根本山(1199m)♪難路「根本沢コース」で道迷いの大チョンボ♪
栃木県
群馬県
sho0120
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 912m
- 下り
- 898m
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09:25 根本沢コース登山口(不死熊橋)
11:20 鉄梯子
11:30 お地蔵さん(ここでルートを間違えたのがはじまり)
11:55 峰ノ平(二重のルートミスで右に行ってしまった)
12:05 行者山(ここで気付けば良かったのですが…)
12:35 根本山神社奥の院(お地蔵さんまで戻ってきてしまった)
13:00 峰ノ平(今度は山頂の位置を確認して左へ進む)
13:25 中尾根十字路
13:30 根本山山頂(1199m)ランチタイム 14:10
14:20 十二山根本山神社跡地
14:40 中尾根十字路
15:35 中尾根登山口
15:45 根本沢コース登山口(不死熊橋)
15:50駐車場 着
＜6時間30分＞
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
○釣り人も多くいて、10台ほど停まっていました。 ＜自宅から40分＞ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
【根本沢コース】 ○登山口は不死熊橋を渡ってすぐの左側にあり、いきなりのロープで登ります。 ○根本沢沿いに登山道を進みますが、ルートがわかりにくいポイントには、赤テープが木に巻かれていて、有効な目印になります。 ○根本沢をかなりの回数渡りましたが、どの地点にも踏み石があり、沈することはありませんでした。 ○山の斜面を高巻きに進むときは、幅が20〜30cm程度の場所も多く、油断大敵のルートです。沢沿いなので地面が緩く、滑落すると30mくらい下の根本沢までいっちゃいそうです。 ○鉄梯子を過ぎたところに立つお地蔵さんは、根本山神社奥の院の目印です。今回それがわからずに神社を見落として、水のなくなった沢を直登してしまいました。その結果、1時間もの貴重な時間と体力を奪う大チョンボになりました。 【峰ノ平から根本山頂】 ○峰ノ平を左に進むと、中尾根コースにぶつかる中尾根十字路です。左の急斜面を登っていくと、根本山山頂に到着します。 ○山頂は、樹林帯で眺望はなく、通過点のようなピークです。熊鷹山方面や三境山方面のルートとの三叉路にもなっています。 【中尾根コース】 ○桐生市側から根本山に登る一般的なコースです。 ○今回は、このコースを下りました。 ○ツツジが綺麗なコースなのですが、シロヤシオやヤマツツジもすでに終わっていました。 ○左側に続く杉の植樹林帯を見ながらの下山になります。尾根から林道への下りは、正に間伐を進めている杉林の中を葛折りに歩きます。 ○林道は震災や台風の影響が及んだままで、全く手つかず状態。これでいいのでしょうか？ |
| その他周辺情報 | ○根本山登山コース(桐生市) → http://www.city.kiryu.gunma.jp/web/home.nsf/0/da0a7f1e68563fce49256b1f0006bd99?OpenDocument ○梅田ふるさとセンター(外トイレあり) → http://park15.wakwak.com/~furusato/ |
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感想
今までに何度か登っている根本山ですが、これまでは全て中尾根コースを登りに使ってきました。今回はツツジも終盤ということで、花をターゲットに置かず未知のコースを巡る目的で、根本沢コースを登りに選択しました。
根本沢コースの登山口は、不治熊橋を渡ってすぐの左斜面にありますが、いきなりロープがある急登です。ぐいっと登って根本沢を高巻きに進んでいきます。このコースは沢沿いに進んでいくので、何度も沢を渡ったり川辺を歩いたりするのですが、沢との高低差がとても大きくて急斜面を高く巻いていく部分もあり、気の緩みは禁物です。足を踏み外すと、30mくらい下に滑落して水浴びすることになっちゃいます。よくもまあこんな所に「ハイキングコース」などという指標をいくつも立てたものです。一般の人が気軽にハイキングに来るなんてとてもできないコースだと思います。
1時間半ほど根本沢沿いを歩いて山深さが一段と増してくると、ひん曲がった鉄梯子があります。これを登って暫く行くと、お地蔵さんが一体立っています。これは、根本山神社奥の院の目印です。奥の院は、右側斜面のずっと上の方に建っていて見上げるとしっかり目視できます。ところが、奥の院があることをすっかり見落として、そのまま真っ直ぐに水のなくなった沢を詰めていってしまいました。正面に赤テープの目印もあり、長いロープも張ってあるので、何の心配もせずに直登してしまったのです。根本山神社奥の院が右上にあることに気付かなかったので、直進は当然の状況でした。急登を登りきると鞍部の峰ノ平です。本来ならば、右手の行者山側から左手に向かって鞍部を通っていくルートなのですが、そのど真ん中に直登してしまったために、あるべき神社が見つからず、左右のどちらに行っていいのかわからず混乱してしまいました。また、スマホの「山旅ロガー」が不調でGPSが機能せず、当然ネットワークも圏外です。GPSを使えばいいやと地図を持って来なかったので更に深刻な状況になり、備えを怠った自爆状態でした。
ここで、根本山神社奥の院は、右側にあるという記憶だけを頼りに右手に進んでしまったのが運の尽き。右手を登っていくとピークに祠があり、その先は崖のような斜度の鎖場でした。下りの鎖場があることにおかしいと思って「山カメラ」のアプリで根本山頂を確認すれば良かったのですが、それに気づいたのは強烈な鎖場を必死に下りきって、根本山神社奥の院を眼前にしながら、1時間前に通ったお地蔵さんがすぐ下に見えた時でした。事もあろうか、一番危険で一番時間のかかる核心部を周回してから、初めて自分の大きなルート判断ミスに具体的に気付いたのです。
お地蔵さんを前に、登頂を諦めてこのまま帰ろうかと弱音を吐いてしまったのですが、根本沢コースの全容をしっかり理解するためにも、もう一度長いロープの急登を登って鞍部の峰ノ平まで行こうということになりました。もちろん、体力的にも精神的にも余裕がなかったので、ほぼ垂直に登っていく神社上の鎖場はチョイスしませんでした。
峰ノ平に再び着いてから「山カメラ」を使って根本山の位置を確認すると、左手側に進むのが正しいルートだと改めて解りました。初めに登った時に「山カメラ」を使えば、1時間のタイムロスと体力＆精神力の疲弊はなかったと思い、地図を持って来なかったことと共にとても反省しています。
この後、中尾根コースと交わる中尾根十字路に難なく達し、見慣れたコースを登って4時間もかけて根本山山頂に到着しました。山頂で反省しきりのランチタイムを過ごし、十二山根本山神社跡地を経由して遠回りで中尾根十字路に戻り、中尾根コースで下山しました。慣れた中尾根コースでの下山は、1時間ちょっとのあっという間でした。
中尾根コース登山口から倒木と土砂崩れの林道を戻ると、その入口には黄色いテープが張られ、立入禁止になっていました。桐生市側から根本山に登るメインコースの入口に立入禁止の表示とは…。山頂で少し話をした県外から中尾根コースを登ろうと来られた方は、立入禁止の表示を見て、その奥に中尾根コースの登山口があるとは全く考えずに十二沢沿いの林道をひたすら進んでしまい、隣の熊鷹山に登ってしまったそうです。桐生市がWebページに掲載している根本山ハイキングガイドには、「不死熊橋を渡った後、根本沢に沿って登る根本沢コースは、途中鉄梯子や鎖場のある難コースですので、中尾根コースをご利用下さい」と書かれています。この情報を見て中尾根コースで根本山に登ろうとする方もいると思います。これが正しい情報となるように、市の担当課が、林道を塞いでいる杉の幹や土砂を片付けて、安全で登りやすい林道に整備してくれることを期待しちゃいます。「中尾根コースをご利用下さい」と掲載しているのだから、当然のことですよね。
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