【硫黄岳から天狗岳】絶景・暴風の中稜線を歩く
- GPS
- 06:59
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,330m
- 下り
- 1,320m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:53
天候 | 快晴&稜線は暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
桜平駐車場(中)へは4WD&チェーン推奨とのことでしたが 自分は4WD&スタッドレスで到達できた |
その他周辺情報 | 縄文の湯 |
写真
感想
前日の大アクシデントから気を取り直し、2日目本番の硫黄岳に挑みます。まず登り始める前の不安ポイント。桜平駐車場までの道のり。聞くところによると4WD&チェーン必須とのこと。愛車フォレスターでチェーンなしなんですが、Xモードを駆使し、ほんとに険しい道を走破できました。第一関門突破!
桜平駐車場(中)からはじめはチェンスパで歩き始めます。予報は快晴で暴風。天狗岳から硫黄岳の当初計画を硫黄岳にまず登り、状況を見て天狗岳を目指すことにしました。樹林の中をサクサク進み、夏沢鉱泉、オーレン小屋を経由し夏沢峠へ90分ほどで到着。ここで完全装備。見上げると爆風を目で確認ができる硫黄岳が立ちはだかっています。今季初アイゼン&ピッケルでおそらく今まで体感したことのない暴風、大丈夫でしょうか!?
樹林を抜けるまでは、割と積雪があり、そして急登。抜けるとついに暴風にさらされる状況に。バランスを崩さないように一歩一歩進みました。天気は超快晴なので、あたりを見渡せば、全見えです。こんな中ですが、写真と動画を撮りながら進んでいくと、爆裂火口が真横に見えるようになってきます。雪が地層に沿って張り付きチョコケーキの断面のように見えます。帰りに気づいたのですが雪庇の張り出す切り立ったところを歩いていたようです、もちろん安全はしっかり確保しています。
そして、硫黄岳冬季登頂!硫黄岳は2回目で前回は何年前だろ?美濃戸から硫黄岳、横岳、赤岳の稜線を歩き周回した以来です。登頂直前から見える赤岳、阿弥陀岳の迫力は超感動。どこまでも見えそうな景色に爆風に耐えながら写真撮りまくり。風で手振れが凄い。持ってきた風量計で17m〜22mを観測しました。この体感をもって天狗岳への稜線歩きも行けると確信し、次に向かうことにしました。
慎重に下り夏沢峠へ戻り、再び樹林の中を歩き箕冠山へ、そこを抜けると再び爆風。根石岳山荘のあたりは本日最高の25mを観測。でも立っていられます。根石岳への登り、下り、天狗岳への登りとアップダウンをしながら東天狗へついに登頂!こっちからの方が険しい?冬季は2回目、通算3度目の天狗岳でございます。今回西天狗はパス。見たことのある景色ですが、何度見ても満足の絶景。相変わらずの爆風ですが、達成感MAX。
計画をやり遂げました。箕冠山までは暴風にさらされますが、その先からは雪山ハイキング。ストックに持ち替えサクサク、速攻下山。
大アクシデントで始まった2日間でしたが、爆風を体感できた、稜線を歩けた、色々な経験値を稼ぎレベルアップ⤴️今回は気温が下がらず寒さを覚えることはなかったですが、この暴風プラス低温が重なるとかなり厳しくなったはず、今回の経験におごらずまた次なる挑戦を探したいと思います。
1日目はこちら⇒ 【霧ヶ峰】山頂から蝶々深山へスノーシューハイキング https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6461528.html
桜平中までチェーン無しで行けたのはフォレスターだからですね。他の車種は真似しちゃいけませんよね。
以前ハイブリッド四駆で行ったとき、沢を渡った直後の登りが特に厳しくて、途中でチェーンを巻くことになりました。
道の状態が分からず、ある意味、駐車場に行くまでが一番の不安でした。こういうところに行けるためにフォレスターを選んだといっても過言ではありません。到着した時には、自分以外に、フォレスター(ノーチェーン)とRAV4(後輪チェーン)の2台がありました。この日の道の状態だったら(中)まで来れる車だったら(上)まで行けると思いました。
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