記録ID: 6849699
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬
布引〜再度東谷〜再度東谷南尾根〜二本松林道〜天王谷東尾根
2024年05月23日(木) [日帰り]
rxk00250
その他1人 - GPS
- --:--
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 575m
- 下り
- 542m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:36
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 5:29
8:35
21分
ＪＲ「三ノ宮」駅
8:56
9:06
2分
ＪＲ「新神戸」駅
9:08
14分
砂子（いさご）橋
9:22
9:26
3分
布引見晴らし台
9:29
6分
猿のかずら橋
9:35
3分
五本松かくれ滝
9:38
9:40
11分
布引貯水池・五本松堰堤
9:51
4分
締切堰堤
9:55
4分
紅葉茶屋
9:59
8分
市ヶ原
10:07
10:08
16分
再度東谷 入渓口
10:24
10:25
2分
全山縦走路合流
10:27
10:28
15分
大龍寺山門
10:43
0分
市ヶ原
10:43
10:44
17分
再度東谷第一南尾根 登り口
11:01
11:02
0分
�癸郡霆狹澄平生融堝始�公社）
11:02
11:04
11分
鉄塔
11:15
11:16
6分
再度東谷第二南尾根方面 分岐
11:22
11:23
1分
猪の捕獲檻
11:24
11:26
1分
神戸箕谷線車道 合流
11:27
2分
カーブ��43ロードミラー
11:29
3分
二本松新道 合流
11:32
11:47
8分
善助茶屋跡
11:55
4分
大師道 合流
11:59
0分
猩々池
11:59
12分
二本松林道 合流
12:11
1分
再度公園方面 分岐（二本松林道）
12:12
10分
七三峠方面 分岐（二本松林道）
12:22
12:24
20分
平野谷東尾根 十字交差分岐（二本松林道）
12:44
3分
弁天堰堤（二本松林道）
12:47
12:50
0分
五分岐 (平野谷・平野谷西尾根他)（二本松林道）
12:50
17分
天王谷東尾根 下り口
13:07
13:09
12分
��1120三級基準点 (六甲砂防事務所)（天王谷東尾根）
13:21
7分
ハーバーランドが見える展望地（天王谷東尾根）
13:28
7分
鉄塔３（天王谷東尾根）
13:35
4分
鉄塔２（天王谷東尾根）
13:39
13:41
0分
鉄塔１（天王谷東尾根）
13:41
9分
ロープの急岩場
13:50
13:51
1分
天王谷東尾根 登り口
13:52
5分
桃山バス停
13:57
4分
天王谷バス停
14:01
14:02
2分
祇園神社 石鳥居
14:04
湊山温泉
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
（帰り）天王谷東尾根登山口から徒歩で有馬街道を経て湊山温泉へ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
「再度東谷」について 遡行できる谷の沢の区間は「市ヶ原〜大龍寺山門下」迄の間なので大変短い。踏み跡は意外と判別できるので、進路に迷うことはないはず。基本は沢筋に沿って歩くことを意識していれば良くて、足場に注意して慎重に歩けば特に危険もない。 一部で倒木により本来の踏み跡が塞がれている箇所はあるものの、もともと歩行ルートと沢筋との段差が殆どないうえに、ほぼ大半が水が流れない枯れ沢の様相なので、沢筋に降りて迂回しても何の問題もない。このルートの道は全山縦走路の舗装道側から終始見えているため、縦走路を歩く人がこの谷を歩く人の姿を見つけるとびっくりすると思う。 「再度東谷南尾根（第一南尾根）」について 市ヶ原から登った場合、登り始めから尾根に乗るまでの九十九折の区間の傾斜が相当にきつく、踏み跡の幅も狭いのでなかなかしんどい。油断して足を滑らせるとかなり下まで落ちるので十分に注意が必要。 いったん尾根に乗ってからは緩やかなアップダウンはあるものの、ルートは明瞭で迷わない。但し車道に出る直前のわずかな区間だけ、踏み跡を見失う可能性があるので進路に注意。目の前の明るい方向へ直進することで出口が見えてくる。出口付近には猪の捕獲用の檻が設置してあるのでそれが進路の目印になる。 「善助茶屋跡〜二本松林道」について 善助茶屋跡から直接に大師道へ向かう枝道は、昔はやや荒れ気味だった区間もあったが、今は非常に良く整備されていて快適に歩けるショートカット道に変貌している。猩々池は上流に新しい堰堤が造られたせいで年間を通して水が枯れ気味になっているし淀んでいる。猩々池の周辺では、猩々池の碑が立っているそばで建屋の新設工事が進行中。二本松林道は整備が進んでさらに安全に歩ける道になっているが、見事な紅葉を見せてくれていた木々がたくさん伐採されて、見所が少なくなってしまった。 「天王谷東尾根」について 二本松林道の五分岐地点（平野谷・平野谷西尾根・天王谷東尾根・二本松林道の東西）から入る。登り口には注意看板が立てられており『道に迷いやすいルートなので他の道を利用するように』という主旨の内容が書かれているが、通行が禁止になっている訳ではないので、他の道と同様、ごく普通に踏破可能。 道自体は最初の登り区間と前半の平坦区間の二ヶ所で、丈の高い笹や草などが繁茂していて進路が分かりづらくなっているものの、ルートの大半は狭いものの明瞭な尾根道となっている。途中で細い分岐箇所が2つ出てくるが、いずれも枝道であることがすぐ分かるので、惑わされずに本道をそのまま直進することで迷い道にならずに歩けるはず。 有馬街道の側へ出る直前が急傾斜の九十九折で大変危険なので要注意。脇に生えている笹を掴みながら下ることで安全を確保するほかない。また終盤に大きな岩場下りがあるが、太いロープが付けられているのでそれを頼って下れば大丈夫。最後の最後で出口に少々戸惑うが、マンション（ハイツ）の駐車場へ向かうつもりで下ればルートを見つけられる。 ＜前回2020年2月27日の同一コースの山行記録はコチラ＞ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2237528.html ＜2020年12月12日の再度東谷の山行記録はコチラ＞ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2797334.html ＜2020年3月20日の天王谷東尾根の山行記録はコチラ＞ https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2274243.html |
写真
「あけぼの茶屋跡」のほぼ真向かいにあるこの小さな石階段のところから「市ヶ原」の広河原へ降りることができる。櫻茶屋まで行かなくても良いのでだいぶショートカットできる
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5/23 9:57
「あけぼの茶屋跡」のほぼ真向かいにあるこの小さな石階段のところから「市ヶ原」の広河原へ降りることができる。櫻茶屋まで行かなくても良いのでだいぶショートカットできる
「市ヶ原」の広河原の現在の様子。以前に比べるとだいぶ石ころが多くなって草も生えてきてしまっているので印象が異なる
市ヶ原から六甲全山縦走路を西へ歩き、白いガードレールのある橋のところから「再度東谷」の主要部へ入渓する
雰囲気のある谷が続く。途中に小さな堰堤があるものの、かなり古いので色も変わり、自然の谷の風景に完全に溶け込んでいる
沢の中を歩いていく。枯れ沢ではなく、水は端のほうを静かに流れている
二股になった分岐点に来る。右は「蛇ヶ谷」へと通じているので別の谷となる。ここからは左折して沢の上流へ向かう
分岐点の目の前には明快な階段道が作られているので、それを登ることで沢筋を離れる形だ
沢に沿って踏まれた道が右岸側にずっと続いているので迷うことはない
コンクリート製の水路があるところの近くで適当なところから沢を出て、六甲全山縦走路へ合流する。写真は出口で振り返って撮影した風景
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5/23 10:24
コンクリート製の水路があるところの近くで適当なところから沢を出て、六甲全山縦走路へ合流する。写真は出口で振り返って撮影した風景
六甲全山縦走路からドライブウェイを横断して「大龍寺」の山門へ。今回はここでUターンして「市ヶ原」へ戻ることに
「市ヶ原」の広河原の西側のこの場所の奥から「再度東谷第一南尾根」に取り付く。写真中央奥に分かり易い踏み跡があるが、このルートの存在を知らない人は絶対気付かない場所だろう
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5/23 10:43
「市ヶ原」の広河原の西側のこの場所の奥から「再度東谷第一南尾根」に取り付く。写真中央奥に分かり易い踏み跡があるが、このルートの存在を知らない人は絶対気付かない場所だろう
「再度東谷第一南尾根」は、尾根に乗るまでの九十九折りの急斜面がかなり辛い。写真でもその傾斜の角度が分かるだろう
これもその急斜面の角度が良く分かる（傾けて撮影しているわけではなく水平は取れている）
この風景のところで完全に尾根筋に乗る。あとは楽になる。ちょうどこの写真の場所には足元に「��7基準点（神戸市道路公社）」が埋まっている。10mほど先には鉄塔があって休憩も可能
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5/23 11:01
この風景のところで完全に尾根筋に乗る。あとは楽になる。ちょうどこの写真の場所には足元に「��7基準点（神戸市道路公社）」が埋まっている。10mほど先には鉄塔があって休憩も可能
尾根道の大半は木々に覆われているのだが、このように一瞬頭上が大きく開ける場所があってちょっと新鮮。雰囲気がちょっとだけアイスロード後半に似てる
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5/23 11:07
尾根道の大半は木々に覆われているのだが、このように一瞬頭上が大きく開ける場所があってちょっと新鮮。雰囲気がちょっとだけアイスロード後半に似てる
岩石や木の根が張り出したリッジ風の区間もあり、見た目にも変化があって楽しいかも
「再度東谷第二南尾根方面」分岐を少し過ぎたあたりの風景。この特徴的な木が生えている場所の少し先がターニングポイント
重要なターニングポイントに近づくとこのようになっている。目の前に一本の木が立っており、右は枯れ枝で通行するなと指示されている。ここでは直角に左折して急斜面を下るのが正解
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5/23 11:16
重要なターニングポイントに近づくとこのようになっている。目の前に一本の木が立っており、右は枯れ枝で通行するなと指示されている。ここでは直角に左折して急斜面を下るのが正解
左折して滑りやすくて危なっかしい急斜面を下るが、目の前に明快な踏み跡がつづいているのでほっとする
今回の山行では、新たに猪の捕獲檻が設置されていた。神戸市に許可を得た公認の捕獲檻。檻の先の右手には上りの踏み跡がさらに続いている
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5/23 11:22
今回の山行では、新たに猪の捕獲檻が設置されていた。神戸市に許可を得た公認の捕獲檻。檻の先の右手には上りの踏み跡がさらに続いている
その右手の踏み跡を登って行くと標識が現れ、車道に出て「再度東谷第一南尾根」が終了
神戸・箕谷線カーブ��43のカーブミラーのところから「二本松新道」へ入れる
「善助茶屋跡」では昼食休憩。貸し切りで静かにマイペースで過ごせたのが何より
「大師道」に合流して下っていくと、ほどなくして「猩々池の碑」が立つ場所に出る。ここで新たな小屋を建築中。立派な屋根がある。見た感じでは杣谷峠のトイレと似た感じに見えるので、トイレを兼ねた休憩所かなあ
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5/23 11:55
「大師道」に合流して下っていくと、ほどなくして「猩々池の碑」が立つ場所に出る。ここで新たな小屋を建築中。立派な屋根がある。見た感じでは杣谷峠のトイレと似た感じに見えるので、トイレを兼ねた休憩所かなあ
「猩々池」は水が濁って淀んでいる感じ。ここから「二本松林道」へ入り西へ進む
「平野谷東尾根」が二本松林道と交差する地点。「七三峠」へ向かう平野谷東尾根の続きの道の入口がすごく分かり易くなっていたのにびっくり。東尾根をもっと利用してほしいということなのかな
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5/23 12:22
「平野谷東尾根」が二本松林道と交差する地点。「七三峠」へ向かう平野谷東尾根の続きの道の入口がすごく分かり易くなっていたのにびっくり。東尾根をもっと利用してほしいということなのかな
「森林管理道」への分岐地点。ここから入る森林管理道は非常に明快な幅の広い歩きやすい平行道で、「平野谷西尾根」に合流してくれる
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5/23 12:27
「森林管理道」への分岐地点。ここから入る森林管理道は非常に明快な幅の広い歩きやすい平行道で、「平野谷西尾根」に合流してくれる
「二本松林道」はモミジの木々の大胆な伐採作業が行われてしまい、風情も何もなくなっている区間が長くなってしまったのが比非常に残念。そこまで伐採する必要があったのか
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5/23 12:36
「二本松林道」はモミジの木々の大胆な伐採作業が行われてしまい、風情も何もなくなっている区間が長くなってしまったのが比非常に残念。そこまで伐採する必要があったのか
「天王谷東尾根」へは、二本松林道の五分岐のこの木柵立て札の立っているところの裏側から入る。登り始めはいきなりの枯葉だらけの急斜面だが、迷わず行け、行けばわかるさ
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5/23 12:50
「天王谷東尾根」へは、二本松林道の五分岐のこの木柵立て札の立っているところの裏側から入る。登り始めはいきなりの枯葉だらけの急斜面だが、迷わず行け、行けばわかるさ
笹や草が繁茂して、かき分けて進まなければならなくなっている区間もけっこうある。進路が見えないが、必ず足元には踏み跡が残っているので、慎重に判断する必要がある。人があまり通らないマイナー尾根道の宿命か
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5/23 13:06
笹や草が繁茂して、かき分けて進まなければならなくなっている区間もけっこうある。進路が見えないが、必ず足元には踏み跡が残っているので、慎重に判断する必要がある。人があまり通らないマイナー尾根道の宿命か
有馬街道の南のほうに位置する変電所付近へ下るルートとの分岐地点の風景。ここでは右折して細い斜面を下るのが正解
有馬街道の北のほうへ急斜面を下る危なっかしいルートとの分岐地点の風景。ここでは直角に左折するのが正解
尾根の比較的後半で展望が開ける箇所があり、そこからはハーバーランドを中心とした神戸港の風景が見える。以前はもっと広く良く見えていたが、今は草木の繁茂で見えづらくなっている
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5/23 13:21
尾根の比較的後半で展望が開ける箇所があり、そこからはハーバーランドを中心とした神戸港の風景が見える。以前はもっと広く良く見えていたが、今は草木の繁茂で見えづらくなっている
一番上の第三鉄塔では、鉄塔のど真ん中をくぐって斜面を下っていく
一番下に位置する第一鉄塔からは、海側の景色が一望できる。平野〜湊山の街並みとその後方には神戸駅から西の周辺を見下ろせる
第一鉄塔を回り込むように少し下ると、いよいよ最終難関、ロープ岩場下りの箇所。ここにはかなり太いロープがしっかりと掛けられているので、急であっても慎重に下れば問題なし
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5/23 13:41
第一鉄塔を回り込むように少し下ると、いよいよ最終難関、ロープ岩場下りの箇所。ここにはかなり太いロープがしっかりと掛けられているので、急であっても慎重に下れば問題なし
トタン板のフェンスのところまで下ってきたら、突き当りで左折してフェンスに沿って南へ進む
トタン板フェンスが途切れたところでUターンして細い通路を登ると出口となる
下山してきた場所はちょうど神戸市バス（＝JR神戸駅と神鉄・鈴蘭台駅を結ぶ路線）の「桃山」バス停のあたり。ここから有馬街道の旧道を南へ下って、湊山町へと向かう
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5/23 13:53
下山してきた場所はちょうど神戸市バス（＝JR神戸駅と神鉄・鈴蘭台駅を結ぶ路線）の「桃山」バス停のあたり。ここから有馬街道の旧道を南へ下って、湊山町へと向かう
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
通常のトレッキング靴（ローカット）のみ
|
|---|
感想
今回は同行者との二人歩き。事前にいろいろ提案していたコースのなかから同行者に選んでもらった、超超マイナールートだけで組み合わせた珍コース。同じコースを2020年2月に単独行で既に踏破しているが、こんな変なルートの組み合わせに人を連れて行くのはなかなか冒険だ。
実際にもう一度歩いてみるとこのコース、意外なほどに距離があって、終了後にはだいぶ足に疲労がきていた。距離はコース間の単なる繋ぎでしかない「二本松林道」の歩きでだいぶ稼いだ形になっているのかな。地図で見ると「天王谷東尾根」もそこそこあるけど。まあとにもかくにも当初想定してたよりも足に疲労がきた。
「再度東谷」は前回に比べると、入渓地点がかなり荒れていて足元不安定で少々危険な状態になっていたが、踏み跡がわかりやすくなってからは特に変わりなく楽しく歩けた。凄く短い距離の谷歩きだが、やっぱりここは安全でそこそこ楽しいな。
「再度東谷第一南尾根」は人が殆ど歩かないルートなので、今では落ち葉の堆積がすごい区間が増えた感じ。入山地点から尾根筋乗りきる迄の九十九折の区間が一番厳しい。狭い狭い急斜面の連続で滑落しないように注意力が必要。尾根筋に乗ると一転して楽しい。人が絶対に来ない道を貸し切りで悠々と楽しめるのが良い。どこでも自由に休憩できるし。
「天王谷東尾根」は以前に比べると、笹や草の繁茂が凄くなっていて、正しいルートの踏み跡が視認出来なくなっている区間もあって、ちょっと慌てた。背丈ぐらいに伸びた笹を掻き分けて無理矢理に進まなけれないけなかったり、半身にかがんで進まないといけなかったりする場所もあった。総じて下りが滑りやすい落ち葉混じりの急斜面が多いので、そのぶん随分と神経を使ったが、そのせいで今回は余計に足が疲れたのかも。急傾斜の下りは「慣れ」と技術だなと再認識。以前に比べて展望が少なくなってしまっていたのが残念。人があまり歩かないマイナールートなので、草も伸び放題なのかな。
山行帰りのご褒美はかなり久し振りとなる「湊山温泉」の天然温泉。入湯料は現在750円。露天がないのとサウナがないのだけが残念だが、お湯そのものは素晴らしい。超高温、高温、中温、低温の4種の浴槽に加えて、30度超えくらいの源泉に浸かれるのも良い。脱衣所のマッサージ機が無料で利用できるようになっているのも有難い。湯上りにソフトクリームやクリームソーダなども頂けるし、お土産物コーナーもあり。ちなみに最近になって脱衣所内に設置されていた一人用の貸し切りサウナは撤廃されて無くなっていたけど、なんでだろ。予約が必要だし、料金が高すぎて利用者がいなかったからなのか、燃料費高騰で運営がしんどくなったのか、知らんけど。一人用個室サウナは、湊山温泉のような歴史と風情のある本格的な温泉施設にはなんかそぐわないなあと思ってたけど。ちなみに、樽の水風呂と追加で設置された2つめの源泉浴槽はそのまま残っていたけど、これは大変有難くて嬉しい。露天がないぶん、身体を冷やすのにはこれらの存在が最高。
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