記録ID: 6601955
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ハイキング
葛城高原・二上山
岩橋山(前回に引き続きバリエーションルートを登高、地図にないルートを下降)
2024年03月30日(土) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 07:16
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 568m
- 下り
- 607m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登高路、下山路ともに通常のルートではありません。登高に用いたルートは地形図では破線路が記載されていますが、ほぼ消滅しています。下山に用いたルートはそもそも破線路ですらなく、日常的に歩かれているルートではないと思われます。 登高路、下山路ともに、倒木あり、ヤブありのルートのうえ、多少の危険を伴いますから、私のようなモノ好きには面白いが、ヤマレコをご覧になっている善男善女の皆様には無縁なルートです。 それでも怖い物見たさ(?)であえて立ち入る場合は、斜面でスリップしない、倒木の上に立てるという利点がありますから、スパイク靴・足袋、チェーンアイゼンなどを使用することを勧めます。私は今回スパイク足袋を使用しましたが、舗装路面用のスニーカーから履き替えなければならないうえ、使用しない方の履き物を持ち歩く手間があるものの、スパイク足袋は急斜面や路面が崩落した個所の通過に大変有用でした。 |
写真
今回は、道の駅側からアプローチしましたので、破線路の入口を見落としたりしましたが(その入口は、ただの斜めの踏み跡のため、かなり分りにくい)、何とか破線路を辿って沢の分岐点に到着しました。前回は見送った左俣の沢(本流、地図には破線路あり)を遡行するのが目的ですが、分岐点に小さな滝(3メートルくらい)があります。その脇の斜面(中央稜の末端)は写真で見ると容易に登れそうに見えますが、実際には崩れていて意外に急傾斜のうえ、倒木が邪魔をしています。仕方がないから、滝を直登しようか(技術的には全く難しくはないが、濡れます)と思っていたのですが・・・、
右俣の涸れ沢をごく僅かに登ったところに中央稜を乗り越えて左俣の沢に入る踏み跡がありました(前回はこの踏み跡を辿って左俣の沢に入れることに気が付きませんでした)。この踏み跡は、もしかしたら地図にある破線路の一部でしょうか。
その踏み跡から左俣の谷に入ります。沢の分岐点にある小滝の上流にはしばらく緩やかなナメ滝がありますが、さらに上になるとこんな谷です。水はチョロチョロですが、地図にある沢沿いの破線路らしいものは見当たりません。
この谷をさらに遡りますと、たまにルートの痕跡らしいものが出てきますが、その先で崩壊していたり、倒木で塞がれたりしています。そのため、結局倒木だらけの沢の中を歩くのとあまり変わりませんので、なかなか進みません。
この左俣の沢は、さらに上流で同じくらいの大きさの左右の沢に分岐しています。地形図で破線路があるのは右俣(写真では、最も手前にある倒木があるあたりを右折する)ですが、写真正面に見える左俣を行っても、倒木多数ながら稜線に到達しそうではあります。
登り付いた台地から下を眺めたところ。これまで登ってきた斜面(地形図の破線路がある沢)はかなりの傾斜であったことが分ります。ところで、ダイトレが通っている主稜線にはこの台地からさらに20〜30メートル登らなければなりませんが、観察したところ、これまでと同じような植林地の斜面が続いているだけなので登りませんでした。
そこから少し移動しますと、このあたりが前回登り着いたところ。前回の記録は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6560670.html
のとおりです。
のとおりです。
さらに移動しますと、このあたりが本日の第2目標の尾根の降り口。ここから尾根を下ったときの記録は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4370721.html
にあります。今から思うと、そのときはえらく怖い物知らずでしたが、今日も蛮勇をふるって(?)、この尾根を下ります。
にあります。今から思うと、そのときはえらく怖い物知らずでしたが、今日も蛮勇をふるって(?)、この尾根を下ります。
この尾根は、このあたりで左右に分かれています。地形図で破線路があるのは右側(写真の右手側)ですが、本日は破線路が描かれていない左側の尾根(写真の左奥方向)を下ってみます。この写真では台地状の向こう側が急激に落ち込んでいることから窺われますとおり、かなりの急傾斜です。
降りていくと、雑木の疎林を抜け、再び植林地に出ます(疎林になったあたりでは地形がやや複雑なので、GPSで現在地をきちんと把握する必要があります)。このあたりでは傾斜はかなり緩やかです。植林の先に伏越方面の林道が見えました。葛下川の水音も聞こえてきます。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
スパイク足袋
ロープ(5メートル)
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感想
前回ヒドい目に遭ったのに懲りず、またまた同じようなルートを登ってしまいました。今回は、前回登らなかった沢の本流がどうしても気になったのです。で、行ってきましたら、(予想されたことでしたが)倒木多数のうえ、道の崩壊どころか消滅している個所も少なからずあるという、なかなか(私にとっては)面白いルートでした。客観的に見れば、控え目に言ってもヒドい道ではありますが、上部が開けた地形なので閉塞感がなく、なかなか面白く歩けました。
今回の目的はもう一つあって、ずっと前に下ったことがある、地形図に破線ルートが記載されている尾根の、途中から枝分かれしているもう一つの尾根を下ることです。前に行ったとき、その枝分かれしている尾根にもルートがありそうな感じがしていたからです。
で、行ってみましたら、林業用のピンクテープ目印、国調杭、筆界杭、測量杭、目印用のプラ板などが豊富に発見できました。ですから、地図には破線路も何も記載されてはおりませんが、確かに通行はされているようです。ただ、踏み跡といえるほどのものは見当たらなかったので、通行はごく少ないのでしょう。急傾斜の尾根を、降りやすそうな斜面を辿りながら(掴まる立木がないときはストックとロープを頼りに)降りました。
今回は上り下りとも、モノ好きな私としては大変面白かったですが、ちょっと人にお薦めできるルートではありません。
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