南秋川・小坂志川水系:キットウ沢(から連行峰ほか)


- GPS
- 03:52
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 919m
- 下り
- 1,029m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
源頭近くは、地形図にない林道多し。 |
写真
感想
お盆の日曜に付き合ってくれる相棒は流石におらず、単独で3週振りの南秋川へ。1996年版ガイドに「開発の波に埋もれそうな沢」と凡そ遡行意欲をそそらない紹介をされているキットウ沢だが、20年たてば何か変わっているのではないかと、これが何回目か忘れそうな林道を、蒸し暑さのなか辿る。小一時間で入渓点。
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暫く小坂志川本流を進み、トウノキ沢(ヤブっぽい)を分けて少し進むとキットウ沢出合いだ。水量がぐっと減って何とも心もとないが、とりあえず前進。間もなくちょっとしたゴルジュになってF2の6m、水流左に順層のホールドがしっかりあって気持ちよく越せる。この後もゴルジュがあったり小滝が続いたりと良い感じなのだが、残念ながら倒木が滝を埋めている箇所が多く、実にもったいない。鉄砲水の引き金になりそうな倒木ダムもあった。乗っ越すにもいちいち強度や滑りやすさを確認しなくてはならず、面倒くさい。時折現れる倒木無しの小滝を大切に登りながら、残念だなあと独り言ちつつ進むこと暫くで、F4の6m。中々の美瀑だが、中段あたりが細かそうでフリーで行く勇気はなく、右側を捲く。が、出だしはグズグズの泥ルンゼで気持ち悪い。落ち口近くには残置ロープあり、信用しきれないものの、使わせてもらった。この滝は上から確保があれば楽しく登れそうだったので残念だった。この後、ちょっとした連瀑帯があり、一気に水量が減ってF6の5mを迎えるが、水が少ない上に日当たりが良いせいか、草に覆われて滝には見えなかった。これを越えた直後に、林道が沢を横切り(埋め)、終了。
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元々は、この後、笹尾根をできるだけ北上するつもりでいたのだが、左足首を捻ってしまい、歩き続けるのに不安を感じて、三国峠から、いちばん人家に近そうな藤野側に下りのことにした。こんな方角に下りても、バスなぞ日に何本も無ないだろうから、嫌になったところでタクシーを呼ばざるを得まいとあきらめていたが、鎌沢入口バス停にたどり着くと、なんと15分待ちでバスがやってきた。その上、そのバスが、藤野駅で降りた直後に、行先をやまなみ温泉に変えたのをみたときは、思わずご先祖様に手を合わせてしまった・・・(お盆にひとり遊んで、都合のよいときだけ手を合わせても・・・)
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笹平バス停では自分のほかに2人組が下車したが、歩き始めてから鎌沢バス停まで、まったく誰とも出会わなかった。五日市にあれだけいた人々は、一体どこにいったのだろう。
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