記録ID: 646860
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ハイキング
北陸
姥ヶ岳 (オウレンとサンカヨウと麻那姫と)
2015年05月23日(土) [日帰り]
体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:31
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 661m
- 下り
- 656m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・北陸道福井ICより約58km。 ・大野市R158より約30km。 ・R157雲川ダム北の巣原橋より約6km。 ・巣原橋〜平家橋は、沢沿いの一車線の舗装された市道。 ・平家橋〜平家平Pは、急斜面を登るジグザグの作業道。 車一台分の狭い道で、下部はコンクリ舗装だが上部は地道。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・山頂付近の平坦地は、道に笹や木が被っている。 濡れないように、また頭を木にぶつけないように注意。 |
写真
感想
ある時、地図を見ていると、何ともロマンを掻きたてられる名前の湖が目に止まった。
「麻那姫湖」
昔の伝説から抜け出てきたような名前のダム湖だなあと、その時は思った。
何か怖そうな、近寄り難い土地のような気がした。
今回、姥ヶ岳に向かう途中、そのダム湖の傍を通ることになった。
ダムを見つけると、とうとう来てしまったなと思った。
国道が通行止めのせいか、殆ど車が通らない不気味さを感じていた。
金ピカの像を見ると、もうそこは伝説の世界に入ってしまったような錯覚を覚えた。
また帰りに寄ろうと、取り敢えずその場を離れ、登山口のある隠れ里に向かった。
姥ヶ岳は、季節がピッタリだったのか、期待した以上の癒しのスポットだった。
時空間を彷徨っているかのようなブナ林とオウレン畑は、夢見心地だった。
サンカヨウやエンレイソウも、これでもかと言わんばかりに咲き誇っていた。
スミレやカタクリ、ミヤマカタバミなどの色物も負けじと目を楽しませてくれた。
まさに、小説の中に紛れ込んでしまったような非日常的空間。
それが、平家平〜姥ヶ岳ワールドだった。
帰りの狭い市道では、大型トラックとのまさかの鉢合わせ。
そこで、やっと現実に引き戻された。
何とか難敵をクリアしたら、次は麻那姫との別れの挨拶だ。
誰もいない、公園風に整備された像の周囲を、一回ゆっくりと廻った。
ベンチに腰を下ろして休むと、ダムを渡ってくる風が何とも心地よかった。
帰り際に、西日に照らされた像をしっかり見つめた。
一瞬、麻那姫がニコッと笑ったような気がした。
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