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Yamareco

記録ID: 6577928
全員に公開
雪山ハイキング
大峰山脈

新雪で怖すぎたレンゲ坂谷と静かだった山上ヶ岳

2024年03月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:36
距離
9.8km
登り
951m
下り
944m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:37
休憩
0:52
合計
8:29
7:51
39
8:30
8:30
184
11:34
11:35
77
12:52
12:57
7
13:04
13:04
10
13:14
13:19
11
13:30
13:31
14
13:45
13:58
1
13:59
14:24
10
14:34
14:34
21
14:55
14:56
43
15:39
15:39
25
16:04
16:04
11
16:15
16:16
4
16:20
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
積雪期は母公堂の駐車場から先は通行止めになるが、今回はそれももう解除されていて、そこからは数センチの積雪はあったが大橋茶屋までスタッドレスで問題無かった。
帰りは気温上がってもう半分くらい雪も消えてたが、消え残った所が轍でハンドル取られた。
コース状況/
危険箇所等
無雪期は迷う事もなく安心なレンゲ坂谷も積雪期は別物。
今回は季節外れな新雪状態だったが、高度感のある狭いトラバースが多い区間で鎖やロープも付いていないところはアイゼンもピッケルも当てにならずとても怖かった。
また、帰りに大橋茶屋の方から厳つい時のレンゲ坂谷は2メートル以上の積雪になって道も何も分からなくなるので気を付けてとの助言ももらったので、やはり無雪期の延長の気分では入らないようにしたい。
ごろごろ水から大橋茶屋まで道はずっと数センチの積雪があったがスタッドレスで普通に走れたが、雪も半分消えた帰りは轍が出来ていて逆にハンドル取られた。
男女トイレは冬期閉鎖中だったが多目的トイレは使え、電気も付いていて綺麗で快適。
茶屋はまだ開いてなかったので駐車料金1000円をポストに入れて出発。
2024年03月22日 07:44撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 7:44
ごろごろ水から大橋茶屋まで道はずっと数センチの積雪があったがスタッドレスで普通に走れたが、雪も半分消えた帰りは轍が出来ていて逆にハンドル取られた。
男女トイレは冬期閉鎖中だったが多目的トイレは使え、電気も付いていて綺麗で快適。
茶屋はまだ開いてなかったので駐車料金1000円をポストに入れて出発。
おそらく数日前までにこの冬の雪はほとんど無くなり、この日の前二日間ほど降ったらしい雪が積もっているだけだろうから道は分かるだろうと、この日は久しぶりにレンゲ坂谷から上ることに。
ここで登山届け出したが、まだ早かったのか清浄大橋にも踏み跡一つも無し。
林道で凍ったところあったら嫌なのでチェーンアイゼンで。
2024年03月22日 07:51撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 7:51
おそらく数日前までにこの冬の雪はほとんど無くなり、この日の前二日間ほど降ったらしい雪が積もっているだけだろうから道は分かるだろうと、この日は久しぶりにレンゲ坂谷から上ることに。
ここで登山届け出したが、まだ早かったのか清浄大橋にも踏み跡一つも無し。
林道で凍ったところあったら嫌なのでチェーンアイゼンで。
林道終点まで5〜10センチくらいの積雪で平和そのもの。
2024年03月22日 08:18撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 8:18
林道終点まで5〜10センチくらいの積雪で平和そのもの。
この斜めに積もって下の道を隠してしまう雪が曲者になるとはこのあたりではまだ思ってなかった。
2024年03月22日 08:43撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 8:43
この斜めに積もって下の道を隠してしまう雪が曲者になるとはこのあたりではまだ思ってなかった。
テープはこの斜面にあるし、草付きと雪の具合見てもここに道が通ってるとは思うが、とにかく雪で綺麗に斜面になってしまっててまだ新雪で安定してないので通るのが怖い。
一歩一歩ストックと足先で探って踏みしめながら進むしかない。
下を見ると無雪期はゴロゴロの河原が雪に覆われて歩けそうに見えるが、この日は下を行くのが正解だったかもしれない。
2024年03月22日 08:56撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 8:56
テープはこの斜面にあるし、草付きと雪の具合見てもここに道が通ってるとは思うが、とにかく雪で綺麗に斜面になってしまっててまだ新雪で安定してないので通るのが怖い。
一歩一歩ストックと足先で探って踏みしめながら進むしかない。
下を見ると無雪期はゴロゴロの河原が雪に覆われて歩けそうに見えるが、この日は下を行くのが正解だったかもしれない。
テープの感じからてっきりここが一カ所はっきりある徒渉点かと思って渡ったら違った。
面倒なので少し行ったところで渡り返したが、やはりここも右上に斜面をトラバースしていくところだった。
とにかくその道らしきものが綺麗に斜面になっていて分からないので、テープが見当たらないと斜面に踏み込めない。
2024年03月22日 09:06撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 9:06
テープの感じからてっきりここが一カ所はっきりある徒渉点かと思って渡ったら違った。
面倒なので少し行ったところで渡り返したが、やはりここも右上に斜面をトラバースしていくところだった。
とにかくその道らしきものが綺麗に斜面になっていて分からないので、テープが見当たらないと斜面に踏み込めない。
このあたりから段々斜面の高い所をトラバースする危ない区間に入っていくので、その前にここで軽く腹ごしらえ。
結果的にそれでよかった。
2024年03月22日 09:35撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 9:35
このあたりから段々斜面の高い所をトラバースする危ない区間に入っていくので、その前にここで軽く腹ごしらえ。
結果的にそれでよかった。
こちらがさっき間違えたほんとの徒渉点だった。
渡渉場所両側挟むようにロープまである。
2024年03月22日 09:40撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 9:40
こちらがさっき間違えたほんとの徒渉点だった。
渡渉場所両側挟むようにロープまである。
ついに出てきた高度感あるトラバース。
新雪が落ち着ききってないのでストックだけでは怖く、鎖やロープあるところは掘り出して全てしっかり使わせてもらう。
夏通るとなんでこんなどこにでも鎖なんて大げさななんて思った事もあるが、こういう時通るとその安心感の絶大さに感謝しかない。
しかし怖いトラバースの中でこういう補助があるのは三分の二くらい。
残り三分の一はとにかく一歩を慎重に、時間幾らかかってもいいから滑らない事だけ気を付けて通ってただただ疲れた。
2024年03月22日 09:50撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 9:50
ついに出てきた高度感あるトラバース。
新雪が落ち着ききってないのでストックだけでは怖く、鎖やロープあるところは掘り出して全てしっかり使わせてもらう。
夏通るとなんでこんなどこにでも鎖なんて大げさななんて思った事もあるが、こういう時通るとその安心感の絶大さに感謝しかない。
しかし怖いトラバースの中でこういう補助があるのは三分の二くらい。
残り三分の一はとにかく一歩を慎重に、時間幾らかかってもいいから滑らない事だけ気を付けて通ってただただ疲れた。
鎖が動かないなと思ったら末端が水場でガチガチに凍り付いてた。
2024年03月22日 09:53撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 9:53
鎖が動かないなと思ったら末端が水場でガチガチに凍り付いてた。
怖いトラバースの途中何箇所か出てくる木段。
ここなんて無雪期に通るとほんと長閑で癒やされる場所だが、この日は一瞬の息抜きにしかならない。
2024年03月22日 10:16撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 10:16
怖いトラバースの途中何箇所か出てくる木段。
ここなんて無雪期に通るとほんと長閑で癒やされる場所だが、この日は一瞬の息抜きにしかならない。
やっと怖いトラバース帯を抜けてたどり着いた源頭部。
2024年03月22日 10:31撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 10:31
やっと怖いトラバース帯を抜けてたどり着いた源頭部。
上を見れば霧氷が綺麗なんだが、源頭下部のこのあたりは大きい岩がゴロゴロしており、それが薄い新雪かぶって隠されてる状態で、所々で岩の間に足が落ちてしまうので景色を見てる余裕が無い。
2024年03月22日 10:41撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 10:41
上を見れば霧氷が綺麗なんだが、源頭下部のこのあたりは大きい岩がゴロゴロしており、それが薄い新雪かぶって隠されてる状態で、所々で岩の間に足が落ちてしまうので景色を見てる余裕が無い。
なんか右の方に青氷が見えたのでテープコース外れて急斜面を無理矢理見に行ったらなんと稜線直下に綺麗な一枚板状態の氷瀑が。
一枚板の青氷という事はおそらく滝というほどではない湧き水があってゆっくり成長したものだろうからこういうのは氷瀑とは呼ばない気もするけどいったい何と呼べば。
これでもまだ遠くて自分のスマホは広角しかないから小さくしか撮れなかったが、高さはおそらく5〜10メートルくらいか。
しかしこれ見るために右に外れすぎて、この後レンゲ辻方向に急斜面トラバースするのがまた大変で、両ふくらはぎが攣りそうになった。
2024年03月22日 11:16撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 11:16
なんか右の方に青氷が見えたのでテープコース外れて急斜面を無理矢理見に行ったらなんと稜線直下に綺麗な一枚板状態の氷瀑が。
一枚板の青氷という事はおそらく滝というほどではない湧き水があってゆっくり成長したものだろうからこういうのは氷瀑とは呼ばない気もするけどいったい何と呼べば。
これでもまだ遠くて自分のスマホは広角しかないから小さくしか撮れなかったが、高さはおそらく5〜10メートルくらいか。
しかしこれ見るために右に外れすぎて、この後レンゲ辻方向に急斜面トラバースするのがまた大変で、両ふくらはぎが攣りそうになった。
結局飛び出したのはレンゲ辻の女人結界より少し念仏山寄りのところ。
それにしてもよく晴れて女人結界と後ろの岩に霧氷が映えて綺麗。
しかし陽に照らされた上に気温も上がってきてこの後急速に消えていった。
2024年03月22日 11:34撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 11:34
結局飛び出したのはレンゲ辻の女人結界より少し念仏山寄りのところ。
それにしてもよく晴れて女人結界と後ろの岩に霧氷が映えて綺麗。
しかし陽に照らされた上に気温も上がってきてこの後急速に消えていった。
レンゲ辻から山上ヶ岳方向に北側斜面をトラバースしていくとレンゲ坂谷と違って風が吹き付けるせいか残った雪が凍ってガチガチツルツル。
2024年03月22日 11:39撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 11:39
レンゲ辻から山上ヶ岳方向に北側斜面をトラバースしていくとレンゲ坂谷と違って風が吹き付けるせいか残った雪が凍ってガチガチツルツル。
こういうところも薄い雪の下はガチガチだが、鎖のおかげでピッケル出さずに済んだ。
2024年03月22日 11:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 11:48
こういうところも薄い雪の下はガチガチだが、鎖のおかげでピッケル出さずに済んだ。
尾根芯に上がるとそれなりの積雪。
2024年03月22日 12:06撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 12:06
尾根芯に上がるとそれなりの積雪。
ここ数日雪が降った間は誰も通らなかったのかトレース痕さえ無い部分も。
2024年03月22日 12:15撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 12:15
ここ数日雪が降った間は誰も通らなかったのかトレース痕さえ無い部分も。
ついに最後の木段に。
この部分を上ったところでこれからここを下ろうか考えられてる方にお会いし、厳しかった状況を伝え、気温も上がってきたからより危険ではと話、自分はもう安全に参道を下りますと話したところ、雪の状態が緩んできてるのは感じてたので私もそうしますとの事でちょっとホッとした。
もし下って行かれたら大丈夫か気になってしまったと思う。
2024年03月22日 12:28撮影 by  iPhone 12, Apple
1
3/22 12:28
ついに最後の木段に。
この部分を上ったところでこれからここを下ろうか考えられてる方にお会いし、厳しかった状況を伝え、気温も上がってきたからより危険ではと話、自分はもう安全に参道を下りますと話したところ、雪の状態が緩んできてるのは感じてたので私もそうしますとの事でちょっとホッとした。
もし下って行かれたら大丈夫か気になってしまったと思う。
午前中とはうって変わった長閑で暖かい空気の中、まずは山頂で来ましたよを一枚。
2024年03月22日 12:53撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 12:53
午前中とはうって変わった長閑で暖かい空気の中、まずは山頂で来ましたよを一枚。
稲村、大日から弥山方向を。
2024年03月22日 12:55撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 12:55
稲村、大日から弥山方向を。
この日上ったのは先ほど話した方によると3人との事だったので自分含めて4人だけだったか。
この天気で次の日から雨予報だったのでもっと多くの人が上られると思ってたのでちょっとびっくり。
おかげで厳冬期ほど厳しくもなく、珍しくとても静かで穏やかな境内を見る事が出来た。
2024年03月22日 12:57撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 12:57
この日上ったのは先ほど話した方によると3人との事だったので自分含めて4人だけだったか。
この天気で次の日から雨予報だったのでもっと多くの人が上られると思ってたのでちょっとびっくり。
おかげで厳冬期ほど厳しくもなく、珍しくとても静かで穏やかな境内を見る事が出来た。
もうだいぶ白っぽくなってしまった霧氷の下の山門。
地表も真っ白で綺麗だが、例によって新雪で下が隠されただけなので、気を付けないと段々や石に躓きまくる。
2024年03月22日 13:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 13:01
もうだいぶ白っぽくなってしまった霧氷の下の山門。
地表も真っ白で綺麗だが、例によって新雪で下が隠されただけなので、気を付けないと段々や石に躓きまくる。
方向がよく分からないがこれは雰囲気からすると台高方面が見えてたのか。
2024年03月22日 13:07撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 13:07
方向がよく分からないがこれは雰囲気からすると台高方面が見えてたのか。
西の覗きから遠く金剛山。
2024年03月22日 13:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 13:18
西の覗きから遠く金剛山。
もうお腹減ってたけど境内では食べれないので、良い日に来れた事を、無事レンゲ坂谷を上って来れた事を感謝しつつ、早々にお寺を後にする。
2024年03月22日 13:26撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 13:26
もうお腹減ってたけど境内では食べれないので、良い日に来れた事を、無事レンゲ坂谷を上って来れた事を感謝しつつ、早々にお寺を後にする。
上でお会いした方から油こぼしあたりも北向きでガチガチだったとお聞きしてたし、もうなんの躊躇も無く左の下り道へ。
2024年03月22日 13:30撮影 by  iPhone 12, Apple
1
3/22 13:30
上でお会いした方から油こぼしあたりも北向きでガチガチだったとお聞きしてたし、もうなんの躊躇も無く左の下り道へ。
洞辻茶屋まで下りれば広い事は分かってたけど、もうお腹空いてしまってたので陀羅尼助茶屋で飯。
2024年03月22日 14:06撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 14:06
洞辻茶屋まで下りれば広い事は分かってたけど、もうお腹空いてしまってたので陀羅尼助茶屋で飯。
飯の後のんびり下ってきて洞辻茶屋出たところでびっくり。
なぜか踏み跡が五番関方向にだけあって清浄大橋方向に何も無い。
わけが分からないまま左に下りていくとすぐに上からの踏み跡と合流。
この日登った自分以外の人はみんなここ通ったはずなので、おそらくほんの少しトレース外れて歩かれたよう。
2024年03月22日 14:35撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 14:35
飯の後のんびり下ってきて洞辻茶屋出たところでびっくり。
なぜか踏み跡が五番関方向にだけあって清浄大橋方向に何も無い。
わけが分からないまま左に下りていくとすぐに上からの踏み跡と合流。
この日登った自分以外の人はみんなここ通ったはずなので、おそらくほんの少しトレース外れて歩かれたよう。
もうだいぶ気温上がってるのにまだこんな立派な氷柱発見。
この少し後でもうとっくに下りたと思ってた山上でお話しした方が後ろから来られてびっくり。
洞辻茶屋から少し五番関側に入った日当たりの良い所で飯にしておられたとの事で、またしばらく話し込んでから自分は遅いので先に行ってもらった。
2024年03月22日 15:10撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 15:10
もうだいぶ気温上がってるのにまだこんな立派な氷柱発見。
この少し後でもうとっくに下りたと思ってた山上でお話しした方が後ろから来られてびっくり。
洞辻茶屋から少し五番関側に入った日当たりの良い所で飯にしておられたとの事で、またしばらく話し込んでから自分は遅いので先に行ってもらった。
結局最後まで雪道が続いてたこの日。
レンゲ坂谷は想定外に怖かったけど、おそらくこの冬最後の綺麗な雪の日に来れて良かった。
2024年03月22日 16:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/22 16:13
結局最後まで雪道が続いてたこの日。
レンゲ坂谷は想定外に怖かったけど、おそらくこの冬最後の綺麗な雪の日に来れて良かった。
この日レンゲ坂谷に入ったのは自分一人だったようで、コース外れに踏み跡付けたりもしたのでホッとした。
2024年03月22日 16:15撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 16:15
この日レンゲ坂谷に入ったのは自分一人だったようで、コース外れに踏み跡付けたりもしたのでホッとした。
茶屋の方とちょっと話して、レンゲ坂谷は厳つい時は2メートル越の積雪になる事もあるので、雪の季節は気を付けて下さいと言われ、お礼言って車に帰着。
2024年03月22日 16:21撮影 by  iPhone 12, Apple
3/22 16:21
茶屋の方とちょっと話して、レンゲ坂谷は厳つい時は2メートル越の積雪になる事もあるので、雪の季節は気を付けて下さいと言われ、お礼言って車に帰着。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

関西での雪山も終わりかと思ってたところにいきなりの寒波と降雪。
でももう関西ではほとんど根雪も無くなったところに10〜20センチくらい積もっただけだろうからスノーシューも使えないしどうするか。
しかしこの後はまた気温上がって雨が続くとの予報。
せっかくの、おそらく今度こそ最後の機会を逃したくないと考えたのが山上ヶ岳。
それもいつものようにレンゲ坂谷からの周回で。
雪も薄いだろうしテープやロープなども多い所だから大丈夫だろうとちょっと甘く考え、それでも一応チェーンアイゼンにストックだけでなくアイゼンとピッケルも装備して。
これがほんと甘かった。
確かに雪は薄く、想像通り場所によって10〜30センチくらい。
しかしそれがちょうどピッタリ道だけでなく地表の凹凸も全て綺麗に隠してしまい、木の根や段差、石があっても分からない。
その上、下は以前の消え残った雪がアイスバーン化してるか完全に無くなって濡れ落ち葉が積もってるか。
そこに新雪が積もったばかりで、パウダーではないけど完全に安定してるはずもない。
無雪期のレンゲ坂谷は道標もテープも階段にロープに鎖も付けられてほとんど遊歩道。
ところが、その鎖やロープ付けられるようなトラバース箇所が全て雪に覆われたただの斜めの雪面に。
鎖やロープが付けられた所はそれ掘り出して掴めるからいい。
問題はそれが無い所。
上部になると結構な高さのトラバースでも何も無い所も幾つもあるので、たとえアイゼン着けてようとピッケル持ってようと雪が崩れたら終わり。
一歩一歩足踏み出すごとに下を探り、大丈夫ならゆっくり何度も踏み込んで固め、ただただ必死の時間が過ぎていく。
こういう状況である事想像出来たやろうになんでこんな事にと後悔する事しきり。
なんとか落ちずに通れたのは早い時間で雪が緩んでなかったのと運か。
トラバース区間を乗り切って源頭部になっても大きな岩がゴロゴロする区間は雪で隙間が分からず時に腿までいきなり落ち、上部になるとなんか右の方に青氷の氷瀑みたいなのが見えたのでそっちに寄っていったら四つん這いで上るような急斜面になってしまい、レンゲ辻までトラバースして戻るあたりではもうふくらはぎが限界で両方痙りそうに。
まさかの大苦戦で疲れ果て、レンゲ辻に着いた時はもうグッタリだったが、ちょうどお昼くらいからグッと気温上がって陽の当たる場所の雪はグズグズしてきたので、状態悪くなる前に登り切れてマジで助かった。
しかしその後も山上ヶ岳に向かう最初は稜線の北斜面を巻くトラバースが続き、風が当たるせいか雪は少なくなってもガチガチ部分はより多くなり、階段の手すりや鎖や木など、掴める所は絶対に掴み、気を抜かずに稜線に上がった時はもう足も上がらなくなり、最後の安全な部分はゆっくり一歩一歩上がっていったらそこで待っている方がお一人。
挨拶して話すと、参道を上ってきてこれからレンゲ辻に下ってレンゲ坂谷か稲村まで行くか考えてたとの事。
状況を説明し、厳しいんではないかと、自分はもうピストンするつもりはなくて安心安全に下り参道で下りるつもりですと話したところ、雪が緩んできてるの見て危ないかと思っておられたそうで、やはり周回はやめてピストンで下りる事にしますとの事でこちらもホッとした。
もしあそこですれ違って下りて行かれたら大丈夫だったか気になってしまってたと思う。
そのあとお腹空いてたが境内で食べるのは駄目なので、陽が差し暖かく静かで積もりたての雪が綺麗な山上をゆっくり歩いてそのまま下り道に。
安全な道とはいいながら付けられてる木段が雪でちょうど隠されて何も考えずに歩くと段差に躓いたり滑って危ないのでもう疲れた足で慎重に歩き、途中の茶屋で飯も食べ、その後もうすぐ一本松茶屋かなと思ってたらなんととっくに下りられたと思ってた先ほどの方が後ろから来られてびっくり。
またちょっと話し込んでこのあたりにはとても詳しい方と、よく歩かれてる方とお見受けし、足も速い方だったので先に行ってもらってお別れした。
結局雪は清浄大橋まで続き、おそらくこの冬の最後の雪山でほんとに綺麗な日に来れた事がうれしかった。
車置かせてもらった茶屋の方から状況を聞かれ、レンゲ坂谷から上ったけど厳しかったと話すと、レンゲは厳つい時は2メートル以上も積もって道などまったく分からなくなる事もあるので、危ないと思ったら参道を通って下さいと言われ、お礼を言って車に戻ったけど、ほんと今回は時期的にも内容的にも想定外の濃い山歩きになりました。

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