早池峰山(河原坊〜門馬口)
- GPS
- 29:37
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 984m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
盛岡〜河原坊 早池峰登山バス http://www.iwatekenkotsu.co.jp/PDF%E8%B3%87%E6%96%99/%E5%AD%A3%E7%AF%80%E9%81%8B%E8%A1%8C%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/hayachinetozan_02.pdf 【復路】(乗りませんでしたが) 門馬〜盛岡 http://bsi.lat37n.com/timetable/result/?no=5078&de=2&week=3&f_from_type=1&f_from_genre=&f_from=%E9%96%80%E9%A6%AC |
その他周辺情報 | 【登山後の温泉】 盛岡市内 盛南温泉 開運の湯 http://www.kaiunnoyu.com/ |
写真
感想
天候の不安定な今日このごろですが、夏至近くの日の長い時期に山に行かない手はありません。
実は直前の金曜日までは鳥海山に登ろうと思っていたのですが、天気予報が二転三転したため、結局一番好天が望めそうな早池峰山に急遽変更しました。
山形・秋田新幹線のような「在来線」新幹線ではないので盛岡までであれば高速に行くことができます。
土曜日は盛岡市内のシティホテルに前泊。冷麺を食し、「深沢紅子野の花美術館」で花の絵を見たり、観光して過ごしました。
日曜日は盛岡駅7:10発の早池峰登山バスに乗り込みます。先週山開きで相当賑わったと聞いていましたのでもっと混雑しているかと思いましたが、乗車したのは9人ほどでまだだいぶ余裕がありました。
大迫の町を経由し、河原坊には定刻通り9時10分前に到着。トイレを済ませ、入山です。
登山口すぐのところから余り見かけたことのないピンクの花(他の方のヤマレコでタニウツギであると判明)が咲いていたり、渡渉点があったり、楽しいコースです。
1時間ほど登って標高1500mを超えたあたりになると既に樹木はまばらになり、ガレ場になっていきます。蛇紋岩で森林限界が低いのは尾瀬の至仏山と同じかなあ、などと考えていました。
岩場を登って行くとついにウスユキソウを発見!きっとこれがハヤチネウスユキソウなのでしょう。以前木曽駒ヶ岳でみたウスユキソウよりもおおぶりで気品を感じさせます。会えてよかった!
急傾斜は地図を見て予想していた以上で、岩をよじ登る感じに近くやや手こずりましたが、花々を愛でながら2時間半ほどで山頂に到着。法螺貝の音が聞こえていたのですが、山頂では山伏の装束をされた方々がご祈祷をされていましたので、私もちゃっかり後ろからお祈りをさせていただきました。
残念ながらガスで遠望は効かずでしたが、これだけ花を見ることができたのですから、大満足です。いつものように簡単に昼食を済ませ、下山に向かいます。
下山は北側の門馬方向に決めていました。同じ所に戻らなくていいのは自家用車を使わないメリットですし、門馬側の国道に出ればバスの本数も多く、盛岡までの時間も短いようですから。
下山を始めようとすると地元のボランティアらしき方に、「右側に降りてください」と当然のようにいわれました。「門馬側に降ります」と言ったら一瞬怪訝な顔をされましたが、「若い人5人」が同方向に向かうことを教えていただき、また我々もそちらに降りることを無線で連絡してくれました。こちらのルートは人が少ないことは予想していましたので、これでかなり安心しました。
分岐を左に折れ、暫く行くともう樹林帯です。森林限界の高度が南側とは全く違うみたいです。でもこの日は天気不安定で雷が来てもおかしくないと思っていましたので、早めに樹林帯には入れて安心といえば安心です。
9合目からはかなり長い長い下り。山と高原地図での次のチェックポイントは6合目なので、そこまで標識もないのかと考え、かなり進んだと思ったら8合目の標識が現れ、やる気を削がれます。そうでなくても昨日の雨で濡れている蛇紋岩が滑ること滑ること。岩に足を載せたらほぼ確実にスリップします。何度も転びそうになりながらも、なんとか打撃を受けるような転倒は回避しました。
どうもこちらのルートは不遇のルートのようですね。帰宅後深田百名山を読んでみましたら、完全に裏ルート扱いですし、わざわざ「反対側の平津戸の方へ下る予定をやめて、元の道を岳へ引き返した」とまで書いてあります。ボランティアの方々のおかげでよく整備された道ですので少々もったいない感じがします。
6合目では「若い人5人」のうちの先行者二人に追いつかれました。そこで会話をしていたところなんと林道をバス停まで車で送っていただけるとのこと。これまでたくさん山に登ってきましたが、こんなありがたいオファーは初めてです。
駐車場まで後一時間ほど工程が残っていましたので私達が先に出発。駐車場から先はバス停まで更に約1時間の林道歩きの予定したが、そこがなくなりましたので気分も軽くなりました。ほぼ平らな道はよく整備されていました。
駐車場にて合流。車中では楽しい山談義になり、ヤマレコの話題に。皆さんは「男助山友の会」の面々であることが判明しました。
当初バス停までのつもりでしたが、次には道の駅までになり、結局最後は盛岡駅まで送っていただくことになってしまいました。本当にありがとうございました。
おかげで予定の新幹線まで時間が出来ましたので、駅から比較的近くにある、「開運の湯」に立ち寄ることが出来ました。入浴中には雷を伴った強い雨が降ってきました。山中で降られずに本当にラッキーでした。
たくさんの花々、ハヤチネウスユキソウ、山伏のご祈祷、天候などたくさんのラッキーに恵まれた今回の山行でしたが、一番思い出に残るのはやはり「男助山友の会」の方々との出会いですね。山を愛する男たち、格好いいです。マイナールート山行を楽しみに変えていく精神を我々も今後も見習いたいと思います。
こんばんは。車の最高列に乗っていた者です。
お二人を駅でお見送りした後、私もminochanに自宅まで
送ってもらったんですが、「開運の湯 」は我が家の近くでした。
あの時の雨、もの凄かったですね〜。
雨にあたらず、何よりでしたね。
rinrinrinrin さん、こんばんは。
「開運の湯」いいお湯でした。サウナと水風呂にも入ってさっぱりしました。
> 雨にあたらず、何よりでしたね。
下山が遅くなっていたら大雨にあたって全然違う印象になったかもしれません。
車で送っていただいたおかげで余裕でしたが。
コメントありがとうございました。
こんにちは。
別なクルマに乗っていた青Tシャツのものです。
お花の時期ということもあり大賑わいの早池峰山でしたがあの日、門馬コースを歩いたのはわずか3組8名(たぶん)。すてきな出会いに感謝です。このご縁を大切にしたいと思います。またどうぞ岩手へお越しください!
追伸 「若い人 5人」って皆、苦笑していると思います。
ytk340さん、こんばんは。
門馬コース選んで正解でした。皆さんのようなディープな山好きの方々と出会えましたので。
また岩手行きたいです。
> 「若い人 5人」って皆、苦笑していると思います。
私は「卯年」なので皆さん「若い人」であっています。
コメントありがとうございました。
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