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Yamareco

記録ID: 6539709
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

三池岳(三角点)

2024年03月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:13
距離
5.2km
登り
619m
下り
611m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:01
休憩
0:12
合計
3:13
3/10、鈴鹿山系の三池岳に行ってきました。前日、雪が降った事は認識していましたが、登山口の段階ですでに雪が!これほど降ったとは予想外でした。様子を見ながら進もうと決めて、一応持って来たワカンをザックに括り付け、サングラス、スパッツなどの雪山対策をして出発しました。
出だしから5cmほどの積雪で、登山道が埋まって足元の状態が良く分からない状態。雪の下が凍っていたりするといけないので、一歩一歩、足裏の感覚で地面を探りながら、慎重に重心移動をして進みました。
中腹は、鈴鹿らしく岩がゴロゴロした急登に。積雪量は足首くらいまで深くなっており、さらに足場が狭くなるので、体重をかける事が出来る足場なのかを特に慎重に見極めながら進みました。
急登を登り切ると、なだらかで広い稜線に。あとは山頂まで気楽に歩けると思いましたが、そうは問屋がおろさず。。積雪量が一気に増えて、膝辺りまでの深さに!雪が新雪で軽かったこともあり、ここまではズボズボというほどでは無かったのですが、広い稜線からは一歩一歩埋まりながらのラッセルに。。背負って来たワカンをつければ良かったのですが、山頂まであと少し、、という気持ちが勝ってしまい、ツボ足でズボズボ進む事に。ルートが良く分からず、吹き溜まりは特に深い状況。途中で引き返そうとも思いましたが、これはこれで楽しもうと割り切り、進んで行きました。
なだらかなままで終わると思いきや、最後には急登。。雪が無ければ何という事も無い距離でしたが、ラッセルしながらの急登に、心が折れかけました。
何とか登り切り、三池岳三角点を無事登頂!ラッセルのおかげで思いのほか達成感のある登頂でした。三角点と別に、少し先には山頂があるようですが、そこまでラッセルを続ける気も起きず。何なら元々は釈迦ヶ岳までぐるっと周回する予定でしたが、とてもでは無いけど無理。。今日の山行はここまでとしました。本当の山頂では無いとはいえ、特に伊勢湾方面の展望は良好で、良いピークでした。
下山は来た道をピストン。やはり最初のトレースがある分、下りは格段に楽。途中で2組3人の方が登って来られましたが、皆さん雪の多さに驚いていました。下の方まで降りてくる事には気温が上がり、一気に雪解けが進む状況に。シャーベット状になった雪はかえって滑りやすく、最後まで気を抜けませんでした。
山頂で足首くらいの積雪かと予想していたものが、まさかのラッセル。状況の予測が甘かったですが、下ってみれば緊張感があって楽しい山行でした。

東海の百山 : 103/107
分県登山ガイド三重県の山 : 37/61
鈴鹿50名山 : 22/50
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八風キャンプ場少し上のスペースに車を停めてスタート。前日、雪が降ったのは認識していたけど、麓でも雪があるとは。。。
2024年03月10日 08:14撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:14
八風キャンプ場少し上のスペースに車を停めてスタート。前日、雪が降ったのは認識していたけど、麓でも雪があるとは。。。
少し行くと前に足跡なし。先に停まっていた車の人は登山じゃ無いか、他のルートか。天気は素晴らしい!
2024年03月10日 08:20撮影 by  Canon EOS M200, Canon
1
3/10 8:20
少し行くと前に足跡なし。先に停まっていた車の人は登山じゃ無いか、他のルートか。天気は素晴らしい!
登山口の登山マップ。国土地理院の地図をそのまま使っているようで、じっくり見れば参考になるけど、見にくい。。
2024年03月10日 08:22撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:22
登山口の登山マップ。国土地理院の地図をそのまま使っているようで、じっくり見れば参考になるけど、見にくい。。
車停めの石積みを越えて進みます。
2024年03月10日 08:23撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:23
車停めの石積みを越えて進みます。
程なく林道から登山道へ。
2024年03月10日 08:28撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:28
程なく林道から登山道へ。
登山道も雪に埋まっています。深さは5cmくらい。
2024年03月10日 08:31撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:31
登山道も雪に埋まっています。深さは5cmくらい。
雪で埋まって足元の地形が分かりにくいので、足で地面を確認しながら登って行きます。緊張感はあるけど楽しい。
2024年03月10日 08:57撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:57
雪で埋まって足元の地形が分かりにくいので、足で地面を確認しながら登って行きます。緊張感はあるけど楽しい。
中腹には岩がゴロゴロしたゾーンもあります。特に足元に注意。急登となり、足場も狭くなるので、慎重に進みます。
2024年03月10日 08:57撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 8:57
中腹には岩がゴロゴロしたゾーンもあります。特に足元に注意。急登となり、足場も狭くなるので、慎重に進みます。
鎖場もあります。難しくは無いけど、地面がどうなっているのか分からないので慎重に。。
2024年03月10日 09:01撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 9:01
鎖場もあります。難しくは無いけど、地面がどうなっているのか分からないので慎重に。。
雪に埋まって分かりにくいけど、丸太を利用してジグザクに登れるようになっていたり、良く整備された道のようです。
2024年03月10日 09:10撮影 by  Canon EOS M200, Canon
1
3/10 9:10
雪に埋まって分かりにくいけど、丸太を利用してジグザクに登れるようになっていたり、良く整備された道のようです。
高度が上がってくるにつれて積雪が増えて来ました。この時点で足首くらい。
2024年03月10日 09:18撮影 by  Canon EOS M200, Canon
1
3/10 9:18
高度が上がってくるにつれて積雪が増えて来ました。この時点で足首くらい。
向こうに見えるのは竜ヶ岳?
2024年03月10日 09:26撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 9:26
向こうに見えるのは竜ヶ岳?
降雪が多かった分、霧氷は出来ていないか。。青空バックだから出来ていれば綺麗だけど。
2024年03月10日 09:26撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 9:26
降雪が多かった分、霧氷は出来ていないか。。青空バックだから出来ていれば綺麗だけど。
なだらかになると、積雪量がさらに多くなりました。山頂まであと少しと思ってからが長い。。
2024年03月10日 09:31撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 9:31
なだらかになると、積雪量がさらに多くなりました。山頂まであと少しと思ってからが長い。。
膝辺りまでの積雪!まさかラッセルをすることになるとは!
2024年03月10日 09:38撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 9:38
膝辺りまでの積雪!まさかラッセルをすることになるとは!
広い稜線。どこがルートか分からないので、それらしい場所をラッセルで一歩一歩進みます。
2024年03月10日 09:42撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 9:42
広い稜線。どこがルートか分からないので、それらしい場所をラッセルで一歩一歩進みます。
竜ヶ岳?素晴らしい青空!
2024年03月10日 09:49撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 9:49
竜ヶ岳?素晴らしい青空!
シュカブラ模様。
2024年03月10日 09:51撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 9:51
シュカブラ模様。
なだらかなまま山頂かと思ったら最後にひと登り。。。雪が無ければ何という事は無い距離だけど、膝までラッセルだと遠い。。諦めようかとも思いましたが、最後の一踏ん張り。
2024年03月10日 09:58撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 9:58
なだらかなまま山頂かと思ったら最後にひと登り。。。雪が無ければ何という事は無い距離だけど、膝までラッセルだと遠い。。諦めようかとも思いましたが、最後の一踏ん張り。
最後は急登かつ深い雪。。
2024年03月10日 10:05撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 10:05
最後は急登かつ深い雪。。
やっと三池岳の三角点に到着。山頂はもう少し先だけど、そこまで行く気がしないのでここまでとしました。元々は釈迦ヶ岳までぐるっと周回する計画でしたが、とてもじゃないけど無理。。
2024年03月10日 10:13撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 10:13
やっと三池岳の三角点に到着。山頂はもう少し先だけど、そこまで行く気がしないのでここまでとしました。元々は釈迦ヶ岳までぐるっと周回する計画でしたが、とてもじゃないけど無理。。
竜ヶ岳方面の眺め。
2024年03月10日 10:13撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 10:13
竜ヶ岳方面の眺め。
伊勢湾方向の眺めが素晴らしい。
2024年03月10日 10:13撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 10:13
伊勢湾方向の眺めが素晴らしい。
ちょっとだけ霧氷を楽しめました。
2024年03月10日 10:13撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 10:13
ちょっとだけ霧氷を楽しめました。
下山も慎重を要するので、気が緩まないうちに下山開始。
2024年03月10日 10:16撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 10:16
下山も慎重を要するので、気が緩まないうちに下山開始。
グラデーションのかかった、冬ならではの青空。
2024年03月10日 10:16撮影 by  Canon EOS M200, Canon
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3/10 10:16
グラデーションのかかった、冬ならではの青空。
下山時は自分のトレースがあるので、ラッセルはだいぶ楽に。途中で2組3人の方とすれ違いました。
2024年03月10日 10:21撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 10:21
下山時は自分のトレースがあるので、ラッセルはだいぶ楽に。途中で2組3人の方とすれ違いました。
下りは足を滑らせやすいので慎重に。。下の方まで降りてくる頃には、気温が上がって急激に雪解けが進んで来ました。シャーベット状になり、かえって滑りやすい。。
2024年03月10日 11:04撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 11:04
下りは足を滑らせやすいので慎重に。。下の方まで降りてくる頃には、気温が上がって急激に雪解けが進んで来ました。シャーベット状になり、かえって滑りやすい。。
無事下山。降りてみれば、ラッセルもいい思い出。
2024年03月10日 11:28撮影 by  Canon EOS M200, Canon
3/10 11:28
無事下山。降りてみれば、ラッセルもいい思い出。
撮影機器:

感想

3/10、鈴鹿山系の三池岳に行ってきました。前日、雪が降った事は認識していましたが、登山口の段階ですでに雪が!これほど降ったとは予想外でした。様子を見ながら進もうと決めて、一応持って来たワカンをザックに括り付け、サングラス、スパッツなどの雪山対策をして出発しました。
出だしから5cmほどの積雪で、登山道が埋まって足元の状態が良く分からない状態。雪の下が凍っていたりするといけないので、一歩一歩、足裏の感覚で地面を探りながら、慎重に重心移動をして進みました。
中腹は、鈴鹿らしく岩がゴロゴロした急登に。積雪量は足首くらいまで深くなっており、さらに足場が狭くなるので、体重をかける事が出来る足場なのかを特に慎重に見極めながら進みました。
急登を登り切ると、なだらかで広い稜線に。あとは山頂まで気楽に歩けると思いましたが、そうは問屋がおろさず。。積雪量が一気に増えて、膝辺りまでの深さに!雪が新雪で軽かったこともあり、ここまではズボズボというほどでは無かったのですが、広い稜線からは一歩一歩埋まりながらのラッセルに。。背負って来たワカンをつければ良かったのですが、山頂まであと少し、、という気持ちが勝ってしまい、ツボ足でズボズボ進む事に。ルートが良く分からず、吹き溜まりは特に深い状況。途中で引き返そうとも思いましたが、これはこれで楽しもうと割り切り、進んで行きました。
なだらかなままで終わると思いきや、最後には急登。。雪が無ければ何という事も無い距離でしたが、ラッセルしながらの急登に、心が折れかけました。
何とか登り切り、三池岳三角点を無事登頂!ラッセルのおかげで思いのほか達成感のある登頂でした。三角点と別に、少し先には山頂があるようですが、そこまでラッセルを続ける気も起きず。何なら元々は釈迦ヶ岳までぐるっと周回する予定でしたが、とてもでは無いけど無理。。今日の山行はここまでとしました。本当の山頂では無いとはいえ、特に伊勢湾方面の展望は良好で、良いピークでした。
下山は来た道をピストン。やはり最初のトレースがある分、下りは格段に楽。途中で2組3人の方が登って来られましたが、皆さん雪の多さに驚いていました。下の方まで降りてくる事には気温が上がり、一気に雪解けが進む状況に。シャーベット状になった雪はかえって滑りやすく、最後まで気を抜けませんでした。
山頂で足首くらいの積雪かと予想していたものが、まさかのラッセル。状況の予測が甘かったですが、下ってみれば緊張感があって楽しい山行でした。

東海の百山 : 103/107
分県登山ガイド三重県の山 : 37/61
鈴鹿50名山 : 22/50

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