北アルプス 錫杖岳前衛壁3ルンゼ

2024年03月10日(日) [日帰り]

コースタイム

槍見温泉(3:00)→錫杖沢出合岩小屋(5:00)→3ルンゼ取付(7:15)→グラスホッパー取付(12:00)→槍見温泉(15:30)

天候

雪

コース状況／危険箇所等

一般登山道ではありません

写真

3/10 3:20

朝3時に槍見温泉を出発。
仕度のときにymoonがスクリューを忘れてしまったことに気付いてガックシ…（すみません…）

3/10 3:44

錫杖沢出合まではうっすらトレースが。
寝不足の中ボーっと歩きました。

3/10 5:49

登山道を外れるとラッセルに。
前衛壁までの標高差200mが遠い。

3/10 7:15

3ルンゼ取り付きもこの状態。
雪面が頭の上に来るラッセルは初めてでした。（ちょっと楽しかった）

3/10 7:32

少し登るとラッセルも一段落。

3/10 8:11

途中からロープを付けて登攀開始。
岩を掘り起こして、不安定な雪氷をだましだまし登るいやらしいピッチでした。

3/10 8:55

2P目はMDTさん。
「悪そう」との声が聞こえて嫌な予感がししましたが…
チョックストーンを左へ越えるところが厳しく、自分はフォローで落ちました。

3/10 9:51

3P目。
見た目には易しいですが、ここもベルグラにぶら下がって恐ろしいピッチでした。

3/10 10:10

4P目。
ここは比較的氷が厚く、ここまでのピッチよりは安定しているように感じました。

3/10 10:52

そして5P目。（核心？）
ハングしたCSから、

3/10 11:07

岩の隙間から突破を試みましたが…
ギリギリ通れず(笑)、万策尽きてMDTさんに代打要請。
右側からハングしたCSをあっという間に突破してしまいました。（それが出来れば苦労しない！）

3/10 11:42

ヘロヘロになりながら5P目をフォロー

3/10 11:59

もう少し上がると、グラスホッパーが。

3/10 12:02

MDTさんは5本のスクリューで登る気満々でしたが…
さすがにランナウトが厳しそうなのと、ここまでで結構疲れてしまっていたので、MDTさんを何とか説得して？帰ることに。

3/10 12:32

帰りは同ルートを懸垂

3/10 14:15

帰りに前衛壁。
たくさんのルートがあるようですが、入門ルートの3ルンゼで四苦八苦だった自分がいつか登る日は来るのだろうか。

撮影機器：

Xperia 1 SOV40 au SONY

FinePix XP140 富士フイルム

感想

ymoon

3ルンゼは錫杖の中では入門ルートですが、難しく感じました。岩の表面に着いた雪や氷は頼りなく、プロテクションも決めにくいので、とにかく怖かったです。ドライの恐ろしさを再確認しました。
今年はアイスにドライに、冬の登攀をたくさん経験出来て、大充実でした。しかし、充実が過ぎたためか、シーズン後半は意欲の低下と、疲労感に悩まされました。冬季登攀は一回の山行の精神的・肉体的な負担が大きく、今年のような頻度で雪山に行くのは自分には厳しいようです。
まあ、趣味でやっている山登りなので、しんどくなったら休めば良しです。しばらく充電して、気が向くようになったらまた山に行こうと思います！