記録ID: 6690376
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
大峰山脈
大峯奥駈道�─‖生泥猟圈礎和�岳（子守岳）
2018年11月03日(土) [日帰り]
奈良県
yamaaruki108
- GPS
- 10:36
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,765m
- 下り
- 1,760m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
拍手
午前6時25分に登山口の駐車場を出発。前鬼川の支流を渡って少し行くとゲートがあり、一般車は進入禁止となっている。
進入禁止の鎖をまたいで車道を進んで行く。緩い登りが続く車道は苦手で、前鬼ルートの中でももっとも嫌なところです。
旬の紅葉を眺めながら歩いて行くこと30分ほどで前鬼に到着。第29靡です。10年前と変わらない雰囲気です。
階段を登り、宿泊所の前をとおって登山口に向かうところでちょうど朝日が差してきた。きれいな空だった。この時は今日もいい天気に違いないと思ったのだが・・・。
11/3 6:57
階段を登り、宿泊所の前をとおって登山口に向かうところでちょうど朝日が差してきた。きれいな空だった。この時は今日もいい天気に違いないと思ったのだが・・・。
石畳の道を緩く登って行くと正面に五鬼熊の住居跡があった。昔は5軒の宿坊があったらしいが今は五鬼助（小仲坊）の1軒のみです。
沢を渡ってからは登りも急になってくる。まだ日が差さない静かな渓の中の岩の道を黙々と登って行きます。
前鬼から1時間ほどでこのルートの名物？の階段に着きました。853段の木製の階段が太古ノ辻直下まで断続的に現れます。
400段を過ぎたころに大岩が見えてきました。ここまで来ると二ツ岩は近いです。
閼伽坂尾根の分岐を見てから俱利伽羅岩を過ぎるとほどなくセイタカ童士とコンガラ童士の二ツ岩に着く。第33靡です。午前8時半。ここで少し休憩します。
11/3 8:32
閼伽坂尾根の分岐を見てから俱利伽羅岩を過ぎるとほどなくセイタカ童士とコンガラ童士の二ツ岩に着く。第33靡です。午前8時半。ここで少し休憩します。
二ツ岩の後ろに回って五百羅漢を眺める。釈迦ヶ岳や孔雀岳の稜線付近には雲がかかっていた。これからの天気の具合が気になる。
二ツ岩から先はしばらく巻き道が続く。途中に斜面が崩れたところなどがあり足元に気をつけて行きます。油断は大敵です。
涸れた沢に出ると巻き道もお終いで、左手の急な斜面を登って行きます。
急登の途中には何箇所か階段がありますが、これが最後のものです。特に何も書かれていませんでした。
笹の中の道を急登して行くうちに稜線が見えてきました。太古ノ辻は近い。
午前9時25分に太古ノ辻に到着。10分ほど休憩してからいよいよ南奥駈道に入って行きます。未知の領域への期待感と不安感が交差する。
11/3 9:25
午前9時25分に太古ノ辻に到着。10分ほど休憩してからいよいよ南奥駈道に入って行きます。未知の領域への期待感と不安感が交差する。
背くらべ岩の横をとおって進んで行きます。背くらべ岩は二ツ岩とも呼ばれ、これが第33靡とする説もあるようです。
太古ノ辻から笹の中の道を一登りで午前9時45分に蘇獏岳に到着。頂上には仙人石舞台と呼ばれる大岩が並んでいます。
振り返って釈迦ヶ岳。手前に大日岳も見えます。木々の枝が邪魔をして見通しはあまりよくなかった。
短時間で蘇獏岳山頂を発ち天狗山に向かいます。蘇獏岳の下りからは行く手の山々がよく見えた。手前に石楠花岳、その右向こうにいくつかのピークがある天狗山。左遠くに目的地の地蔵岳。そのさらに左遠くに笠捨山。
11/3 9:59
短時間で蘇獏岳山頂を発ち天狗山に向かいます。蘇獏岳の下りからは行く手の山々がよく見えた。手前に石楠花岳、その右向こうにいくつかのピークがある天狗山。左遠くに目的地の地蔵岳。そのさらに左遠くに笠捨山。
途中で寄り道して石楠花岳を越え、そのまま稜線を辿って天狗山に向かいます。
鞍部で奥駈道に合流したあと石楠花に覆われた小さなピークを通過。石楠花の道を抜けると奥駈道らしいところに出ました。
天狗山には小さな3つのピークがあり、これは最初（北側）のピークからの眺めです。先ほど辿ってきた蘇獏岳、石楠花岳が見えます。蘇獏岳の左には大日岳、釈迦ヶ岳、孔雀岳が続く。雲が湧いてきて先行きが気になります。
11/3 10:34
天狗山には小さな3つのピークがあり、これは最初（北側）のピークからの眺めです。先ほど辿ってきた蘇獏岳、石楠花岳が見えます。蘇獏岳の左には大日岳、釈迦ヶ岳、孔雀岳が続く。
雲が湧いてきて先行きが気になります。
雲が湧いてきて先行きが気になります。
午前10時40分に天狗山に到着。天狗山の三角点は3つのピークのうちの南側のピークにあります。
新宮山彦ぐるーぷの山名板。釈迦ヶ岳を振り返り見たが山頂部は雲に覆われていた。 すっきりした展望は帰途に期待することにして、少し休んでから奥守岳に向かう。
11/3 10:43
新宮山彦ぐるーぷの山名板。
釈迦ヶ岳を振り返り見たが山頂部は雲に覆われていた。 すっきりした展望は帰途に期待することにして、少し休んでから奥守岳に向かう。
釈迦ヶ岳を振り返り見たが山頂部は雲に覆われていた。 すっきりした展望は帰途に期待することにして、少し休んでから奥守岳に向かう。
右に見える奥守岳に向かって笹原の道を下って行きます。奥守岳の左向こうには目指す地蔵岳、その彼方に笠捨山、奥守岳の背後には多くのピークを持つ八人山が見えます。空は厚い雲に覆われてきています。
11/3 10:53
右に見える奥守岳に向かって笹原の道を下って行きます。奥守岳の左向こうには目指す地蔵岳、その彼方に笠捨山、奥守岳の背後には多くのピークを持つ八人山が見えます。空は厚い雲に覆われてきています。
午前11時10分に第27靡の奥守岳に着きました。地蔵岳方面から登ってくるときは天狗山の前山的存在のようです。
あまり眺めもないので先に進みます。嫁越峠に下る途中からの地蔵岳。奥駈道に出てから今日一の下りと登りです。
午前11時30分に嫁越峠に到着です。十津川と下北山とを繋ぐ峠。このような人里離れた峠を越えてお嫁入りをしたのでしょうか。
峠で一息入れてから地蔵岳に向かいます。笹の中の急登が続きます。
標高差百数十�辰�15分ほどで登って小さなピークを超えると広大な笹原が広がっていた。
天狗の稽古場というところです。なぜ天狗山ではなく地蔵岳にあるのだろう。
午前11時50分に第26靡の地蔵岳に着きました。今日の折り返し点です。
休む間もなく少し先に行って南の方を眺めます。左に涅槃岳と笠捨山が見えます。右には近くになった八人山が多くのピークを連ねています。
11/3 11:53
休む間もなく少し先に行って南の方を眺めます。左に涅槃岳と笠捨山が見えます。右には近くになった八人山が多くのピークを連ねています。
八人山。中、下、奥、西、南などがある。興味が引かれるが、あまり一般向きではないようです。
20分ほど休憩してから戻ることにした。山頂から緩く下っていく途中で釈迦ヶ岳と孔雀岳が見えてきました。どうやら雲も取れたようです。
11/3 12:13
20分ほど休憩してから戻ることにした。山頂から緩く下っていく途中で釈迦ヶ岳と孔雀岳が見えてきました。どうやら雲も取れたようです。
天狗の稽古場です。開放的で雰囲気の良いところです。 日差しがないのが少々残念ですが。
天狗の稽古場から見た東方の眺めの中で一際目立つのは大台ヶ原です。
嫁越峠に戻ってきました。一息入れてから200�辰曚匹療个衒屬靴任后�まずは奥守岳へ。
登る途中で十津川へと続く谷を眺める。峠から花瀬へ下る道があるようだが悪路と書かれていた。
天狗山で15分ほど休んでから太古ノ辻に向かう。天狗山の北のピークから眺めた釈迦ヶ岳と孔雀岳。その手前に大日岳や日に照らされた蘇獏岳、石楠花岳も見えます。
11/3 13:52
天狗山で15分ほど休んでから太古ノ辻に向かう。
天狗山の北のピークから眺めた釈迦ヶ岳と孔雀岳。その手前に大日岳や日に照らされた蘇獏岳、石楠花岳も見えます。
天狗山の北のピークから眺めた釈迦ヶ岳と孔雀岳。その手前に大日岳や日に照らされた蘇獏岳、石楠花岳も見えます。
目の前に蘇獏岳が立ちはだかる。今日最後の登りです。蘇獏岳は今日歩いた稜線上では天狗山に次ぐ高さの山です。侮ってはいけない。
蘇獏岳へ登り返す途中で石楠花岳、天狗山、地蔵岳を振り返る。初めての南奥駈道だったが、道中は静寂に包まれ、北奥駈道とはまた違った雰囲気がした。来年はさらに南の方を訪れよう。
11/3 14:22
蘇獏岳へ登り返す途中で石楠花岳、天狗山、地蔵岳を振り返る。初めての南奥駈道だったが、道中は静寂に包まれ、北奥駈道とはまた違った雰囲気がした。来年はさらに南の方を訪れよう。
蘇獏岳の山頂近くになってからは小刻みの起伏があり、疲れた体にはちょっときつかったが、午後2時半に戻って来ることができました。
午後2時40分に太古ノ辻に戻ってきました。一休みして50分に出発。
前鬼に向かって下って行きます。午後3時近くになって夕刻の雰囲気がしてきました。
階段をドンドン下って行きます。途中で登ってくる二人パーティとすれ違いました。深仙ノ宿にでも泊まるのかな。ちなみに、今日出会ったのは他に稜線で南に向かう三人パーティと帰途太古ノ辻で南に向かった単独行の方のみだった。
11/3 15:38
階段をドンドン下って行きます。途中で登ってくる二人パーティとすれ違いました。深仙ノ宿にでも泊まるのかな。
ちなみに、今日出会ったのは他に稜線で南に向かう三人パーティと帰途太古ノ辻で南に向かった単独行の方のみだった。
ちなみに、今日出会ったのは他に稜線で南に向かう三人パーティと帰途太古ノ辻で南に向かった単独行の方のみだった。
ちょうど今日最後の日の光が遠くの山を照らしているところだった。
前鬼まで戻ってきてホッと一息ついてから車道を歩いて駐車地まで行く。
感想
大峰奥駈道のうち釈迦ヶ岳の南の太古ノ辻以南は南奥駈道と呼ばれているが、この南の部分にはまだ足を踏み入れたことがありません。そこでこの休日にとりあえず日帰りでどの部分かを歩いてみようということで計画してみたが、結論としては前鬼から地蔵岳を往復するルートを選びました。 前鬼には、10年以上も前のことになるが太古ノ辻を経て釈迦ヶ岳に登るために過去2度行ったことがあり、ある程地理的なことも分かっているつもりなのが決め手でした。南の笠捨山方面も考えたが、自宅からは遠くこの季節で日帰りもきつそうなので次回以降、日照時間の長い時期にまわすことにしました。
今回歩いた南奥駈道は太古ノ辻以北と比べて小ぶりのピークが多く、結構な数の登り下りがあった。雰囲気もミニ奥駈道といった感じだった。地蔵岳以南がどうなのか分からないが、山頂から見た限りでは笠捨山以外は特に大きなピークはないようだった。
ただ、山また山の中の奥深いところなので、今後歩く際にはできるだけ最新の情報を集めるようにしよう。
なお、タイトルの丸囲み数字は奥駈道を歩いた順番ではなく、”熊野本宮大社”を起点とし、”柳の渡し”を終点とする順番を示すものです。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数：70人
拍手
コメント
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山登りをみんなが安全・安心に楽しむために、あなたの貴重な情報が役立ちます。
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
大日岳の最新記録
釈迦ヶ岳
2025年08月03日 (日帰り) [C]
前鬼らへんを散策＆赤線繋ぎ
2025年08月03日 (日帰り) [S]
釈迦ヶ岳・深仙小屋経由(太尾登山口)
2025年08月02日 (日帰り) [A]
釈迦ヶ岳（前鬼からピストン）
2025年07月27日 (日帰り) [B]
釈迦ヶ岳
2025年07月27日 (日帰り) [C]
天狗山の最新記録
前鬼らへんを散策＆赤線繋ぎ
2025年08月03日 (日帰り) [S]
大峯奥駈道16（前鬼林道ゲート⇔持経の宿）
2025年07月22日 [S]
前鬼〜天狗山 大日岳分岐まで寄り道
2025年06月22日 (日帰り) [C]
大峯奥駈道
2025年06月19日 [B]
大日岳〜天狗山
2025年06月05日 (日帰り) [C]
地蔵岳の最新記録
前鬼らへんを散策＆赤線繋ぎ
2025年08月03日 (日帰り) [S]
大峯奥駈道16（前鬼林道ゲート⇔持経の宿）
2025年07月22日 [S]
大峯奥駈道
2025年06月19日 [B]
大峯奥駈道（逆峯 吉野から熊野へ）
2025年05月31日 [B]
大峰奥駈道
2025年05月18日 [S]
namu-san さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する