守門大岳


- GPS
- 05:28
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,612m
- 下り
- 1,604m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:23
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
なにやら3月になってから冬が土俵際での粘り腰を見せている。降雪直後の好天、山に行かねば後悔するだろうと、午前中の半日代休を取って山へ。新潟市はどこの山へ行くにも遠い感があるが。守門は行きやすくて雪も多い。守門の大岳は山スキーを始めた頃の定番だったが、ここしばらく10年弱くらいは悪天時のラッセルトレーニングコース的位置づけで、たいてい1300m弱で視界がなくなり下山するのがいつものこととなっていた。本日は半日だけということで近場のここで久々に展望を楽しむことに。
晩冬に遅れてやって来た寒気のお陰で、だいぶ雪も増えて例年通りのルートを進める。すでにトレースがあり、ラッセルなしで登降。楽といえば楽だが、その分ペースが上がってしまうのでやはり辛い気もする。まあ山登りは辛いのが基本という認識なので良しとしておく。
とりあえず大岳の山頂まで。いつ以来だか思い出せず、袴岳方面はまだガスが切れないが、懐かしい展望が感慨深い。今季は最近まで雪庇もほとんどなかったらしいが、ここしばらくの寒気と冬型で面目を保ちつつある。光がなく雪面の状況が分かりづらい中、とりあえず往路を滑る。
保久礼の手前まで降りると後続の2名パーティーが小屋から上へ登っているところ。距離は遠いが何やら声をかけられ応答しようとするが、なんか聞き覚えのある声のような。2名パーティーの話し声はやたら大きくあたりに響き渡る。あ、これは間違いない、山スキー師匠のご夫妻だった。普段からご自宅にお邪魔してお茶とか米とか漬物とか酒とか恵んでいただき、スキーのメンテをさせてもらっているが、山の中でお互い冬山の格好をしていると瞬時には気づきにくいもので。こちらも人間性に似つかわしくない明るい色の服装をしていたので確信が持てなかったらしい。それはやむを得ない。これからの藪スキーの時代、藪に負けない200デニールの丈夫な生地を使った雪山ズボンを探したとき、安かったのがこのオレンジ色だけだったのである。これをきっかけにイメチェンを図れたものかどうか。
合流して一緒に登り返す。師匠は昨季買った板やら今季買った板やらその前に買った板やら、スキーが上達した奥様やら、退職後の希望あふれる日々のことやら、嬉しげに話すこと尽きることなし。久しぶりにこういう山行も楽しい。
こちらは1300m手前で下山開始。1本目と違って光もよく差して条件は十分、雪もまだ悪くなる兆しもなく気持ちよく滑り降りることができた。
久々に好天の大岳に来てみたが、今までとはだいぶ違った視点で山を見ている自分に気がついた。以前は登ってなんとか滑り降りることで精一杯だったが、今はあの辺の斜面を滑ったら楽しいかななどと、滑ることにも楽しみを感じられるようになったらしい。あくまで雪が良ければの話ではあるが。
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