北大町から糸魚川へ(時々、塩の道)

2024年06月11日(火) 〜 2024年06月13日(木)

• GPS: 18:53
• 距離: 75.9km
• 登り: 1,950m
• 下り: 2,793m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:41
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:41

距離 9.8km 登り 118m 下り 27m

12:26 スタート地点
15:07 宿泊地

2日目

• 山行: 6:47
• 休憩: 0:06
• 合計: 6:53

距離 26.8km 登り 197m 下り 546m

6:41 宿泊地
8:35 8:41 道の駅白馬
13:34 宿泊地

3日目

• 山行: 9:02
• 休憩: 0:19
• 合計: 9:21

距離 39.2km 登り 1,636m 下り 2,220m

4:41 宿泊地
6:27 葛葉峠
8:18 姫川
9:53 10:01 フォッサマグナパーク
13:49 14:00 糸魚川駅
14:02 ゴール地点

写真

6/11 12:34

北大町駅

6/11 12:44

糸魚川方面に歩きます。

6/11 12:49

6/11 12:54

1.7Kmではありません。17Km先のスーパーの広告です。北海道では70Km先を見たことがあります。

6/11 13:55

木崎湖

6/11 14:18

双体道祖神。安曇野方面ではよく見かけた。

6/11 14:20

大黒様

6/11 14:59

今夜は中綱湖の民宿に泊まります。

6/11 15:04

信州は庚申塔や月待塔、道祖神など石仏、石碑が多いです。

6/11 15:09

中綱水神社

6/11 15:10

塩の道案内図。
塩の道を歩いたり、現在の道を歩いたり、気ままに歩くのが、私流の街道歩きです。

6/11 15:11

今夜の宿。工事関係者の常宿になっているようでした。

6/12 6:49

塩の道を進む。

6/12 6:50

石仏が似合う田舎道です。
道路建設で移動されずに幸せそうです。

6/12 6:51

中綱湖

6/12 7:04

青木湖

6/12 7:26

西国観音霊場巡りの石仏が続きます。

6/12 7:27

散歩中の老爺から『熊に気を付けな』と言われる。
親切なような、脅かされているような・・・妙な気持。
『俺は,これっ　』と胸ポケットのラジオを取り出した。

6/12 7:32

心地よい朝の陽ざしが差し込んでくる。

6/12 7:45

やはり西国観音霊場でした。佐野坂を越えました。

6/12 7:55

幾つものスキー場があります。

6/12 7:59

都会育ちですが、月待塔と庚申塔は何故か郷愁が湧く。

6/12 8:05

大黒様が目立ちます。
九州では恵比須様が目立ちます。

6/12 8:09

塩の道です。

6/12 8:10

熊の道か？

6/12 8:14

左の新しいには昭和55年、庚申に建てられたようです。

6/12 8:16

信州は立派な民家が多いです。
茅だけでなく瓦も立派な民家が多い。

6/12 8:17

広縁に節句の供え物が見られる時期に来たかったです。

6/12 8:19

『白馬小径』は地名ではなく、サイクルロードの名称のようです。

6/12 8:42

飯田十三仏堂
初七日から三十三回忌まで13回の忌日があります。
夫々で異なる仏様を供養します。

6/12 9:13

飯森駅

6/12 9:21

飛騨山脈か？

6/12 9:28

この先が姫川の源流だろう。

6/12 9:39

倒木方法も近代化です。
ある程度の切り込みを入れて、ロープで引っ張るから、比較的安全のように思えます。

6/12 9:55

白馬駅

6/12 9:58

豪雪地ならでは細い格子です。

6/12 10:10

46Kmか。近いような遠いような。いずれにしても、明日は日本海を眺められる。

6/12 10:41

暑いといっても28℃。風があるので凌ぎやすい。

6/12 11:18

小谷村です。598mと標高が表示されている。

6/12 11:23

白馬大池駅

6/12 12:21

塩の道千国街道とは知っていたが、”千国”駅や地名があることを初めて知りました。どうして”千国”が
街道名になったのだろう？　有力な或いは多くの塩問屋があったのだろうか？

6/12 12:38

南小谷駅

6/12 12:45

姫川に沿って下ります。

6/12 12:47

小谷村郷土館。パスしました。

6/12 13:22

塩の道を歩いている東京から来た人です。
途中で行き止まりになったので、戻って来たそうです。
中土駅から帰宅すると言うことで、暫くご一緒しました。私より1歳年長です。

6/12 13:29

あまり見かけないので局所的な道標のようです。
200mとか400m

6/12 13:30

赤い鉢巻きは明治44年8月8日大崩落で堰き止められた姫川の水位だそうです。

6/12 13:37

旧道を歩いていたので、見つけるのに苦労しました。旧道と新道が交差する地点にあり、旧道側からホテルがあるように見えません。早いCIを受け入れてくれました。
親切だが、どことなくスマートさが欠けるので、村営かもしれない。

6/13 4:50

宿を出てまもなく、トンネルに入ったが、GPSがうまく作動しなかった。（トンネル内では受信しなくても、トンネル間では受信するはずなのに？）

6/13 4:50

快調にどんどん下ります。

6/13 5:08

6/13 5:10

親柱の上にある彫刻は何を示しているのだろうか？
特に説明文もなかった。

6/13 5:13

道の駅で親子恐竜のモニュメント。何を意味するのか？
親は翼竜を咥えています。

6/13 5:32

塩坂トンネル

6/13 5:48

塩の道の案内がありますが、新道を歩きます。

6/13 5:49

峠道とトンネルではやはり文明に感謝して、トンネルでしょう！
旧道に拘ることはありません。

6/13 6:03

国界橋。文字通り信濃と越後の国堺です。
今では長野と新潟の県境です。

6/13 6:05

ちょっと違和感。新潟のシンボルが佐渡の朱鷺？
”新潟県は佐渡で持つ”のか！
意外と浮かばない。翡翠、錦鯉，ササニシキ、

6/13 6:05

親柱の球体には、特別の意味は無さそうだ。

6/13 6:06

わざわざ、この表示をするのは何故か？
最寄りのトイレは、いずれも3.9Km先とは偶然か、意図的か、

6/13 6:07

姫川流域は崩落が多い地域である。この地域の安全を守るために復旧工事に従事していた関係者が融雪に伴う土石流で人名を奪われた。”少しも静かでない亀井静香”だが、立派です。

6/13 6:08

通常、自然災害の慰霊碑には、地元民が多く、かなり同姓が見られます。ここでは復旧工事の従事者のため全国から来ており、同姓者はいない。合掌。

6/13 6:10

国界橋を渡り、新潟県に入りましたが、姫川の対岸はまだ長野県小谷村です。

6/13 6:12

賑やかな洞門は大所トンネルです。

6/13 6:47

山之坊トンネル。姫川温泉は姫川を挟んで、新潟県と長野県にある。私は新潟県だとばかり思っていた。実際には長野県側の方が宿も多い。

6/13 6:54

私は、この表示板は”良く出来ている”と感心する。
多くの方は、”普通だろう”と思うでしょう。この後、悪い例が多数出てきます。

6/13 6:59

デンカ大網発電所。デンカは北陸電力と共同出資で黒部川、姫川、青海川などの流域に自前の発電所を多数保有している。富士川で見た日本軽金属のダム以来である。

6/13 7:03

対岸の洞門は大糸線です。

6/13 7:18

茶臼隧道の洞門に、『茶臼トンネル〜小滝トンネル　L＝5777m』と表示されている。このように合算されて距離が表示されているのは初めてのケースです。

6/13 7:35

劣悪な歩行帯が続きます。縁石の上に本来なら橙色の反射板が塵埃で見分けがつかなく、用を成していません。
ここに足を引っかけることが多く、腹立たしいです。

6/13 7:37

強度を補強するために、外側に洞門が建設されたようだが、内側にガードレールが残されたままで、歩行域が殆どない。

6/13 7:50

供花があります。交通事故と思われます。

6/13 7:56

崩落で有名な真那板山かも？

6/13 8:05

躓かないように慎重に歩きます。

6/13 8:06

悪い表示板
人は出口と反対方向に走っています。
距離の長い方に”出口”があるようにもとれます。
写真は取り損なっていたが、
長い距離の方へ、向かって走っている表示もありました。
特に統一されていないようで、施工業者のお任せなのだろうか？

6/13 8:13

何かを取り外した跡だろうが、平滑にしてないので、足が引っ掛かります。

6/13 8:47

ここにも供養の仏像があります。

6/13 8:51

黒部川電力はデンカと北陸電力の共同出資の会社です。

6/13 8:53

大正橋を渡りますが、直進するとヒスイ峡へ向かいます。

6/13 9:09

排水口のため切り欠かれた部分に鉄板を敷いてあります。歩き難いが、まだマシです。

6/13 9:13

こちらは長いブロックを無造作に置いただけで隙間があって、かえって危険です。

6/13 9:47

フォッサマグナが見られます。珍しくこちらに向かって歩いてくる人がいます。
同じ目的なので、一緒にしゃべりながら歩きました。

6/13 9:56

階段だが、ここは気合を入れて下りました。

6/13 9:58

『フォッサマグナ』名称と東西の分断線くらいしか知らなかったが、勉強になりました。房総半島も伊豆半島も関東平野も富士山も丹沢山地もフォッサマグナの中なんだ。

6/13 9:59

ユーラシア大陸から日本列島が離れて、その後、二つに折れ損なった溝が『フォッサマグナ』の様だ。

6/13 10:00

『フォッサマグナ』の幅は、だんだん広くなっていくようだ。いずれ東本州島と西本州島になるのかも。

6/13 10:02

仕事で来ていて、今日、東京に帰るらしい。

6/13 10:02

右足をユーラシアプレートに左足を北アメリカプレートに置いたつもり。県境を跨ぐなどは、スケールが小さい、小さい！！

6/13 10:13

セブンイレブンの移動販売車を初めて見ました。

6/13 11:45

姫川駅はかなり上流にあると思っていたが、河口から数キロメートルである。

6/13 12:37

大の里？　出身地は石川県津幡町だが、中学校から相撲留学して糸魚川の中学、高校に通ったようです。

6/13 12:38

中部北陸自然歩道になっているようです。

6/13 12:41

相馬御風記念館
早稲田を始め多数の校歌を作詞したことで有名です。

6/13 12:42

『阿字の子が　阿字のふるさと立ち出でて　また立ち帰る　阿字のふるさと』
空海が甥の弟子が亡くなり、四十九日忌に詠んだ句です。
阿の世に行くのではなく、阿の世に帰るのですね。
80近くになって、初めて知りました。

6/13 13:09

天津神社

6/13 13:12

越後の一宮は弥彦神社、居多神社と思っていたら、天津神社も一ノ宮と称している？
『全国一之宮御朱印帳』を基に全国を徒歩巡拝した者として、初耳である。越後以外にもこのような例は幾つかありました。

6/13 13:40

日本海に出ました。でも海辺には行けません。見るだけです。

6/13 13:40

8号線付近から糸魚川駅方面を臨む。
あの山の向こうが松本であり、静岡なのだ。

6/13 13:45

2014年5月13日以来の再訪です。

6/13 13:47

ヒスイロードと名付けられています。

6/13 13:48

糸魚川駅です。

6/13 13:49

復員者を代表して相馬御風が故郷を詠ったものです。

6/13 14:44

今夜の宿は長野駅前。新幹線で移動します。

撮影機器：

EX-ZR400 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

感想

4万K旅人

北大町駅から糸魚川の海岸まで2日半の徒歩旅でした。塩の道を歩いたり、国道を歩いたり、裏道を歩いたり気ままに歩き、日本海に出ました。
塩の道と行っても、色々ある。千国街道、伊那街道は歩いたが、秋葉街道は歩けず別所街道へ迂回したままである。いつか青崩峠を越えたいと思う。最近通れるようになったとも聞くが長らく不通だったので、色々な面で情報不足で不安がある。元気なうちに歩きたいの願望はあるが、どうなることか。この難行なコースもフォッサマグナがもたらしたものなのか。
今回のコースで、茶臼トンネルから小滝トンネル迄の5777mは”歩きたくない道”ベストテンに入るだろう。交通量は少ないので、さほど危険は感じなかったが、歩行者が通行するには路面が悪過ぎ、照明が届かない所もあり、トンネルとしては最悪です。ただ、一つのトンネルでなく、洞門とトンネルの連結なので、繋ぎ目で外界に出るし、洞門では日光も指し、異臭や粉塵も軽減されます。一つの長大トンネルでは規制があって、これほど悪い状態は放置できないだろうと思います。