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Yamareco

記録ID: 6553
全員に公開
沢登り
日光・那須・筑波

渡良瀬川水系/庚申川本流

2013年07月20日(土) 〜 2013年07月21日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
18.3km
登り
1,101m
下り
1,089m
天候 晴れ時々曇りor曇り時々晴れ(沢の中で良く分からなかった)
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
銀山平国民宿舎かじか荘の奥の登山者用駐車場(トイレなし)
ファイル
非公開 6553.xls
計画書
(更新時刻:2013/07/17 13:55)
河原歩き
水量少ない
坑夫の滝
へつりほどほど
ジャブりんぐ
美しい2段
もはや何が何だか
もはや何が何だか
滑り台、見るだけ
滑り台、見るだけ
ヒタヒタ
再び泳ぐ
突っ張る
水勢は見かけほどではない
水勢は見かけほどではない
どこから行こうか
どこから行こうか
くぐってみた
這いずり上がる
再び突っ張る
高いへつりは怖いね
高いへつりは怖いね
水とジャレりんぐ
水とジャレりんぐ
こちらはお助け紐つきの(夕食まで)姫
こちらはお助け紐つきの(夕食まで)姫
あとは放置
またへつり
フリクションで
そしてへつる
ゴルジュ帯
ジャブリングへつりからの登り
ジャブリングへつりからの登り
綺麗なゴルジュ
核心の滝。釜の碧に感嘆
核心の滝。釜の碧に感嘆
突破してパチリ
その後もしばらくゴルジュ
その後もしばらくゴルジュ
陽が差し込む
激しい倒木
二俣すぎると源頭模様
二俣すぎると源頭模様
悪い登山道
庚申山荘
駐車場に帰還

感想

Kamogさんから薦められた庚申川本流へ。足尾の沢は初だし、
この地域、山域に足を伸ばすのも初めて。憧れの皇海山も
近い(いつか登りたい)。

前泊は、かじか荘奥の登山者用駐車場にトイレがなかったため、
車で10分ほど戻った観光スポット(名前忘れたが公衆トイレ
あり)の駐車場で2時間ほど仮眠。

翌朝、かじか荘奥に車を移動、入渓準備し、整備された通路
から入渓点へ。超快適。

予想通り、というか、予想を遥かに凌ぐ水量の少なさ。
河原を暫く歩くと2段の堰堤。2段目が高いので右岸のトラ
ロープ伝いに高巻き。堰堤脇から沢に戻る。以前の記録では
ここから早速泳ぎとあったが、泳ぎどころか、干上がり気味
で渡渉すらほぼない。

以降、本流は釜や瀞をしたがえてはいるものの、そのスケールは
小さく、膝程度の渡渉が中心で、稀に腰、胸まで浸かることが
できるが、容易にへつることができ、時々渡渉したり、稀に泳ぎで
突破する形。両岸の地形や色の具合から明らかに平水より少ないが、
釜も結構埋まっている感じ。この数年の中で、豪雨や台風の影響で
渓相が大きく変わってしまったのではなかろうか。入渓前はかなり
気を引き締めて準備してきたが、かなり拍子抜けだった。

トポや記録では登れないと紹介されている光風(坑夫)ノ滝も、
ロープは出したが、水流右から難なく登れたし、その後もへつりや
巻きを交えつつも、時折水線突破も交え、楽しみながら進んだ。

とは言え、トポでは3級の沢、緊張感を保ちつつ、核心はこれから
だろう、これからだろうと、思いつつ進んだ。今シーズン、夏の
目標に向けて3月から順調に計画をこなしてきた。毎回晴天とは
行かないまでも、中止は皆無に等しい。その中で、一定程度の経験と
自信をつけてきた。が、事故は大概そんなときの気の緩みで起きる
もの、と、行の車中ではあらためてメンバー間で気を引き締めた
ところ、集中力は維持できた。

ちなみに庚申川、水量は少なく、そして独特の臭いがあるが、
沢山ある釜の水がとにかく透明でそして「青い」というより
「碧い」。コバルトブルーに輝く釜や滝壺に感動し、癒された。

水之面沢から三才沢までは基本的に河原歩き。かなり疲れる。
先週の尾白川のダメージが未だに抜け切れていない感覚だ。

三才沢出合から先は核心のゴルジュ。先月の滝川を思い出し、
河原で間延びしかけた気を引きしめなおす。が、ここも水量が
少なく、突破に困難は生じない。気持ちよく水線遡行できる。
最後の右側に折れるところの2段滝も、通常は左岸巻きのようだが、
直登。ここはゆーまが会心のリードで突破してくれた。ナイス!

この先で二俣。右俣に入ると渓相は穏やかとなる。途中、
釣り師に出会う。そういえば、ここまで先頭の私は多数の
魚影を確認した。沢山釣れたようで、羨ましい限り、ゴクっ。

この先、2ヵ所ほどのBPを見送ると、なかなか適地が見当たらず、
進むこと数十分、もう限界と思ったところ、Co1,500m?付近の
右岸台地に天国のようなBPを発見。ここを本日の泊まり場とする。
この辺の作業はさすがに各自手慣れてきている。

夜ははるさんのチヂミと鶏丼に舌鼓を打ち、焚き火を囲み、
今日の遡行を振り返ったりして楽しく過ごした。沢の楽しみ
の1/3~半分はBP生活にあったりする。

例の如く焚き火の脇でうたた寝してしまい、暫くして寒くて
目覚め、シュラカバに入り込む。

ここ最近の泊まりは、シュラカバのみで、上は着替えの冬用
アンダーと沢で着た長袖に化繊のジャケット、それに雨具。
下は着替えのファイントラックのタイツと雨具。この組み合わせ。
(今回は焚き火で衣類を乾かすことができたので、寝るときに
着こむことができた)

が、結局、深夜に寒くて目覚める。薄手でもなんでもシュラフを
持参するか、ツェルトを張らないと、ぐっすり寝ることはできない
ことが分かった。皆も寒かったらしい。個人的にはぐっすり寝る
こと自体を諦める方針、仕方ないかなと。深夜に目覚めた流れで
薪をくべながら、自分の耐寒力の限界を知る。

2日目、アサタキビとゆーまのラーメンで暖まり、のんびり出発。
昨日頑張ったこともあり、この日は30分もかからないうちに
登山道と合流(相当分かりづらい形で横切るので注意)し、装備解除。
何ともイマイチな笹に覆われた歩きづらい登山道を経て、立派な
庚申山荘へ。立派な建物だけにシュワシュワな飲み物を期待
したが、無人(客1人)だった。

たったかたと下山して、銀山荘で入浴(@600円、露天有り)。
皆で探して桐生名物?のソースかつ丼(ヒレカツとご飯だけ!)を
いただき、東北道を使って、殆ど渋滞なしで帰還。

最後に来月の沢に向けて最後の打ち合わせ。装備、ルート、
天候判断、代替等を確認して、今回の山行を終えた。

沢は生き物。トポや過去の記録が役に立たないこともある。
だからこそ、冒険感が残る数少ない山行スタイル。と、
あらためて実感した2日間だった。

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コメント

お疲れ様
光風ノ滝(抗夫ノ滝)を登れるとは・・・
余程水量が少なかったのか、埋まったか?
ちょっと簡単な状態ながら二俣先まで一日で伸ばしたので合格!
2013/7/23 20:44
渓相変化
Kamogさんが行ったときとは大分雰囲気が
変わっているようで、やや拍子抜けでした。
が、ここまで滝川や丹波川などの渡渉やって
きた効果も出たかなと。

合格、ありがとうございます!
気を引き締めて、頑張ります。
2013/7/23 23:39
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