ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 659351
全員に公開
ハイキング
白山

荒島岳〜回想(中出から毛虫地獄ピストン)

2014年06月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.3km
登り
1,280m
下り
1,281m

コースタイム

日帰り
山行
6:30
休憩
0:30
合計
7:00
7:30
7:30
100
9:10
9:10
35
9:45
9:45
5
9:50
9:50
40
10:30
10:30
20
10:50
11:20
60
12:20
12:20
100
14:00
14:00
0
14:00
ゴール地点
天候 晴れ(ガス多い)
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
九頭竜湖経由で中出登山口。トイレ等一式完備のきれいで立派な駐車場あり。
コース状況/
危険箇所等
もちが壁は傾斜有るがしっかり整備されており慎重に登下降すれば問題なし。
一部だが毛虫大発生区間有り(2014年6月当時)
6時40分到着、広い駐車場で1番乗り。
2014年06月21日 06:57撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 6:57
6時40分到着、広い駐車場で1番乗り。
何やら初めて見る施設あり、下山時に水冷したら気持ち良さそうです
2014年06月21日 06:39撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 6:39
何やら初めて見る施設あり、下山時に水冷したら気持ち良さそうです
水道含めて立派なトイレ。登山届用紙一式とポストもあり。
2014年06月21日 06:56撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 6:56
水道含めて立派なトイレ。登山届用紙一式とポストもあり。
ふむふむ今日のルートを確かめて出発。
2014年06月21日 06:57撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 6:57
ふむふむ今日のルートを確かめて出発。
ちょっと舗装路を行くと左手に林道分岐あり、更にしばらく歩きます。30分ほど歩いて、ようやく登山道入り口、右手の林に突入。
2014年06月21日 07:28撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 7:28
ちょっと舗装路を行くと左手に林道分岐あり、更にしばらく歩きます。30分ほど歩いて、ようやく登山道入り口、右手の林に突入。
途中何か所かに展望台の名がつくところありますが、得てして何も見えません。落葉時には見えるのだろうか?
2014年06月21日 08:22撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 8:22
途中何か所かに展望台の名がつくところありますが、得てして何も見えません。落葉時には見えるのだろうか?
ササユリ?はこの時間はまだ寝ています。
2014年06月21日 08:29撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 8:29
ササユリ?はこの時間はまだ寝ています。
周りの林も気持ちよくなってきました。
2014年06月21日 08:48撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 8:48
周りの林も気持ちよくなってきました。
これは地名か、昔は本当に畑があったのか?この辺りから何やらもぞもぞした小動物が目立つようになります、、、
2014年06月21日 08:53撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 8:53
これは地名か、昔は本当に畑があったのか?この辺りから何やらもぞもぞした小動物が目立つようになります、、、
小荒島の分岐。この辺りはもう奴らに制圧されており、恐ろしい状況です。
2014年06月21日 09:09撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:09
小荒島の分岐。この辺りはもう奴らに制圧されており、恐ろしい状況です。
小荒島へは灌木帯を少々かき分けて上がります。足元にはアカモノが彩を添えて目を楽しませてくれます。が、これが大変な油断となることに、、、
2014年06月21日 09:10撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:10
小荒島へは灌木帯を少々かき分けて上がります。足元にはアカモノが彩を添えて目を楽しませてくれます。が、これが大変な油断となることに、、、
小荒島到着。地元大野からこられた方と少々雑談を。荒島よりも経ヶ岳の方がお薦めとのこと、機会あれば是非。
2014年06月21日 09:13撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:13
小荒島到着。地元大野からこられた方と少々雑談を。荒島よりも経ヶ岳の方がお薦めとのこと、機会あれば是非。
これから向かう荒島本峰。かつて深田久弥がべた褒め?した雄姿です。この後、自爆テロにあうという悲劇が待ち受けて、、
2014年06月21日 09:27撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:27
これから向かう荒島本峰。かつて深田久弥がべた褒め?した雄姿です。この後、自爆テロにあうという悲劇が待ち受けて、、
個人的には大惨事の後ですが、ギンリョウソウ。
2014年06月21日 09:40撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:40
個人的には大惨事の後ですが、ギンリョウソウ。
しゃくなげ平到着。ここまでは他の登山者は一人しか会いませんでしたが、ここから先は大勢と会うようになります。
2014年06月21日 09:47撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:47
しゃくなげ平到着。ここまでは他の登山者は一人しか会いませんでしたが、ここから先は大勢と会うようになります。
もちが壁に到着。やや大げさな表現ですが、気を引き締めろということで。
2014年06月21日 09:52撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:52
もちが壁に到着。やや大げさな表現ですが、気を引き締めろということで。
整備はされているものの、結構段差が大きいものが多く、体力を消耗します。まあ幸い前後に人がいないので、マイペースでゆっくりと行けばOK。
2014年06月21日 09:58撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 9:58
整備はされているものの、結構段差が大きいものが多く、体力を消耗します。まあ幸い前後に人がいないので、マイペースでゆっくりと行けばOK。
そして行く手に山頂が。あと一息です!
2014年06月21日 10:28撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 10:28
そして行く手に山頂が。あと一息です!
それこれ山頂に到着、三角点ゲット!
2014年06月21日 10:48撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 10:48
それこれ山頂に到着、三角点ゲット!
冬場の好天だと白山がよく見えるらしいが、今日は生憎ガスガスで見えません。たまに経ヶ岳あたりがぎりぎり見える程度か。待っても展望が回復しそうもないので諦めて下ります。
2014年06月21日 11:06撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 11:06
冬場の好天だと白山がよく見えるらしいが、今日は生憎ガスガスで見えません。たまに経ヶ岳あたりがぎりぎり見える程度か。待っても展望が回復しそうもないので諦めて下ります。
小荒島付近で上を見上げると奴らが大量に食事中です。ザワザワと音が聞こえそうなほど、、
2014年06月21日 12:17撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 12:17
小荒島付近で上を見上げると奴らが大量に食事中です。ザワザワと音が聞こえそうなほど、、
登山道に何やら蛇がもぞもぞ。と、彼も食事中だったようで、動きが遅いのでカメラで捉えられました。写真をアップにすると、大きな獲物の両足まで見え中々グロいでした、合掌。
2014年06月21日 12:45撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 12:45
登山道に何やら蛇がもぞもぞ。と、彼も食事中だったようで、動きが遅いのでカメラで捉えられました。写真をアップにすると、大きな獲物の両足まで見え中々グロいでした、合掌。
こちらもようやくお目覚めのようで、可憐です。
2014年06月21日 12:53撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 12:53
こちらもようやくお目覚めのようで、可憐です。
アサギマダラ発見。普通のアゲハとは異なり、羽ばたき・飛び方が特徴があるのですぐ判ります。長距離を飛ぶための省エネ技術なのだろうか?
2014年06月21日 12:55撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 12:55
アサギマダラ発見。普通のアゲハとは異なり、羽ばたき・飛び方が特徴があるのですぐ判ります。長距離を飛ぶための省エネ技術なのだろうか?
ようやく戻ってきました。登山靴を脱いで、「名水治足」にて水冷中。こんな気の利いた施設は初めてです。ああ天国!(ちょっと水が冷た過ぎですが、、)
2014年06月21日 14:07撮影 by  SO-02E, Sony
6/21 14:07
ようやく戻ってきました。登山靴を脱いで、「名水治足」にて水冷中。こんな気の利いた施設は初めてです。ああ天国!(ちょっと水が冷た過ぎですが、、)
撮影機器:

感想

これは昨年2014年6月の記録ですのでこの時期の参考までに。
朝6時半過ぎに中出の駐車場に着くと一番乗りだった。勝原ルートは相当人気があるようだが、こちらはあまりにもひっそりとしていて、ちょっと心配。でも深田久弥を魅了した景色がどうしても見たかった。
立派なトイレで用を済ませ、登山届も出して出発。最初は舗装路を少々、そして砂利道の林道を暫し進むとようやく登山道入り口に着く。最初は杉林もあるが、徐々にブナの自然林へと変わっていく。それにしてもひと気がまったくない、、、
皆さんのレコでも気にはしていたが、毛虫が多い。地面を歩いているヤツはともなく、枝からぶら下がるもの、風と共に上からもバラバラと落ちてくるものもいる。道に張り出した枝葉にもいるので、むやみには触れられず、ストックで露払いをしながら、注意深く進む。そうこうしている内に、小荒島の近くまできて初めて他の登山者と出会った。
標識のある分岐を左折し、ちょっと登ると小荒島の山頂だ。この辺りはアカモノが多く咲いていて、足元を彩っていてとても気持ちいいところなのだが、この時に油断があったようだ、、
小荒島山頂では先程の男性と少々お話を。地元大野の方で四季を通してこちらに登られるとのことで、冬の山スキーがとても楽しいとのこと。またこちらよりも近くの経ヶ岳の方が登山道からの景色が良くって登って楽しい良い山だとのこと。
荒島は百名山だから知っていたが、この辺りの山は(当時は)他には白山くらいしか知らなかったが、機会があったら行ってみようかと思った。(経ヶ岳は既に報告済み)
小荒島を降りて、しゃくなげ平に向かう途中、どうも胸の辺りがムズムズするので襟元から覗くと、なんと毛虫がシャツの中でバラバラに潰れているではないか!「お前!、なぜいつからそこにいるんだ!!!」と叫んだのは後の祭り、また帽子にもいつの間にか2匹が取り付いており、テロ直前の状態で強制排除に成功したものの、胸付近は広い面積が毒針攻撃で赤くただれており、心身共に被害甚大。恐らく小荒島の登下降時の際に上方からの奴らの突入を許したものと思われ、その油断が悔やまれる。
胸元の痛痒いのを堪えつつ、傷心の身で歩を進める。しゃくなげ平以降はすれ違う人も増え、もちが壁に突入。幸い渋滞もなく、すんなり通過し、多少のアップダウンをこなして山頂に到着。先客は5人ほど。
残念ながらガスが濃く白山遠望はとても無理で、せいぜい噂の経ヶ岳程度までしか望めず。幸い風も強くなく、寒くもなく虫もいないが、お社に賽銭を入れて、そそくさと山頂を後にする。
下りではまだまだ多くが登ってくる為、もちが壁の通過には少々時間がかかるも、しゃくなげ平以降はまた誰とも合わなくなった。問題の小荒島付近ではすべての木の枝に奴らが大量にスタンバっていて、攻撃の機会を虎視眈々と狙っているのに用心しつつ、またぶら下がっている奴らをストックで蹴散らしながら下降を続けた。
途中、長さ1mほどの蛇が登山道の真ん中でもぞもぞしている。人が近づいても、トロトロとしか逃げないのでおかしいと思ったら、大きなヒキガエルと思しきものを口に加えている。それでは速く動けない訳だ。食事中申し訳ないとも思いつつ、もっと早ければ1匹助かったのかも知れず、自然界の摂理にちょっと思いをやる。アサギマダラの優雅な舞いには心癒され、他方で毛虫には冷たく毛嫌いし、人間というものは自分勝手なものだ。
そんなこんなをもやもや思いながら長い下りを終えてやっと駐車場に戻った。他に車は1台増えただけで、相変わらず寂しい状況。名水かはともかく、天然の冷たい山水の掛け流しで暫し足の疲れを癒し、しかし相変わらずの胸の痛痒さに悩まされながら帰路に着いた。
深田久弥の愛した景色は確かにそこにあった。ただそこに毛虫がいたなら歴史は変わっていたかも知れない、、、

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:338人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
荒島岳(勝原コース・中出コース )
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら