高島トレイル(水坂峠〜木地山峠)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 1,741m
- 下り
- 1,697m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:22
天候 | 1日目:くもり時々晴れ 2日目:雷雨のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的には歩きやすい道。 木地山峠からの下りはトラバース道がちょっといやらしい感じ。 |
その他周辺情報 | くつき温泉てんくうにて入浴 |
写真
感想
公共交通機関では行きにくい山域のため、今回も地元のツアーを利用しました。テントや水をサポートしてくれるという点で前回の利用で味をしめ、またしても楽々歩けました。今回のルートのうち、2日目の前半は数回歩いたことがあるコースです。
夜のお天気がとっても心配な中、とりあえず催行。私と同じ目的、つまり高島トレイルをつなげたいという年配のお兄様と、高島トレイルが初めての私の知り合いとその友人が参加者。それとガイドさんの5人パーティです。
JR近江今津駅から旧道の水坂峠まで車で送ってもらい出発です。いきなり急登がありますが、最初なので皆元気。
前回、水坂峠に下りてくる手前で熊剥ぎを沢山見たなぁと思っていると、こちら側でも新鮮な熊剥ぎがずらっと並んでる。このあたりを縄張りにしている熊さんがいる模様。
トレイルからちょっとだけ外れた二の谷山へ往復。もともと展望がない上にガスってきて全く展望ありません。
せっかく登ったけど、じわじわ下っていき、桜峠で国道に出ました。しばらく道路を歩き、別荘地入口で昼食。ガイドさんの服にヒルがくっついていましたが、どこでついたんだろう。
行者山へ向かって登っていくと、鉄塔と高圧線のところで展望が開けました。さらに進むと、立派なモミの木が何本もある場所を通過。その後ブナ林や植林帯をちょっとしたアップダウンを繰り返して進むと分岐があり、行者山へ。三等三角点がありますが、展望は全くなし。その後も緩やかにアップダウンを繰り返して進むと、見覚えのある横谷峠の林道に出ました。
林道を福井県側に少し下ったところが本日の宿泊地。すでに我々の荷物や冷えたビールを載せた車がデポしてあり、さっそくテントを張ってビールをぐいっ!
テントを張っている間中、何か鳴き声が聞こえていると思ったら、林道の横のコンクリートで固めた壁から生えている灌木に、カエルが引っかかってる。崖の上から落っこちて足が木の枝に複雑に絡まっており、そのままだと干乾びてしまうか鳥のエサになってしまう?かも。下から木の切れ端を伸ばしても届かないし、どうしようかと思っていたら、ガイドさんがロープ&ハーネス&バイルを持ってたので、崖の上から下降して救助。下でカエルを手でキャッチ!無事に救出作戦が成功して良かった。
さて、ガイドさんは仕事の都合で1日目と2日目で交代するため、2日目のガイドさんと車の回収等のサポート担当者が夕食の食材を搭載して宿泊地に来ました。鍋と鶏肉のグリルとビールでおいしく楽しい夕食をいただきました。まだ、雨は降りだしていなくてラッキー。ということで、雨が降り出す前に就寝zzzz。
と、日付が変わったころ、パラパラと雨が降り始め、遠くに雷鳴も。。。。だんだん雨と雷が強くなり、雨が小降りにならないかなぁと思っているうちに起床時間。かなりの本降りです。とりあえずテント内で朝食をとり、出発の準備を済ませ、小降りになるまで出発時間を遅らせました。
ようやく小降りになった隙にビチャビチャのテントを片付けて、車に預けました。こんな時、サポートしてもらえるのはとっても便利!
雨の中、勇敢に出発です。ここから先はエスケープルートもそれなりにあるコースなので、天候の状態によっては・・・・ということで進みました。そういえば、本日のガイドさんは雨男。期待通りの雨の降りです。
今日は最初のうちは何カ所か比良方面が見える展望地があるのですが、全く見えず。雨が強まったり、雷が鳴り響いたり。。。そんな中ブナ林の中を進みます。雨に濡れて、ブナの緑が鮮やかです。それにしてもブナ林の中なので、雨の降りの割には雨粒が当たりません。その代わり、ブナの葉っぱが集めた雨は、ブナの幹をナメ滝のように流れ落ちてきています。これを見れたのが本日の収穫(?)。
駒が池はいつ来ても神秘的な感じ。今日は水の量も多くて、今まで以上にいい感じでした。モリアオガエルの卵もたくさんぶら下がってました。
さらにブナの原生林の間を緩やかに登っていくと、駒ヶ岳の頂上。今年2回目。多々ある駒ヶ岳の中で最も西にある駒ヶ岳です。先ほどまでと比べて、雷鳴も聞こえなくなってきたし、ちょっと雨が小降りになってきた気が。。。
さらに小雨&ガスの中、ほぼ平坦なアップダウン(?)を繰り返しながらブナ林を西に進んでいきました。一瞬だけ薄日が差したりして、天候回復の兆し。与助谷山を越え、桜谷山に達したころには雨もようやく上がり、ちょっとだけ展望も。ここで昼食。昼食の時に雨でなくてよかった。
ここからは木地山峠に向けてどんどん下ります。木地山峠は近江−若狭間の古道が通ってるので、お地蔵さんがあったりして、古道の雰囲気ありました。今回の稜線歩きはここまで。
ここからは木地山集落を目指して谷沿いの下り。急斜面についたトラバース道は要注意。また、沢を数回渡るのにも、倒木をくぐったり跨いだり、何だか面倒なところが何カ所かあり、気が抜けない道です。この下り道が雨降りの時でなくて良かった!
ようやく木地山バス停に到着して、迎えの車にピックアップしてもらいました。サポートはありがたい!くつき温泉てんくうで入浴してさっぱりすると、再び雨が降ってきました。通り雨だったみたい。JR安曇川駅まで送ってもらって解散。
高島トレイルが初めての知り合いは、実はテント泊も初めてだったとのことで、雷雨の中のテン泊デビューでしたが、それなりに楽しんだようでした。お疲れさまでした!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する