下北半島・山巡り

2015年06月17日(水) 〜 2015年06月19日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 2.3km
• 登り: 378m
• 下り: 112m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:40
• 休憩: 0:40
• 合計: 2:20

8:20 吹越烏帽子登山口
9:20 10:00 吹越烏帽子
10:40 吹越烏帽子登山口

2日目

• 山行: 3:00
• 休憩: 1:20
• 合計: 4:20

8:20 縫道石山登山口
10:10 11:10 縫道石山
12:10 12:30 ババ岩
12:40 縫道石山登山口

3日目

• 山行: 1:20
• 休憩: 0:20
• 合計: 1:40

16:00 兜神社
16:50 17:10 兜明神
17:40 兜神社

天候

17日＝曇り　18日＝曇りのち晴れ　19日＝曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

その他周辺情報

福浦漁港の仏が浦ドライブインの丼は旨かった。道向かいにもう一軒（ぬいどう食堂）も人気店のようだ。
奥薬研温泉のカッパの湯も最高でした。

写真

6/17 8:18

下北半島巡り。まず最初は、マサカリの柄の部分に当たる横浜町の吹越烏帽子。登山口到着。

6/17 8:18

天気はあいにくで、どんよりとした空模様。まあ、降ってないだけましなので、いざ出発。

6/17 9:05

雰囲気の良い雑木林のアプローチ。ほぼ平らな森の道が次第に急な登りとなる。

6/17 9:48

やがて森林限界に達すると間もなく、山頂へ。しかし視界は残念ながら全くない。晴れていれば太平洋と陸奥湾が同時に眺められるのに・・・

6/17 9:48

こんなとこにも熊の食痕があった。祠もひっくり返っていたが、風の仕業か熊の仕業か？

6/17 10:11

山頂に設置されていた野生動物調査用のカメラ。
偶然、そのデータを回収に来ていた職員さんが登ってきた。

6/17 10:24

標高500mの低山でありながらも植生は一丁前。
ウツボグサ、アズマギクなどが見られたが、さすがにちょっと時期は遅過ぎ。

6/17 10:37

霧に濡れるミズナラ林。

6/17 13:22

移動の途中、陸奥湾に寄港していた自衛隊のイージス艦（？）を見学。けっこうギャラリーも多かった。

6/17 17:20

この日はかわうち湖周辺のキャンプ場にテント泊。
霧雨が降っていたので、炊事棟内に設営。他に誰もいなかったので、ご勘弁を。

6/18 8:16

さて2日目は、今回メインの縫道石山へ。
登山口には貸出し用の熊鈴が準備されていた。

6/18 8:34

最初はなだらかな森の道。杉、ヒバ、入り乱れた雑木の森だ。

6/18 8:37

ミズナラにできた大きなコブ

6/18 8:40

林床にはでっかいフキの葉も

6/18 8:43

威厳のあるブナの古木も多く、見応えがある。

6/18 8:57

鬱蒼と茂ったシダ

6/18 8:59

幾何学模様の葉をアップ

6/18 9:34

青森ヒバの雄々しい姿

6/18 9:35

左手に岩壁がちらちら見え始めると、ジグザグの急登となる。ヒバ林が霧に包まれ、美しい

6/18 10:05

最後は痩せた岩尾根を辿って山頂テラスに飛び出る。

6/18 10:12

残念ながらこの日もガス。でも、実に気分のいい山頂である。晴れていれば、大海原の向こうに北海道も見えるのだけれど…

6/18 10:14

山頂岩場にはキジムシロの花も。
周囲にへばりついているのは天然記念物になっているオオウラヒダイワタケ

6/18 12:07

同コースを戻り、登山口手前にある踏み跡を右に入って岩稜上にに出ると、縫道石山の圧倒的な姿が拝める。・・・しかしガスが切れない。

6/18 12:09

岩稜はふたつあり、西に見えているこの岩稜はジジ岩と言うらしい。

6/18 12:09

こちら（今乗っかっている岩）がババ岩。
なんでも、この基部には洞窟が数個あるらしい

6/18 12:10

ババ岩上でジジ岩を凝視するごきげんなジジたち

6/18 12:15

ガスに包まれ、怪しい山姿を見せる縫道石山。結局山頂は最後まで見せてくれなかった。

6/18 13:29

山を下り、さて今度は海だ、ということで、一転して仏が浦へ。しかしここの遊歩道はかなりの標高差をガンガン下る。登り返しが大変だ〜〜〜

6/18 13:31

皮肉にも、海へ下ったらあっという間に晴れ上がった。
まあ、こんなもんだ〜ね、人生なんて

6/18 13:35

6/18 13:55

海辺に咲いてもカワラナデシコ

6/18 13:55

ハマヒルガオ

6/18 13:58

6/18 14:31

車に戻り、R338のヘアピンカーブを登った先に展望台があり、仏が浦を見下ろせる

6/18 14:43

福浦漁港付近から望む縫道石山の見事な山容。
これが見たかったんだよぉ！

6/18 14:44

6/18 15:01

福浦漁港でドライブインに立ち寄る。

6/18 15:21

これはうに丼。海鮮丼も注文したが、どちらもカレイや酢の物付きで、お薦めでした。マンゾク。

6/18 16:37

さて、本州の最北端、大間に到着。

6/18 16:38

最北端には何店も土産物屋さんが立ち並んでいた。
キャンプ場もあったが、あいにくの海風で少し寒そう・・・

6/19 7:40

で、結局この日はもう一足伸ばして奥薬研のキャンプ場にテント設営。河童の湯は時間外でお湯が抜き取られていたため、翌朝入湯。しかしこの浴槽、岩盤を削り取った豪華な露天風呂だ。

6/19 8:49

旅のフィナーレは尻屋崎へ。
さっそく寒立馬がお出迎え。

6/19 8:57

アサツキの花

6/19 9:13

親子の馬が海沿いを歩くのどかな光景

6/19 9:14

仔馬は警戒心も少なく、ほどなく仲良しに

6/19 9:28

灯台と寒立馬、尻屋崎を代表する光景である。
桑畑山という山もあるのですが、とりあえず今回は（今回も）パス。

6/19 9:29

ウツボグサも咲いてました

6/19 9:31

6/19 9:38

6/19 9:39

一瞬死んでいるの？と思わせたが、よく見ると爆睡中。
天気快晴、陽光燦燦、こりゃ天国だもんね〜、

6/19 9:40

6/19 16:04

旅は最終章。おまけにもう一山。
下北から南下し、東北道を走りながらまだ時間が余ってたので作戦会議。ついでに盛岡近くの兜明神岳を登ることに。
山麓の神社が登山口。

6/19 16:16

あちこちの木に樹種の解説プレートが巻き付けられていた。

6/19 16:21

ダケカンバ、シラカンバ入り混じる雑木林を登っていく

6/19 16:34

イチヤクソウが林床に

6/19 16:46

6/19 16:50

9合目を過ぎてなおも登ると樹林帯を突き抜け、頂上岩場に達する。

6/19 16:50

快適な蛇紋岩を登る。後ろは山田線が走る区界高原

6/19 16:52

6/19 16:53

山頂の祠の向こうに、岩神山のたおやかな山並みが並ぶ。

6/19 16:58

撮影機器：

EOS 5D Mark II CANON

感想

Phoebus

下北半島の海と山を丸ごと楽しもうと、当初は6月初旬の新緑期に計画したが、皆さんいろいろと都合もあり、6月中旬にようやくオヤジ連中4人が集まった。
下北は、僕自身は吹越烏帽子と縫道石山は二度目だが、山の標高こそ低いが個性的な内容で、色々と楽しめるし、本州北端の魅力とそれなりに遠い距離がまた旅情を誘う。山の行程は短時間でやや物足りないが、そこは海の魅力で充分補える。今回、山上では残念ながらガスが切れずに展望は悪かったが、それでも雰囲気はたっぷり楽しめた。
山以外でも仏が浦の海岸美、ウニやマグロの海の幸、奥薬研温泉のカッパの湯、さらに尻屋崎の寒立馬の愛らしさと開放的な岬風景。
原発関連の諸施設、広がる原野や湿原と寂れた漁港、、、色々と「下北の今」を感じ取ることができた旅だった。