東山三十六峰うち八峰(19神明山 18大日山 17南禅寺山 16若王子山 15椿ヶ峰 14善気山 13紫雲山 11如意ヶ嶽)京都東山


- GPS
- 08:15
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,079m
- 下り
- 1,077m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:15
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
路線バス 南禅寺永観堂道←わたしは 地下鉄やバスの「蹴上」付近が登山口に近い 帰り 路線バス 河原町丸太町←わたしは 下山地点の最寄りバス停は「岡崎神社前」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東山三十六峰の内の八峰。 第十二峰吉田山を除く、第十一峰から第十九峰までをぐるぐる回った。 *出来るだけ効率的に。 *ピストンを避け、同じ道を2度通らない。 *ちょっと目新しいルートも加えて。 *そして、わたしでも歩き易い道限定で。 この山域はとても道が多くあり、山行計画の作成は迷路の謎解きみたいで面白かった。 京都東山山地 南禅寺永観堂道バス停→南禅寺→ねじりまんぽ→ 19神明山P218 → 18大日山P151 →聖護院山竹講お瀧→ 18大日山P326 →金魚の池→同志社共葬墓地(通り抜け)→ 16若王子山P183 → 17南禅寺山P197 →同志社共葬墓地(前通過)→若王子神社→桜花苑→ 15椿ヶ峰P132程度→古道(地図破線道)→トレイルルート→豚熱分岐→桜門の滝東方分岐(トレイル横断)→大文字山→ P444 → 11如意ヶ嶽(岳) →池の谷地蔵南口→六道の辻→怖い巻道→大文字火床→ 14善気山P271と266程度→法然院(墓地) → 13紫雲山(紫雲山金戒光明寺)P98前後 →岡崎神社前バス停→河原町丸太町バス停 うろちょろしたので以下の説明が長くなってしまった。 (!) 「14. 六道の辻→大文字火床」は問題があるので目を通して頂きたい。 それ以外の区間は道自体は全く問題なし。ルートさえお判りになるのなら目を通さなくても良いと思う。 1. 南禅寺永観堂道バス停→ねじりまんぽ 南禅寺も通って近道。里道。 2. ねじりまんぽ→ 19神明山P218 →京都一周トレイル東山37 京都一周トレイル東山37道標の分岐まで京都一周トレイルのルート。 やや坂がきつい。岩や露出した赤い土(粘土?)に苔が生えている所があり、濡れていると滑る。 3. 京都一周トレイル東山37の分岐 → 18大日山P151 P151は、以前は大日山とされる標準的な地点だった。地理院地図の破線の道の上にあるが、地図破線の道は現在歩かれているルートとは少し位置が異なる。ヤマレコの地図検索ではここに行っている人はいる様だ。わざわざピストンで行っている人もある。ここが大日山だったと書いている山行記録があったと思うが、見つからなかった。 P151付近(現在のルートから外れた部分)は地図の破線の道が残っているが倒木が多く少し時間がかかる。しかし平坦地が多く、危険箇所はない。 現在のルートの部分は普通の山道。 4. 18大日山P151 →聖護院お瀧分岐→お地蔵さんの分岐(おめかししたお地蔵さん) ややマイナーなメインルート。整備されていて歩き易い。 5. お地蔵さんの分岐→京都一周トレイル東山40 右に折れて、小さい谷川の渡渉は容易。渡渉後にお地蔵さんがいる。現在は赤い涎掛けと帽子で目立つ。 トレイル東山40までは水流のない広い谷。向って左(右岸)に道があるが、下りは道を無視して谷芯を歩くと落ち葉が多いが直線的で速い(下端は谷芯は歩けない)。道を歩けば幾らか石があるが落葉が少なく、歩き易い。上端のトレイルに出る直前は大きい溝道になっている。ここに若干だが倒木があるので、今日は大溝の右側に上がってみたが、こちらは茂みと倒木で歩き難い。 坂はきつい目。危険個所なし。 6. 東山40→ 18大日山P326 →京都一周トレイル出合 東山40付近でトレイルに出合う。東山40道標にはお地蔵さんの分岐からの道も表示されている様だが、道が多くあるので表示されている道がどれなのか特定できない。 京都一周トレイルはP326を通らずに右側を巻いているので、東山40通過後すぐに左にそれて稜線をP326へ向う。左にそれる部分にトレイルの分岐を示す道標はない。P326が現在の標準的な大日山。大日山を通り抜けて、再びトレイルに合流する。 この間やや細道もあるが穏やかで良い感じ。 7. 京都一周トレイル出合→金魚の池分岐→同志社共葬墓地→ 16若王子山P183 金魚の池に寄り道して、池を回って京都一周トレイルに戻る。戻る際、今日は尾根に上がって戻った。これが正統なルートだと思うが、尾根に上ると踏跡がない。めんどくさいので谷を詰める事が多い。現地を見れば分るので適当に。金魚の池の奥(北側)から北に下る道は若王子神社に行く。 その後、TP200付近のトレイルの左カーブを曲らず、直進する細い目の道に入る。トレイルに分岐を示す道標はない。すぐに同志社共葬墓地の後ろ側に入る。通り抜けて前方のピーク(広場)が若王子山。 普通の良い道。 8. 若王子山→ 17南禅寺山P197 →同志社共葬墓地前 南禅寺山は若王子山側からの登りは極めて平坦だが、初めの方はルートがはっきりしない。下草もほとんどなく、どこでも歩けるのでテキトーに。 南禅寺山から下りに使ったルートは獣道を繋いだ様な物。若干歩き難いがすぐメインルートに出る。 9. 同志社共葬墓地前→若王子神社→桜花苑 神社までは市営若王子墓地参道として整備されている。その後、桜花苑までは神社内の道。 10. 桜花苑→ 15椿ヶ峰P132程度→「一三七」 桜花苑から大文字山へのメインルートを辿る。途中で椿ヶ峰に寄り道する。巻道で椿ヶ峰に行き、尾根道でメインルートに戻る。 巻道は細いので距離の割には時間がかかるが、それでもすぐに椿ヶ峰に着く。尾根道はしっかりした歩き易い道だが、傾斜きつめでしんどいがな。 椿ヶ峰からメインルートに復帰した直後の辺りは倒木で荒れて迂回路になっている様だ。しっかりした迂回路が出来ているので、倒木の多い旧ルート跡に突っ込まない様に。 メインルートは迂回でうねうねがあるが歩き良い道。 11. 「一三七」→谷→古道(地理院地図破線道)→トレイル出合 簡潔に古道と書いたが地理院地図の破線の道で、名のある古道ではありません。 頭が黄色く塗ってある漢数字による番号の石標(山林管理用?多分営林署の)の「一三七」付近で左の谷に降りる。降り口は降り易い所ならどこでも良いので適当に。アプリのみんなの足跡も参考になる。下って行くと踏跡がある。 (谷に降りた位置で変わるかも知れないが)ごく僅かに上流側(南側)へ谷を上ると、向かって左に、流れのない支谷を上る地理院地図の破線の道がある。初めは踏み込まれて少し高くなった道から、大きい谷の向って左手の溝道に入る。ルートを見つけそこなってもテキトーに上れる地形。 谷を上り切ったら尾根を右折。その後、地図破線通りに北に振ってからトレイルに合流できるが、そうしようとすると小木を掻き分けて進まねばならず、倒木のせいか途中で従来からのマーキングが見つからなくなる。 尾根のままでも進めるが、尾根を少し(多分1分弱)だけ進んだ所で、左手の近くにある広い谷に入ると極めて歩き易く、すぐトレイルに出られる。 11. トレイル出合→豚熱分岐→トレイルの桜門の滝東方の分岐(トレイル横断) 豚熱分岐からはトレイルよりやや細い道で、里山感あふれる昔懐かしい穏やかな道。 12. トレイルの桜門の滝東方の分岐→大文字山 トレイルのルートと大文字山の尾根道を繫ぐ結構メジャーなルートを通るが、これがかなりガタガタ道。トレイルの桜門の滝東方の分岐からの登り口は、本当はトレイルに出合った所より左だが、そこは「四季彩りの森復活プロジェクト」の植樹が流されて地形も荒れていて通り難い。トレイルに出合った地点で、トレイルを横断して登り始めると良いと思う。 ルートが判り難い所があるが、急がずに探すと見つかる。このルートは下りなら判り易い。 通行者多数の尾根道に出合い右折、大文字山へ。 13. 大文字山→如意ヶ嶽→池の谷地蔵南口→六道の辻 良く知らないので、テキトーに歩いた。 如意ヶ嶽にはフェンスで囲われた大阪航空局大津航空無線標識所がある。フェンス沿いを時計回りに回りだしたら巻道があったので辿った。電柱のある道に出合ったのでその道を歩いてみたら池の谷地蔵の南側の入口の前に出た。フェンスからここまでは予想と違うルートを通ったが、道は良かった。 その後はメジャーなルート。 14. 六道の辻→大文字火床 六道の辻を過ぎたあたりから巻道で大文字火床に向ったが、とても怖い細い細い崩れそうで滑り落ちそうな巻道だった。ここを通ったのはわたしとしては失敗。亀のようにゆっくり歩いたが、怖くて腰が抜けそうになった。二度と通らない。 15. 大文字火床→ 14善気山P271 →14善気山P266 →法然院(墓地) 善気山はP271説とTP266説がある。最高点のP271付近に、残骸かも知れないナイロンピンはあったが、プレートは見つからなかった。TP266付近に善気山271mと記したプレートがあった。 普通の道。 16. 法然院(墓地)→真如堂橋→ 13紫雲山→岡崎神社前バス停→河原町丸太町バス停 普通の里道。法然院から紫雲山まで最短に近いルートをとっている。 13紫雲山は紫雲山金戒光明寺、通称黒谷。紫雲山は最高点なら清和天皇火葬塚が98m以上100m未満(標高点がないので2m間隔の等高線から読み取り)だが、プレートはなかった。現地GPSでも100m弱。 標識96m以上98m未満の文殊塔が山頂とも書かれているが理由は不明。 後は里道。 |
写真
その後の赤い土や岩の上り坂は濡れている時は苔が出て滑り易い。
写真は左折ルート、本宮の階段。
若王子神社はテントや椅子とテーブルを置いて休ませてくれる。山道にも入り易く、とても親切。藤棚の下で一休み。伊藤園の自販機あり。コカコーラ社より安いような。微妙。
5月5日に初めてここに来た。ノートルダムから登って来た杖をついたやや高齢かも知れない男性も、その日が初めてだった。「これで三十六峰は全部登った。但し霊山は寺の門が閉まっていて入れないので除外して」と言われるので、右側に通路がありますよと教えてあげた。わたしは御生山は尾根が狭くて怖いので登れないと言うと、上から行ったら?とおっしゃる。なるほど、やってみようかな。わたしはノートルダムルートを調べに下に降りたが、上に行かれた様だ。
本当はもう少し左側から入るのだと思うが、そっちは「四季彩りの森復活プロジェクト」だったかの植樹が流されて地形が荒れていて通り難い。ここからが良いと思う。
装備
個人装備 |
財布(お金/保険証/回数券)
長袖シャツ
長ズボン
縫付(標準選択は貼付です)地下足袋12枚馳
御弁当(竹の子ご飯/揚蒲鉾/チーズ)
飲料(自家製うす塩入梅ドリンク500ml)
自販機購入飲料350ml
腹掛(リュック)
携帯(スマホ)
カラー紐(PE)
ビニールテープ
標識テープ(PVCリボン)
油性ペン等
サングラス等(紫外線防護眼鏡)
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感想
善気山P271と善気山P266は同じではないか。
善気山P271は等高線2m間隔の地図ではP264.5。
善気山P266はhttp://toshiomi.netさんの表示に従っているものと思うが、携帯GPSではない専用機を使用されていると思われる。携帯GPSは一つの衛星電波で測定し地理院標高タイルで標高を補正するので、地図でP271となっている地点では本当はP264.5であっても271mを表示する。専用機なら複数の衛星電波を使用する精度の高い測定をしていると思われ、そうであれば標高タイルで標高を補正しないのかも知れない。従って地図上の善気山P271(P264.5)をより正確に測定した結果、善気山P266とされている可能性がある。「平らな善気山頂」と言う表現からも善気山P271地点かと思われる。「さらに進んで一旦下って登ったところに標高点(271m)があるが、ピーク性もなく」とあり、実測271は大文字に上る途中だと思う。地図上の善気山P271(P264.5)は平坦なピークだ。但し西側がネットで囲まれていて見晴らしの良い所まで西に寄れない。
文殊塔の金戒光明寺の山号は紫雲山。この寺は通称黒谷として知られ、歩叡山延暦寺の黒谷青龍寺で修業した法然上人が、山を下りて念仏道場を開いたのが始まり。この寺がくろ谷と呼ばれるため、青龍寺は元黒谷とも呼ばれる。
金戒光明寺では「くろ谷」と表記しているので公共の案内などはそれに倣っているが、従来は「黒谷」と認知されていた。町名は左京区黒谷町だ。
この山の最高点は金戒光明寺の文殊塔の後ろ(東側)だと書いてあるが、御陵内だと思う。等高線から見ると98m以上100m未満になる。
(金戒光明寺の成立ちは知識不足で間違いがあるかも知れません。)
13日書き加え: 9:22 の写真の四つ辻は平坦になっている。その手前の道の左側に幾段かの平坦地があり、山城の曲輪跡ぽく見える。
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