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Yamareco

記録ID: 6611237
全員に公開
ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

椿大神社〜入道ヶ岳〜山中幕営 (水沢峠南)〜水沢岳〜鎌ヶ岳〜雲母峰

2024年04月01日(月) 〜 2024年04月02日(火)
 - 拍手
ふじ その他1人
GPS
13:57
距離
21.6km
登り
1,794m
下り
1,787m

コースタイム

1日目
山行
4:07
休憩
0:27
合計
4:34
13:34
13:35
11
椿大神社参拝
14:12
14:12
23
石神 (井戸谷3)
14:35
14:37
59
15:36
15:36
4
尾根道到着 (井戸谷下り口)
15:40
15:45
9
入道ヶ岳山頂
15:54
15:57
44
16:41
16:42
11
16:53
16:53
20
17:13
17:19
9
17:28
17:32
23
水汲み
17:55
テン場
2日目
山行
8:01
休憩
1:25
合計
9:26
7:49
9
テン場
7:58
7:58
25
8:23
8:28
7
水沢岳山頂
8:35
8:36
43
9:19
9:20
58
10:18
10:22
11
岳峠 (ザック・デポ)
10:33
10:45
9
鎌ヶ岳山頂
10:54
10:56
32
11:28
11:29
25
11:54
11:55
8
白ハゲ道標
12:03
12:03
24
12:27
12:40
39
稲森谷分岐
13:19
13:19
3
13:22
13:39
14
雲母峰山頂 (腹ごしらえ)
13:53
13:57
60
14:57
15:01
26
15:27
15:35
31
もみじ谷自販機 (休憩)
16:06
16:15
52
内部川横断
17:15
椿大神社第3駐車場
天候 晴れ 1日目強風
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
●行き= 近鉄難波 10:00 (近鉄特急ひのとり - 津乗換 - ビスタカー / 2430円+1840円) 近鉄四日市 11:47 / 12:25 (ふくぞう自家用車) 椿大神社第3駐車場 13:10
●帰り= 近鉄四日市 20:14 (ビスタカー - 津乗換 - ひのとり) 近鉄難波 22:07
車内から入道ヶ岳〜 水沢岳〜鎌ヶ岳〜雲母峰を望む
これから縦走するすべて山が見えている
車内から入道ヶ岳〜 水沢岳〜鎌ヶ岳〜雲母峰を望む
これから縦走するすべて山が見えている
椿大神社第3駐車場 さて出発
椿大神社第3駐車場 さて出発
椿大神社 (つばきおおかみやしろ) でキャンプの成功を祈願
椿大神社 (つばきおおかみやしろ) でキャンプの成功を祈願
井戸谷の道を行く
井戸谷の道を行く
通報ポイント「井戸谷2」の手前
通報ポイント「井戸谷2」の手前
「井戸谷3」 「石神」と呼ばれる小さな社がある
「井戸谷3」 「石神」と呼ばれる小さな社がある
シロバナネコノメソウ
シロバナネコノメソウ
チャルメルソウ
避難小屋
ミノコバイモ 初めて見た☆
ミノコバイモ 初めて見た☆
フクジュソウ 1輪だけ咲いていた
フクジュソウ 1輪だけ咲いていた
アセビの木がたくさん
アセビの木がたくさん
周囲が草地となり…
周囲が草地となり…
背後に四日市市と伊勢湾が広がる
背後に四日市市と伊勢湾が広がる
尾根筋に登り着いた
尾根筋に登り着いた
山頂はもうすぐ
左手に広大な平地と海の景色
山頂はもうすぐ
左手に広大な平地と海の景色
入道ケ岳の高原状の山頂部 ものすごい風!
入道ケ岳の高原状の山頂部 ものすごい風!
三角点に椿大神社の鳥居あり
1
三角点に椿大神社の鳥居あり
鎌ヶ岳、その奥に御在所岳を望む
鎌ヶ岳、その奥に御在所岳を望む
仙ヶ岳〜野登山を望む
仙ヶ岳〜野登山を望む
高原状の素晴らしい山だ
高原状の素晴らしい山だ
イワクラ尾根方面へ
イワクラ尾根方面へ
椿大神社奥宮に参拝
椿大神社奥宮に参拝
明日登る水沢岳 (すいざわだけ) (別名 宮越山) を望む
明日登る水沢岳 (すいざわだけ) (別名 宮越山) を望む
木の根張る痩せ尾根を下っていく
木の根張る痩せ尾根を下っていく
急峻な崖を下りてくる猛者あり
急峻な崖を下りてくる猛者あり
我々は正規ルートを登るがそれでも直登
我々は正規ルートを登るがそれでも直登
鎌ヶ岳を望む
イワクラ谷分岐
水場のある谷を見下ろす
水場のある谷を見下ろす
ぬかるみがあるなど足元悪し
ぬかるみがあるなど足元悪し
4リットル確保!
930mピーク付近は真砂化の白い崖
930mピーク付近は真砂化の白い崖
自然の造形美
強風を避けられるところを見つけ テントを張ったが、傾きが大きすぎて寝られない… 
暮れてから写真の右手奥のほうに引っ越しした
強風を避けられるところを見つけ テントを張ったが、傾きが大きすぎて寝られない… 
暮れてから写真の右手奥のほうに引っ越しした
翌朝 自分のテントからふくぞうのテント
翌朝 自分のテントからふくぞうのテント
朝食後 撤収作業開始
木々迫るごく狭いスぺースに無理やり張ったため、頭上の木に何度頭をぶつけたことか…
1
朝食後 撤収作業開始
木々迫るごく狭いスぺースに無理やり張ったため、頭上の木に何度頭をぶつけたことか…
テン場から水沢岳 (宮越山) を望む
ふくぞうテント撤収時
テン場から水沢岳 (宮越山) を望む
ふくぞうテント撤収時
さて出発
ルートから見たテン場 ほとんど斜面やなぁ…
さて出発
ルートから見たテン場 ほとんど斜面やなぁ…
行く手を阻む壁のような水沢岳
行く手を阻む壁のような水沢岳
右に雲母峰
水沢峠 (すいざわとうげ)
水沢峠 (すいざわとうげ)
砂の道から遠望
水沢岳 (宮越山) 着 1029m
1
水沢岳 (宮越山) 着 1029m
鎌尾根と鎌ヶ岳が眼前に!
鎌尾根と鎌ヶ岳が眼前に!
奇岩群 (キノコ岩) の急な斜面を下りる
奇岩群 (キノコ岩) の急な斜面を下りる
なんと変化に富んだ道であることか
なんと変化に富んだ道であることか
振り返って
しばらくなだらかな登り
しばらくなだらかな登り
1023mピークあたりから鎌ヶ岳
1023mピークあたりから鎌ヶ岳
1023mピークあたりに平たんなスペースあり
1
1023mピークあたりに平たんなスペースあり
なんと猛々しい姿
なんと猛々しい姿
衝立岩の上に立つ 強風
衝立岩の上に立つ 強風
岩が作り出すユニークな景観が続く
岩が作り出すユニークな景観が続く
鎌ヶ岳が近くなってきた
鎌ヶ岳が近くなってきた
“小鎌” ?
恐竜みたい
雲母峰方面との分岐
雲母峰方面との分岐
岳峠 (だけとうげ) でザック・デポ
岳峠 (だけとうげ) でザック・デポ
恐竜に挑む
振り返って今通ってきた道 なんと険しい…
振り返って今通ってきた道 なんと険しい…
急登だが軽荷で軽快
急登だが軽荷で軽快
天照皇大神宮社
山頂の巨岩 御在所岳方向を眺む
山頂の巨岩 御在所岳方向を眺む
西に綿向山
北西に雨乞山〜イブネ
北西に雨乞山〜イブネ
北に御在所岳
鎌尾根〜水沢峠への道を見下ろす
鎌尾根〜水沢峠への道を見下ろす
下りてきた
鎌を見上げる
ザック・デポの岳峠に戻ってきた
ザック・デポの岳峠に戻ってきた
雲母峰方面へ下っていく
雲母峰方面へ下っていく
ショウジョウバカマ3兄弟
1
ショウジョウバカマ3兄弟
ふくぞう、体を伸ばしてショウジョウバカマ撮影
ふくぞう、体を伸ばしてショウジョウバカマ撮影
カズラ谷、宮妻峡方面との分岐
カズラ谷、宮妻峡方面との分岐
ハルリンドウの小群落
1
ハルリンドウの小群落
同所にバイカオウレン群落
同所にバイカオウレン群落
白ハゲの急な下り
白ハゲの急な下り
白ハゲから雲母峰を望む
白ハゲから雲母峰を望む
眼前に御在所岳
ザレ・ガレの面白い道
しかしいつまで続くねん…
ザレ・ガレの面白い道
しかしいつまで続くねん…
白砂青松 (はくしゃせいしょう)
白砂青松 (はくしゃせいしょう)
砂に雲母がキララと光る
砂に雲母がキララと光る
791mピークを行く尾根道ではなく楽そうな巻道を行くが、頼りない道で難所もあり楽ではなかった
791mピークを行く尾根道ではなく楽そうな巻道を行くが、頼りない道で難所もあり楽ではなかった
雲母峰が近くなった 前方のピークは西峰
雲母峰が近くなった 前方のピークは西峰
雲母西峰 (きららにしみね)
雲母西峰 (きららにしみね)
西峰から菰野町を見下ろす
西峰から菰野町を見下ろす
雲母峰山頂到着 (888m) 吉良良山三角点とある
雲母峰山頂到着 (888m) 吉良良山三角点とある
バイケイソウの子ども
バイケイソウの子ども
雲母2峰到着 簡易な小屋あり
四日市市を見下ろす広大な展望あり
雲母2峰到着 簡易な小屋あり
四日市市を見下ろす広大な展望あり
「独標尾根」を行く
「独標尾根」を行く
735mピーク付近 キレットあり
735mピーク付近 キレットあり
植林帯をジグザグに下っていく
植林帯をジグザグに下っていく
登山口に下り着いた
登山口に下り着いた
水場あり 顔を洗って気持ちいい〜
水場あり 顔を洗って気持ちいい〜
東海自然歩道で椿大神社へ戻る
東海自然歩道で椿大神社へ戻る
もみじ谷の自販機で休憩
もみじ谷の自販機で休憩
ここから谷道の歩道に 花いっぱいの道で驚く
ここから谷道の歩道に 花いっぱいの道で驚く
タニギキョウ
白花のスミレ、何スミレ?
白花のスミレ、何スミレ?
トウゴクサバノオ ふくぞうが見たかったと興奮
あれ、オレも初めて見るんやったっけ?
トウゴクサバノオ ふくぞうが見たかったと興奮
あれ、オレも初めて見るんやったっけ?
アマドコロ?
内部川 (うつべがわ) 沿いの道に出る
内部川 (うつべがわ) 沿いの道に出る
ふくぞう、裸足になって川を横断!
オレはツッカケに履き替えて
最深部は膝まであった
ふくぞう、裸足になって川を横断!
オレはツッカケに履き替えて
最深部は膝まであった
ヤマアイ 初めて見た気がする
名は「山に咲く藍」で、古代 青色の染料として用いられたとされるが 疑問も残るとのこと
ヤマアイ 初めて見た気がする
名は「山に咲く藍」で、古代 青色の染料として用いられたとされるが 疑問も残るとのこと
池の土手のサクラとミツマタ
池の土手のサクラとミツマタ
予定より1時間近くの遅れ
予定より1時間近くの遅れ
ゴール 疲れた… 早く風呂に入りたい〜
ゴール 疲れた… 早く風呂に入りたい〜

感想

 今年初 ふくぞうとの山キャンプ、鈴鹿へ。4月 (しかも初旬) に一緒に行くのは初めて。というのもふくぞうは植物の魅力に開眼。目的の花があるわけだ。ザックを軽くすることに熱心だったふくぞうが重い「鈴鹿の植物図鑑」を持ってきていて、さらには家用のものと2冊買ったという。実は去年からすでに花好きになっていたにも関わらず「花が好きになった」とは決して言わなかったのだが、今回ついにそれを認めた😁

 もともとは2〜3日 (火・水) の予定だったが、3日に雨が降りそうということで 1〜2日に変更。しかしふくぞうは午前中に用事があるため出発は13時と遅めで、テン場到着は18時前と日暮れギリギリになりそう。そこは心配な点だった。
 四日市市駅合流は12時。ところがなかなか落ち合えず、出発が遅れ、椿大神社からの登山開始は20分遅れとなってしまった。
 私はカッパを持ってこず、ザックは15キロ余というところ。ふくぞうは図鑑を持ってきていることもあって、いつもより重い約15キロとのこと。

 椿大神社 (つばきおおかみやしろ) は大変立派な神社で、平日にもかかわらず多くの人で賑わっていた。伊勢国一宮で、猿田彦大神を祀る神社の総本社。三重県で3番目に参拝者数の多い神社という。そんなこととはつゆ知らず、私は「つばきだい・じんじゃ」かと思っていた。
 手を合わせて山行の成功を念じ、まずは入道ヶ岳を目指して井戸谷を行く。
 植林帯を抜けると巨岩ゴロゴロの美しい谷道となり、シロバナネコノメソウ、ミノコバイモ、フクジュソウなどの可愛い花を愛でることができた。これこそふくぞうがこの時期に来たかった一番の理由というわけだ。私はミノコバイモを初めて見ることができ、感激だった。

 避難小屋を過ぎると明るい疎林の斜面の道となり、やがてアセビが多くみられるようになる。背後には四日市市と伊勢湾の大展望。ただそれとともに強風が吹きつけるようになった。
 入道ヶ岳山頂着。広大な高原状の美しい山頂部と、鎌ヶ岳などの大展望に歓声を上げる。が ものすごい風。ここで20分休憩を予定していたが とうてい無理。鳥居のある三角点で写真を撮って先を急ぐ。
 椿大神社奥宮で再び安全登山を祈願し、イワクラ尾根へ。これが相当しんどい道。岩稜のアップダウンを何度も繰り返す道で なかなか距離がかせげない。しかも強風が容赦なく吹きつける。ひとりではないものの「さすらい人」の気分にもなった。

 イワクラ尾根分岐に着いたのは17時前。暮れる前にテントを張れそうだと一応の安堵。一息入れたあと少し下ったところの左手、水場を探しに道なき谷に下りて行く。ほどなく流れが現れ、無事に水を確保することができた。
 さてお宿探し。ところがふくぞうが予定していた場所は森で道もない。少し進んだ先、尾根道の左手 (西) に平らなスペースがあったが、強風が吹きつけてダメ。しかし尾根道を挟んで右側に行ってみると、風は弱かった。平らなスぺ―スはわずかだがここを宿にすることに。18時前、日没まで30分あるかないかというところ。

 ふくぞうは一旦テントを張ったが、居心地が悪かったようですぐに移動。私もかなり左に傾いているのが気になったが、他にいい場所はなさそうなので一晩我慢すると腹をくくった。
 テントが離れているため話をすることもなく、それぞれで食事を済ませ、それぞれの時間を過ごす。そんな中 ショックなことが起きた。地面が傾いているため、明日のために作ってクッカーで冷ましていた紅茶 約500mlが全部こぼれてしまったのだ。
 さらに、寝ようとしても左にずり落ち、座っていると足がつった。
 やっぱりだめだと、すでに暗闇となった中 テントをずらし 太い木の枝で地面を掘って均そうとしたがほとんど掘れない。結局 ほかの場所を探すことに。いっそのこと登山道に張ったろかとも思ったが、どうしても風がきつすぎる。
 ふくぞうの近く、木々が迫り狭いが細い平らなスペースがあるところに移動することにした。数度往復して荷物を移動し、最後にテントを張ったまま移動。
 左半分は平らでそこに横になると快適だった。平らであることがこれほどありがたいこととは とちょっとした感動を覚えた。
 驚くべきことは、ふくぞうがすでに眠っていて、私がそばでガサゴソしていても全く気付かなかったこと。まだ20時頃。ふくぞうの “睡眠力” はいつもながら羨ましい限りだ。
 私はいつものことながらなかなか眠れない。ラジオを聞いたり、携帯プレイヤーで音楽を聞いたり。スマホの電波がかろうじて入ったので少し仕事ができたのはよかった。おそらく0時半頃 眠ったようだ。私としては上出来。
 気温は見ていなかったが、それほど寒くなかった。デカジャンパーはいらなかったかもと思ったが、徐々に冷えてきて結局は夜用に持ってきた服を全部 着た。朝方には寒さで目が覚めた。

 ***

 6時前 起床。昨日の強風が嘘のように穏やかな朝。冷え込みもなく 快適。ふくぞうはまだ寝ていた。
 7時49分出発。水沢峠からまた岩稜、ザレの急登や急下りの多い厳しい道。しかしキノコ岩の奇岩群は面白い。
 やがて鎌尾根と鎌ヶ岳が眼前に。20年ほど前から面白そうだな、行ってみたいが難しいなと思っていた山、60歳前にしてついに訪れることができたと感激も一入。ふくぞうに感謝。
 鎌尾根はさらに厳しいアップダウン。またそれだけに巨岩奇岩による面白い光景を楽しむことができる。
 岳峠でザックをデポし、軽荷で鎌ヶ岳山頂。岩稜からの広大な眺め。綿向山、雨乞岳、イブネ、御在所岳、ここ数年で登った山が一望のもとだ。
 私はここまでで充分な満足感を得られたこと、雲母峰の下りた後の平地歩き4kmが鬱陶しいこともあり、雲母峰に行かず カズラ谷分岐から宮妻キャンプ場に下り、予定より短い行程にするかという提案をしてみたが、ふくぞうは迷うことなく予定通り行きたいと答えた。私も緊褌一番ならぬ、ザックのベルトをきつく縛って、気合を入れ直す。
 カズラ分岐を過ぎたところでハルリンドウとバイカオウレンの小群落。カズラ谷で下りずによかったと感激。しかしすぐに白ハゲの急下りとなり、いつまで厳しい道は続くのかと嘆き節。とはいえその景観はやはり面白い。

 13時22分、雲母峰到着。軽く腹ごしらえ。水沢峰では予定と比べて40分ほどあった時間の貯金はすでに使い果たしており、出発時には30分の遅れ。
 雲母2峰を超え、735mピークからは一気に下っていく。岩稜・ザレに別れを告げ、植林帯の中のジグザク下り。単調だが歩きやすい道が嬉しかった。
 車道に下り着けばそこは東海自然歩道。もみじ谷で炭酸ジュースを飲みながらしばし休憩。あとは帰り道をこなすだけと思っていたが、もみじ谷からは林の中で沿道には多くの可愛い花が瑞々しく彩っているではないか。ネックと思っていた道でこんなに楽しめるとはと感激。ふくぞうは特にトウゴクサバノオを喜んでいた。

 しかし林を抜けた後の内部川 (うつべがわ) 渡渉箇所で絶望感に襲われるとは。川が増水していて渡れないのだ。靴を脱いで渡ることを決意。ふくぞうは果敢に裸足で渡った。私はツッカケを履いて。川の真ん中あたりの深さは意外にも膝まであり、たくし上げたズボンが少し濡れてしまった。しかしそれよりも足が冷たくて悲鳴を上げずにはいられなかった。ふたりとも無事に横断することができたのは幸いだった。
 その後の犬の散歩をしている年配のかたに話しかけられ、しばらく歩きながらお話。椿大神社まで車で送ってくれるのかも期待したが、別れ際に「歩いてもそんなに遠くないわ」と言われてガッカリ。ふくぞうも同じ思いだったとのこと。

 17時15分、椿大神社の駐車場着。予定より1時間弱遅い到着となったが、無事 ハードな山登りを終えることができた。しんどかったが、充実した山登りだった。
 この後 四日市市の「満殿の湯」で汗を流し、食事。その後 近鉄四日市市まで送ってもらい、ふくぞうとお別れ。次は夏、高山で。

 ***

 翌日、筋肉痛はそれほど強くなかった。温泉のジェット噴射の湯で筋肉痛の箇所をほぐすことを意識したことがよかったのかもしれない。キャンプ後は温泉のジェット噴射に限る、かも。
 それにしても二日目、8時間も重いザックで歩いたことは自信になった。4月中 まだ春の花が見られそうなうちにもう1回どこかに行こうかと思うようになった。

 ところで、テント内でスマホの充電がうまくできずに、朝 70%までにしかならなかったことは解決しなくてはいけない課題。ケーブルが悪いと思っていたが、ケーブルを忘れてきたふくぞうに貸すと問題なく充電ができた。山行中 バッテリーを借りて充電をすることができ 事なきを得たが、ひょっとすると夜の寒さでバッテリーがへたっていたのだろうか。帰ってから使ってみると問題なく充電できた。

 今回 ホーキンスの安価な靴を試してみたが、両足の第2指と、左足の内側のくるぶしの下あたりが痛んだ。二日目、指にはバンドエイドを貼り、足首には包帯を巻いたことで痛みは軽減されたものの、長距離には向かないことを悟った。
 ただ水汲みの時にぬかるみに足を取られたのだが、濡れずに済んだ。キャラバンの靴はもとから足先に水が染み込む不良品だったので、そこはホーキンスで助かった。
 帰宅後 キャラバンの新しい靴 (前のと同じもの) を購入し、早速 水をかけてみたが、さすがに今度は大丈夫そうだ。

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コメント

おつかれ〜。面白かったね。今回の計画は平地歩きが全体の1/4くらいあるので余裕かと思っていたけど、意外やしんどかったね。花の写真をちょいちょい撮っててちっとも進まんかったしcoldsweats01
トウゴクサバノオは井戸谷で見逃してたからもう諦めてたんやけど 帰り道で雑草のようにたくさん咲いてるの見つけて驚いたわ。帰ってきてから特に筋肉痛もなかったし、今年も高山に行けそうやね💪
またよろ〜happy01
2024/4/6 1:48
まいど。しんどかったけどいろいろ満載で面白かったね。おおきにでした。
やっぱりホーキンスの靴、ワンデイくらいしか無理と分かり、またキャラバンの同じ靴買ったわ。前より2000円くらい高かった。さっき早速届いて水かけてみたけど、今度は染み込み大丈夫ちゃうかなと。高山楽しみにしてまhappy01
2024/4/6 10:50
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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