奈良井氏居館跡


- GPS
- 01:37
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 3m
- 下り
- 45m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
その他周辺情報 | 箸を買うなら宮川漆器店。小学生から漆塗り職人のご主人が自作、バランスよく、材質も希少な材。後々メンテも頼める。 |
写真
装備
個人装備 |
弁当と水筒
|
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感想
塩尻駅発奈良井行きの市営コミュニティバスは、国道から離れた沿線宿場集落をもれなく回ってゆっくりだけど1時間乗って100円。塩尻に買い出しに来ていた地元ばあちゃんと車内で話して奈良井宿へ。普段国道ぶっ飛ばしだと知らない洗馬宿や本山宿や贄川宿なんかの軒先かすりながら行くスロウなバス。塩尻市エラい。
四年前買った娘の箸の漆塗り直しを頼みに。奈良井宿で自作で売っている唯一の店だったので記憶は朧だったけど、駐車係のおじさんに訊いたらすぐ探し当てられた。わりと直感で入った店だったけど、いい店だったんだ。5500圓の箸だけど、もう他の箸が持てないくらいバランスが良くて。自分でこれ作ったら壱萬圓くらいは欲しい品。四年前、値札を見ずに、数ある箸を手にとって娘がダントツでこれがいい、と選んだ箸が、一番値の高い箸だったが、それ以上の価値があったことが四年使ってよくわかった。
ご主人に奈良井氏館跡の場所を訊いたのをきっかけに、戦国期、更には義仲の隠し城の話題になる。さすが地元でよく知っている。しかも義仲の家臣の手塚氏末裔とのこと。先週読んだ義仲隠し城の50年前の本の著者も知っているとのこと。とても嬉しい。
奈良井氏館跡は30年ほど前に少し整備したようだが、その後は特に放置の様子。それでも広大な縄張りに堀跡はガッチリ残っていた。木曽氏と小笠原氏に翻弄されたことだろう。
墓参りのあと酒店で地ビールを買い、神社の石段で夏空を見上げて嗜み、季節の朴葉餅を買い求め、汽車で帰った。
隠し城登路の急な沢筋も下見した。
鳥居峠の北側、奈良井川水系の地域は、木曽郡ではないのにずいぶん後まですっかり木曽だと思っていた。先日読んだ「木曽義仲松本育ち説」の本によると、奈良井川は明治7年までは木曽川と言っていて、鳥居峠以南の現・木曽川と紛らわしいので、こちらを奈良井川に改名したのだと書いてあって驚いた。そう考えると、ここも木曽なんだな。なんだか腑に落ちる話だった。
凄く良い旅でござった。
コメント
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当レコとは離れて恐縮ながら、過去レコも拝見させてもらいましたが、ヒマラヤも果敢に登っていらしたんですね!
疲労と日焼けの顔写真アップが当時と面影・・どころかほとんどイメージが変わっていないのが嬉しいです
8000mの世界は私ら凡人には想像もつかないですが、かつてからあこがれはあり「ヒマラヤの高峰」などの書籍を読んだことはありました。 「8000mの上と下」を購入したかったのですが高価で諦めましたが
身近な方がご活躍で鼻高々です!
イグルーの動画もみましたが、当時からのリーダーシップぶりも健在で嬉しいです!
記録は全部ヤマレコにありますが、過去のものは画質が悪かったり、キャプションが不十分だったりで、これからおいおい整えて行きたいと思っています。まあ誰も見ないでしょうけど。
「8000mの上と下」のような本は今、古書ではだぶついていて一時に比べてかなり安いです。蔵書世代が次々なくなり、家族が片付けで手放しているようです。まあ図書館では簡単に読めますけれども。ウチの書庫も古書店並にOBの本を引受けて、もう入らなくなりました。
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