ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6635338
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山(中島台〜新山・テン泊)

2024年04月06日(土) 〜 2024年04月07日(日)
 - 拍手
がんちゃん その他1人
GPS
25:41
距離
23.5km
登り
1,798m
下り
1,779m

コースタイム

1日目
山行
9:05
休憩
0:23
合計
9:28
8:54
8:55
400
15:47
15:48
5
15:53
16:09
8
16:17
16:19
85
17:44
宿泊地
2日目
山行
1:24
休憩
0:02
合計
1:26
8:27
52
宿泊地
9:19
9:21
32
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
マイカーで中島台レクリエーションの森まで。
除雪はバッチリ、駐車場も使えるが大繁盛で路駐している車もあった。
コース状況/
危険箇所等
※自分は山スキー、同行したMさんはツボ足(ワカン)なのでペースはツボ足です。
・最初の遊歩道は雪切れがあったが、橋を渡った先は全行程雪はつながっていた。4月頭くらいが気候も雪質も積雪量も含め最も登りやすい時期かもしれない。
・ツボやスキーの入山者も多数でトレースもバッチリ。本来はどこでも歩けるが故に迷いやすかったりもするルートだと思うが今回は難易度低めだった。
・テントは950mくらいの樹林帯に設営。それより上の森林限界以降は日中はコンディションが良かったものの午後から風が出てきたのでテン泊には向かない。(景色がいいのでつい上に張りたくなるが…)
・滑走も全行程快適ザラメだがたまにストップ区間もあった。
春といえば鳥海山!
今日も中島台からスタートするが、今回はテン泊装備で。
2024年04月06日 08:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
4/6 8:11
春といえば鳥海山!
今日も中島台からスタートするが、今回はテン泊装備で。
まずは遊歩道を歩いてあがりこ大王へ。
おひさしぶりー
3
まずは遊歩道を歩いてあがりこ大王へ。
おひさしぶりー
Mさんはツボ足で。ザラメだしトレースもばっちりなので問題なし
2024年04月06日 09:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/6 9:13
Mさんはツボ足で。ザラメだしトレースもばっちりなので問題なし
自分は山スキーで。いや、この山だけは絶対ツボ足は嫌だ。荷物が重くても絶対スキー。(ペースはMさんに合わせます)
1
自分は山スキーで。いや、この山だけは絶対ツボ足は嫌だ。荷物が重くても絶対スキー。(ペースはMさんに合わせます)
ブナの森が最高すぎる。癖になる景色。
2024年04月06日 10:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
4/6 10:21
ブナの森が最高すぎる。癖になる景色。
風を避けられて鳥海山の景色も見られるギリギリの場所にテント設営。
2024年04月06日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 11:23
風を避けられて鳥海山の景色も見られるギリギリの場所にテント設営。
荷物が軽くなったところでピークを目指そう
2024年04月06日 12:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/6 12:37
荷物が軽くなったところでピークを目指そう
あ・・・雲行きが
2024年04月06日 12:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
4/6 12:50
あ・・・雲行きが
稲倉岳をバックに
2024年04月06日 13:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10
4/6 13:21
稲倉岳をバックに
雨の爪痕。縦溝は少しあったが気になるほどではなかった
2024年04月06日 13:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8
4/6 13:46
雨の爪痕。縦溝は少しあったが気になるほどではなかった
再び稲倉岳。なんというか、ちょっと他では味わえないワイルドな景色。だから毎年来たくなってしまう
2024年04月06日 14:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
8
4/6 14:07
再び稲倉岳。なんというか、ちょっと他では味わえないワイルドな景色。だから毎年来たくなってしまう
そこそこ風はあるが冬山に比べればそよ風
2024年04月06日 15:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
4/6 15:06
そこそこ風はあるが冬山に比べればそよ風
千蛇谷をいく
2024年04月06日 15:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 15:06
千蛇谷をいく
ワカンにはツラいトラバース
2024年04月06日 15:35撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 15:35
ワカンにはツラいトラバース
まあこの山はスキーメインなのでトレースもスキーのものが多いよね
2024年04月06日 15:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
4/6 15:39
まあこの山はスキーメインなのでトレースもスキーのものが多いよね
七高山登場
2024年04月06日 15:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 15:46
七高山登場
あとはピークを踏むだけ
2024年04月06日 15:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/6 15:46
あとはピークを踏むだけ
無事登頂!夕日とそれを映し出す日本海
午後4時。さすがにこの時間に山頂にいるのは自分たちだけだった
2024年04月06日 15:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
4/6 15:56
無事登頂!夕日とそれを映し出す日本海
午後4時。さすがにこの時間に山頂にいるのは自分たちだけだった
下山開始
2024年04月06日 15:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 15:59
下山開始
風を避けながら滑走準備
3
風を避けながら滑走準備
さあ来た道を戻ろう
2024年04月06日 16:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/6 16:06
さあ来た道を戻ろう
雪に埋まった小屋も見える
2024年04月06日 16:07撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
4/6 16:07
雪に埋まった小屋も見える
日本海に映る太陽。見たかった景色のひとつ
2024年04月06日 16:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 16:13
日本海に映る太陽。見たかった景色のひとつ
広大な谷にぽつんとMさん
2024年04月06日 16:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
4/6 16:24
広大な谷にぽつんとMさん
貸切の千蛇谷
2024年04月06日 16:30撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
7
4/6 16:30
貸切の千蛇谷
まさにスキーのための山
2024年04月06日 16:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
6
4/6 16:39
まさにスキーのための山
さっき登った新山を振り返る
2024年04月06日 16:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
4/6 16:50
さっき登った新山を振り返る
面ツルゲレンデ。荒れた春のスキー場より滑りやすい。
2024年04月06日 16:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
4/6 16:59
面ツルゲレンデ。荒れた春のスキー場より滑りやすい。
行先のテントを視認
2024年04月06日 17:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4/6 17:26
行先のテントを視認
到着!山の中で一晩過ごせるのってやっぱり贅沢だな
雪山だとどこにでも張れるし。
2024年04月06日 17:37撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
9
4/6 17:37
到着!山の中で一晩過ごせるのってやっぱり贅沢だな
雪山だとどこにでも張れるし。
おはようございます。
二日目は下山するだけ。
2024年04月07日 08:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/7 8:19
おはようございます。
二日目は下山するだけ。
パッキング終了。滑りのことだけ考えたら日帰り装備の方が絶対に良い
2024年04月07日 08:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
2
4/7 8:19
パッキング終了。滑りのことだけ考えたら日帰り装備の方が絶対に良い
つぼのMさんを待ちながら刻んで滑っていく
2024年04月07日 08:27撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
4/7 8:27
つぼのMさんを待ちながら刻んで滑っていく
帰りのあがりこ大王
2024年04月07日 09:16撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
4/7 9:16
帰りのあがりこ大王
カメレオンツリー発見
2024年04月07日 09:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
4/7 9:15
カメレオンツリー発見
無事下山!おつかれさまでした!
2024年04月07日 09:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
1
4/7 9:45
無事下山!おつかれさまでした!

感想

今年も春の恒例行事となりつつある鳥海山へ。
めずらしく土日とも晴れ予報ということだったのでテントを担いで登ってみることにした。
鳥海山は記録を数えてみたらこれが7回目。今回も含めうち6回が山スキーでの山行となる。更にそのうち5回が4月〜5月の残雪期ということで、自分の中ではゆる〜い残雪期のお祭り山行といったイメージを持っている。

とはいえテントで登るのは今回が初めて。
やっぱり日帰り装備の方がサクッと登って楽しく滑れるし、鳥海山もわざわざ泊りで行くほどのロングコースではないので普通に考えたらワンデイが効率的だ。だが今回はツボ足のMさんが一緒だし、元々自分も雪山のテン泊は好きなので天気の条件も含めドップリ鳥海を楽しむ週末に充てることにした。

すっかり皆さんが出払った8時過ぎに中島台をスタート。東京から7時間以上かけて来ているので睡眠時間も考えたらどうしてもこれくらいの時間になるのです(笑)
4月上旬ということもあってさすがに雪が多い。途中の橋を渡ったらそこから先はずっと雪が繋がっていた。いつも下部は藪漕ぎするイメージしかなかったのでこれは好条件、これからはGWを待たずにこの時期を狙ってこようかな。

あがりこ大王と再会を果たしたら迷路のような森を標高900mあたりまで歩く。さてどこでテントを張るか、Mさんは眺望の良さそうな上に張りたいと言うがちょっと落ち着いて考えよう。景色のことだけ考えたら森林限界の上の方が良いが風に吹かれたら面倒なので大人しく樹林帯で設営することにした。これが結果的には大正解、夕方以降は1000mから上は風が吹きつけていた。やはり山では保守的に行動しなければならない。

次の選択肢は初日に山頂へ行くか翌日に行くか。初日に登ってしまえば翌日楽だし天気もそれほど悪くなさそうなのでテントを設営したらそのまま新山へ向かうことにした。
途中までは雪の照り返しもあって暑いくらいだったが千蛇谷に入ると風が吹き始めた。すれ違う多くの登山者が風で登頂を断念したようで、「山頂は暴風ですよ、お気をつけて」と何人かの方に声をかけていただいた。
とはいえ気温はそれほど低くないし視界も良い。厳冬期の地獄に比べれば…という感覚もあったのでMさんを励ましながら先へ進んだ。
テン泊前提の行動時間なので既に15時を過ぎ、先行者は全員下って行ってしまった。Mさんは心細いようだったが自分にとってはこれからが天国。厳冬期でもないのに貸し切りの千蛇谷と新山が楽しめるなんて贅沢すぎる。
登ってる最中は山頂もガス優勢だったが登頂のタイミングに合わせて視界が晴れてくれた。ガス男返上か。
夕日というにはまだ日は高かったがそれでも西に傾いた太陽とそれを映し出す日本海が美しい。自分が山スキーを始めた10年前からいつか山スキーで鳥海山の夕日を見てみたいと思っていたがようやく叶った気がした。

非日常の景色を楽しんだら暗くなる前に下山開始。
気持ちよい斜面なので一気に滑ってしまいたいがツボ足のMさんを待ちながらのんびり滑走。こんなにゆっくり滑ることもないので良い機会だったかも。
いい感じで暗くなる前にテントに帰還。さすがにお腹が空いたのですぐに晩飯スタンバイ。鍋をつついたりコーヒーを飲んだりしながら夜の鳥海を楽しんだ。

翌朝は目覚ましをかけずに小鳥のさえずりで起床。これもテン泊の醍醐味だ。しかも下山するだけというのが嬉しい。(その後の首都圏の渋滞はこの時は考えていない)
荷物は重いが楽しく滑走しながら、Mさんを待ちながら下山。にかほの温泉に浸かって東京への帰路に就いた。(その後安定の事故渋滞にはまったのは言うまでもない…金沢に帰りたい)

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:877人

コメント

がんちゃんさん、こんばんは。
自分はがんちゃんさん達も見えていたと思いますが、500mほど離れた上の方にテントを張りました。
おさっしのとおり、8時頃から風が吹き始め、テントが揺れて中々眠れませんでした。
それでも4時間は寝たようでしたが
自分はこの日行われた日本GPを見たかったので、最初から泊まるだけで帰るつもりでだったので、6時頃撤収しました。
事故渋滞大変でしたね、、お疲れ様でした、連休またいらしてください。
2024/4/9 18:45
denki398さん
コメントありがとうございます。
地元秋田の方なんですね、羨ましいです。僕なら毎週鳥海に通うことになりそうです笑
はい、上に張られたテントを拝見してました。風がなければ最高のロケーションですがやっぱり山の天気は分かりませんね…飛ばされなくて何よりでした。
月山も鳥海山も秋田駒ヶ岳もお気に入りなのでまた出かけたいと思います!
2024/4/9 23:01
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら