芦別岳
- GPS
- 10:15
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,546m
- 下り
- 1,572m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
○雪渓が切れているところや、厚さはあるものの細いスノーブリッジなど、来週は本谷は無理であると思います。 登山ポストは旧道・新道の両方にあります。 下山後、富良野デリスでフロマージュなんちゃらというチーズケーキとプリンを買いました。案内看板も出てないのに満員です。 登山後のこ汚いカッコでは行きたくないお店ではありました。 温泉は十勝に帰る途中に南富良野のかなやま湖保養センター。 |
写真
感想
芦別本谷は憧れのルートでいつか行きたいと思っていたのだが、雪の多い今年の山の状況により、例年では考えられないこの時期に実現することになった。
従って、お天気最高だが非常に暑い中での山行。
雪渓の状態から見てギリギリの日程だったと思われる。(来週は無理デス)
前日は富良野太陽の里キャンプ場に前泊。
結構、この時期からファミリーキャンプで賑わっている。
翌日、太陽の里を4時過ぎに出発。なんだかんだと林道終点を出たのは4時半となっていた。
まずは旧道をユーフレ小屋に向って出発。なんか昔は一生懸命河原を歩いた気がしていたのだが、まあ普通。
体調の悪かった1ヵ月半で体重増加して体力低下。そんな私が一人、汗かいてるんだと思っていたら皆暑かったそうです。
普通なら難なく足の上がるスタンスに足が乗らずに苦笑い。
ユーフレ小屋はいつか泊まりたいと思っていたが、思っていた以上に幽玄たるたたずまい。
しばらく河原の横の草むらを歩くとしばらくして雪の詰まったゴルジュ帯が見えて、うれしさのあまり吼える。(なんか今回のパーティメンバーは吼える人がいなくてひとり浮いていた。)
雪面を歩くが川面が覗いている場所があって、そこからアイゼンを装着。
しばらくは高度の上がらない平坦な雪渓歩きがつづく。
そしてだだっ広い雪渓の斜度が急になり、5陵のかっこいい姿を励みに、うりゃうりゃと登り出す。(私は相変わらず体が重い。)
地形図上では等高線が詰まっていて、地図読みがちょっとめんどくさい。
私が先頭を切ってるときに、遠くから叫び声に似たコールが響いてきた。
頭を雪渓の先に向けて上げるが、しばらくしてパーティメンバーから「落石がきた!!」「ラク!!ラク!!」の声で初めて二つの石がこちらに雪を散らしながら転がり落ちてくるのを見る。
いきなり跳ねて方向が変わってはと、どちらに逃げていいか迷うが、結局、大きな一発目は右の岩壁に激突して雪渓の下に消えていった。二発目は素直な転がり方で我々の左を通過。
これから極めて慎重に上り始める。
長い長い登高も1稜の横の稜線が見えてきてもう終わりかと思うと結構それからも長い。
ちょっと最後は私も足が攣りそうになり、最後尾のベテランと一緒につきあってもらう。
雪渓から振り返る富良野盆地や夫婦岩などの岩陵帯のキリッとした美しさも素敵だったが、本谷を突き上げた場所から見下ろす本谷は本当に愛おしい。
しばらくして頂上に到着。
着くとまもなく栗さんとかヤマウチさん・宮王さんが旧道から登ってくる。栗さんに手を差し出すと力強い握手を返してくれた。
初めての晴れた芦別頂上。
夕張岳・ポントシナベツ岳が雪渓をまとって美しい。目を転じれば富良野の畑の向こうに十勝連峰から大雪までが見渡せます。
しばしゆっくりと頂上で過ごす。
頂上直下の雪の斜面は結構斜度があり、トレースを利用して安全をとる。
あとは芦別新道のいつまでも高度の落ちない長い長い山道歩きが我々を待っていた。
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