ一面真っ白。ここから、「関ふれ」コース。一般登山道と変わるところはない。
2024年02月10日 13:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 13:16
尾根に出た。わぁ一面真っ白。ここから、「関ふれ」コース。一般登山道と変わるところはない。
幸い、ノーアイゼンのツボ足でも平気で歩ける。
2024年02月10日 13:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 13:17
幸い、ノーアイゼンのツボ足でも平気で歩ける。
雪とはまさか思っていなかったので、得した気分。
2024年02月10日 13:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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雪とはまさか思っていなかったので、得した気分。
下りが北面なので心配ではあるが、行くだけ行こう。幸いエスケープできる林道もある。
2024年02月10日 13:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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下りが北面なので心配ではあるが、行くだけ行こう。幸いエスケープできる林道もある。
雪だるま作る気持ちが分かるなあ。まだ新しそう。すれ違った方から、すぐ前を数何のパーティーが進んでいるようだ。
2024年02月10日 13:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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雪だるま作る気持ちが分かるなあ。まだ新しそう。すれ違った方から、すぐ前を数何のパーティーが進んでいるようだ。
半原越(峠)へ降りる。この下りは大したことない。
2024年02月10日 14:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:03
半原越(峠)へ降りる。この下りは大したことない。
仏果禅師とは、先ほど参拝した正住寺の和尚だ。
2024年02月10日 14:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:05
仏果禅師とは、先ほど参拝した正住寺の和尚だ。
ここ半原越は、法論堂林道(舗装)が先ほど通ってきた坂尻まで通じている。エスケープするなら、ここ。写真の正面が経ヶ岳への登山道だが、雪はそうなさそうだ。行くか。
2024年02月10日 14:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ここ半原越は、法論堂林道(舗装)が先ほど通ってきた坂尻まで通じている。エスケープするなら、ここ。写真の正面が経ヶ岳への登山道だが、雪はそうなさそうだ。行くか。
展望スボットに出た。
2024年02月10日 14:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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展望スボットに出た。
絶景です。中央左側が、大山三峰その奥が大山。大山から右に表尾根が続いている。右端が丹沢山のようだ。いつもの海側からと逆だな。
2024年02月10日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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絶景です。中央左側が、大山三峰その奥が大山。大山から右に表尾根が続いている。右端が丹沢山のようだ。いつもの海側からと逆だな。
ズームしてみよう。左側から並べる。大山三峰と大山。
2024年02月10日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:25
ズームしてみよう。左側から並べる。大山三峰と大山。
ちょうど写真の中央のピークが、新大日と木ノ又大日(雲に少し隠れている)、その右のトンガリが塔ノ岳、ややなだらかに日高と竜ヶ馬場が続いて、丹沢山だ。さらに右隣(右端)が不動峰。主脈がこんな風に見えるんだ。
2024年02月10日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:25
ちょうど写真の中央のピークが、新大日と木ノ又大日(雲に少し隠れている)、その右のトンガリが塔ノ岳、ややなだらかに日高と竜ヶ馬場が続いて、丹沢山だ。さらに右隣(右端)が不動峰。主脈がこんな風に見えるんだ。
中央右側のやや低い奥のピークが不動峰、右へ棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭と続く。その右が蛭のはずだが雲の中。手前が円山木ノ頭と本間ノ頭(丹沢三峰)だ。このあたりは行ってないなあ。
2024年02月10日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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中央右側のやや低い奥のピークが不動峰、右へ棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭と続く。その右が蛭のはずだが雲の中。手前が円山木ノ頭と本間ノ頭(丹沢三峰)だ。このあたりは行ってないなあ。
こちらは歩いてきた清川村の中心部。以上、わかりやすい山名説明板があったのでした。
2024年02月10日 14:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:26
こちらは歩いてきた清川村の中心部。以上、わかりやすい山名説明板があったのでした。
さあ、経ヶ岳まではもう一息だ。幸運にも岩混じりの急登も、、、
2024年02月10日 14:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:34
さあ、経ヶ岳まではもう一息だ。幸運にも岩混じりの急登も、、、
痩せ尾根も、雪は融けていて幸運だった。
2024年02月10日 14:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:36
痩せ尾根も、雪は融けていて幸運だった。
経石だ。
2024年02月10日 14:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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経石だ。
ふむふむ。今度は弘法大師か。
2024年02月10日 14:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:36
ふむふむ。今度は弘法大師か。
こんな尾根にこんな巨石があるとは不思議。
2024年02月10日 14:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:38
こんな尾根にこんな巨石があるとは不思議。
経文を本当にここに収めたのかもしれない。ここは、何度か触れた八菅修験の三十行所の第8行所「経石獄」でもあると聞く。三十行所すべてに行ってみたい気もする。
2024年02月10日 14:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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経文を本当にここに収めたのかもしれない。ここは、何度か触れた八菅修験の三十行所の第8行所「経石獄」でもあると聞く。三十行所すべてに行ってみたい気もする。
そして経ヶ岳に登頂です。ここもたっぷりの雪。
2024年02月10日 14:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:42
そして経ヶ岳に登頂です。ここもたっぷりの雪。
山頂で目立った樹。実っているぞ。
2024年02月10日 14:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:43
山頂で目立った樹。実っているぞ。
枝に棘があって大木となるとカラスザンショウかな。葉がないと分かんない。芽吹いたら確認しに来よう。
2024年02月10日 14:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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枝に棘があって大木となるとカラスザンショウかな。葉がないと分かんない。芽吹いたら確認しに来よう。
さて、下山だ。北面は雪が多そうで不安。
2024年02月10日 14:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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さて、下山だ。北面は雪が多そうで不安。
雪の少ないところを歩く。
2024年02月10日 14:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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雪の少ないところを歩く。
写真ではわかりにくいが、かなり傾斜があって、木の階段が九十九折になっているようだ。
2024年02月10日 14:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:48
写真ではわかりにくいが、かなり傾斜があって、木の階段が九十九折になっているようだ。
しかし、どこが階段だかわからない。しかし、幸いなことに登ってきた方のトレースが付いていた!!
2024年02月10日 14:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 14:51
しかし、どこが階段だかわからない。しかし、幸いなことに登ってきた方のトレースが付いていた!!
このトレースを辿ればいいのだ。
2024年02月10日 14:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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このトレースを辿ればいいのだ。
難関を突破したら、雪が無くなってきた。
2024年02月10日 15:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 15:01
難関を突破したら、雪が無くなってきた。
快適、快適。
2024年02月10日 15:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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快適、快適。
愛川町方面も見えてきた。
2024年02月10日 15:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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愛川町方面も見えてきた。
急降下の階段。
2024年02月10日 15:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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急降下の階段。
ここが、泥と混ざってぐちゃぐちゃで滑る。しかし、氷結よりはましだ。
2024年02月10日 15:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 15:19
ここが、泥と混ざってぐちゃぐちゃで滑る。しかし、氷結よりはましだ。
やったー、林道ではないか。
2024年02月10日 15:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 15:21
やったー、林道ではないか。
これで安心と林道をぐいぐい降りていたら、ヤマレコがルート逸脱の警告をしてきた。地図を見たらこの林道は途中で行き止まりだった。(法華峰林道)
2024年02月10日 15:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 15:26
これで安心と林道をぐいぐい降りていたら、ヤマレコがルート逸脱の警告をしてきた。地図を見たらこの林道は途中で行き止まりだった。(法華峰林道)
仕方なく、正規の登山道に戻ったら、今度は落ち葉で道が見えない。しかし、泥のぐちゃぐちゃよりはまし。
2024年02月10日 15:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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仕方なく、正規の登山道に戻ったら、今度は落ち葉で道が見えない。しかし、泥のぐちゃぐちゃよりはまし。
再び雪が出てくるが、ここは大丈夫。
2024年02月10日 15:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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再び雪が出てくるが、ここは大丈夫。
展望スポットだ。
2024年02月10日 15:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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展望スポットだ。
愛川町が一望できる。あの右側の山はもしやと思って地図を見る。
2024年02月10日 15:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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愛川町が一望できる。あの右側の山はもしやと思って地図を見る。
これが、八菅修験の拠点だった八菅山だ。手前の半分はゴルフ場になっているが、奥の方には登山道があるらしい。ここは行くしかないな(後日)。
2024年02月10日 15:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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これが、八菅修験の拠点だった八菅山だ。手前の半分はゴルフ場になっているが、奥の方には登山道があるらしい。ここは行くしかないな(後日)。
この道にはもう雪はなく、こんな崩壊地があったり、、、
2024年02月10日 15:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 15:50
この道にはもう雪はなく、こんな崩壊地があったり、、、
倒木があったりしたが、大したことではない。
2024年02月10日 16:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 16:04
倒木があったりしたが、大したことではない。
国道に出て、、
2024年02月10日 16:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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国道に出て、、
半僧坊BSに着いたらちょうどバスが来た。前半の街歩きと、後半の雪山と、2日分を過ごした気分だ。充実した一日だったと言っておこう。(しかし疲れた)
2024年02月10日 16:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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2/10 16:11
半僧坊BSに着いたらちょうどバスが来た。前半の街歩きと、後半の雪山と、2日分を過ごした気分だ。充実した一日だったと言っておこう。(しかし疲れた)
撮影機器:

装備

MYアイテム
翔亀
重量:0.61kg
個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 飲料 GPS 保険証 携帯 タオル カメラ

感想

「関東ふれあいの道」略して「関ふれ」第4弾です。おおむね神奈川県コース番号11「順礼峠のみち」の最後の0.8km弱と17「北条武田合戦場のみち」の半分となる。なぜ半分なのか、なぜおおむねなのか説明が必要だろう。そして全く予期してなかった雪のことも。

(悩んだルート選定)

自宅のそばの大磯からスタートして、いよいよ仏果連山に足を踏み入れることになる。仏果山を中心に北に半原高取山と南山が、南に革籠石山、経ヶ岳、華厳山、荻野高取山が連なり、最近では相州アルプスとも言われているようだ(南山は含まれない模様)。このうち経ヶ岳、華厳山、荻野高取山を西山三山というらしい。

思えば4弾目(=4日目)にしてずいぶん遠くに来たもので、このあたりの山域は全く知らない。前々から計画だけは立てていたが、全縦走はとても無理。一般登山道のない華厳山、荻野高取山を除いたとしても一日ですべて登るのは厳しい。どこから手を付けるのがよいか、主峰の仏果山は痩せ尾根や急登と険しそうだし、と躊躇していて時間ばかりが経っていた。

シリーズ「関ふれ」を始めたのも、その先に仏果連山が待ち受けているという楽しみもあったからだ。

「関東ふれあいの道」は、仏果連山を越える2つのルートが並行している。縦走ではなく、別々に越える。17「北条武田合戦場のみち」は経ヶ岳だけを越え、12「丹沢山塊東辺のみち」は仏果山だけを越える。いいとこ取りをして先を急ぐのなら主峰の仏果山だけを越える12「丹沢山塊東辺のみち」がよい。一方、難易度からいうと経ヶ岳だけを越える17「北条武田合戦場のみち」の方が容易そうだ。

もともと今回の「関ふれ」シリーズの方針は、ルートを忠実に踏破するものではなかった。むしろそれを手掛かりにしながら近くに面白そうな山やスポットがあれば寄り道し、ルート変更も厭わないというものだった。つまりできる限りルートの周辺を味わい尽くすということだ。その意味で見どころ多く歩きがいのありそうな仏果連山は、寄り道も含めてじっくり歩き回りたい。だから別に踏破のためではないが、17と12は両方行きたい。順序としては、仏果山の12より簡単そうな、経ヶ岳の17の方が先だろう。

かつ、これまで続けてきて、「関ふれ」ルートに限らず<赤線つなぎ>の楽しみを知るようになった。ヤマレコの「全ルートを地図を見る」楽しさだ。そうなると、11「順礼峠のみち」と17「北条武田合戦場のみち」を繋げなければならない。「関ふれ」では「連絡区間」となっている御門橋バス停と坂尻バス停の間の車道歩き3kmは、初めて訪ねる清川村の中心部となるので歩いてみたい。同時に、前回積み残しの11「順礼峠のみち」の御門橋白山分岐〜御門橋までの0.8kmも外せない。となると御門橋からピストンするよりは、飯山観音から白山を前回とは別ルートで登って合流したほうが良い。飯山観音は前回うっかり見忘れたスポットもあった(もっともこんな面倒なことになったのは、飯山観音へ抜けた前回、赤線つなぎのことを考えていなかったためだ)。

こうして大まかな方針ができたが加えて、「関ふれ」では12と17は両方とも仏果連山の尾根(半原越)まで法論堂林道を使っているが、山間の舗装道はつまらないので土山峠からの登山道にした。このことにより、経ヶ岳への尾根歩きが長くなる。つまり尾根道は仏果山への12「丹沢山塊東辺のみち」の一部を歩くことになり、赤線つなぎの観点からは次回の仏果山へのアプローチが短くなる。さらに坂尻から土山峠は県道ではなく、かつての生活道だったという旧宮ケ瀬道(みやがせみち)にしよう。後で考えるとこのことによる<演出効果>は大きかった(後述)。

ルートの前半半分が長い街歩きとなるので、難易度が高そうな仏果山を避け(難度の高い箇所は前半に限る)、経ヶ岳の17にするのは好都合だ。仏果山は次回に登ればよい。ただ時間的に17の中間点の半蔵坊(経ヶ岳下山口)がバスの本数が多いので、ここをゴールにする。冒頭のなぜ17の半分か、なぜおおむねかとは、こういう理由だ。

今回は後半が登山となるが、仏果山のような難所もなさそうで、距離も短く少し楽すぎるので、もう少し欲張ってもいいかもしれないと思っていたのが正直なところだった。街歩きもこれといって見所はなさそうだし山行記録も書くことがないのではないか、とも。ただ、前回の「思わぬ登山」に懲りて、靴はスニーカーもどきではなく、まともな登山靴だけは履いていった。でも軽いピクニック気分であるには変わりなかった。

ところが歩いてみて予期せぬ事態にびっくり。まさに、その事態にうってつけのルートだったのだ。仏果山ではなく経ヶ岳にして、距離を短くして、時間に余裕をもたせて大正解だった。

なぜなら、仏果連山には積雪がかなり残っていたからだ。前半ののんびり街歩きから一転して、後半は緊張を強いられた。しかし、法論堂林道でなく一般登山道にしたおかげで長くなった雪の尾根歩きを大いに楽しむことができた。


(思わぬ積雪)

雪は全く想定外だった。ここ数日、神奈川県内では雪はおろか雨も降っていないので、4日前の2月6日の雪が残っていたのだろう。塔ノ岳の北側とか大室山あたりなら当然積雪は警戒する。いや警戒ではなく、できる限り避ける。そもそも、私の場合は、雪の高原をスノーシューで楽しんだりはするが、それ以外の冬山は積雪がないところ(つまり低山)を選んでいる。積雪はあるならしっかりあったほうがよい。アイスバーンが嫌なのだ。

やはり冬に歩き慣れない山域に入るべきではないのだろう。標高600-700mと低い山域だが、神奈川県では雪が降るときは積もることも多い地域だ。雪が残っているのは、よくよく考えれば当然のことだが、しかし西丹沢とは違うだろうという全くの思い込みで、4日前の雪のことなど完全に頭の隅にさえ残っていなかった。天候で考えていたのは、暖かくなったがどのくらいの気温だろうか、防寒具は必要か、ぐらいだった。

したがって、アイゼンやストックはおろか、いつもは荷物に忍ばせているチェーンスパイクやゲーターさえ持って行かなかった。ピクニック気分というのは、こういうことである。

これが今回の経ヶ岳登山中に、大きな心理的不安要素となった。

今回は、南側から登るルートだ(土山峠からの一般登山道で「関ふれ」ルートではない)。それにもかかわらず、旧土山峠から10cmの積雪がいきなり現れた。積雪が融けて消え地面も乾いている部分もあるが、標高を上げるにつれて、どんどん積雪量が増えていくのだ。尾根に出ると、まさに雪の世界。樹雪はさすがになかったが、こんな光景が見られるとは思ってもみなかった。

今回は幸いにも低山雪山も対応を謳っている登山靴だったので、続行したが、前回のスニーカーもどきだったら、登らずに撤退していただろう。その雪はアイスバーンにはなっておらず、そう深くもないので、アイゼンなしのツボ足でも問題ない程度だった。登りや尾根歩きはかえって楽しいくらいだった。

しかし、下りが大問題だ。しかも、これが北面になるのだ。だから始終、もし積雪が増えていたりアイスバーンになっていたら、どのタイミングで引き返すか、あるいはどこでエスケープするかばかりを考えていた。チェーンスパイクさえ持っていたら、そんな懸念はなかったろう。幸い、半原越で「関ふれ」ルートの法論堂林道と交差するので、エスケープにはうってつけなことに気づき、やや安心して進んだのだった。

結局、北面の積雪も南面よりやや多かった感じだが大したことはなく、アイスバーンにもなっていなかったので、エスケープせずに進んだ。ピークまで来てしまえば戻る気にもなれない。しかし、予想通りといおうか、下りはなかなかスリリングだった。九十九折の階段らしき夏道が完全に雪に隠れていて、ルートがわからない。しかし、トレースがしっかりついていたのだ。ツボ足の登りのトレースが。この日は数パーティーとすれ違ったり抜かされたりしたが、ルートが多いので、この下りのルートにトレースがあったのは幸運だった。これがなかったら、どうなっていたかわからない。ここは、チェーンスパイクが必須の地点だった。ここが今回の核心だ。

雪の後のお馴染みの泥泥道の急降下にも悩まされたが、まあこれはよくあるご愛敬だろう。

この日の、仏果山はどうだったのだろうか。雪の痩せ尾根を避けられたことはよかったと思う。経ヶ岳のコースは危険個所はなかったし、岩場の雪は融けていた。でも、「関ふれ」ルートに限っても(法論堂林道は除く)完全なる登山道だった。街歩きのコースとの落差がありすぎる。

経ヶ岳にしても仏果山にしても、その名前からわかるように仏教に関係がある。これらの山は、愛川町のこの近くの八菅山を拠点とした八菅修験の行場だったという。八菅修験は、かつては修験の中でも有力な存在だったようだ。計画では、この山に点在する修行の場を見て回りたかったのだが、雪のおかげでそれどころではなくなった。その代わり、チェースパイクなしの雪山自体が修行だった。無事登山口に下山して、よかった生還できたとほっとしたのも久しぶりだ。今回は完全に自分の情報管理のミスだが、本当の登山とは(悟りを開く)修行に近いのかもしれない。

いずれにせよ、低山といえども冬の丹沢を侮るべからずというのが教訓だ。チェーンスパイクは必ず持っていかなければいけない。

★前回の記録
関ふれ(3)日向薬師〜順礼峠〜飯山白山★東の縁でも丹沢は丹沢
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6424379.html

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コメント

翔亀さん、こんばんは。

思わぬ形での雪山ハイク、お疲れ様でした。
植物について分かる範囲で同定してみました。

写真18:葉の裏に光沢があって銅のように見えるのでスダジイだと思います。スダジイは海岸沿いや平野部に多い種ですが、丹沢山地だと日向山(日向薬師)のスダジイ林が有名ですね。
写真39と写真70:2つともタブノキだと思います。幹が灰白色〜ごく薄い赤褐色という感じで、葉の裏がうっすら粉白色なのが特徴ですね。
写真99:高木性でトゲがあり、枝先に房状の実が付いていて、特徴的な葉痕なのでおそらくカラスザンショウで間違いないと思います。
2024/2/14 22:57
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ardisiaさん、ありがとうございます!!

18はやはりスダジイでしたか。70はスダジイにしては、葉の裏が白いので違うかなと思ったのですが、タブノキですか。なるほど幹もポイントですね。確かにスダジイなら裂けているはずです。

それにしても、白山のスダジイは社叢林っぽいので分かるにしても、70のタブノキは驚きです。スダジイとかタブノキは、高麗山にもたくさんあるのですが、照葉樹林帯にしか生えないものとばかり思っていました。こういう人工林にも混ざっているもんなのですね。
2024/2/14 23:14
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