真昼岳 ブナの森から展望の稜線へ花を訪ねて

2015年05月24日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 13.0km
• 登り: 978m
• 下り: 965m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:04
• 休憩: 0:26
• 合計: 6:30

7:55 スタート地点
8:24 8:24 赤倉登山口
9:24 9:24 真昼ブナ林
9:52 9:54 やせつる尾根
10:15 10:17 赤倉分岐
10:30 10:50 真昼岳
11:22 11:22 音動岳
11:55 11:55 赤倉分岐
14:08 14:10 赤倉登山口
14:25 ゴール地点

天候

快晴　風が心地よかった

アクセス

利用交通機関：

自家用車

赤倉沢林道の崩落情報があり、鳥居のところにとめましたが、補修が終わっており、登山道入り口まで車で入れます（涙）。この日は十台以上、止まっていました。

コース状況／危険箇所等

林道工事の情報もあり、車が止まっているところが、登山道入り口と判らず、うろうろしてタイムロスしました。後から着いた地元の方に登山道の入り口を教えてもらいました(恥)。
登山道そのものは特に問題ありません。稜線に出て音動岳へ向かう道の一部が笹がかぶっているぐらいです。

写真

5/24 7:52

赤倉沢林道の補修が完了した情報がなく、鳥居のところにとめました。実際は工事は終わっており、登山道入り口のところまで、問題なく入れます。

5/24 7:53

ニョイスミレ

5/24 8:04

林道を歩いて行くとタニウツギが綺麗に咲いています

5/24 8:13

車が十台ほど止まっていた場所で、この奥に道が続いているのかと思ってしまいました。

5/24 8:24

しばらく崩壊した林道を進みましたが、判らないので引き返し、ちょうど来合わせた人に聞いて、ようやく登山道の入り口が分かりました。手前だったんですね。

5/24 8:24

判ってしまえばなあんだ、です。

5/24 8:26

オオバキスミレ。沢を登り始めると、早速お花たちがあちらこちらから声を掛けてくるんですが、今日は遠来なのでまず山頂と心を鬼にして進みます。

5/24 8:28

それでもつい立ち止まってしまう。コンロンソウ。

5/24 8:31

サワハコベ。ブナ林まであちらこちらに。

5/24 8:34

おっ、このタケコプターは・・

5/24 8:37

花アップでみると、面白いですが何の花か判らないですね。

5/24 8:37

ミヤマシシウドかと思うのですが・・

5/24 8:38

おう、エンゴサクがまだ咲いてた

5/24 8:39

これはオトメエンゴサク。雪の消えたばかりの斜面ならでは。

5/24 8:41

またありました。少し期待がふくらんで・・

5/24 8:44

ニリンソウも少し

5/24 8:44

オオタチツボスミレ

5/24 8:49

とうとう咲いているのに出会いました。ちいさいねえ。仙台からやってきたのですから、山の神様もサービスしてくれたのでしょう。

5/24 8:52

5/24 8:54

5/24 8:55

沢の中を歩いていますが、良い天気でそろそろ陽が差し込んできます

5/24 8:59

残雪が出てきたところで、沢を離れて尾根に取り付きます

5/24 9:05

キバナノイカリソウ

5/24 9:10

ミヤマスミレ

5/24 9:12

明るいブナの森に入りました

5/24 9:17

ハルゼミの声が潮騒のよう

5/24 9:18

5/24 9:20

ウスバサイシン

5/24 9:23

このあたりは尾根を巻いて進むほぼ平らな道

5/24 9:24

真昼ブナ林。ブナのサイズから見ると二次林でしょうか。

5/24 9:28

明るい陽の差す気持ちよいブナ樹林

5/24 9:31

蝉の声とともに

5/24 9:36

景色が開けると平野の風景が広がる

5/24 9:38

残雪も少し

5/24 9:43

どこまでも美しい

5/24 9:52

やせずる尾根に近づくと真昼岳が、結構な高さでそびえている

5/24 9:54

やせづる尾根。花の道は続く。

5/24 9:52

和賀岳が大きい

5/24 9:57

ショウジョウバカマも咲いてます

5/24 9:57

タケシマラン。帰りに撮ろうと思っていたけど、見つけ損ねた。

5/24 9:59

ムラサシヤシオ

5/24 10:04

カタクリも咲いてました

5/24 10:06

ここのカタクリは葉に模様がない

5/24 10:15

県境尾根の赤倉分岐

5/24 10:15

笹原の中に道の続く気持ちよい尾根

5/24 10:16

目の下は仙北平野

5/24 10:19

ミヤマキンバイがそちらこちらに

5/24 10:20

シラネアオイ

5/24 10:23

音動岳のその先は和賀へと延びる

5/24 10:28

山頂の三輪神社の屋根が見えた。もう少し。

5/24 10:33

着きました。

5/24 10:32

真昼山三輪神社奥宮。今日も無事に帰れますように。

5/24 10:33

兎平から女神山へ

5/24 10:50

岩手県側へ

5/24 10:52

道の脇にはミツバオウレンの花園

5/24 10:53

5/24 10:56

気持ちの良い風に吹かれながら、目の下の仙北平野を飽きず眺める

5/24 10:56

一面に水の張られた水田と家の林が海と小島のよう

5/24 11:01

やはり同じオウレン。セリバオウレンの両性花とそっくり。

5/24 11:01

ミヤマキンバイの黄色

5/24 11:03

シラネアオイの薄紫

5/24 11:05

ミヤマオダマキの蕾のようだが・・

5/24 11:06

音動岳へ向かう道の脇にオサバグサの群落が

5/24 11:07

オサバグサも始めて見ました。今日は良い日だ。

5/24 11:12

サンカヨウもあったよ

5/24 11:13

細工物のような薄い花びらの美しさ

5/24 11:14

振り返る真昼岳

5/24 11:14

音動岳へ続く稜線

5/24 11:22

音動岳。シラネアオイの群落を見てみようと来ましたが、終わってましたね。

5/24 11:25

青空に映える真昼岳

5/24 11:26

岩手側の谷筋は残雪が残る

5/24 11:28

数少なくなった

5/24 11:29

言葉もなく見送る

5/24 11:33

さあ、帰り道はマクロレンズの出番。コイワカガミ。

5/24 11:34

散ってしまったシラネアオイの成れの果て

5/24 11:35

コバイケイソウも蕾が出来てる

5/24 11:38

5/24 11:42

一部こんな具合に笹がかぶってます

5/24 11:46

オサバグサはやせずる尾根の上部から、かなり咲いてました

5/24 11:47

5/24 11:50

4枚の花弁が下向きに可愛いですね

5/24 11:54

笹薮の陰で強い光を避けて

5/24 11:51

5/24 11:56

こんなに群落してます

5/24 11:57

5/24 12:00

キンバイロード

5/24 12:02

端正なノウゴウイチゴ

5/24 12:06

コミヤマカタバミ

5/24 12:07

ショウジョウバカマの色変わり、その1

5/24 12:08

その2、もともとの色

5/24 12:12

その3

5/24 12:10

今年最後の？、麗しのお姿。

5/24 12:18

チゴユリもまだ咲いてます

5/24 12:19

5/24 12:22

ムラサキヤシオ

5/24 12:26

イワナシの花も始めて見ました

5/24 12:27

今までは散ってしまったのばかり

5/24 12:29

白っぽいイワカガミ

5/24 12:38

丸い若葉の形が面白く

5/24 12:42

ツクバネソウ。光を浴びて開きました。

5/24 12:47

マイズルソウ

5/24 12:56

ブナの森のめぐみ

5/24 13:00

5/24 13:03

5/24 13:04

ユキザサ

5/24 13:06

ウスバサイシン。ころころと。

5/24 13:07

ホウチャクソウ

5/24 13:08

5/24 13:12

ヤマガシュウというそうです

5/24 13:14

つる性植物でこれは雄花

5/24 13:12

梢は高く

5/24 13:16

スミレサイシン

5/24 13:21

濃い色のミヤマスミレ

5/24 13:22

5/24 13:26

オオバキスミレ

5/24 13:29

エンレイさん

5/24 13:34

アズマシロカネソウ。上向きについた茶褐色の模様がおしゃれです。

5/24 13:35

内側を覗くと

5/24 13:35

沢を離れて尾根に取り付く所に咲いてました

5/24 13:38

5/24 13:41

エンレイさんのうなじ。うなじの綺麗な女性に引かれるな。

5/24 13:42

オオバキスミレ群生。

5/24 13:46

コンロンソウ

5/24 13:50

5/24 13:48

ニリンソウ

5/24 13:52

空色のオトメエンゴサク。この色好きです。

5/24 13:53

おぼこのエンレイさん

5/24 14:00

サワハコベ

5/24 14:00

ミヤマハコベ

5/24 14:03

タニウツギ

5/24 14:08

最後に橋を渡るところで、靴を洗い、ついでに今夜の水割り用に水を汲む

5/24 14:21

林道を戻る途中でウマノアシガタが咲いていた

5/24 14:25

ようやく鳥居が見えてきた。今日も無事に帰ってきた。

5/24 14:35

みずほの里ロードから奥に真昼岳が見えた。今日はありがとう。

5/24 15:36

秋田さ来たらババヘラアイスだっちゃね

撮影機器：

EOS Kiss X6i CANON

OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough オリンパス

感想

yonejiy

二週間前、CheezeさんとSpringさんが真昼岳に行ったレコを拝見しました。すっかり感化されて行く機会を狙っていたところ、日曜日の天気は上々。勇躍、東北道を北へ向かったのです。
今回は秋田道を通るのも、横手に出るのも始めて。ワクワクしながら朝の横手の街を走ります。町を抜け「みずほの里ロード」を行けば、田植えを終えた或いは迎える水田の風景が、輝くように美しい。8時前に大鳥居の前に着きました。この時点では赤倉沢林道の崩落補修工事が終わった情報は入っていなかったので、ままよと歩きだします。後から来た車が追い越して行くし、どうも工事車両が通った跡も有る。やがて十台ほどが駐車している場所に着いたが、その先は？崩壊したような林道だが、赤テープも有るし、と先へ進んで見た。どうもちがう、これは確認しようと戻ると、来合わせた車の人がいたので、恐る恐る「登山道はどこでしょう」。
「あそこだよ」と教えられた場所は、50mぐらい戻った場所だった。
いきなり迷うところと冷や汗をかきかき、沢沿いに歩き始めたのでした。
そこからは快調に進んで行くのですが、今度は花たちが次々と現れ、なかなかペースが上がらないので、心を鬼にして、まずは山頂へ、花は帰りにと言い聞かせるのだけど、足を止めるとつい撮ってしまう、そんな事の繰り返しでした。Springさんがお目当てにした花も、どうやら遠来の客を待ってくれていたようだし、ブナの森には風が抜け、ハルゼミの合唱が響いています。花と緑に癒されながら、やせづる尾根に辿り付けば、真昼岳はまだ高く、水田風景も見えてきます。
県境尾根の稜線が近くになるとオサバグサまで現れます。花好きにはたまらない展開です。稜線からは北に雪を頂く和賀岳が大きく、南に真昼岳が堂々とした姿。雲ひとつ見えない青空にその姿は気品にあふれていたのでした。
多くの登山者が休む山頂の真昼山三輪神社の祠に、今日の御礼を告げ、吹き上げる風に吹かれながら、昼食休憩。仙北平野は水田が一面の湖のようでありました。帰り道はレンズをマクロに切り替え、じっくりと構えつつ、降って行きました。
沢からブナの森、展望の稜線歩き、途切れなく現れる花たち、実に充実した一日を過ごす事ができました。やはり仙台からはなかなか遠いけれど、また訪ねて見たいそんな山でした。
参考にさせていただいたCheezeさん、Springさん、ありがとうございました。

コメント

ad70s

アズマシロカネソウ
私が見たのはほんの数輪でしたが、まだ咲いていてよかったですね。シラネアオイ、2週位今年は早かったのですね。オサバグサは逆にほんの少しでしたので、やっぱり全部というのは欲張りなんでしょうか
登山口入口、うむ、車が入口を隠していたのでは。もう少し大きな入口案内が欲しいところですね。真昼岳、岩手の兎平からもなかなかいい感じです。展望が出てくるのが早いです。秋に女神と真昼セットで歩いてみたいですね。

ところで。今年シラネアオイの当たり年なのでは？あちこちで一杯咲いています。

yonejiy

Re: アズマシロカネソウ
おかげさまでアズマシロカネソウを含め、いろいろな花を見れて良かったです
シラネアオイは稜線の日当たりが良いところは、すべて終了してましたが、かなりまとまって咲くようですね
たしかに今年は多いかもしれません
花の適期は種類によって様々ですから、全部とはいきませんが、それでもあれだけ見ることができたら、楽しくてしょうがありません
また季節を変えて、岩手側からも尋ねてみたいですね

meiken

オサバグサ♪
いっぱい咲いていますね〜風に吹かれると鐘鳴らしているようなイメージです。
ヤマガシュウ…サルトリイバラでしょうかね？
お花にいっぱい会えましたね。
和賀山塊・真昼山地はお花の名山だとも思います。
お花のうなじ…yonejiyさんもうなじフェチですか？
私は何でも後姿やうなじのラインにドキドキしますが
キリンのうなじ、つつ〜っと撫でてみたい妄想をしています。

yonejiy

Re: オサバグサ♪
たくさん咲いてましたよ
でも多くの登山者はシラネアオイのほうに、気を取られていたようですが
ヤマガシュウも初めて見ましたが、帰ってから調べて、わかりました。サルトリイバラの仲間ですね
たくさんの花に出会えて、稜線の眺めも堪能でき、良い山旅でした
私は和服の女性のうなじのほうに惹かれますね
キリンのうなじは撫でるより、滑り降りたい感じかな

nardis

登山口の標識
yonejiyさま

地元大曲のnardisと申します。
仙台からの真昼岳遠征お疲れさまでした。

オサバグサ、アズマシロカネソウ咲いていて良かったですね。

登山口の標識ですが、この冬の雪害で壊れてしまいました。
その内、復活すると思います。

秋も良いので、これに懲りずにまた来てみて下さい。

yonejiy

Re: 登山口の標識
nardisさま
コメントありがとうございます。
仙台からはなかなかの距離で、一人ですと運転も気を使います
始めてそちらの山に伺いましたが、花も豊富ですし、仙北平野の風景も素敵でした
登山口標識は壊れてしまった、との事ですが、こちらの準備不足でもあるので、お気になさらずに。
また季節を変えて、伺いたいと思います

Spring

こんばんは☆
遅コメで失礼します！！
名前出して頂いていたのに…
と言っても、私は全然真昼岳に近付いておらず、登山口からほんの１０分程度しか登っていませんからね

それにしても、まだアズマシロカネソウ咲いていて良かったですね
私は麓の方しか見ていませんので、次回はもっと歩きたいと思います。

シラネアオイ、今年は当たり年なんですか？
実は私、今年まだシラネアオイちゃんに会ってないんです！！
まずいまずい
そろそろ会いに行かなきゃ

あ、ババヘラも食べたくなってきた♪

yonejiy

Re: こんばんは☆
Springさま
お二人のレコから2週間でしたから、それほど期待せずに行ったのですが、咲いていました
真昼岳の神様が大サービスしてくれたのでしょう
花の種類が多くて、楽しいですよ
真昼岳まではそれほど大変でもないので、次回はどうぞ山頂まで
ババヘラも初めてだったんですが、旨かったです