【釈迦ヶ岳から黒岳】〜歳のせい? 足元の可憐な花に感激〜


- GPS
- 05:42
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 960m
- 下り
- 838m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:42
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし。 |
写真
感想
若いころは、ひたすら山頂目指して登っていたので、有名な花はある程度楽しんでいたものの、道端に咲く小さな花などは特に興味を示さなかった。しかし、ここ5年ほどは、足元の小さな花に目がいき、止まってカメラを向けるようになった。小さな花でも「よーく」見ると実に美しい顔をした花が多く、風雨に負けないでしっかり根を張った生命の強さをこんな小さなところにも感じるようになった。歳のせいかな?
四季を通じて、花や木々、鳥の鳴き声などを五感で感じながら山に登ることができたら…、どんなに楽しいだろうか。
それを求めて、さあ山へ!
6月に入ると、晴れる日が少なく山頂からの絶景は期待できないので、沢や岩登りなどを中心にこれまで楽しんできた。しかし、この頃は、新緑や紅葉の木々の中のハイキングや花目的の山行きが増えてきた。今回も、この時期どんな花が咲いているだろうか、と御坂山塊の釈迦ヶ岳から黒岳へ縦走し、スズランの里へ下る周回コースにした。
車道の脇に車を停め、まず釈迦が岳の直登開始。山頂直下は岩稜の登りとなるが、振り返ると見晴らしは抜群で、天気が良ければ、富士山や南アルプスが一望できる。花も、登山口すぐからクサタチバナやウツギが咲き、岩場にはオレンジのヤマツツジがかなり目立っていた。山頂には何パーテーかいたが、富士山などの眺望がないため残念がっていた。山頂からどんべい峠までの稜線歩きは快適で、足元にはマイズルソウやギンラン、視線を上げるとツツジ、ウツギなどが咲いて目を楽しませてくれた。
黒岳の登りでは、ユキザサ、シロバナノヘビイチゴ、コバノガマズミ、カモメランが見られた。黒岳の展望台からの富士山は雲に覆われていたが、かろうじて雲の下に河口湖が見えていた。この辺りのツツジも終わって緑の葉のみの木々になっていた。しかし、足元には可憐なマイズルソウやニガイチゴなどが咲き、山頂から新道峠の間は、シロカネソウ、ウマノアシガタ、ウツギ、ヘビイチゴ、ユキザサ、ギンランなど登山道の両側に咲いて、その都度「アッ、○○が!」と止まってカメラを向けるので、時間がかかるが疲れもなく進む。その後は、鮮やかなラショウモンカズラ、シロカネソウ、スズラン、山オダマキなどを鑑賞し車まで戻った。日差しも射すまずまずの天気の中充実した花山行になった。
コメント
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bistariさん、はじめまして。
山行記録楽しく拝見しました。
かわいらしい花々がたくさん咲いているのですね。釈迦ヶ岳は一度登り、好きになった山でしたが、知りませんでした。とても参考になりました。
現在、御坂山塊の稜線縦走を目標の一つにしており、昭文社地図を見ながら、「日帰り山行をどこで区切るか」とルートを研究しています。
bistariさんの過去記録の「鬼ヶ岳〜王岳」も興味深かったです。自分の山行の参考にさせていただきます。
これからもbistariさんの記録を見ていきたいのでフォローさせていただきました。
はじめまして。
私のささやかな山行記録が参考になったようで光栄です。
bistariはビスターリのことでネパール語で「ゆっくり、ゆっくり」という意味です。「富士山を眺めながら周辺の山をのんびり歩こう」と、会をつくって活動しています。
今後もよろしく。
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