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Yamareco

記録ID: 6599692
全員に公開
山滑走
朝日・出羽三山

村山葉山 春の悪雪祭

2024年03月30日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:55
距離
14.8km
登り
1,319m
下り
1,309m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:35
休憩
0:17
合計
5:52
8:58
99
10:37
10:39
10
10:49
10:50
15
11:05
11:06
6
11:12
11:25
205
14:50
葉山市民荘
天候 晴れ、強風
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
畑までの市道は除雪済み。
葉山市民荘まで自家用車でアクセス可。
駐車場も除雪されているが、スペースが狭いので大勢で訪れる際は乗り合い推奨。
除雪はされたが市道整備はまだなので、路肩の至る箇所で枝が出ている。
走行中、枝に擦って車を傷つけないよう御注意を。
コース状況/
危険箇所等
大つぼ石付近の稜線はクラックが拡大している。
踏み抜き注意。

葉山市民荘から奥の院までは一般ルートだが、奥の院以降はバリエーションルート。
登山道は無く、雪が切れたら通れない。
大きめの沢渡渉が一カ所あり。
現在はスノーブリッジがあるが、ブリッジが無くなると渡渉は困難。
今回は大きな困難は無かったが、今後の融雪次第で状況は大きく変わる。

今年は小雪だったせいか、大僧森沢・小僧森沢は例年以上に状態が悪い。
出合から下部はボトムに複数の穴が開いており滑走困難。
2週間ぶりの村山葉山。
今回も葉山市民荘から出発。
2024年03月30日 08:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
3/30 8:56
2週間ぶりの村山葉山。
今回も葉山市民荘から出発。
天気は良いが、風が強い。
稜線の方からは大きな風の音が聞こえてくる。
2024年03月30日 09:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/30 9:51
天気は良いが、風が強い。
稜線の方からは大きな風の音が聞こえてくる。
遠望は霞んでいる。
黄砂の予報が出ていたが、その影響だろうか?
2024年03月30日 09:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 9:54
遠望は霞んでいる。
黄砂の予報が出ていたが、その影響だろうか?
聖仏平のぶなじゅりん。
2024年03月30日 10:00撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
3/30 10:00
聖仏平のぶなじゅりん。
視界が開け、大僧森と小僧森が見えた。
2024年03月30日 10:09撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:09
視界が開け、大僧森と小僧森が見えた。
稜線上へ進む。
2024年03月30日 10:27撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:27
稜線上へ進む。
稜線に上がり、小僧森へと登る。
いつもはツボ足で登っていた急斜面だが、滑りにくい雪質だったのでシールだけで登れた。
2024年03月30日 10:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:29
稜線に上がり、小僧森へと登る。
いつもはツボ足で登っていた急斜面だが、滑りにくい雪質だったのでシールだけで登れた。
黄色い雪が混ざっている。
黄砂だろうか?
2024年03月30日 10:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 10:32
黄色い雪が混ざっている。
黄砂だろうか?
小僧森から沢を眺める。
良い滑走ルートだが沢の下部は穴が開いているので、今シーズンはもう止めておくか。
2024年03月30日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:35
小僧森から沢を眺める。
良い滑走ルートだが沢の下部は穴が開いているので、今シーズンはもう止めておくか。
小僧森を後にし、大僧森へ。
森林限界上は強風のはずだが、この辺は意外に穏やか。
2024年03月30日 10:39撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3
3/30 10:39
小僧森を後にし、大僧森へ。
森林限界上は強風のはずだが、この辺は意外に穏やか。
大僧森の南面も良い感じ。
南面滑走だけならまだ楽しめそうだが、沢の状態がねぇ…
2024年03月30日 10:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:42
大僧森の南面も良い感じ。
南面滑走だけならまだ楽しめそうだが、沢の状態がねぇ…
大僧森を後にし、大つぼ石のピークへ向かう。
2024年03月30日 10:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:50
大僧森を後にし、大つぼ石のピークへ向かう。
稜線上のクラック。
先行のスキーヤーが踏み抜いたようだ。
2024年03月30日 10:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:51
稜線上のクラック。
先行のスキーヤーが踏み抜いたようだ。
内院の斜面の向こうに烏帽子岩が見える。
2024年03月30日 10:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:52
内院の斜面の向こうに烏帽子岩が見える。
烏帽子岩
雪が落ちて地肌が出ている。
2024年03月30日 10:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:52
烏帽子岩
雪が落ちて地肌が出ている。
大つぼ石の南面。
この斜面も滑走に良さそう。
だが、上は良くても下の沢はたぶん滑走不可能だろう。
2024年03月30日 10:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 10:57
大つぼ石の南面。
この斜面も滑走に良さそう。
だが、上は良くても下の沢はたぶん滑走不可能だろう。
大つぼ石
ここまで風が弱かったのは、大つぼ石の尾根が風を遮ってくれていたから。
ここから先は強風で、時折、体が煽られる。
2024年03月30日 11:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:01
大つぼ石
ここまで風が弱かったのは、大つぼ石の尾根が風を遮ってくれていたから。
ここから先は強風で、時折、体が煽られる。
葉山山頂に到着。
やっぱり風が強い。
2024年03月30日 11:06撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:06
葉山山頂に到着。
やっぱり風が強い。
煽られながら、奥の院へ。
2024年03月30日 11:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:07
煽られながら、奥の院へ。
奥の院に到着。
2024年03月30日 11:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:13
奥の院に到着。
奥の院から眺める葉山稜線。
2024年03月30日 11:15撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:15
奥の院から眺める葉山稜線。
月山方面。
雲がかかっており、月山山頂は見えなかった。
2024年03月30日 11:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:16
月山方面。
雲がかかっており、月山山頂は見えなかった。
葉山神社
2024年03月30日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:24
葉山神社
奥の院から滑走開始。
表面カリカリのモナカ雪で、スピードは出るがターンしにくい。
2024年03月30日 11:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:24
奥の院から滑走開始。
表面カリカリのモナカ雪で、スピードは出るがターンしにくい。
モナカを砕いて沢へ滑り込んだが、今度はストップスノーの奔流。
2024年03月30日 11:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 11:29
モナカを砕いて沢へ滑り込んだが、今度はストップスノーの奔流。
板が全然滑らねぇ。。。
2024年03月30日 11:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 11:29
板が全然滑らねぇ。。。
小滝が出ており、大穴が開いている。
一旦、板を外し、右岸上を高巻いて通過。
2024年03月30日 11:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 11:36
小滝が出ており、大穴が開いている。
一旦、板を外し、右岸上を高巻いて通過。
H1114mの出合まで滑って滑走終了。
2週間前と同じく、あまりにも酷いストップスノー続きで足が死んだ。
2024年03月30日 11:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 11:38
H1114mの出合まで滑って滑走終了。
2週間前と同じく、あまりにも酷いストップスノー続きで足が死んだ。
沢を出て大滑山へ続く尾根へ上がり、滑走再開。
2024年03月30日 12:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 12:01
沢を出て大滑山へ続く尾根へ上がり、滑走再開。
森のオープンバーンもストップスノーで全く楽しめず。
2024年03月30日 12:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 12:23
森のオープンバーンもストップスノーで全く楽しめず。
ヨレヨレのシュプール。
2024年03月30日 12:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 12:24
ヨレヨレのシュプール。
雪が悪すぎるので滑走を早めに切り上げ、林道へ逃げる。
2024年03月30日 12:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 12:30
雪が悪すぎるので滑走を早めに切り上げ、林道へ逃げる。
林道のスノーブリッジ。
まだ大丈夫そうだが、そこそこ高さがあるので渡るのは緊張する。
2024年03月30日 12:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 12:44
林道のスノーブリッジ。
まだ大丈夫そうだが、そこそこ高さがあるので渡るのは緊張する。
テングラ(P1019m)
だいぶ表面の雪が崩れてきている。
2024年03月30日 12:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 12:50
テングラ(P1019m)
だいぶ表面の雪が崩れてきている。
林道を外れ、ぶなじゅりんを進む。
2024年03月30日 12:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 12:57
林道を外れ、ぶなじゅりんを進む。
アニマルトレース発見。
蹄があるのでカモシカだろうか?
2024年03月30日 13:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 13:04
アニマルトレース発見。
蹄があるのでカモシカだろうか?
ブナ樹林を抜けて雪原に出た。
2024年03月30日 13:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 13:14
ブナ樹林を抜けて雪原に出た。
大僧森沢・小僧森沢の下部を確認。
2週間前よりも更に穴は大きくなっている。
2024年03月30日 13:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 13:17
大僧森沢・小僧森沢の下部を確認。
2週間前よりも更に穴は大きくなっている。
大僧森南面
2024年03月30日 13:21撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 13:21
大僧森南面
全く滑走が楽しめてないので、最後に泣きの1本。
登り返して、ここからラスト滑走へ。
2024年03月30日 14:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 14:07
全く滑走が楽しめてないので、最後に泣きの1本。
登り返して、ここからラスト滑走へ。
良い感じの沢型だが、やっぱりストップスノーに変わりなく。
無駄に苦行滑走しただけだった。。。
2024年03月30日 14:10撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 14:10
良い感じの沢型だが、やっぱりストップスノーに変わりなく。
無駄に苦行滑走しただけだった。。。
さっきの雪原まで滑り降りた。
2024年03月30日 14:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 14:13
さっきの雪原まで滑り降りた。
滑走はもう諦めて下山しょ。
2024年03月30日 14:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 14:25
滑走はもう諦めて下山しょ。
時間的にはあと1本くらい滑れるんだけどねぇ。
こうも雪が悪くては滑る気が起きず。
2024年03月30日 14:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 14:32
時間的にはあと1本くらい滑れるんだけどねぇ。
こうも雪が悪くては滑る気が起きず。
退散、退散。
2024年03月30日 14:38撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/30 14:38
退散、退散。
葉山市民荘に帰還。
結局、最後の最後までストップスノーだった。
ここまで雪質に恵まれない一日も珍しい。
2024年03月30日 14:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 14:44
葉山市民荘に帰還。
結局、最後の最後までストップスノーだった。
ここまで雪質に恵まれない一日も珍しい。
長命水を飲んで帰る。
2024年03月30日 14:48撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 14:48
長命水を飲んで帰る。
幸生から眺める村山葉山。
天気は良かったが、強風と雪質最悪の一日だった。
2024年03月30日 15:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/30 15:18
幸生から眺める村山葉山。
天気は良かったが、強風と雪質最悪の一日だった。

感想

山頂直下はターンしにくいモナカ雪。
ここは少しの我慢と割り切りモナカを砕いて沢へと滑り込むが、今度はストップスノーの奔流。
この日は山頂から登山口まで全て悪雪で、スキーヤー泣かせの雪質が続いた。
いつもであればワンシーン程度は滑走が楽しめる場面があるのだが、今回に至っては皆無。
ここまで滑りにくい雪質が続くと、いっそ清々しく思えてしまう。
まさに「春の悪雪祭」と呼ぶに相応しいコンディション。
去年は姥ヶ岳で開催された悪雪祭だが、今年は村山葉山で迎えたか、と思うと感慨深いものがある。
板は滑らず雪は重くて、滑走は唯々苦行であった。

しかし、これは春スキーを迎えるにあたっての通過儀礼のようなもの。
この祭りを境に雪質は変貌し、スキーヤーにとっては至福とも言えるザラメの時を迎えるはず。
無事、今年も悪雪祭は済んだことだし、次回からはザラメの快走に恵まれたいものだ。

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