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Yamareco

記録ID: 656854
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

甘露水-和賀岳

2015年06月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:54
距離
14.6km
登り
1,273m
下り
1,265m

コースタイム

日帰り
山行
7:24
休憩
0:30
合計
7:54
5:00
259
9:19
9:49
185
12:54
登山口休憩舎 2340-0500
甘露水口 0510
曲沢分岐 0515
ブナ台 0530
滝倉水場 0552-0603
滝倉避難小屋跡 0609
倉方 0640
薬師分岐 0711
薬師岳 0719-36
薬師平 0747
小杉山 0808
小鷲倉 0834-46
和賀岳 0919-49
小鷲倉 1018
小杉山 1034
薬師平 1056
薬師岳 1107-19
薬師分岐 1125
倉方 1147
滝倉水場 1211
ブナ台 1229
曲沢分岐 1241
甘露水口 1245
登山口休憩舎 1254-1320
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
甘露水登山口に駐車。10台位だが少し戻ればもっと留められる。この日は5台ほど駐車。
コース状況/
危険箇所等
少々笹や雑木のかぶりがあるが、問題なし。
その他周辺情報 駐車場向かいの休憩舎は快適。
横手まで戻るにはみずほの里ロードが多分早い。2km以内の寄り道で数箇所温泉施設あり。コンビニ等に用事がある場合は国道経由で。
サンカヨウはこの一株だけ
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サンカヨウはこの一株だけ
マイヅルソウの密集咲き
マイヅルソウの密集咲き
ガスが消えるのと同時に尾根に
ガスが消えるのと同時に尾根に
真昼岳方面
ニッコウキスゲ。まだ開いていない
1
ニッコウキスゲ。まだ開いていない
重たげなシラネアオイ
重たげなシラネアオイ
ツクバネソウ
遠く鳥海山
目指す和賀岳
薬師岳にて
ハクサンチドリ
キスミレ(総称)
ニッコウキスゲ。開いてきました
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ニッコウキスゲ。開いてきました
イワカガミ
左秋田駒、中央和賀岳、右岩手山
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左秋田駒、中央和賀岳、右岩手山
秋田駒、雲に覆われる
2
秋田駒、雲に覆われる
岩手山も覆われそう
5
岩手山も覆われそう
ハクサンチドリ
キジムシロ。エチゴ-とつくらしいですがどう違うのかわかりません
キジムシロ。エチゴ-とつくらしいですがどう違うのかわかりません
ミツバオウレン
チングルマ。山頂直下のみ
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チングルマ。山頂直下のみ
由緒正しい一等三角点本点でした。
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由緒正しい一等三角点本点でした。
山頂から西。鳥海山は隠れています。
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山頂から西。鳥海山は隠れています。
真昼岳方面
焼石岳方面
遠くは早池峰ですね。多分
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遠くは早池峰ですね。多分
右奥田沢湖
ズームで真昼岳
ズームで焼石岳
ズームで田沢湖
秋田駒、岩手山ですが雲が多くなった。
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秋田駒、岩手山ですが雲が多くなった。
帰路の稜線
しばし和賀岳とはお別れ
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しばし和賀岳とはお別れ

装備

備考 大きめの音の出る鈴

感想

実は、昨年9月に失敗したリベンジである。
今回は、どちらかというと神室山のほうにしたかったのだが、そちらは登山道が
荒れ気味だったり、一部通れない等の直前情報があり、こちらにした。
昨年、唯一の収穫として、駐車場向かいの休憩舎がきれいなことを知ったので、
今回は日付が変わる少し前に到着して前泊。

鳥のさえずりに起こされ、5時に出発。10分程林道を歩いて、登山道に入る。
最初杉林だが、わずかで曲沢分岐。ここからブナ林に変わる。
花は地味ながら、ツクバネソウ(少)、エンレイソウ、ユキザサ、マイヅルソウ、
サンカヨウ(少)などがみられる。
尾根に乗った標高1000mの倉方からすぐ先で、ヤブというほどでもないが、
背丈近い草木の被りがあり、下半身が朝露でずぶ濡れとなる。ズボンが一気に
飽和状態になってしまったので、今さらスパッツを付ける気も失せる。
少し登ると、展望が開ける。鳥海山が見える。朝露の原因の尾根南側のガスは
今まさに消えているところ。
シラネアオイがかなり多いが、皆さん露で重たげに形が崩れている。
あとはニッコウキスゲは1株だけが開きかけ、ハクサンチドリ、キスミレ(総称)等。
倉方から上は、展望は良いものの急傾斜で、あまり良い休み場所がなく、
そのまま薬師岳まで進んで休憩とした。

薬師岳から3分程進み、ミヤマハンノキを回り込んだところでクマに遭遇。
距離は20〜30m位か?。お互いに凝固して5秒ほどにらみ合ったすえに、
(私が)「ウォッ、ウォッ」と叫んだら、すっ飛んで逃げて行った。
気迫でクマを追い払ったなどと書くとかっこいいけれども、すっ飛んで逃げるか、
こちらのほうにすっ飛んで来るかは先方まかせであり、良い対応とは言い難い。
15年ほど前に石狩岳でヒグマにあった時も後で思ったが、どうも、なかなか
とっさには最善の行動をとりにくいものだ。(最悪というほどでもないが)
叫んだりせず、もう少し見つめ合ったのちに、カメラを取り出す位にしておけば、
向こうも冷静に行動できただろうし、写真を撮ることもできたかもしれない。
ついでに言えば、この日使った鈴は数年前に奥秩父で拾った小さなもの。
家で行方不明になっている、札幌秀岳荘謹製の音の大きな鈴を使うべきであった。

さて、薬師岳から先は、シラネアオイに加え、ハクサンチドリ、キスミレ(総称)、
イワカガミが多い。ニッコウキスゲがまたちらほらと開きかけている。
まだ、つぼみのそのまた前段階のものも多く、最盛期には素晴らしいのだろう。
焼石岳のハクサンイチゲに比べられるほどのものかもしれない。

小鷲倉から先は尾根が少しヤセ気味となり、北側には田沢湖、行く手には
岩手山、早池峰が見える。
花はキジムシロ(多分)とイワカガミが主流となる。山頂直下には
小さいがチングルマの群落もあった。

山頂について見渡すと、なるほどなかなか山が深い。私の登ってきた
西側だけが比較的里が近いが、北も南も東も皆、山深い。
鳥海山は見えなくなり、岩手山、秋田駒方面に雲がかかったのが残念。

20分程して下山にかかる。ニッコウキスゲの開花は進んだようだが、
一度露に濡れたシラネアオイの崩れた形はやはり戻らないようだ。
長めのピッチとして、薬師岳でのみ休憩して無事下山。

それにしても、この山はやはり9月のような半端な季節に来るべき山ではない。
最盛期でこそないが、花の季節に来れて本当に良かった。
そして、奥羽山脈の山はやっぱりいい。東北で有名な山は出羽山地のほうに多く、
それより地味だし標高も低いけれども、私は奥羽の山が好きだ。

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