石狩沢・石狩岳・音更山・秋葉沢



- GPS
- 06:32
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,117m
コースタイム
天候 | 曇りのち小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
帰りは高原温泉・石狩沢の林道は岩などが多いので注意 |
ファイル |
GPSトラック(kameさん提供)
(更新時刻:2010/06/24 17:59) |
写真
感想
今回迷ったのは足である。
前日のおっぱい山で下はすっかりと雪は無いことは明確だ。
登山計画書にはアイゼン・ピッケルとなっておりワンタッチアイゼンしかない私はこのままだと渡渉のある沢を行くのにプラブーツを履かなくてはならない。
かくして車のトランクにはプラブーツと沢靴が仲良く並ぶことになった。
二日酔いですっかりと気分の悪い私は朝2時に目覚めて逡巡するもののメンバーの迎えを待つ。
音更からは霧雨ではあったが、糠平を越えるころから晴れ間が見えるようになる。
十勝三股では東大雪の山並みもばっちりである。
ユニ石狩林道(ゲート有り)を進み、ユニ石狩登山口に車を一台デポ。
高原温泉への林道を進み(ゲート有り)沼の平登山口の手前の春嶺橋を渡って左折。
林道は石も多く、折れた枝もかぶっていて注意が必要だ。
石狩沢(ペテトク沢)登山口は少し小さな土場状になって雪は全く無い初夏の沢の様相。苦笑いしながらピッケル持つもののkameさんと私は沢靴を選択・2名が登山靴・1名がプラブーツ。
しばらくは沢も避けられるがやはり直ぐに渡渉を繰り返すことになり、プラブーツを選択した方は靴の中からしずくを垂らしながらの遡行となり気の毒極まりない。
Co1350付近から雪渓がしっかりとなってくるがいつまでも高度も上がらないので沢靴のフリクションで十分である。スプーンカットもどきもあるし。
屈曲点からは斜度が多少きつくなるが登山靴組の踏み跡を利用させてもらって楽々ステップ。kameさんは沢靴にゴムバンドの簡易アイゼン。
手にはしっかりとピッケルを握り締める。
単調なまっすぐの雪渓詰めから我々を救ってくれるのは後ろに見える忠別岳・高根が原・旭岳の大雪の美しい眺望である。
左に稜線を臨む様になって小沢に折れる。
それほどの藪漕ぎも無くガレの稜線に到着。ニペソツ山の尖ったかっこいよさが気持ちいい。
小石狩を乗り越えて到着した石狩岳の眺望の良さは私にとっては宝物のような価値がある。はずれは経験したことが無い。
しばしのんびりとして音更山に出発。数パーティにすれ違った。結構な賑わい。
ロックガーデンを乗り越えると直ぐに音更山である。相変わらず虫がうるさい山頂ではある。このころから遠くで雷鳴が轟きだす。
秋葉沢は北東に見えるガレ場を下っていく。藪はそれほどないのだが上部は岩が浮いていて安定していない。ヘルメットを締めなおす。
秋葉沢の紹介は札幌中央労山のHPにある。あまりポピュラーな沢ではない。
ビニール袋のそりで遊びながらキャハ━━━━(#゜ロ゜#)━━━━ッ!!と下っていくものの、直ぐに斜度は弱くなり、雪渓も切れて沢が現れる。
途中からは林道跡が明瞭となり、あまり迷うことはないだろう。途中、モニタリングのためのペナントも私たちを導く。
ユニ石狩林道の途中に川を渡渉して到着する。車は1キロ先のユニ石狩登山口にある。
運転手は苦笑いしながら車を取りに行く。待ちながらゆったりとした静かな時間を過ごす間に雨がポツリポツリと来て、それにあわせるように迎えの車が到着。(なんて日ごろの行いがいいのでしょうか)
高原温泉に向う国道では前が見えないほどの豪雨。林道は再びポツリポツリ。安定しない大気である。
思った以上に眺望に恵まれ、時間も予定ほど掛からずに楽しい山行であったと高原温泉の湯船に漬かりながら充実感にひたっていた。
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