台風一過ならず…餓鬼〜唐沢岳往復


- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,574m
- 下り
- 2,565m
コースタイム
天候 | 7/19 曇りのち霧 /20 晴れのち曇り 風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース下半部は木の桟道多く、雨に濡れていたのでやたら滑る。ゴルジュ上のトラバースは注意すること。 ・上半部は狂ったような傾斜と木の根でこれまた滑る。 ・餓鬼〜唐沢間は思ったより長く、アップダウンあり。唐沢頂上直下はガス時、道迷い注意。 |
その他周辺情報 | すずむし荘で入浴 |
写真
感想
/19 前日まで台風、一過を期待し朝3時に自宅を出る。それでもなかなか晴れてこない。元々、燕まで縦走し、宮城辺りに自転車をデポして白沢登山口まで戻ってこようと思うが、中房線に入ると何やら交通誘導しいている。有明Pが混雑するらしくシャクナゲ荘に駐車するように促している。ここで気が付く。今日は連休だった…(>_<)
バスは宮城下車ができないとかということで自転車をデポもできず、合戦尾根も人が多いと踏み、白沢コースを往復することにする。
駐車場は思いのほか満車に近く、自分以外にマニアックな人がいるものだと感心してしまう。
そもそもなぜ餓鬼なのか?10年以上前に一度登った時に小屋番から『唐沢岳のコマクサ群落はすごいけど、見に行かないの?』と言われたことが心の奥底に残っていた。(当然、この時は行っていない。)それを確認するために今日はここに来たのだ。
登山道は雨後ということもあり、木の桟道がやたらと滑る。安易に足を置くと、落ちてしまうような場所もいくらか存在する。こんなに沢の中を進むルートだったかな?と思うくらい沢の中のルート取りだ。魚止め滝をはじめとして、岩盤が白く、川砂も白く、とてもきれいである。水場の看板がいくつも出てくるが、最終水場からは本当に水がなくなる。そしてものすごい急登が始まる。所持している地図とは異なるようなルート取りで道は続いている。ただただひたすら登り、気が付くと緩やかな尾根状に乗ればピークとは思えない部分に大凪山の道標が出てくる。展望もなく報われない山だ。このあたりから雲の中に突入する。
緩やかな尾根状を行くが、露出した木の根がこれまた滑る。百曲りまでくればだんだん樹木も少なくなり風も通るが、今日、自分にまとわりつく例の羽虫の量が半端でない。長袖を持たずに来てしまい失敗した。小屋周辺に飛び出すと霧雨模様。今日中に唐沢岳を往復して来ようと思っていたが、行くだけ虚しい感じだったので昼寝に没頭する。そしてテント場は夕方になると超満杯となった。
/20 周辺のテントからの声で『街が見える』とのことで、唐沢岳へ向かうことに決定し、急いで準備する。餓鬼のピークではまだ少々ガスっている感じではあるが、町側は低い雲海となっており、日の出も見ることができた。ここから先は未だ通ったことのない道、自分の地図が埋まってゆくのは楽しいものだ。しかしナメていた。ジャブのように効くアップダウンと滑る木の根にやられ、もう頂上だろうと思っていた先で大きく下って西側から巻いている道に精神的にやられ、ラストの登りはコマクサが咲く砂礫の中のルート。やっとたどり着いた唐沢Pからは、風は強く富山方面の山は雲の中であるものの、いい眺めだ。そして何より空いているのがいい。多分二度と来ないと思ったので30分くらい滞在してしまった。コマクサはあまり大きな株はないものの、数は多いと感じた。
餓鬼岳のいいところは、テント場からピークが近いので日の出・日の入り・夜景等が頂上から楽しめることだろう。餓鬼ピークでも少々たるむ。テントに帰還すると即撤収、夕立の予報があるため下山にかかる。下りは炎熱急傾斜地獄で最終水場では上半身に水を浴びまくった。日帰りで来ていたおじさんに出会うが、よくここを日帰りしようと考えたもんだと感心してしまった。ヘトヘトになって車に到着し、急いですずむし荘へ入浴に向かった。
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