八海山
- GPS
- 04:40
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 411m
- 下り
- 411m
コースタイム
天候 | ガス〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
上部稜線の女人堂から先雪が多い。アイゼン必要。 |
写真
感想
八海山と言う山は、西武がスキー場のゴンドラを作った(1983年)時から、山として堕落したかねえ。その頃僕は独身で、合コンスキーにここに数回きたことがあったよ。何しろゴンドラで一気に高度差800m。それがスキー場ってわけで、八方尾根よりも、白馬よりも、東京住民にとっては近くで田舎で、都合がよかったというわけだ。それに上越新幹線はすでに開通していて、日帰り可能。ガーラ湯沢なんていう間抜けな新幹線のスキー駅はまだなかったと思うが、そんなとこよりも、こちらは規模が大きい。しかもうらぶれて静かなこと。
そうそうこんな山奥によくぞこういう化け物スキー場を造ったなあと感心して、スキー三昧だったわけだ。その後バブルが来て、崩壊して、国土計画も潰れてという歴史をたどるが、ここはその象徴的な場所だ。行くたびにそれを思い出して、因縁をつける。
夏には数年前と今回と二度目だが、団体登山は数カ月も前から日程が決まっていて、早朝の東京は雨だけど、行く。OB会の懇親が目的だねえ。
ロープウェーの頂上駅はガスの中。そばに残雪もあって、それでも登っていく。すぐに雪が出てきて、雪渓が多い。最初の急登があるが、今回誰もアイゼンを持っていなくて、オヤジ登山だから、相当に気が緩んでいる。1時間半で女人堂。景色はあまり見えない。
その先、高度差で300m登ると薬師岳なのだが、またまたべっとり雪渓が出てくる。半分ほどでガスも晴れてくるが、最後の急登の横断が悪くて、ザラメだけど、スリップすると止まらない傾斜になる。というわけで、ストップ。上に8人登って、私の下に7人。パーティは半分に分かれて、下は間もなく下山する。
14時にゴンドラ駅に戻るが、間もなく上部の8人が、尻セードの末に止まらなくなって、薬師沢上部をかなり下まで滑って(滑落)、擦り傷が3人。「何だそれ」。近所を登っていた地元の山岳会のオジサンの援助も受けて、特に5mを登り返しできなくなった人を、ザイルで引っ張り上げるなんてことに、協力してもらったらしい。私は駅に戻っていたから詳細は不明。
仕方なくサポートに出たが、間もなく自力下山してきて、けっきょく1時間半遅れで全員戻り。擦り傷だけでよかった。残雪登行が久しぶりで、オヤジパーティは、年がいもなく、尻せーで加速しすぎたという情けない話。
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