ニセコ全山縦走(雷電山〜ニセコアンヌプリ)
- GPS
- 24:51
- 距離
- 40.3km
- 登り
- 3,763m
- 下り
- 3,446m
コースタイム
- 山行
- 10:01
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 11:43
- 山行
- 10:53
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 13:08
天候 | 曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新見峠へは岩内からニセコパノラマライン経由で30分ほど。 ゴールのニセコアンヌプリへは小樽から毛無峠・倶知安経由で1時間15分。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日温泉〜雷電山は急登箇所多し。利用者が少ないせいか下草がやや繁茂している状態。ひざ下は露でずぶ濡れ。 雷電山〜岩内岳〜目国内岳は湿地帯で残雪あり。 目国内岳〜ニセコアンヌプリは整備された登山道。場所によって巨石や木の張り出しがあるので注意が必要。 ニセコアンヌプリの下り(グランヒラフスキー場)は急傾斜の木製階段だがやや荒廃気味。 新見峠(目国内岳登山口及び白樺山登山口)、五色温泉(イワオヌプリ登山口及びニセコアンヌプリ登山口)に登山ポストあり。 |
その他周辺情報 | 雷電海岸の雷電温泉は温泉旅館1軒。朝日温泉は休業中。 目国内岳〜白樺山間の新見峠から4kmほど車道を蘭越方面へ下ると新見温泉(旅館2軒)。 シャクナゲ岳〜チセヌプリ間から蘭越方面へ下るとニセコ湯本温泉郷(旅館2軒?)。 イワオヌプリ〜ニセコアンヌプリ間に五色温泉(旅館2軒)。 グラン・ヒラフスキー場下にはニセコアルペンホテル他、温泉多数。 (上記、いずれも日帰り入浴可能) |
写真
感想
3年越しの念願、ニセコ全山縦走。職場の仲間を誘い一泊二日で挑戦しました。
縦走経験者はおらず、登山初心者も含む中やや無謀な挑戦。
1日目(雷電海岸〜中山〜前雷電〜雷電山〜岩内岳〜パンケメクンナイ湿原〜目国内岳〜前目国内岳〜新見峠=新見温泉泊)
・雷電海岸〜中山〜前雷電
海抜0mからのスタート。雷電海岸から朝日温泉までは林道。朝日温泉から前雷電までは利用者が少ないせいか下草が繁茂し、露で足元がびしょ濡れに。また急傾斜が多く、ロープを使ってのきつい登りが何箇所もあり、かなりきついルートでした。登山初心者のメンバーはここで筋肉が悲鳴を上げ、心折れかけていました。
・前雷電〜雷電山〜岩内岳〜パンケメクンナイ湿原
急勾配が一切なく、笹原と湿原の中をだらだらと進むハイキングコース。残雪、お花と景色の楽しいコースでした。岩内岳で長めの休憩を取り、昼食。
・パンケメクンナイ湿原〜目国内岳〜前目国内岳〜新見峠
目国内岳への登りはしっかりとした登山道。疲労はピークに近づいていましたが、目国内岳山頂の岩山からの眺めは最高でした。
・新見峠=新見温泉
事前に新見峠駐車場に置いておいた車で新見温泉へ。
新見温泉ホテル(1泊2食付き9000円+入湯税150円に消費税)で宿泊。お料理は山菜とお魚の懐石。温泉、ビールとともに、体に染み入りました。
2日目(新見温泉=新見峠〜白樺山〜シャクナゲ沼〜シャクナゲ岳〜チセヌプリ〜ニトヌプリ〜イワオヌプリ〜五色温泉〜ニセコアンヌプリ〜ニセコアルペンホテル)
・新見温泉=新見峠
再び車で新見峠へ。朝が早かったので、朝食はおにぎりセットにしてもらい、別途昼食のおにぎり(梅2つ、400円)を宿に用意してもらい5時半過ぎに宿を出発。
・新見峠〜白樺山〜シャクナゲ沼〜シャクナゲ岳
朝から快晴で、素晴らしい景色の中を歩き進める。白樺山から望む岩内平野、美しいシャクナゲ沼を経て、シャクナゲ岳への急登はほぼ岩登り。シャクナゲ岳山頂からはこれから登るチセヌプリ、ニトヌプリ、ニセコアンヌプリに加え羊蹄山も綺麗に見えました。
・シャクナゲ岳〜チセヌプリ〜ニトヌプリ
この辺りになると2日目の疲労が出始め、予定ペースより遅れ始める。気温も上がり始め、体力と水分を奪われるが景色は相変わらず美しい。ニトヌプリ山頂で残る2座(イワオヌプリ、ニセコアンヌプリ)を眺めながら昼食。
・ニトヌプリ〜イワオヌプリ〜五色温泉
気温は更に上がり、かなりきつい状態に。イワオヌプリへの登りは、ガレ場のため日光を遮るものがなく、また白い軽石が一層日光を反射し容赦なく体を照りつける。イワオヌプリ山頂の風で涼んだ後、五色温泉へ下り休憩。トイレ、水場、自動販売機もあり、縦走初心者にはありがたい補給地でした。
・五色温泉〜ニセコアンヌプリ〜ニセコアルペンホテル
ラストのピーク、ニセコアンヌプリへの登り。登山道自体はここまでで最も歩きやすい整備されたものでしたが、気力を振り絞っての行程となりました。ニセコアンヌプリ山頂は個人的にこれまで夏冬何度も訪れていましたが、格別の達成感でした。目の前に羊蹄山が美しく見え、それをバックに記念撮影。ニセコアルペンホテルへの下りはグラン・ヒラフスキー場コース。夏季営業準備中のゴンドラを恨めしく見ながら、一気に1000mを下る。木製階段の登山道は所々荒廃しており、急勾配で膝にダメージを与え続ける。ようやく到達したゴールのニセコアルペンホテル駐車場では、皆座り込んでいましたが最高の充実感でした。
ニセコアルペンホテルで温泉と夕食を食べ、新見峠の車をピックアップして帰宅した後は倒れるように眠りにつきました。
2日間合計24時間以上の山行、足はぼろぼろでしたがかつて無い達成感を得られ、また天気に恵まれ最高の景色を眺められたことは本当に幸せでした。
思いつきのような我儘な行程に付き合ってくれた同行者達にも感謝。
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