薬師岳 金作谷&本谷カール(シーズンアウト)


- GPS
- 16:48
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 3,047m
- 下り
- 3,047m
コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 11:05
天候 | 両日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
※ヤマレコ写真容量問題が浮上してきたのでめちゃくちゃリサイズしてます。
つい先日、富士山でシーズンアウトをしたはずであったが、どうしてもスキーがしたい。もうこうなれば執着の領域である。居ても立っても居られなくなり、下道5.5h車を走らせ、飛越新道へと向かった。
3時間程の仮眠を経て夜明けとともにスタート。既に車は多く止まっていたが追い抜くことも追い抜かれることもなく一貫して静かな道を歩く。最初はガスがかかり少し肌寒かったが重荷ということもあり半袖で十分だった。雪は寺地山の鞍部で少しあった程度で北ノ俣西面はオール夏道で全く難しいところはなかった。さらに、ここ飛越新道はぬかるみで有名であるが、恐らく今が一番ドライなシーズンであり有難かった。ただ北ノ俣避難小屋で水が4L加わり足取りはとても辛かった。
北ノ俣岳からはスキーが使えた。あっという間に楽々太郎平まで…と思ったが想像以上に激しい側溝のような縦溝であり、滑っても全く楽しくない上、重荷なので滑りでも足が削られとても悲しかった。
テントを張る場所はあまり考えていなかったが、せっかくなら標高の高い所にでも張りたいと思い、薬師岳山荘までテントを担ぎ上げることにした。薬師峠からの登りは相変わらずうねったような縦溝であり、シールが使えるような状況ではなかったので仕方なくここもシートラでトボトボ登る。さらに残念なことに(今後は楽できそう)この時期、薬師沢から水が取れることを知らず、無駄に水を北ノ俣岳避難小屋から担いでしまったことに強い憤りを感じた。
薬師岳山荘には昼頃に到着。かなり足を消耗したのでテントを張って大休止とし、その際飲んだクラッシクがまた最高だった。
その後本山行の本懐である、カール滑走のため薬師岳山頂へ。お昼を回ってようやく雪がいい感じに緩んできたお陰で金作谷カールも本谷カールも素晴らしい滑走ができた。いずれも標高差200m程で滑走距離も僅かでとてもコスパは悪いがシーズン終わりにしては上出来でありとても良かった。フィルムを最後に滑れて感激した。本当は南陵カールも滑りたかったがかなり足を使ってしまったので次回の課題となった。
日没時間は19:00と遅い。カレーメシを食い、500缶のビールを煽りながら夕陽を眺めて久しぶりに山でゆったりした時間を過ごすことができ、わざわざテントで来た価値もあったので良かった。
翌朝雪面はガチガチになっており、昨日の感じからして雪が緩み始めるのは太陽が当たっていても10:00以降。これではどこを滑っても苦行でしかないので来た道を帰ることにした。水と食料がなくなりかなり軽くなったので気も楽だったが、何だかんだ泊装備は重く、飛越新道は休み休みで降りた。
何だかんだで今シーズンは38日も滑ることができたし、色々したい雪山もできたのでとても満足度が高いシーズンとなった。
水5.0L
ビール0.85L
カレーメシ×4
山崎あんぱん×2
ランチパック×4
ウイダー×2
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