秋山山稜西側（高畑山〜菊花山）

2024年03月18日(月) [日帰り]

• GPS: 07:40
• 距離: 21.5km
• 登り: 1,995m
• 下り: 1,944m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:50
• 合計: 7:39

6:58 鳥沢駅
7:35 7:35 小篠貯水池
8:02 8:06 穴路峠分岐
8:35 8:35 仙人小屋跡地
8:55 8:55 高畑山
9:06 9:06 大桑岩稜
9:20 9:25 大桑山
9:41 9:41 突坂山
9:48 9:53 突坂峠
10:03 10:04 鈴ヶ音峠
10:25 10:25 桐木差山
10:31 10:34 高指
11:14 11:14 871m峰
11:29 11:30 大ビラ山
11:50 11:50 久美山
11:54 12:09 九鬼山
12:32 12:32 紺屋の休場
12:42 12:43 札金峠
13:02 13:03 ナベノテラス
13:09 13:12 馬立山
13:24 13:24 沢井沢ノ頭
13:59 14:08 菊花山
14:25 14:27 菊花山東ルート登山口
14:37 14:37 大月駅
14:37 ゴール地点

天候

晴れ、風速10m前後の強風

アクセス

利用交通機関：

電車

行き：鳥沢　※参考までこの日は平日ダイヤ0603高尾利用
帰り：大月

大月から14:48の中央特快で帰りましたが強風で15分くらい電車が遅れました。

コース状況／危険箇所等

特に何の変哲もない山道なのでこれと言った特徴は無いのですが、
・この日のコースに限らず、秋山山嶺の北面（中央線側）は全体的に足元が緩くトラバースが崩れている箇所が散見されます。今回のルートで言うと九鬼山からの下降地点など注意。逆進（登り利用）ならば特に問題ありません。
・稜線上、ほんの少しだけ痩せ尾根あります。

秋山山稜東西を通じて、稜線上は広くて歩きやすい道が付いています。細かいアップダウンを繰り返すまあまあ骨の折れる道ではありますが、東側に比べるとザレ場の下降なども無く足元は締まっていて歩きやすいと思います。

その他周辺情報

・中央本線の立て直しが終わった駅はどこもトイレがきれいです（旧駅舎のまま残っているのは初狩、笹子くらいになりましたね）
・鳥沢駅は駅近にセブンイレブンあります。

大月に降りるとどうにもこうにも都合よく寄れる風呂が無いのはなんとかならないものだろうか。

写真

3/18 6:44

目指す山々は電車から飽きるほど見えています。

3/18 6:53

鳥沢駅は外トイレになっていますがきれいです。

3/18 7:04

ガードくぐって行きましょう。

3/18 7:30

何度も通っている道なので途中端折ってゲートです。12月にすったもんだして途中下山したのでその続きをやります。

3/18 7:40

いつもながら、秋山山稜北面の沢沿いはなんか暗いんですよねえ。

3/18 8:01

高畑山分岐。なんか道埋まってますけどまあこんなもんでしょう。

3/18 8:18

地味山なので天気が良くてありがたい。高畑山への道は尾根上なので冬は日が差して明るいです。

3/18 8:35

仙人小屋跡折り返し。

3/18 8:46

良い感じです。

3/18 8:54

駅から2時間弱でサクッと登頂。風強いです。大月市街の予報で7~8mくらい。上は10mくらいになるかもしれませんね。

3/18 8:55

秀麗な富岳です。今日は寒くて空気澄んでますね。

3/18 8:59

実に秋山山稜らしい風景。

3/18 9:00

代り映えのしない地味山だけど、冬は木々の間から日が差して雰囲気がいいです。

3/18 9:03

角度によっては一瞬びっくりナイフリッジに見えなくもない岩場がある（特に危険はありません）。

3/18 9:25

大桑山に着きました。何気に今日の最高地点です。大柄な山だけど眺望ありません。

3/18 9:34

ずっと木々の間から富士山を眺めながら西進。出発直前に大月発から鳥沢スタートに変更したのですが、こっち向きで正解ですね。

3/18 9:40

細かい小ピークを繰り返すのですがひとつひとつに名前があります。

3/18 9:49

NTT猿橋中継所の作業道に出ました。尾根はガードレールを超えて踏み後も続いていたので思案しますが、今日はおとなしく道標通り林道を巻くことにします。

3/18 9:54

鈴ノ音峠まで林道歩き。

3/18 9:59

んなこと言われてもなあ（ハイキングあるある）。
真面目にコメントすると、ハイカーと登山道と自治体とインフラの共存は不文律みたいなもので成立している部分があります。共存共栄しましょう。

3/18 10:03

ここからまた登山道。

3/18 10:03

今巻いてきた地点の法面はこんな感じで踏み後付いてました。次回通るときがあれば行ってみましょう。

3/18 10:04

このエリア周辺で時折見掛ける携帯用灰皿ボックスなんですけど、運用していた時は何が入っていたのだろうか。

3/18 10:24

桐木差山（くぬぎさすやま）なんですけど、これでくぬぎって読めなくないです？きりきさす山だと思ってた。

3/18 10:27

次から次へと地味ピークが現れます。

3/18 10:30

高指山頂。なかなか良い登りでございました。

3/18 11:04

ここから後半は九鬼山へ向けてゆるゆるじりじり上げていく感じになります。と言っても、秋山山稜は東から西までずっと標高一定なのですが。

3/18 11:26

道志のほうが一段標高が高いですね。今倉山の双耳峰は特徴ありますが、それ以外はずーっとのっぺりした稜線です。

3/18 11:29

大ビラ山。確かに平です。

3/18 11:30

延々もやっと上がったり下がったり。

3/18 11:32

ここ、この日一番感心したところ。ちょうど都留の菅野川の正面にあたる切通部分なのですが、何の変哲もないこの地点前後数十メートル（たぶんせいぜい2、30mくらい）の間だけもんのすごい突風になっていました。たぶん上空から見下ろすとこの地点がふいごの口みたいになっているっていうことでしょうね。地形って面白いなあ。

3/18 11:50

西端に着きましたね。

3/18 11:50

久美山と名前が付いています。

3/18 11:52

禾生側の登山道分岐。ここからは歩いたことがある道になります。

3/18 11:53

山頂が見えました。

3/18 11:54

お昼前に九鬼山に着きました。風は強いけどいい見晴らしです。

3/18 11:54

秀麗な富岳です……と言っても九鬼山の山頂からはあんましよく見えないですけどね。

3/18 12:07

正面に白谷ノ丸が目立って見えます。あそこでゴロゴロしたいですね、風が無ければですけど。

3/18 12:22

降ります。ここに限らず秋山山稜の北面は大抵グズグズトラバースがあります。

3/18 12:31

地面の堅い場所まで降りました。高川山、本社、笹雁。

3/18 13:03

こっちの尾根も上がったり下がったりなんですよね。

3/18 13:09

馬立山通過。これでだいたいあとは降るだけかな。

3/18 13:24

沢井沢の頭。

3/18 13:25

メジャールートは猿橋方面にまだ続いていますが今日は御前山へは行きません。

3/18 13:28

左折して大月方面へ。

3/18 13:47

今日最後のピークが見えてきました。

3/18 13:56

何気に今日一日で一番山らしい山だな。

3/18 13:58

大月駅前、菊花山に着きました。大月の街が足元に見えます。

3/18 13:59

爽快な山頂。今日一番ハイキングコースらしい場所です。

3/18 13:59

インスタとかでよく見るやつ。

3/18 14:00

なにげに岩殿山より菊花山のほうが10m高い。

3/18 14:02

大月駅。本当に駅から30分の山だな。

3/18 14:03

菊花山と言えばこの地点、的な写真を撮りました。山頂ではなくてちょっと下の肩にあります。

3/18 14:14

下りは西コースを案内されるけど、なんとなく直登の東コースで降りましょう。

3/18 14:15

下りで案内されない理由はこれ。ずっとぬるぬる上げ下げするルートだったので最後に登山ぽい道を歩けて満足です。

3/18 14:27

ものの20分で甲州街道に出ました。

3/18 14:33

大月は最近本格的に岡山に戦いを挑んでおります。

3/18 14:37

大分早く着きました。

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル

感想

つっしー

「毎週のように眺めている近所の山」ということで12月に秋山山稜を通しで歩こうと思い立ったものの、なんやかんやあって未踏になっていた西側部分を回収してきました。
秋山山稜は道志山塊の一部であり、同様にシブい山域です。
メリハリのあるピークがあるわけでも優れた眺望があるわけでもなく、そのわりにはぬるぬると上がったり下がったりなかなかいやらしい上下動を繰り返し気付くと結構な獲得標高になっていたりします。南北の側面は荒れがちですし、倉岳山など一部のハイキングスポットを除き人影もまばらです。
しかし、西に続く笹子川右岸の山々と同様に稜線上の道は歩きやすく、冬は葉の落ちた広葉樹林の合間から日が差して明るい雰囲気の良い道になります。
大月南面の菊花山や御前山は富士山の眺めも良いですし、都内から高尾山へ行くのと大して変わらない手間と時間で足を運ぶことができますから気軽な週末ハイキングの選択肢として悪くないと思います。