皆子山(敗退とリベンジ?)


- GPS
- 05:33
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,533m
- 下り
- 1,509m
コースタイム
トータル 5時間31分 GPS沿面距離 約15km
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ツボクリ谷は何回も徒渉が必要(ルート上の徒渉ならたいした徒渉はない) 岩へつり含め通行困難なところはない シーズンによっては山ビル注意 トレース薄いので常にルートミスの危険あり、単独はある程度経験積んでからの方が良いと思います。 ※写真は7月に行った時のが混じっています。 |
写真
感想
山登りを始めて1年、少し慣れてきたので北山のハイキングコースの中では最難かつ京都府最高峰を目指すべく7月13日、皆子山に挑戦した。
この日最高気温は35度の猛暑、沢沿いで涼しいだろうという考えが甘かった、大汗かきながらも順調に歩を進めツボクリ谷に入ることができたが頭がボッーとしてきた。右岸を巻く滝の左岸を力まかせに登ったり、渡渉に失敗して腰まで水にドボンしたり、挙げ句は栃の大木(目印)を間違えて急な枯れ谷を激登り、とうとう途中で気分が悪くなってしまった熱中症発症。こんな山奥で・・・遭難の2文字が頭をかすめる(^^;)
フラフラ状態のままツボクリ谷まで戻って川の水で顔洗ったらタオルが血で真っ赤(>_<)、確かめると首に山ビルが2匹・・足もとにも7〜8匹(^^;) 戦意喪失、撤退。休憩と水分補給が功を奏し戻ることはできた。
あれから2ヶ月、懲りずに今回リベンジを目指す。コースの半分は知っているから始めて行くよりマシかなとまたまた甘い考えが。
安曇川沿い適当な駐車スペースを見つけて車をデポ足尾谷橋から林道終点へ、ここから谷の中をドンドン進むが「こんなに傾斜きつかったかな?踏み跡ここまで薄かったかな?あれ?九の字橋を通っていない、山小屋も通っていない」1回目の道間違い確定、引き返す。
途中休憩していると六甲全山縦走目指す人に追い抜かれる(後でこの人と一緒に本日2回目の道間違い)
ツボクリ谷はちゃんとルート通り歩けば何てことはない美しい渓流の遡行ではないか、前回はどこをどう歩いたのか、栃の大木も本物にはちゃんと案内のプレートが立っているではないか、前回はだいぶ手前を左折したようだ。
栃の木からは小さな谷の急登で思うように進めない後半は5歩ぐらい歩いては休む始末、それでも何とか念願の皆子山頂上には達した、今自分は京都府のてっぺんに立っている、苦労した分感慨も一入である。とここまではよかった。
下りは先程追い抜かれた六甲全山縦走目指す人と同じ寺谷ルートを下る予定だったのでご一緒願う。
どんどん下るがずっと尾根なので途中おかしいとは思ったが、そのうち寺谷に合流すると思っていると尾根の先端に達し、その先危険な勾配に、2人共、道間違いとは気付くが登り返しのきつさを思うと途方に暮れる、特に素人同然の自分には登りかえす気力も体力も不足している、けど、このまま下山するのはかなり危険なのは明白だ。
意を決してここまで来た道を登り返す、マシとは言え今日も最高気温は31度、前回の熱中症が頭によぎる、登り返し途中同じルートを下ってきた人がいた「この先行き止まりですよ」ということで1人増えて3人で頂上を目指して登り返す、息も絶え絶えに頂上に達し、頂上にいたベテランの方に寺谷下山ルートを教えてもらう。
直進から明らかに左折ではないか?それも頂上からすぐの所、左折地点に標示はあるが注意しないと見落とす(事実3人が見落としている)。
寺谷ルートが判明してからは、ガクガクの脚で半ばやけクソ気味に下っていると六甲全山縦走目指す人から「先行っていいよ」とのこと、そうとう疲れておられたのだろうか?自分も2回の道間違いにより標高差約400mも余分に登って脚が筋肉痛を通りこして棒のようになってしまった。値打ちある京都府最高峰になった。
皆子山2回の山行を通して、山の恐さを体感した。正直リベンジしたというより返り討ちにあったような気分、道間違い後登り返している時は「もう2度と山なんか行かない」と思っていたが、なぜか帰宅後は次の山行を考えていた(^o^)
山をやるなら、もっともっと知識、経験、体力武装しないとシャレにならない。
山ビルは実際吸血されて怖さがなくなった、始末は悪いけど、この沢は山ビルがいるからと過剰にビビるようなものでもない、吸血されたら運が悪かったぐらいのもの(^o^)
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