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Yamareco

記録ID: 6644790
全員に公開
沢登り
アジア

フィリピン ミンドロ島 Catuiran川カツイル谷(仮称)遡行

2024年04月07日(日) 〜 2024年04月12日(金)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
64:15
距離
68.3km
登り
7,090m
下り
6,686m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:56
休憩
0:00
合計
5:56
11:39
356
スタート地点
17:35
宿泊地
2日目
山行
12:39
休憩
0:00
合計
12:39
5:45
759
宿泊地
18:24
宿泊地
3日目
山行
13:08
休憩
0:00
合計
13:08
6:40
788
宿泊地
19:48
宿泊地
4日目
山行
13:40
休憩
0:00
合計
13:40
6:03
820
宿泊地
19:43
宿泊地
5日目
山行
10:37
休憩
0:00
合計
10:37
7:17
637
宿泊地
17:54
宿泊地
6日目
山行
11:14
休憩
0:00
合計
11:14
7:00
674
宿泊地
18:14
ゴール地点
天候 概ね晴れだが高所は霧、夜に時々少雨(たもしま)
過去天気図(気象庁) 2024年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
カラパンからトライシクルで送迎。片道1200ペソ。(たもしま)
カツイラン川本流は泳ぎの連続
2024年04月07日 15:32撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/7 15:32
カツイラン川本流は泳ぎの連続
カツイラン川本流ゴルジュ
2024年04月07日 15:41撮影 by  iPhone 11, Apple
4/7 15:41
カツイラン川本流ゴルジュ
嬉しそうなオーブ
2024年04月07日 16:16撮影 by  iPhone 11, Apple
1
4/7 16:16
嬉しそうなオーブ
カツイラン川本流の激流を歩くけんじり
2024年04月07日 17:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/7 17:12
カツイラン川本流の激流を歩くけんじり
カツイラン川は水が綺麗
2024年04月07日 16:33撮影 by  iPhone 11, Apple
4/7 16:33
カツイラン川は水が綺麗
ロープを引いて泳ぐけんじり
2024年04月07日 17:36撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/7 17:36
ロープを引いて泳ぐけんじり
カツイラン川本谷ゴルジュ全部で300mの泳ぎ
2024年04月07日 16:59撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/7 16:59
カツイラン川本谷ゴルジュ全部で300mの泳ぎ
初日泊地
2024年04月07日 18:17撮影 by  iPhone 11, Apple
1
4/7 18:17
初日泊地
カツイル谷の総落差400mの連瀑帯
2024年04月08日 07:46撮影 by  FC3582, DJI
1
4/8 7:46
カツイル谷の総落差400mの連瀑帯
密林に映えるカツイル谷の連瀑帯
2024年04月08日 07:51撮影 by  FC3582, DJI
4/8 7:51
密林に映えるカツイル谷の連瀑帯
さながら称名滝のようなカツイル谷連瀑帯
2024年04月08日 07:52撮影 by  FC3582, DJI
1
4/8 7:52
さながら称名滝のようなカツイル谷連瀑帯
2-4段目この辺だけ登れる。他はほとんど高巻き
2024年04月08日 08:33撮影 by  iPhone 11, Apple
2
4/8 8:33
2-4段目この辺だけ登れる。他はほとんど高巻き
さながら成瀬陽一のようなオーブ
2024年04月08日 09:44撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/8 9:44
さながら成瀬陽一のようなオーブ
滝を見上げるけんじりとたもしま
2024年04月08日 10:42撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/8 10:42
滝を見上げるけんじりとたもしま
絶望の大滝に頭を抱えるたもしま
2024年04月08日 10:49撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/8 10:49
絶望の大滝に頭を抱えるたもしま
連瀑の滝と滝の間のギャップはゴルジュ
2024年04月08日 13:11撮影 by  iPhone 11, Apple
4/8 13:11
連瀑の滝と滝の間のギャップはゴルジュ
登れそう滝が全くない
2024年04月08日 13:39撮影 by  iPhone 11, Apple
4/8 13:39
登れそう滝が全くない
ゴルジュはゴルジュで手に負えない。
それにしても水がきれい!!
2024年04月08日 15:25撮影 by  iPhone 11, Apple
4/8 15:25
ゴルジュはゴルジュで手に負えない。
それにしても水がきれい!!
カツイル谷の屈曲部ゴルジュを岩の裏から突破するたもしま
2024年04月08日 17:25撮影 by  iPhone 11, Apple
1
4/8 17:25
カツイル谷の屈曲部ゴルジュを岩の裏から突破するたもしま
大岩の後ろを通ることも
2024年04月08日 17:34撮影 by  iPhone 11, Apple
2
4/8 17:34
大岩の後ろを通ることも
果敢にヤツメウナギ突破するオーブ
2024年04月08日 17:45撮影 by  iPhone 11, Apple
4/8 17:45
果敢にヤツメウナギ突破するオーブ
躍動するたもしま
2024年04月08日 17:50撮影 by  iPhone 11, Apple
4/8 17:50
躍動するたもしま
2泊目の泊地から見上げるカツイル谷大滝サンダーフォール(仮称)120m
2024年04月08日 18:24撮影 by  iPhone 11, Apple
4/8 18:24
2泊目の泊地から見上げるカツイル谷大滝サンダーフォール(仮称)120m
カツイル谷最大の大滝落差120m。まるで稲妻のように分枝するので、ライトニングフォール(Lightning Fall)と名付けたい。
2024年04月09日 07:09撮影 by  FC3582, DJI
4/9 7:09
カツイル谷最大の大滝落差120m。まるで稲妻のように分枝するので、ライトニングフォール(Lightning Fall)と名付けたい。
デカい!
2024年04月09日 07:10撮影 by  FC3582, DJI
4/9 7:10
デカい!
1p目を登るけんじり
2024年04月09日 08:33撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/9 8:33
1p目を登るけんじり
ライトニングフォールの3pをリードするオーブ
2024年04月09日 08:36撮影 by  iPhone 11, Apple
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ライトニングフォールの3pをリードするオーブ
2p目を登るけんじり
2024年04月09日 09:05撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/9 9:05
2p目を登るけんじり
4p滝の裏を横断して左壁に取り付くたもしま。
素晴らしいライン!
2024年04月09日 10:51撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/9 10:51
4p滝の裏を横断して左壁に取り付くたもしま。
素晴らしいライン!
5p終了点から見下ろす世界
2024年04月09日 11:03撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/9 11:03
5p終了点から見下ろす世界
5p目の終了点に座るけんじり
2024年04月09日 12:12撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/9 12:12
5p目の終了点に座るけんじり
最終6pをリードするオーブ
2024年04月09日 11:31撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/9 11:31
最終6pをリードするオーブ
6p目をフォローするけんじり
2024年04月09日 13:08撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/9 13:08
6p目をフォローするけんじり
ライトニングフォールの落口
2024年04月09日 13:11撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/9 13:11
ライトニングフォールの落口
サンダーフォールの登攀ライン
サンダーフォールの登攀ライン
3日目泊地
2024年04月10日 06:03撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/10 6:03
3日目泊地
大滝の上は、ゴルジュ帯
2024年04月10日 10:54撮影 by  iPhone 11, Apple
4/10 10:54
大滝の上は、ゴルジュ帯
二俣を左股に進むとすぐにゴルジュ滝
2024年04月10日 12:12撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/10 12:12
二俣を左股に進むとすぐにゴルジュ滝
オブザベするけんじり
2024年04月10日 12:13撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/10 12:13
オブザベするけんじり
ゴルジュ滝をフォローするたもしま
2024年04月10日 12:26撮影 by  iPhone 11, Apple
4/10 12:26
ゴルジュ滝をフォローするたもしま
ドローン自撮り
2024年04月10日 14:54撮影 by  FC3582, DJI
4/10 14:54
ドローン自撮り
60Lザックを担いで溯行するけんじり
2024年04月10日 16:00撮影 by  TG-1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4/10 16:00
60Lザックを担いで溯行するけんじり
ミンドロ島の薮はヤバい
2024年04月10日 17:50撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/10 17:50
ミンドロ島の薮はヤバい
ミンドロ島の藪漕ぎはヤバい
2024年04月11日 09:17撮影 by  iPhone 11, Apple
4/11 9:17
ミンドロ島の藪漕ぎはヤバい
最終泊地に差し込む朝日
2024年04月12日 05:49撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/12 5:49
最終泊地に差し込む朝日
ゴルジュを下降
2024年04月12日 08:11撮影 by  iPhone 11, Apple
4/12 8:11
ゴルジュを下降
下山地点目前で下山できることに安堵する3人
よく頑張った
2024年04月12日 15:53撮影 by  iPhone 11, Apple
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4/12 15:53
下山地点目前で下山できることに安堵する3人
よく頑張った
荒野を歩いて文明を目指す。
紐に繋がれた水牛が牧草を食っている
2024年04月12日 17:41撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/12 17:41
荒野を歩いて文明を目指す。
紐に繋がれた水牛が牧草を食っている
下山後最初の文明は高床式の集落
2024年04月12日 16:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
4/12 16:54
下山後最初の文明は高床式の集落
最後にカツイラン川を徒渉して
2024年04月12日 18:47撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/12 18:47
最後にカツイラン川を徒渉して
舗装道路に呼んだトライシクルに乗って下山
2024年04月12日 20:18撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
4/12 20:18
舗装道路に呼んだトライシクルに乗って下山

装備

備考 ・ぬめりが強いためフェルトソールが良いが、高巻きのためにチェーンスパイクがあると良い。大滝を登るならクライミングシューズもあるべき。(たもしま)

感想

フィリピンのミンドロ島に激ヤバ地形図をみつけて一目惚れしてしまったカツイラン川の支流。カツイランを肯定してカツイル谷(仮)。

こんな激ヤバな遠征計画に乗ってくれたのは、新世代沢ヤのたもしまくんと相棒オーブさん。

連瀑帯は全く登らせてくれなかったけど、最大落差のライトニングフォール120mだけは登らせてくれた。

3人の力を合わせて成し遂げたミンドロ島遠征、二人ともありがとう。


以下オーブさんから一言

本格的な沢登りは約5年ぶりで、2人に置いてかれないように必死に追いかけました

ワクワクの大渓谷を満喫でき、また沢登りしようかなと思案中です

薮漕ぎ以外は不快要素が少なく、フィリピンの他の渓谷も気になります

【計画の経緯】
 2023年のシン沢屋交流会にて、tamoshimaがフィリピンの沢に行ってみたいと思っていると言うと、それはどの島か、とけんじりさんに問われる。ルソン島だと言うと、ミンドロ島に凄そうなのがあるんや、と。地形図を見せてもらうと、確かに凄そうなゴルジュと連瀑帯ではないか。俄然興味が湧き、計画に混ぜてもらうことになった。2人が休める時期と気象条件を考慮し、乾季の終わりごろで水量も落ち着いているであろう、4月上旬に行くことに決定。メンバーは紆余曲折あって、この3人になった。

【感想】
 端的に言えば、海外の沢の厳しさを思い知った6日間だった。多くの滝は切り立っていて直登できず、側壁は高く大高巻を余儀なくされ、高巻に入れば棘のついた蔦がまとわりつき、足下からヤマビルが登ってくる。順調にいけば3泊で抜けられるかと思っていた行程だったが、4泊目にして当初2泊目で辿り着けるかと思っていたところにも辿り着けず、尾根へ登ってエスケープ。尾根へ出ても藪が続き、結局名も無さそうな小沢を下って下山…。 そんな中でも高巻きに逃げず、サンダーフォールと仮称した大滝を直登できたのは、この山行のハイライトだった。人跡未踏ではないかと思われる山中にあって、一方では豪快に、他方では優美に流れ落ちる、幅広い大滝。これを藪に全く入らずに、初見で落ち口まで直登できたのだから、本当に素晴らしかった。山行中は楽しいことより辛いことの方が多かったような気がするが、今になって振り返ってみれば、全体を通して充実した山行だったと感じられる。
 しかし、この沢はきっと、キャニオニングでこそもっと楽しめるのではないかと思う。今回は高巻きに終始し、一部は見ることすら叶わなかった連瀑帯や大ゴルジュも、適切な装備をもって下降すれば解明できることだろう。必ずや充実したキャニオニングになるであろうから、いつか、誰かの挑戦を待ちたい。なお、初登だったので充実した山行にはなったが、藪が酷すぎるので遡行については他人には薦められない。
 最近、沢登りは自分が主導して行くことが殆どになっているが、今回は久々に他人の計画に乗る形であった。けんじりさんもオーブさんも非常に豊富な海外溯行の経験を持ち、計画段階から帰国まで、大変世話になった。今回の経験を活かし、今後の沢登りをさらに実りあるものにしていきたいと思う。

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